ovmtprop get-prop -a [-h] [-q] [-V] ovmtprop get-prop -k name[,name,...] [-h] [-q] [-V] ovmtprop set-prop prop-name=prop-value,...] [-h] [-q] [-V] domain-name
ovmtprop コマンドでは、Oracle Solaris OS プロパティーを表示および設定できます。プロパティーと値は、名前と値のペアとして指定されます。ovmtprop get-prop コマンドを使用してプロパティー値を表示し、ovmtprop set-prop および ovmtconfig -v コマンドを使用してプロパティーを作成します。
ovmtprop get-prop コマンドと ovmtprop set-prop コマンドは同時に実行しないでください。
ドメインのプロパティー値を設定するには、制御ドメインで ovmtprop set-prop コマンドをスーパーユーザーとして実行します。アプリケーションのプロパティー間の衝突を避けるため、名前と値のペアを指定するときには完全修飾名前空間を使用することが最善です。
プロパティーとその値を表示するには、プロパティー情報を取得するドメインで ovmtprop get-prop コマンドを実行します。プロパティー情報を表示するのにスーパーユーザーになる必要はありません。
すべてのプロパティーを表示するには、–k オプションを使用してプロパティー検索基準を指定するか、または引数なしで –a オプションを使用します。検索基準をドメイン別に指定すると、単一アプリケーションのすべてのプロパティーを一覧表示するなど、階層プロパティーを返すことができます。
ovmtprop コマンドには次のオプションが含まれます。
すべてのプロパティーの名前と値をそれぞれ別々の行に表示します。このオプションは –k オプションとともに使用できません。
使用法に関する文を出力します。
クエリーするプロパティー名のコンマ区切りリストを指定します。プロパティー名とプロパティー値は、別々の行に表示されます。–k all オプションを指定することは、–a オプションを使用することと同じです。
指定されたプロパティーとプロパティー値のみをそれぞれ別々の行に表示します。プロパティーが表示される順序は、コマンド行に指定したプロパティーの順序に一致します。コピーライトバナーとエラー文字列は抑制されます。
バージョンを出力します。
この例は、ldg0 ドメインで com.oracle.solaris.system.computer-name プロパティーを solaris11 に設定する方法を示しています。
primary# ./ovmtprop set-prop com.oracle.solaris.system.computer-name=solaris11 ldg0使用例 2 com.oracle.solaris.system.computer-name プロパティーとプロパティー値の表示
この例は、com.oracle.solaris.system.computer-name プロパティーの値を表示する方法を示しています。出力にはプロパティー名とプロパティー値の両方が表示されます。
$ ./ovmtprop get-prop -k com.oracle.solaris.system.computer-name com.oracle.solaris.system.computer-name=s11使用例 3 複数の階層プロパティーの表示
この例は、com.oracle.solaris プロパティーの下にあるプロパティーとその値を表示する方法を示しています。
$ ./ovmtprop get-prop -k com.oracle.solaris solaris.system.computer-name=s11 solaris.network.ipaddr.0=192.168.0.1使用例 4 すべてのプロパティー値の取得
この例は、すべてのプロパティーのプロパティー値を取得する方法を示しています。出力にはプロパティー名とプロパティー値の両方が表示されます。
$ ./ovmtprop get-prop -a com.oracle.solaris.system.computer-name=s11 com.oracle.solaris.network.ipaddr.0=192.168.0.1 ...
次の終了値が返されます。
正常に完了しました。
エラーが発生しました。プロパティー値が設定されていないか、プロパティーが見つかりませんでした。
使用法エラーが発生しました。
次の属性の説明については、attributes(5) マニュアルページを参照してください。
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ovmtconfig(1M)、 ovmtcreate(1M)、 ovmtdeploy(1M)、 ovmtlibrary(1M)、 attributes(5)