SL150 ライブラリは通常、電源が投入されると (電源コードをコンセントにつなぐか、外部電源のスイッチを入れると) 起動されます。そのライブラリの電源を (フロントパネルの電源スイッチ、またはリモート管理インタフェースのシャットダウン機能により) 手動で切断した場合は、フロントパネルの電源スイッチを押すと、ライブラリが起動します。
ライブラリが出荷時のデフォルト状態の場合、ライブラリの初期化が開始されます。管理者のオペレータパネルにプロンプトが表示され、ライブラリを実行状態にするのに必要な最小限の情報を入力します (第4章 ライブラリの初期化を参照)。管理者が処理を完了すると、ライブラリがリブートします。
ライブラリの起動中に、次の手順が実行されます。
ロボットがパーキング解除されます。
ハンドが完全に引っ込みます。
ロボットがライブラリ全体の上から下まで移動します。ロボットは、一度に 1 つのモジュールの最上部から始めて下へ移動することにより、モジュールの順序を調べます。
リストがその全可動域をすばやく通過します。
ハンドが全トラック域を通過します。
リーチメカニズムがいったん伸びてから、引っ込みます。
マガジンがラッチされます。
ライブラリの完全な監査が実行されます。
Web ブラウザの「Library」ビューからライブラリ監査の進捗状況を監視できます。未監査のテープスロットは淡色表示になり、監査済みのテープスロットはアクティブになります (スロットにはバーコードアイコンが含まれます)。
監査が完了し、すべてのドライブの準備が完了すると、ライブラリは操作可能になります。