注記:
特に指定のないかぎり、左と右はライブラリを CAP 側 (手前) から見たときの位置を示しています。SLC を使用して、内部ライブラリアドレス (ライブラリ、レール、列、サイド、行) と、ACSLS および ELS で使用される HLI アドレス (LSM、パネル、行、列) との間で変換できます。
SLC で「Tools」 > 「Diagnostics」を選択します。デバイスツリーで「Library」を選択します。
「Search」タブをクリックします。
「Location」を選択します。
ドロップダウンリストから検索基準を選択し、アドレスを入力します (ワイルドカードは無効です)。
「Requester」ドロップダウンリストから、HLI アドレスを入力した場合は「hli0」、内部ライブラリアドレスを入力した場合は「default」を選択します。
「Search」をクリックします。
HLI アドレスを入力した場合、内部ライブラリアドレスが検索結果の「Address」列に表示されます。内部ライブラリアドレスを入力した場合、「. . .」をクリックして、HLI アドレスを表示します。
内部ライブラリアドレス指定スキーム (ライブラリ、レール、列、サイド、行) — ファームウェアおよび内部通信に使用され、ライブラリ内のすべてのデバイスおよび場所を表現します。
1 から開始し、負の数値を使用します。
列は、ライブラリ内の水平方向の場所を示します
外部ウォール行番号は 1 から 13、内部ウォール行番号は 1 から 14 です。
HLI-PRC アドレス指定スキーム (LSM、パネル、行、列) — ACSLS や ELS などの HLI クライアントによって使用され、ライブラリの場所およびコンポーネントを表現します。
0 から開始し、正の数値だけを使用します。
列はライブラリの左側または右側を示します
外部ウォール行番号は 0 から 12、内部ウォール行番号は 13 から 26 です。
テープドライブの物理的なハードウェア番号付け — HBC カードによって割り当てられたドライブスロットの場所を識別します。
ライブラリの各サイド (左/右) に内部ウォールと外部ウォールがあります。
内部ウォール上にある 14 スロットアレイ
外部ウォール上にある 13 スロットアレイ
パススルーポートの上にある 8 スロットアレイ
サービス安全ドアのストップブラケットの下にある 8 スロットアレイ
エレベータおよびパススルーポート上の 4 スロットアレイ
各レールの端にある 3 スロットアレイ
一括 CAP マガジン用の 12 スロットアレイ
各ライブラリには 4 つのロボットレールがあります。HLI アドレス指定の場合、これらの各レールは、ライブラリストレージモジュール (LSM) と見なされます。
列 (HLI-PRC アドレス指定のパネルと同等) は、ライブラリ内のコンポーネントの水平方向の場所を示します (スプレッドシート内の列に類似)。特殊な列には次のものがあります。
コーナー: 内部ウォールがないため
パススルーポート: 上部 6 スロットは PTP によりアクセスできないため
パススルーポートパネル: 上部カートリッジスロット (ポートの下) は冗長ロボティクスドロップオフスロットとして予約されているため (各レールに 2 つ、各サイドに 1 つ)
内部ライブラリアドレス指定では、ライブラリ、レール、列、サイド、および行 (L、R、C、S、W) を使用して場所を指定します。
Library (ライブラリ) — ライブラリコンプレックス内のライブラリ数 (単一ライブラリの場合は常に 1)
Rail (レール) — 上から下に 1 から 4 の番号が付けられたロボットレール。
Column (列) — デバイスまたはスロットの水平方向の場所。列の番号付けは、ドライブベイの中央から開始され、ライブラリの前面に向かって右に移動すると +1、または左に移動すると -1 増分します。
+1 はドライブベイの中央のすぐ右側です。
-1 はドライブベイの中央のすぐ左側です。
テープカートリッジを含む最初の列は、+3 および -3 です。
Side (サイド) — 内部と外部のウォール、左右のロボット、または左右の回転 CAP を示します。
外部ウォール = 1、内部ウォール = 2
左側のロボット = 1、右側のロボット = 2 (非冗長ロボットではサイドは常に 1 です)
右側の回転 CAP = 1、左側の回転 CAP = 2 (一括 CAP の場合、サイドは常に 1 です)
Row (行) — デバイスまたはスロットの垂直方向の場所です。行は、上部 (1) から下に (外部ウォールは 13、内部ウォールは 14 まで) 連続して番号付けされます。
コンポーネント (CAP、エレベータ、PTP、ロボットなど) には、一意のアドレス指定規則があります。
0 の行値は、アドレスがデバイスを示しており、デバイス内のスロットを示していません。
サイド値は、内部および外部ウォールと直接関連していないことがあります。
エレベータおよび CAP の列値は、ライブラリ内のストレージ拡張モジュールの数によって異なります。
Rail (レール)と Row (行):
デバイスの番号付けの場合、レール値は 2 で、行値は 0 です。
特定のスロットの番号付けの場合、レールは CAP マガジンに隣接するレールを示し (2 - 4 の値)、行は CAP マガジンのスロットです (1 - 13 の値)。
Column (列): 列値は、ユーザーアクセス可能な列数に 3 を加えたものです。SEM のないライブラリでは、11 のユーザーがアクセス可能な列があるため、CAP の列値は 14 です。
Side (サイド):
右 CAP = 1 のサイド値
左 CAP = 2 のサイド値
例:
ファームウェアアドレス 1、3、22、2、10: ライブラリ値は 1 です。レールは上部 (3) から 3 番目です。ライブラリには 1 つの SEM (19 のユーザーアクセス可能な列 + 3 = 22) が含まれます。CAP は左側 (2) にあります。スロットは CAP マガジン内の 10 番目です。
図の凡例
一括 CAP アレイ (各 12 スロット)
3 パックアレイ
予約システムセル
サービス安全ドア
一括 CAP アドレス指定
Rail (レール): CAP の隣のレール番号 (1 - 4)。
Row (行): デバイスの番号付けの場合、行値は 0 です。特定のスロットの番号付けの場合、行値は CAP マガジン内のスロット (1 - 12) です。
Column (列): CAP マガジンは、ライブラリ内の最後の 3 つの列を占有します。ライブラリに 1 つの SEM がある場合、19 のユーザーアクセス可能な列があります。したがって、CAP マガジンは、列 20、21、および 22 に存在します。
Side (サイド): 値は常に 1 です。
例:
ファームウェアアドレス 1、3、22、2、10: ライブラリ値は 1 です。レールは上部 (3) から 3 番目です。ライブラリには 1 つの SEM が含まれます (19 のユーザーアクセス可能な列。したがって、列 22 はもっとも外側の列です)。CAP は左側 (2) にあります。スロットは CAP マガジン内の 10 番目です。
Rail (レール): 値 (1 - 4) は PTP に隣接するレールを示します。
Column (列): 右 PTP = +6 の列値、左 PTP = -6 の列値。
Side (サイド): PTP は外部ウォールにあるため、サイド値は常に 1 です。
Row (行):
デバイスの番号付けの場合、行は 0 です。
特定のスロットの番号付けの場合、行は PTP のスロットです (1 または 2)。
例:
ファームウェアアドレス 1、2、-6、1、0: ライブラリ値は 1 です。PTP は上部 (2) から 2 番目のレールです。これは左側 (列 -6) で外部ウォール (サイド 1) にあり、アドレスはデバイス (0) を示しています。
Rail (レール): エレベータは特定のレールに対応していないため、この値は常に 0 です。
Column (列): ユーザーアクセス可能な列数に 2 を加えたもの。SEM のないライブラリでは、11 のユーザーアクセス可能な列があるため、エレベータの列値は 13 です。
Side (サイド): エレベータは内部ウォールにあるため、この値は常に 2 です。
Row (行):
デバイスの番号付けの場合、行は 0 です。
特定のスロットの番号付けの場合、行はエレベータのスロットです (1 - 4)。
例:
ファームウェアアドレス 1、0、21、2、4: ライブラリ値は 1 です。エレベータはすべてのレール (0) にわたります。ライブラリには 1 つの SEM (19 のユーザーアクセス可能な列 + 2 = 21) が含まれます。エレベータは内部ウォール (サイド 2) 上にあり、アドレスはエレベータの 4 番目のスロットを示します。
Rail (レール): 値 (1 - 4) はロボットがあるレールを示します。
Column (列): 値は常に 0 です。
Side (サイド):
レールあたり 1 つのロボットしかない場合、この値は常に 1 です。
冗長ロボットの場合、左側のロボット = 1、右側のロボット = 2 です。
Row (行):
デバイスの番号付けの場合、行は 0 です。
特定のスロットの番号付けの場合、行はスロット値 (1) です。
例:
ファームウェアアドレス 1、1、0、2、0: ライブラリ値は 1 です。ロボットは上部のレール (1) 上にあります。ロボットはすべての列 (0) にわたります。これは冗長ロボットシステム (2) で右側のロボットであり、アドレスはデバイス (0) を示しています。
HLI-PRC アドレス指定は 0 から始まり、正の数値だけを使用し、LSM、パネル、行、および列の 4 つのパラメータがあります。
LSM: 各レールは個別のライブラリストレージモジュール (LSM) とみなされます。LSM には、0 から 3 の番号が付けられます (上から下)。
コンプレックス内のライブラリは、LSM で識別されます (ライブラリコンプレックス HLI 番号付けを参照してください)。
Panel (パネル): ライブラリの水平方向の位置を示します。パネルは、各 LSM の両サイド (左と右) と両ウォール (内部と外部) を含むライブラリの幅全体にわたります。パネル 0 = CAP。パネル 1 = ドライブ。パネル 2 - n = ストレージスロット
Row (行): テープカートリッジの垂直方向の場所であり、上から下に連続的に番号が付けられます。外部ウォール = 0 - 12。内部ウォール = 13 - 26。
Column (列): (前面から見た場合の) ライブラリの左側と右側を示します。左 = 0。右 = 1。
ライブラリコンプレックス内で、LSM 番号は追加ライブラリごとに順次増えます。LSM の番号付けは 10 ライブラリまでは次のパターンを続けます。
ライブラリ 1: LSM 0 - 3
ライブラリ 2: LSM 4 - 7
ライブラリ 3: LSM 8 - 11
コンプレックスにライブラリをさらに追加する場合、(ライブラリの CAP 側から見た場合の) 右から左にライブラリを追加してください。左から右に拡張すると LSM に再度番号が付けられるので、ホストの再構成が必要になります。
LSM 番号を連続的に増加させる、左側に追加されたライブラリでの推奨の方法
中断ありの方法。この場合、LSM の番号付けの再構成が必要になります。
新規ライブラリ
既存のライブラリを接続するパススルーポート
HBC カードは、1 から 64 の物理ハードウェア番号を割り当てます。
IP アドレス | 説明 |
---|---|
10.0.0.0./24 | 内部デバイスネットワーク。 |
10.0.11.0/24 | ILC ネットワーク。ライブラリ識別子に基づくホストの IP アドレス。 |
10.x+2.11.0/24 または
10.(1...253) + 2.11.0/24 |
SDP エイリアス処理。X = 複合識別子 (1...253)。 |
10.0.4.0/24 | レール 0 デバイスネットワーク。 |
10.0.3.0/24 | レール 1 デバイスネットワーク。 |
10.0.2.0/24 | レール 2 デバイスネットワーク。 |
10.0.1.0/24 | レール 3 デバイスネットワーク。 |