./ | +-defaults.xml +-apex.properties* +-url-mapping.xml | +conf/ | +-apex.xml +-apex_al.xml +-apex_rt.xml +-apex_pu.xml | ... +-(db-name).xml +-(db-name)_al.xml +-(db-name)_rt.xml +-(db-name)_pu.xml
defaults.xml
には、すべてのデータベース接続に適用されるグローバル設定が格納されています。
conf/
<db-name>
.xml
には、特定のデータベース接続(たとえば、デフォルトのapex
接続)に固有の設定が格納されています。<db-name>
は、データベース接続の名前です。
データベース接続がOracle Application ExpressのRESTfulサービスを使用する場合、_al.xml
、_rt.xml
および_pu.xml
などの名前のファイルが、APEX_LISTENER
、APEX_REST_PUBLIC_USER
およびORDS_PUBLIC_USER
のデータベース・ユーザー用の構成をそれぞれ格納します。
データベース接続がOracle REST Data ServicesのRESTfulサービスを使用する場合、<db-name>
_pu.xml
ファイルがORDS_PUBLIC_USER
データベース・ユーザーの構成を格納します。
構成ファイルは、各構成設定がキーおよびそれに対応する値からなる標準のJava XMLプロパティ・ファイル形式を使用します。defaults.xml
ファイルの例を次に示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE properties SYSTEM "http://java.sun.com/dtd/properties.dtd"> <properties> <entry key="db.connectionType">basic</entry> <entry key="db.hostname">localhost</entry> <entry key="db.port">1521</entry> <entry key="db.sid">orcl</entry> <entry key="jdbc.DriverType">thin</entry> <entry key="jdbc.InitialLimit">3</entry> <entry key="jdbc.MinLimit">1</entry> <entry key="jdbc.MaxLimit">10</entry> <entry key="jdbc.MaxStatementsLimit">10</entry> <entry key="jdbc.InactivityTimeout">1800</entry> <entry key="jdbc.statementTimeout">900</entry> <entry key="jdbc.MaxConnectionReuseCount">1000</entry> </properties>
表B-1に、defaults.xml
および(db-name).xml
構成ファイルの編集可能なパラメータを示します。
ヒント:
構成ファイルの編集には、Oracle REST Data Servicesのコマンドライン・インタフェースおよびOracle SQL DeveloperのOracle REST Data Services Administrationを使用することをお薦めします。
表B-1 Oracle REST Data Servicesの構成ファイルのパラメータ
キー | 型 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
|
文字列 |
Application Expressによって使用されるドキュメント表の名前。 デフォルトは、 |
|
ブール値 |
Oracle Application ExpressのコレクションにExcelファイルを配置するかどうかを指定します。 サポートされている値:
trueの場合、 |
|
|
|
文字列 |
apexコレクションの名前。 |
|
ブール値 |
すべてのExcelワークシートを単一のコレクションに配置するかどうかを指定します。 サポートされている値:
|
|
|
|
ブール値 |
各Excelワークシート用のコレクションを作成するかどうかを指定します(ワークシート名を対応するコレクション名に使用します)。 サポートされている値:
|
|
|
ブール値 |
サポートされている値:
キャッシングを有効にするにはtrueに設定する必要があり、procedureNameListにプロシージャが必要です。 |
|
|
文字列 |
キャッシュ・ファイルのディレクトリの場所。 |
|
|
文字列 |
サポートされている値:
期限切れキャッシュ・タイプの場合は必須。 |
|
|
数値 |
期限切れキャッシュ・タイプの場合は必須。 デフォルトは7です。 |
|
|
数値 |
LRUキャッシュ・タイプの場合は必須。 デフォルトは500です。 |
|
|
数値 |
期間を分単位で指定します。 キャッシュ・タイプが期限切れの場合、Oracle REST Data Servicesは、期限の切れたファイルのすべてのキャッシュを デフォルトは60です。 |
|
|
文字列 |
ファイルのキャッシュを許可するプロシージャ名を指定します。 プロシージャ名には、ワイルドカード文字のアスタリスク( 各プロシージャ名は、カンマで区切る必要があります。 |
|
|
文字列 |
サポートされている値:
|
|
|
文字列 |
接続のタイプ。サポートされている値:
|
|
|
文字列 |
データベースに接続するためのJDBC URL接続。 |
|
|
文字列 |
Oracleデータベースのホスト・システム。 |
|
|
文字列 |
指定されたデータベース・ユーザーのパスワード。暗号化して保存できるように、パスワードの先頭に感嘆符を含めます。 |
! |
|
数値 |
データベース・リスナー・ポート。 |
|
|
文字列 |
データベースのネットワーク・サービス名。 |
|
|
文字列 |
プールがCDBを指すこと、およびそのCDBに接続しているPDBをOracle REST Data Servicesによってアドレス可能にする必要があることを示します(「Oracle REST Data Servicesによって、すべてのPDBをアドレス可能にする(プラガブル・マッピング)」を参照)。 |
|
|
文字列 |
データベースの名前。 |
|
|
文字列 |
tnsnames.oraファイル内の名前と一致するTNSの別名。 |
|
|
文字列 |
|
|
|
文字列 |
接続のデータベース・ユーザーの名前。 |
|
|
ブール値 |
アプリケーション・サーバーのコンソールにデバッグ・メッセージを表示するかどうかを指定します。 サポートされている値:
|
|
|
ブール値 |
ブラウザ上でエラーメッセージを表示するかどうかを指定します。 サポートされている値:
|
|
|
ブール値 |
エラー・メッセージを保持するかどうかを指定します。 サポートされている値:
|
|
|
数値 |
保持するエラー・メッセージの合計数を指定します。 デフォルトは50です。 |
|
|
数値 |
ウイルス・スキャン・ファイルへのInternet Content Adaptation Protocol(ICAP)ポートを指定します。
|
|
|
文字列 |
ウイルス・スキャン・ファイルへのInternet Content Adaptation Protocol(ICAP)サーバーの名前を指定します。
|
|
|
文字列 |
JDBCドライバのタイプ。サポートされている値:
|
|
|
数値 |
閉じられる前に、利用可能な接続がアイドル状態を維持できる時間を指定します。非アクティブな接続のタイムアウトは秒単位です。 デフォルトは1800です。 |
|
|
数値 |
作成される接続の数の初期サイズを指定します。 デフォルトは3です。(デフォルトは低いため、ほとんどの本番環境ではおそらくこれより高く設定すべきです。) |
|
数値 |
破棄され、新規の接続と置き換わる前に、接続を再利用する最大回数を指定します。 デフォルトは1000です。 |
|
|
|
数値 |
接続の最大数を指定します。 デフォルトは10です。(一部の本番環境では低すぎる可能性があります。) |
|
|
数値 |
RESTfulサービスの処理で問合せから戻される、結果セットのネストしたカーソルから戻される行の最大数を指定します。リソースがページ分割されているかどうかにかかわらず、SQL問合せを使用して生成されるすべてのRESTfulサービスに影響します。 デフォルトは500です。 |
|
|
数値 |
接続ごとにキャッシュする文の最大数を指定します。 デフォルトは10です。 |
|
数値 |
接続の最小数を指定します。 デフォルトは1です。 |
|
|
|
数値 |
流用した(使用中の)接続が、中止および再要求とみなされるまでの、未使用の時間を指定します。中止された接続のタイムアウトは秒単位です。 デフォルトは900です。 |
|
|
ブール値 |
ログ・メッセージを保持するかどうかを指定します。 サポートされている値:
|
|
|
数値 |
保持するログ・メッセージの合計数を指定します。 デフォルトは50です。 |
|
|
ブール値 |
プロシージャをログに記録するかどうかを指定します。 サポートされている値:
|
|
|
文字列 |
表示するデフォルトのページ。一般的には、Oracle REST Data Servicesのホームページのapexが使用されます。 |
|
|
文字列 |
URLで指定されたプロシージャを実行した後に実行するプロシージャ名(複数可)を指定します。複数のプロシージャ名はカンマで区切ります。 |
|
|
文字列 |
URLで指定されたプロシージャを実行する前に実行するプロシージャ名(複数可)を指定します。複数のプロシージャ名はカンマで区切ります。 |
|
|
ブール値 |
サポートされている値:
|
|
|
文字列 |
ブラウザから直接実行することが禁じられているプロシージャ、パッケージまたはスキーマ名のパターンを指定します。 プロシージャ名には、ワイルドカード文字のアスタリスク( 注意: 複数のパターンはカンマで分割します。 |
|
|
文字列 |
ブラウザから直接実行することが許可されているプロシージャ、パッケージまたはスキーマ名のパターンを指定します。 プロシージャ名には、ワイルドカード文字のアスタリスク( 注意: 複数のパターンはカンマで分割します。 |
|
|
数値 |
最大キャッシュ・サイズを指定します。 デフォルトは2000です。 |
|
文字列 |
URLでリクエストされたプロシージャの処理を許可するかどうかを判断するための検証関数を指定します。この関数は、プロジェクトを許可する場合はtrueを戻し、そうでない場合はfalseを戻す必要があります。 |
|
|
ブール値 |
その環境でHTTPSが利用可能かどうかを示します。 サポートされている値:
この値をfalseに変更する場合は、「非HTTPS環境でOAuth2の使用」を参照してください。 |
|
|
文字列 |
SODA REST APIを使用しているときに、制限がURLで指定されていない場合、コレクションのGETリクエストに返されるデフォルトのドキュメント数を指定します。正の整数または、制限をなくす「無制限」である必要があります。 デフォルトは100です。 |
|
|
文字列 |
SODA REST APIを使用しているときに、URLで指定された制限にかかわらず、コレクションURLでGETリクエストに返されるドキュメントの最大数を指定します。正の整数または、制限をなくす「無制限」である必要があります。 デフォルトは1000です。 |
|
関連項目:
詳細は、「Oracle REST Data Servicesの構成およびインストール」および『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』のOracle REST Data Servicesの管理に関する項を参照してください。