第2章 プラン

目次

プランの使用
プランの実行中のフィードバック
プランの状態
プランの確認
プラン所有者

この章では、ストアの構成の実行に役立つプランについて説明します。ストアを初めてインストールする場合、次の章「KVStoreの構成」にスキップすることもできます。

Oracle NoSQL Databaseは、プランという管理コマンドで構成します。プランは複数の操作で構成されます。プランは管理サービスで管理される状態を変更し、ストレージ・ノードおよびレプリケーション・ノードなどのkvstoreコンポーネントに要求を発行する場合があります。単純な状態変更操作のプランもあれば、ストア内のすべてのノードに後々影響するような、長時間実行される操作のプランもあります。

たとえば、ゾーンやストレージ・ノードを作成するためのプランや、レプリケーション・ノードでパラメータを再構成するためのプランを使用します。

プランの使用

管理コマンドライン・インタフェースでplanコマンドを使用して、プランを作成および実行します。デフォルトで、コマンドライン・プロンプトはすぐに返され、プランはバックグラウンドで非同期に実行されます。プランの進行状況は、show plan idコマンドを使用して確認できます。

planコマンドにオプションの-waitフラグを使用した場合、プランは同期して実行され、コマンドライン・プロンプトはプランが完了したタイミングでのみ返されます。plan waitコマンドを同じ目的に使用できます。期間を指定することもできます。-waitフラグおよびplan waitコマンドは、特にスクリプトからプランを発行する場合に便利です。これは、スクリプトは通常、次のコマンドが発行される前に各コマンドが終了することを予想しているためです。

作成はしますが、オプションの-noexecuteフラグを使用してプランの実行を延期することもできます。-noexecuteが指定された場合、プランは後でplan execute -id <id>コマンドを使用して実行できます。

プランの実行中のフィードバック

プランの進捗を追跡する方法がいくつかあります。

  • show plan -idコマンドは実行中のプランの進捗に関する情報を提供します。オプションの-verboseプラン・フラグを使用するとさらなる詳細を得られます。

  • Oracle NoSQL Databaseサービスが作成されてオンラインになると、管理コンソールの「Topology」タブがリフレッシュされます。

  • プランの実行中に「Topology」タブまたはCLIを使用してverifyコマンドを発行します。プランのverifyでは、サービスが起動されると、サービスのステータス情報が表示されます。

    注意

    「Topology」タブとverifyコマンドは、実際にはトポロジ関連プランのみに関係します。たとえば、ユーザーがパラメータを変更している場合、その変更は「Topology」タブまたはverifyコマンド経由では表示されない場合があります。

  • 管理コンソールの「Logs」タブまたはCLIのlogtailコマンドを使用してストア全体のログを追跡できます。