このセクションでは、最新の Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアで使用するシステムファームウェアバージョンおよび Oracle Solaris OS バージョンについて説明します。
Oracle VM Server for SPARC 3.3 ソフトウェアは、少なくとも最小バージョンのシステムファームウェアおよび Oracle Solaris OS とともに実行できます。そのような構成では、最新の Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの一部の機能が使用できない可能性があります。本番環境で最良の結果が得られるように、Fully Qualified System Firmware Versionsに記載されている完全に認定されたシステムファームウェアバージョン、およびFully Qualified Oracle Solaris OS Versionsに記載されている Oracle Solaris OS バージョンで実行してください。
![]() | 注意 - 個々のシステムファームウェア、Oracle Solaris OS、またはソフトウェアコンポーネントの旧バージョンにダウングレードしないでください。このようなダウングレードは、予期しない動作や障害の原因となる可能性があります。 |
このセクションでは、Oracle VM Server for SPARC 3.3 OS を実行するために必要なシステムファームウェアのバージョンに関する情報を示し、次のトピックについて説明します。
少なくとも次のバージョンのシステムファームウェアが実行されているシステムに最新の Oracle VM Server for SPARC パッケージを適用できます。これは、プラットフォームに固有で、マシン内の CPU の要件に依存します。
Fujitsu M10 サーバー: XCP2210
SPARC M7 シリーズサーバー: 9.4.3
SPARC M6 サーバー: 9.4
SPARC M5 サーバー: 9.4
SPARC T7 シリーズサーバー: 9.4.3
SPARC T5 サーバー: 9.4
SPARC T4 サーバー: 8.7
SPARC T3 サーバー: 8.3.10
UltraSPARC T2 Plus サーバー: 7.4.8.a
UltraSPARC T2 サーバー: 7.4.8.a
すべての Oracle VM Server for SPARC 3.3 機能を有効にするには、次のプラットフォームで完全に認定されたシステムファームウェアバージョンを実行している必要があります。
Fujitsu M10 サーバー: XCP2260
SPARC M7 シリーズサーバー: 9.4.3
SPARC M6 サーバー: 9.5.1
SPARC M5 サーバー: 9.5.1
SPARC T7 シリーズサーバー: 9.4.3
SPARC T5 サーバー: 9.5.1
SPARC T4 サーバー: 8.8.1
SPARC T3 サーバー: 8.3.10
SPARC T2 Plus サーバー: 7.4.8.a
SPARC T2 サーバー: 7.4.8.a
Oracle VM Server for SPARC 3.3 のすべての機能を活用するには、Oracle の SPARC T シリーズサーバーまたは M シリーズサーバーで、少なくともFully Qualified System Firmware Versionsに記載されているシステムファームウェアバージョンが実行していることを確認します。Oracle システムのファームウェアダウンロードとリリース履歴のページからこれらのパッチにアクセスできます。
このセクションでは、Oracle VM Server for SPARC 3.3 OS を実行するために必要な Oracle Solaris OS バージョンに関する情報を示し、次のトピックについて説明します。
Oracle VM Server for SPARC 3.3 の最小の Oracle Solaris OS バージョンは Oracle Solaris 11.3 です。特定の CPU タイプに対して最小要件となる Oracle Solaris OS のバージョンは、すべてのドメインタイプ (制御、サービス、I/O、およびゲスト) に適用されます。サポートされるサーバープラットフォームでの最小の Oracle Solaris OS バージョンについては、http://www.oracle.com/technetwork/documentation/oracle-sparc-ent-servers-189996.html で、使用しているサーバープラットフォームのデータシートを参照してください。
Oracle VM Server for SPARC 3.3 ソフトウェアのすべての機能を使用するには、少なくとも次のオペレーティングシステム (OS) をインストールするか、これらにアップグレードする必要があります。
すべてのドメイン。Oracle Solaris 11.3.0.0.0 OS
ゲストドメインのみ。少なくとも Oracle Solaris 11.3.0.0.0 OS または Oracle Solaris 10 1/13 OS と次のパッチ
Oracle VM Server for SPARC 3.3 機能を Oracle Solaris 10 で使用できるようにするには、次のパッチを Oracle Solaris 10 1/13 OS に適用する必要があります。サポートされるサーバープラットフォームでの最小の Oracle Solaris OS バージョンについては、http://www.oracle.com/technetwork/documentation/oracle-sparc-ent-servers-189996.html で、使用しているサーバープラットフォームのデータシートを参照してください。
125555-15
146582-05 (fmd)
148322-12 (ixgbe)
148888-05 (カーネル更新)
149167-06
149173-04
149175-10
149638-04
150025-01
150031-09
150107-03 (ds)
150400-25 (動的な I/O 仮想化のためのカーネル更新)
150435-03
150510-03
少なくとも Oracle Solaris 11.3.0.0.0 OS をインストールするか、Oracle Solaris 11.3 SRU にアップグレードするときに、Oracle VM Server for SPARC 3.3 ソフトウェアがデフォルトでインストールされます。
ldomsmanager パッケージは、Oracle Solaris 11.3 Support Repository または My Oracle Support から入手することもできます。
「Support Repository Updates を使用して Oracle Solaris 11 システムを更新する方法」および「Image Packaging System を使用して Oracle Solaris 11.1 を更新する方法」も参照してください。
この製品の最新情報や既知の問題は、ドキュメントライブラリ (http://www.oracle.com/technetwork/documentation/vm-sparc-194287.html) に含まれています。
Oracle VM Server for SPARC 3.3 のマニュアルページおよび日本語翻訳は、ldomsmanager パッケージの一部としてシステムにインストールされます。
次の表に、Oracle VM Server for SPARC 3.3 リリースで利用できるドキュメントを示します。これらのドキュメントは、特に記載がないかぎり、HTML 形式と PDF 形式で利用できます。
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使用しているサーバー、ソフトウェア、または Oracle Solaris OS に関連するドキュメントは、http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html で参照できます。必要なドキュメントや情報を検索するには、「Search」ボックスを使用します。