ユーザーおよびグループへのPlanningアプリケーションの役割のプロビジョニング

各Planningデプロイメントは、複数のPlanningアプリケーションをサポートできます。Planningユーザーを各アプリケーションに対して別々にプロビジョニングする必要があります。

機能の管理者およびPlanningプロビジョニング・マネージャは、Shared Services Consoleを使用してPlanningアプリケーション・ユーザーをプロビジョニングできます。

ユーザーまたはグループにPlanningアプリケーションの役割をプロビジョニングするには:

  1. 機能の管理者、またはプロビジョニングするPlanningアプリケーションのプロビジョニング・マネージャの役割として、Shared Services Consoleにアクセスします。Shared Services Consoleの起動を参照してください。

  2. ユーザーおよびグループへPlanningアプリケーションをプロビジョニングします:

    1. プロビジョニングするユーザーまたはグループを見つけます。

      ユーザー、グループ、役割および委任リストの検索を参照してください。

    2. ユーザーまたはグループを右クリックし、「プロビジョニング」を選択します。

    3. オプション: ビューを選択します。

      役割は、階層(ツリー)またはリストに表示できます。階層をドリルダウンし、使用可能な役割を表示する必要があります。リスト・ビューでは、使用可能な役割が表示されますが、階層は表示されません。

    4. 「使用可能な役割」で、Planningアプリケーションを含むアプリケーション・グループ(例: Planning)を展開します。

    5. 対象のアプリケーションを表すノードを展開します。

    6. 役割を選択し、「追加」をクリックします。

      選択した役割が「選択された役割」リストに表示されます。Planningアプリケーションの役割およびアクセスを可能にするタスクのリストについては、表6を参照してください。

      表6.  Planningアプリケーションの役割

      役割説明
      パワー役割

      管理者

      アプリケーション所有者、一括割当ての役割に予約されているタスクを除き、すべてのアプリケーション・タスクを実行します。アプリケーションの作成および管理、アクセス権限の管理、予算プロセスの開始、通知用電子メール・サーバーの指定を実行します。データのコピー機能を使用できます。

      プロビジョニング・マネージャユーザーをPlanningアプリケーションにプロビジョニングします

      一括割当て

      データを階層形式でマルチディメンションに分散する一括割当て機能にアクセスします。この機能ではデータ・フォームでは表示されないセルやユーザーがアクセス権を持たないセルへの分散も可能です。任意のユーザー・タイプにこの役割を割り当てることが可能ですが、割当ては慎重に行ってください。

      Essbase書込みアクセス権

      プランナおよび対話型ユーザーの場合: ユーザーが持つPlanningのアクセス権限と同等の、EssbaseのPlanningデータへのアクセス権限をユーザーに付与します。年および期間のディメンションへのアクセスを制限するセキュリティ・フィルタを作成しないと、この役割はすべての期間および年への書込み権限を付与します。書込みアクセス権を持つユーザーはOracle Hyperion Financial Reportingやサードパーティ製のツールなど別製品を使用して、PlanningのデータをEssbaseで直接変更できます。

      承認管理者

      承認管理者の役割は、次の役割で構成されています:

      • 承認所有権割当て者

      • 承認プロセス・デザイナ

      • 承認スーパーバイザ

      承認管理者は、通常、組織の地域を担当し、その地域の承認プロセスを制御する必要はあるが、Planning管理者の役割を付与される必要はないビジネス・ユーザーです。承認管理者の役割のユーザーは、プロセスの所有権を手動で取得し、承認の問題を解決します。次のタスクを行います:
      • 承認プロセスの制御

      • 書込みアクセス権を持つPlanningユニットに対するアクションの実行

      • 担当内の組織の所有者とレビュー担当者の割当て

      • 副ディメンションの変更または検証ルールの更新

      承認所有権割当て者Plannerの役割に割り当てられているタスクを実行します。

      承認所有権割当て者は、書込みアクセス権を持つプランニング・ユニット階層のメンバーに対して次のタスクを実行します:

      • 所有者の割当て

      • レビュー担当者の割当て

      • 通知対象のユーザーの指定

      承認プロセス・デザイナプランナと承認所有権割当て者の役割に割り当てられているタスクを実行します。

      承認プロセス・デザイナは、書込みアクセス権を持つプランニング・ユニット階層のメンバーに対して次のタスクを実行します:

      • 副ディメンションと書込みアクセス権を持つエンティティのメンバーの変更

      • プランニング・ユニット階層のシナリオとバージョン割当ての変更

      • 書込みアクセス権を持つデータ・フォームのデータ検証ルールの編集

      承認スーパーバイザ

      プランニング・ユニットを所有していない場合でも、書込みアクセス権を持つプランニング・ユニット階層のメンバーに対して次のタスクを実行します:

      • プランニング・ユニットの停止と開始

      • プランニング・ユニットに対する任意のアクション

      注意:

      承認スーパーバイザは、所有していないプランニング・ユニットのデータは変更できません。

      アド・ホック・グリッド作成者アド・ホック・ユーザーが行えるタスクの実行に加えて、スマート・スライスを作成したり、保存します
      アドホック・ユーザーアド・ホック機能を使用してデータ・フォームを分析します。
      意思決定パッケージのコピーOracle Hyperion Public Sector Planning and Budgetingの意思決定パッケージをコピーします。
      タスク・リスト・アクセス・マネージャこのリリースには適用されません(将来の使用のために予約されています)。
      プランナ役割

      プランナ

      承認およびアダプタ・プロセス用のプランを入力および送信します。他のユーザーが作成したレポートの使用、タスク・リストの表示と使用、自分自身への電子メール通知の使用可能化、Oracle Smart View for Officeを使用したデータの作成が可能です。

      対話型役割

      インタラクティブ・ユーザー

      データ・フォーム、Smart Viewワークシート、ビジネス・ルール、タスク・リスト、Financial Reportingレポート、およびアダプタ・プロセスの作成と維持を行います。予算プロセスを管理します。Smart Viewでのスマート・スライスの作成、セル詳細の消去機能の使用、すべてのプランナ・タスクの実行が可能です。対話型ユーザーは通常、部署の責任者や事業単位のマネージャに割り当てます。
      ビュー役割

      表示ユーザー

      Planningデータ・フォームとライセンスを所有するデータ・アクセス・ツール(たとえば、Financial Reporting、Oracle Hyperion Web AnalysisおよびSmart View)を使用して、データを表示および分析します。典型的な表示ユーザーは予算プロセスの期間中および最後にビジネス・プランを参照する必要のある経営者です。
      アドホック読取り専用ユーザースマート・スライスのデータを表示します。
    7. 「保存」をクリックします。

    8. 「OK」をクリックします。

  3. プロビジョニングを行う各Planningアプリケーションについて、前の手順を繰り返します。