ユーザーおよびグループへのProfitability and Cost Managementの役割のプロビジョニング

各標準Profitability and Cost Managementインスタンス(デプロイメント)は、複数のアプリケーションをサポートできます。標準Profitability and Cost Managementユーザーを各アプリケーションに対して別々にプロビジョニングする必要があります。

Shared Services管理者および標準Profitability and Cost Managementプロビジョニング・マネージャは、Shared Services Consoleを使用して標準Profitability and Cost Managementアプリケーション・ユーザーをプロビジョニングできます。

 ユーザーまたはグループにProfitability and Cost Managementアプリケーションの役割をプロビジョニングするには:

  1. 機能の管理者、またはプロビジョニングするProfitability and Cost Managementアプリケーションのプロビジョニング・マネージャの役割がプロビジョニングされたユーザーとして、Shared Services Consoleにアクセスします。Shared Servicesへのアクセスを参照してください。

  2. ユーザーおよびグループへProfitability and Cost Managementアプリケーションをプロビジョニングします。

    1. プロビジョニングするユーザーまたはグループを検索します。

      ユーザー、グループ、役割および委任リストの検索を参照してください。

    2. ユーザーまたはグループを右クリックし、「プロビジョニング」を選択します。

    3. オプション: ビューを選択します。

    4. 「使用可能な役割」で、標準Profitability and Cost Managementアプリケーションを含むアプリケーション・グループ(例: Financial Management)を展開します。

    5. 対象のアプリケーションを表すノードを展開します。

    6. オプション: 標準Profitabilityアプリケーションの場合は、ユーザーまたはグループに割り当てる役割を選択し、「追加」をクリックします。

      標準のProfitability and Cost Managementの役割およびアクセスを可能にするタスクのリストについては、表 11を参照してください。

      表11. 標準Profitability and Cost Managementの役割

      セキュリティ役割説明
      パワー役割
      管理者
      • ユーザー・アカウントとセキュリティ役割の作成および維持の他、Shared Servicesを使用したユーザーのプロビジョニング

      • Essbaseデータベースの生成

      • アプリケーション・プリファレンスの設定と維持

      • 共通ディメンションとメンバーの選択を目的とした、Performance Management Architectを使用したモデル・データベースの構築

      • ステージ、ドライバ、POV、ドライバ選択、割当て、アプリケーション・プリファレンスなどのモデルにおける要素の作成および維持

      • POVコピー、計算、検証、データ入力、トレース配賦の実行

      • Essbaseへのデプロイと計算スクリプトの生成

      • データのインポートおよびエクスポート

      • ライフサイクル管理ユーティリティを使用した、開発またはテスト環境から本番環境などの別の環境へのデータのレベル上げ。

      • Profitability and Cost Managementのモデル・コンポーネントのバックアップおよび復元を行います。

      • ビジネス・オブジェクトに加えられた変更を監視します。

      • Profitabilityアプリケーションのホーム画面へのアクセスによる、Exalytics用アプリケーション・ローダーを使用したProfitability and Cost Managementアプリケーションの作成、管理、登録、複製および更新。

      • Smart Viewの「接続」画面からの問合せの作成、編集、コピー、削除および起動

      注意:

      パワー・ユーザーは、タスクの実行に特定のセキュリティ役割を必ずしも必要としません。たとえば、パワー・ユーザーが「計算」画面から計算を実行する場合、このアクションによってタスクフローが内部で作成されて実行されます。パワー・ユーザーは、「タスクフローの管理」タスクから直接このタスクにアクセスする場合以外は、このタスクの実行に「タスクフローの管理」役割を必要としません。

      パワー・ユーザー
      • ステージ、ドライバ、POV、ドライバ選択、割当て、アプリケーション・プリファレンスなどのモデルにおける要素の作成および維持。

      • POVコピー、計算、検証、データ入力、トレース割当ての実行。

      • Essbaseへのデプロイと計算スクリプトの生成。

      • データのインポートおよびエクスポート

      • Profitabilityアプリケーションのホーム画面へのアクセスによる、Exalytics用アプリケーション・ローダーを使用したProfitability and Cost Managementアプリケーションの作成、管理、登録、複製および更新。

      • Smart Viewの「接続」画面からの問合せの作成、編集、コピー、削除および起動

      対話型役割
      インタラクティブ・ユーザー
      • すべてのモデリング画面の表示

      • データ入力画面でのデータの表示および変更

      • トレース割当ての表示

      • Smart Viewの「接続」画面からの問合せの起動

      表示ユーザー次の関数に対して表示のみのアクセス権を持ちます:
      • トレース割当て

      • アプリケーションのプリファレンス

      • モデル・ステージ、ドライバ、およびPOV

      Shared Services役割
      タスクフローの管理 タスクフローの作成と編集に必要。
      タスクフローの実行ユーザーによるタスクフローの実行と表示のみを可能にするために必要。この役割を割り当てられたユーザーは、タスクフローの作成や編集を行うことはできません。
    7. オプション: 詳細Profitabilityアプリケーションの場合は、ユーザーまたはグループに割り当てる役割を選択し、「追加」をクリックします。詳細Profitabilityの役割とアクセスを可能にするタスクのリストについては、表 12「詳細Profitability and Cost Managementの役割」を参照してください。

      表12. 詳細Profitability and Cost Managementの役割

      セキュリティ役割説明
      管理者
      • アプリケーション・プリファレンスの設定と維持

      • 共通ディメンションとメンバーの選択を目的とした、Performance Management Architectを使用したモデル・データベースの構築

      • レポート・ビューを作成してリレーショナル・データベースにデプロイ

      • 次の機能を作成、読取り(表示)、更新、削除:

        • ステージ

        • ドライバ

        • POV

        • ドライバの関連付け

        • 割当て

        • アプリケーションのプリファレンス

        • 計算ルール

        • 計算プロセスの割当て

        • ジョブ・ライブラリおよびステータス

        • 表登録

      • 次のタスクを実行します:

        • POVコピー

        • 検証

        • デプロイ

        • 計算

        • ジョブの停止

      • ライフサイクル管理ユーティリティを使用した、開発またはテスト環境から本番環境などの別の環境へのデータのレベル上げ。

      • データのインポートおよびエクスポート

      • Profitability and Cost Managementのモデル・コンポーネントのバックアップおよび復元を行います。

      • ビジネス・オブジェクトに加えられた変更を監視します。

      • Smart Viewの「接続」画面からの問合せの作成、編集、コピー、削除および起動

      • Profitabilityアプリケーションのホーム画面へのアクセスによる、Exalytics用アプリケーション・ローダーを使用したProfitability and Cost Managementアプリケーションの作成、管理、登録、複製および更新。

      パワー役割
      パワー・ユーザー
      • ユーザー・アカウントとセキュリティ役割の作成および維持の他、Shared Servicesを使用したユーザーのプロビジョニング

      • レポート・ビューを作成してリレーショナル・データベースにデプロイ

      • Profitabilityアプリケーションのホーム画面へのアクセスによる、Exalytics用アプリケーション・ローダーを使用したProfitability and Cost Managementアプリケーションの作成、管理、登録、複製および更新。

      • Smart Viewの「接続」画面からの問合せの作成、編集、コピー、削除および起動

      • 次の機能を作成、読取り(表示)、更新、削除:

        • ステージ

        • ドライバ

        • POV

        • ドライバの関連付け

        • 割当て

        • アプリケーションのプリファレンス

        • 計算ルール

        • 計算プロセスの割当て

        • ジョブ・ライブラリおよびステータス

        • 表登録

      • 次のタスクを実行します:

        • POVコピー

        • 検証

        • デプロイ

        • 計算

        • ジョブの停止

      注意:

      パワー・ユーザーは、タスクの実行に特定のセキュリティ役割を必ずしも必要としません。たとえば、パワー・ユーザーが「計算」画面から計算を実行する場合、このアクションによってタスクフローが内部で作成されて実行されます。パワー・ユーザーは、「タスクフローの管理」タスクから直接このタスクにアクセスする場合以外は、このタスクの実行に「タスクフローの管理」役割を必要としません。

      対話型役割
      インタラクティブ・ユーザー
      • 次の機能を表示(読取り):

        • ステージ

        • ドライバ

        • POV

        • ドライバの関連付け

        • 割当て

        • アプリケーションのプリファレンス

        • 計算ルール

        • 計算プロセスの割当て

        • ジョブ・ライブラリおよびステータス

        • 表登録

      • Smart Viewの「接続」画面からの問合せの起動

      表示ユーザー

      次の機能を表示(読取り):

      • ステージ

      • ドライバ

      • POV

      • ドライバの関連付け

      • 割当て

      • アプリケーションのプリファレンス

      • 計算ルール

      • 計算プロセスの割当て

      • ジョブ・ライブラリおよびステータス

      • 表登録

      Shared Services役割
      タスクフローの管理 タスクフローの作成と編集に必要。
      タスクフローの実行ユーザーによるタスクフローの実行と表示のみを可能にするために必要。この役割を割り当てられたユーザーは、タスクフローの作成や編集を行うことはできません。
    8. 「保存」をクリックします。

    9. 「OK」をクリックします。

  3. プロビジョニングを行う各Profitability and Cost Managementアプリケーションについて、手順2を繰り返します。