Oracle® VM Server for SPARC 3.3 リファレンスマニュアル

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更新: 2015 年 10 月
 
 

ovmtlibrary (1M)

名前

ovmtlibrary - Oracle VM テンプレート ライブラリの管理

形式

ovmtlibrary [-V] [-h | -H]

ovmtlibrary -c init [-f] [-q | -v] -l library

ovmtlibrary -c store [-d description] [-f] -l library [-n template-name] -o URI [-q | -v]

ovmtlibrary -c list [-a | -p | -o | -t type] -l library [-m] [-n template-name
  | -i template-id] [-q | -v] [-s [-e event-id]]

説明

    ovmtlibrary コマンドは、次の方法で Oracle VM テンプレート 情報を管理できます。

  • -c init は、ライブラリを初期化します

  • -c store は、テンプレートを格納します

  • -c list は、テンプレートを一覧表示します

    テンプレートを格納するために使用されるテンプレートアーカイブファイルには、次のものが必要です。

  • ファイル拡張子 .ova

  • ファイル拡張子 .ovf を持つ XML 構成ファイル

  • 少なくとも 1 つの IMG または ISO 圧縮ディスクイメージ

現時点で、コマンド ovmtlibrary は拡張子 .img を持つディスクイメージのテンプレートのみをサポートできます。そのため、ovmtlibrary コマンドを使用してテンプレートライブラリを管理する場合は、.img 拡張子を持つディスクイメージを作成してください。

テンプレートを格納するときにイベント ID が出力されます。この ID を使用して格納操作のステータスをチェックできます。

ovmtlibrary コマンドは、少なくとも Oracle Solaris 11.1 OS を実行していて sqlite3 がインストールされているシステムで、スーパーユーザーとして実行します。

ovmtlibrary コマンドには次のオプションが含まれます。

–a

指定されたテンプレートのすべてのバージョンを一覧表示します。デフォルトでは、最新バージョンのみが表示されます。

–c init

テンプレートライブラリを初期化します。

–c store

ライブラリ内にテンプレートを格納します。

–c list

ライブラリ内のテンプレートを一覧表示します。

–d description

テンプレートの説明を指定します。

–e event-ID

格納操作のステータスを表示するイベント ID を指定します。

–f

既存のライブラリの上書きを強制的に実行します。

–h

ヘルプメッセージを表示します。

–i template-ID

一覧表示するテンプレートの ID を指定します。

–l library

テンプレートライブラリのパスを指定します。

–m

機械解析可能な形式で出力を生成します。

–n template-name

テンプレートの名前を指定します。

格納操作では、このオプションは格納するテンプレート名を指定します。デフォルトでは、OVF 名はこのオプションが指定されていない場合に使用されます。

一覧表示操作では、このオプションは一覧表示するテンプレート名を指定します。デフォルトでは、すべてのテンプレートの最新バージョンが表示されます。

–o URI

格納するテンプレートオブジェクトの URI を指定します。有効な URI の値は、file://http://、および ftp:// を含みます。

–o

指定されたテンプレートのオブジェクトを一覧表示します。テンプレート名またはテンプレート ID を指定する必要があります。テンプレート名を指定した場合、その最新バージョン内のオブジェクトのみが一覧表示されます。

–p

–i オプションを使用して指定したテンプレート ID に対するプロパティー情報を表示します。

–q

ヘッダーとメッセージを抑制します。

–s

イベントステータスを表示します。

–t type

指定されたテンプレートのオブジェクトタイプを指定します。関連するテンプレート名またはテンプレート ID を指定する必要もあります。

–v

詳細情報を表示します。

–V

このコマンドに関するバージョン情報を表示します。

終了ステータス

次の終了値が返されます。

0

正常に完了しました。

1

エラーが発生しました。プロパティー値が設定されていないか、プロパティーが見つかりませんでした。

2

使用法エラーが発生しました。

属性

次の属性の説明については、attributes(5) マニュアルページを参照してください。

属性型
属性値
使用条件
system/ldoms/ovmtutils
インタフェースの安定性
不確実

関連項目

ovmtconfig(1M)ovmtcreate(1M)ovmtdeploy(1M)attributes(5)

Oracle VM Server for SPARC 3.3 管理ガイド