ドキュメントの作成

ウィザードでは、Web Analysis Studioのスプレッドシートやチャートを作成する手順が示されます。ウィザードを使用する場合は、データベース接続の場所を知っており、それを使用する権限を持っている必要があります。

  ドキュメントを作成するには:

  1. 次のいずれかを実行します。

    • 「ファイル」「新規」「ドキュメント・ウィザード」の順に選択します。

    • 「新規」アイコン をクリックし、「ドキュメント・ウィザード」を選択します。

    • [Ctrl]を押しながら[Shift]と[N]を押します。

      進行状況バーにドキュメント作成の手順が表示されます。リポジトリは、ドキュメントのデータではなく、ドキュメントの定義を保管するため、データ・ソースを特定し、それに接続するためのパラメータを指定する必要があります。

  2. 次のいずれかを実行します。

    • テキスト領域で、ルート・ディレクトリ(/)からデータベース接続へのパスをファイル名を含めて入力します。

    • 「参照」をクリックして、「開く」ダイアログ・ボックスからデータベース接続を選択し、「OK」をクリックします。

  3. オプション: 自動的にデータを読み込んで簡単なスプレッドシートを表示するには、「ディメンションの自動取込み」を選択します。

    ディメンションの自動読込みオプションを選択し、「終了」をクリックして、プロセスの残りの手順を省略します。ディメンションの自動読込みは、スプレッドシートの行と列の軸を読み取るために、時間とメジャー・ディメンションの最上位の集約メンバーを使用します。これは、ウィザードを使用して簡単なスプレッドシートを表示する一番迅速な方法です。

  4. オプション: 定義済の視点(POV)の定義からクエリーを読み取るには、「POVの使用」を選択します。

    「POVの使用」を選択し、「次へ」をクリックして、関心のあるディメンションやメンバーをドキュメントに挿入します。複数のPOVの定義を指定できますが、「POVの使用」は現在のPOVセットのみをプリファレンスに適用します。

    「ディメンションの自動取込み」と「POVの使用」を選択し、「終了」をクリックして、残りの手順を省略します。アクティブなPOVの定義を使用して簡単なスプレッドシートが表示されます。

  5. 「次へ」をクリックします。

    手順2: 「行のディメンションの選択」で、行軸で使用するディメンションを選択する必要があります。少なくとも1つの行軸のディメンションと1つの列軸のディメンションが必要です。

  6. ディメンション名を「フィルタ」から「行」へ移動します。

    • 「フィルタ」でディメンション名をダブルクリックします。

    • 「フィルタ」でディメンション名を選択して、右矢印ボタンをクリックします。

      ディメンション名が行フレームに表示されます。手順1でPOVの定義を適用していない場合は、このディメンションの最上位の集約が使用されます。POVの定義が適用されている場合は、そのメンバー選択が使用されます。

  7. オプション: ディメンションのメンバーを選択するには、「行」でディメンション名のハイパーリンクをダブルクリックします。

    「ディメンション・ブラウザ」ダイアログ・ボックスが表示されます。ディメンションは、参照フレーム内でノード・ツリーとして表示されます。参照でディメンションのメンバーを選択し、それを選択に移動する必要があります。

    • ディメンションの階層を展開または縮小するには、次の手順に従います。

      • ディメンションのメンバーの名前をダブルクリックします。

      • プラス符号(+)またはマイナス符号(-)をクリックします。

    • ディメンションのメンバーを選択するには、ディメンションのメンバー名をクリックします。

      選択したメンバーのチェック・ボックスにチェック・マークが表示され、メンバー名が選択リストに表示されます。

    • ディメンションのメンバーを動的に選択するには、ディメンションのメンバー名を右クリックし、メンバー選択の詳細設定方法を選択します。

    • 「プリファレンス」の「データベースのプリファレンス」ダイアログ・ボックスで指定されたデフォルトのラベル、IDラベル、または別名テーブルの説明に、各ディメンションのラベルのモードを設定できます。

      ディメンション・メンバーの選択を参照してください。

    • 「ディメンション・ブラウザ」ダイアログ・ボックスを閉じてウィザードに戻るには、「OK」をクリックします。

  8. 行軸のディメンションをすべて指定したら、メンバー選択を定義して、「次へ」をクリックします。

  9. 行軸の定義に使用した方法で、「フィルタ」から「列」にディメンション名を移動します。

  10. オプション: 同じディメンション・ブラウザの方法を使用して、「列」でディメンション名のハイパーリンクをダブルクリックし、列軸のメンバー選択を指定します。

  11. 「次へ」をクリックします。

    手順4: 「ページのディメンションの選択」で、ページ軸で使用するディメンションを選択できます。ドキュメントのすべての交差は、すべてのディメンションのメンバー選択と関連している一方、ページ・ディメンションのメンバーにより、これらの行と列の交差を整理できます。

  12. オプション: 行と列の定義に使用した方法で、「フィルタ」から「ページ」にディメンション名を移動します。

  13. オプション: 同じディメンション・ブラウザの方法を使用して、「ページ」でディメンション名のハイパーリンクをダブルクリックし、ページ軸のメンバー選択を指定します。

  14. 「次へ」をクリックします。

    手順5: 「フィルタのカスタマイズ」で、フィルタ軸に使用するディメンションのメンバーを選択します。

    すべてのキューブ・ディメンションは、ディメンションが割り当てられる軸とは無関係に、スプレッドシートのすべての交差に関与します。交差の配置は、行、列およびページの各軸により定義されます。各交差に表示されるデータ値は、メンバー選択により決定されます。

    データ・オブジェクトのすべての交差は、フィルタ・ディメンションのメンバー選択と関係しています。フィルタ・ディメンションのメンバー選択は、交差、データ値、およびデータ・オブジェクト分析に焦点を合わせます。

    フィルタ軸に残されたキューブ・ディメンションは、デフォルトでは、データ・ソース・アウトラインで定義された最上位の集約ディメンションのメンバーにより表されます。POVの定義が適用されている場合は、そのメンバー選択が使用されます。フィルタのメンバー選択を行う場合は、すべての交差はこれらの選択に関係します。

  15. オプション: フィルタ軸ディメンションのディメンション・ブラウザを表示するには、次のいずれかの操作を行います。

    • フィルタのディメンションを選択して、「カスタマイズ」をクリックします。

    • 「フィルタ」でディメンション名のハイパーリンクをダブルクリックします。

  16. オプション: 同じディメンション・ブラウザの方法を使用して「フィルタ」軸のディメンション・メンバーを選択し、「OK」をクリックします。

  17. 「次へ」をクリックします。

    手順6: 「オプションの設定」では、ドキュメントに様々なオプションを設定できます。

  18. オプション: 「レイアウトの選択」リストで、レイアウトを選択します。

    チャート - 結果セットをチャートのデータ・オブジェクトとして表示します。

    スプレッドシート - 結果セットをスプレッドシートのデータ・オブジェクトとして表示します。

    縦並び - 結果セットを垂直に積み重ねたチャートのデータ・オブジェクトとスプレッドシートのデータ・オブジェクトで表示します。

    横並び - 結果セットを左右に並べたチャート・データ・オブジェクトとスプレッドシート・データ・オブジェクトで表示します。

    カスタム - 空白のパレットを表示します。

    縦並びのレイアウトと横並びのレイアウトの表示タイプを変更できます。たとえば、スプレッドシートをチャート・タイプに変換できます。ただし、オブジェクトはリンクされ、コンテキストの調整を維持します。

    レイアウトを選択した場合は、「データ・レイアウト」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • ディメンションとメンバーを選択し、「OK」をクリックしてWeb Analysisドキュメントを生成します。

  19. オプション: デフォルトのラベル・モードを設定してディメンションのメンバーのIDを表示するか、データベース・プリファレンスで別名テーブルの説明セットを設定できます。

    これにより、デフォルトのラベル・モードを使用してすべてのディメンションを同一に設定できます。

  20. オプション: 1つまたは複数のデータ型の表示を抑制するには、対応するチェック・ボックスをクリックします。

    欠落した列 - 欠落した値で構成されるデータ列

    欠落した行 - 欠落した値で構成されるデータ行。

    共有メンバー - 1つの階層の複数の場所で使用されているディメンションのメンバー

    ゼロ行 - ゼロのデータ値で構成されるデータ行

  21. オプション: リンク・レポート・オブジェクト・インディケータの表示を抑制するには、対応するチェック・ボックスをクリックします。

    リンク・レポート・オブジェクト・インディケータはオレンジ色の三角形で、Essbaseの関連コンテンツの定義を示します。

  22. オプション: サーバーベースの「上位/下位のみ取得」分析を使用してクエリーを追加するには、対応するボタンをクリックします。

    上位/下位のみ取得を参照してください。

  23. オプション: サーバーベースの「データの制限」分析を使用してクエリーを追加するには、対応するボタンをクリックします。

    データの制限を参照してください。

  24. 「終了」をクリックして、クエリーをデータ・ソースに送信します。

    データ・ソースがクエリーされます。戻された結果セットがデータ・オブジェクトとしてドキュメントに表示されます。