このセクションでは、ワークスペース・ログイン制御、アプリケーション・ビルダーとSQLワークショップへのアクセス、PL/SQLの編集およびRESTfulサービスのサポート、およびチーム開発へのアクセスについてワークスペース・プリファレンスを構成する方法について説明します。
ヒント: これらのプリファレンスの一部は、インスタンス全体に対しても構成できます。該当する場合、このセクションにはインスタンスレベルの設定のプリファレンスも含まれます。 |
このセクションでは、ワークスペース・ログイン制御の構成方法を説明します。
管理者はOracle Application Expressインスタンス全体に対して、または個々のワークスペースごとにログイン制御を構成できます。たとえば、インスタンス管理者がOracle Application Express管理サービスのアカウント・ログイン制御を構成する場合、その構成はインスタンス全体にわたるすべてのワークスペースで、Application Expressのすべてのアカウントに適用されます。
インスタンス管理者がインスタンス全体でログイン制御を有効にしない場合は、各ワークスペース管理者がワークスペースごとに次の制御を構成できます。
エンド・ユーザーのアカウント有効期限およびロック
エンド・ユーザー・アカウントへのログイン試行失敗の最大回数
パスワード存続期間(つまりエンド・ユーザー・アカウントのパスワードを使用できる期限が切れるまでの残りの日数)
ヒント: この機能は、Application Expressのユーザー作成および管理を使用して作成したアカウントにのみ適用されます。アプリケーション・アカウント認証には、アプリケーションの追加の認証セキュリティの機能があります。「ワークスペースでのユーザーの管理」を参照してください。 |
ワークスペースに対するログイン制御を構成するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。「ワークスペース管理ページへのアクセス」を参照してください。
「ワークスペース管理」ページが表示されます。
「サービスの管理」をクリックします。
「ワークスペース・プリファレンスの設定」をクリックします。
「アカウント・ログイン制御」には、次の項目があります。
アカウントの有効期限およびロック: Application Expressエンド・ユーザー・アカウントを期限切れにしたりロックできるかどうかを決定するために選択します。この機能は、Application Expressユーザー管理インタフェースを使用して作成されたエンド・ユーザー・アカウントにのみ適用されます。オプションには、「有効化」または「無効化」があります。
「有効化」を選択すると、エンド・ユーザー・アカウント・パスワードは指定した期間をすぎると期限切れになり、アカウントは設定した回数分、認証に失敗するとロックされます。アカウント・パスワードは初回使用時以降は期限切れになるよう設定できます。
ヒント: インスタンス管理者が「ユーザー・アカウントの有効期限およびロックが必要」プリファレンスを「はい」に設定すると、このプリファレンスはデフォルトの「有効化」に設定され、更新できなくなります。 |
許可されるログイン失敗の最大回数: エンド・ユーザー・アカウントがロックされるまでに許可される認証の連続失敗の最大回数を正の整数で入力します。このフィールドの値を指定しない場合は、「許可されるログイン失敗の最大回数」のインスタンス・レベルの設定が使用されます。
エンドユーザー・アカウント・ライフタイム(日): エンド・ユーザー・アカウントのパスワードを使用できる期限が切れるまでの最大日数を正の整数で入力します。このフィールドの値を指定しない場合は、アカウント・パスワード・ライフタイムのインスタンス・レベルの設定が使用されます。
「変更の適用」をクリックします。
アプリケーション・ビルダーへのアクセスを制御するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。「ワークスペース管理ページへのアクセス」を参照してください。
「ワークスペース管理」ページが表示されます。
「サービスの管理」をクリックします。
「ワークスペース・プリファレンスの設定」をクリックします。
「アプリケーション・ビルダー」までスクロールします。
アプリケーション・ビルダーを有効にするには、「はい」を選択します。アプリケーション・ビルダーを無効化するには、「いいえ」を選択します。
「変更の適用」をクリックします。
SQLワークショップへのアクセスを制御するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。「ワークスペース管理ページへのアクセス」を参照してください。
「ワークスペース管理」ページが表示されます。
「サービスの管理」をクリックします。
「ワークスペース・プリファレンスの設定」をクリックします。
「SQLワークショップ」までスクロールします。
SQLワークショップを有効にするには、「はい」を選択します。SQLワークショップを無効化するには、「いいえ」を選択します。
「変更の適用」をクリックします。
デフォルトでは、開発者はSQLワークショップ・オブジェクト・ブラウザでデータベースのプロシージャ、パッケージおよびファンクションを参照しているときに、PL/SQLソース・コードを変更およびコンパイルできます。「ワークスペース・プリファレンスの設定」ページの「PL/SQLプログラム・ユニットの編集を許可しない」を選択すると、PL/SQLプログラム・ユニットの編集を無効にできます。
PL/SQLプログラム・ユニットの編集を無効にするには、次の手順を実行します。
「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。「ワークスペース管理ページへのアクセス」を参照してください。
「ワークスペース管理」ページが表示されます。
「サービスの管理」をクリックします。
「ワークスペース・プリファレンスの設定」をクリックします。
「SQLワークショップ」までスクロールします。
「PL/SQL編集」で、次のいずれかを選択します。
PL/SQLプログラム・ユニットの編集を許可
PL/SQLプログラム・ユニットの編集を許可しない
「PL/SQLプログラム・ユニットの編集を許可しない」を選択しても、開発者はスクリプトまたはSQLコマンドを使用してPL/SQLプログラム・ユニットを作成および置換できます。
「変更の適用」をクリックします。
「RESTfulサービスを有効にする」属性を使用して、開発者がレポート・リージョンをRESTfulサービスとして公開できるかどうかを制御します。特定のワークスペースに対して、または開発インスタンス全体に対してRESTfulサービスを有効化できます。
ワークスペースに対してRESTfulアクセスを構成するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。「ワークスペース管理ページへのアクセス」を参照してください。
「ワークスペース管理」ページが表示されます。
「サービスの管理」をクリックします。
「ワークスペース・プリファレンスの設定」をクリックします。
「SQLワークショップ」までスクロールします。
「RESTfulサービスを有効にする」から、次のいずれかを選択します。
はい: 開発者はレポート・リージョンをRESTfulサービスとして公開できます。
いいえ: 開発者はレポート・リージョンをRESTfulサービスとして公開できません。
「パス接頭辞」に、現在のワークスペースでRESTfulサービスへのアクセスに使用するパス接頭辞を指定します。
たとえば、QA_1
という名前のワークスペースのパス接頭辞はQA
です。デフォルト値は、ワークスペースの短縮名です。
「変更の適用」をクリックします。
参照: 『Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイド』のインスタンスのRESTfulサービスの制御に関する項と、RESTfulサービスの使用に関する項を参照してください |
チーム開発の下にあるオプションを使用して、現行のワークスペースでチーム開発が使用可能かどうかを指定し、添付ファイルに対するサポートを有効化して、アップロードするファイルの最大サイズを指定します。
ヒント: この属性を変更できるのは、インスタンスレベルの設定「チーム開発のファイル・リポジトリの有効化」が「はい」に設定されている場合のみです。「チーム開発でのファイル・アップロードに対するワークスペースレベルのサポートの有効化」を参照してください。 |
チーム開発を有効化するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。「ワークスペース管理ページへのアクセス」を参照してください。
「ワークスペース管理」ページが表示されます。
「サービスの管理」をクリックします。
「ワークスペース・プリファレンスの設定」をクリックします。
「チーム開発」までスクロールします。
チーム開発の有効化では、次のいずれかを選択します。
はい - 現在のワークスペースでチーム開発を有効化するには、「はい」を選択します。
いいえ - 現在のワークスペースでチーム開発を無効化するには、「いいえ」を選択します。
「変更の適用」をクリックします。
チーム開発でファイル・アップロードに対するサポートを有効化するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。「ワークスペース管理ページへのアクセス」を参照してください。
「ワークスペース管理」ページが表示されます。
「サービスの管理」をクリックします。
「ワークスペース・プリファレンスの設定」をクリックします。
「チーム開発」で、次の手順を実行します。
ファイル・リポジトリの有効化 - チーム開発でファイル・アップロードを有効にするかどうかを指定します。
はい - チーム開発でファイル添付のサポートを有効にし、そのファイルを格納するローカルのAPEX$
表を作成します。
いいえ - チーム開発で添付ファイルに対するサポートを有効化します。
ヒント: この属性を変更できるのは、インスタンスレベルの設定「チーム開発のファイル・リポジトリの有効化」が「はい」に設定されている場合のみです。「チーム開発でのファイル・アップロードに対するワークスペースレベルのサポートの有効化」を参照してください。 |
最大ファイル・サイズ - チーム開発のファイル・リポジトリにアップロードされるファイルの最大ファイル・サイズを選択します。デフォルト値は15MBです。
「変更の適用」をクリックします。