Oracle Enterprise Pack for Eclipse Oracle Mobile Application Framework (OEPE Edition)でのモバイル・アプリケーションの開発 リリース2.1.2 E64870-01 |
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この章では、Oracle Java Cloud Serviceでホストされるデータへのモバイル・アプリケーションによるアクセス方法について説明します。
この章には次の項が含まれます:
モバイル・アプリケーションは、Oracle CloudでホストされるSOAP Webサービスにアクセスできます。ホストされているSOAP Webサービスへのアクセスを有効にするには、第15.2項「SOAPを使用したWebサービス・データ・コントロールの作成」で説明するように、Webデータ・サービス・コントロールを作成します。Webサービス・データ・コントロールを作成することで、RESTful Webサービスへのアクセスを有効にできます。コンテンツ・タイプにより、第12.3.2項「MAF AMXページへのUIコンポーネントおよびデータ・コントロールの追加方法」の説明に従い、データ・コントロールをドラッグしてMAF AMXユーザー・インタフェースにドロップするか、コンテンツがリモートWebサーバーまたはローカルに格納されたHTMLファイルのいずれかから配信されるアプリケーションの場合はプログラムによって、モバイル・アプリケーションによるクラウド・データへのアクセスが可能になります。
「MAFログイン・サーバー接続」ダイアログを使用して、Oracle Cloudに対して認証するためのログイン・サーバー接続を作成します。
始める前に:
ログイン・サーバー接続に使用するOracle Cloud URLを取得します。
Oracle Cloudのエンドポイントを使用してログインURLを作成するには:
プロジェクト・エクスプローラで、アセンブリ・プロジェクトを展開してMAFを展開し、MAFアプリケーション・エディタをダブルクリックします。
エディタで、アウトラインの「セキュリティ」を選択し、デフォルト・ログイン・サーバーの横の「作成」をクリックします。
図24-1に示すように、「接続名」フィールドに接続の名前を入力することで、モバイル・ログイン・サーバー接続ダイアログの「一般オプション」に入力します。
「次へ」をクリックします。HTTP基本オプション・ページで、Oracle CloudのURLを「ログインURL」フィールドに入力します。
「テスト」をクリックして接続をテストします。
詳細は、第29.5.2項「ログイン・ページの指定方法」を参照してください。
データ・サービス・コントロールの作成ウィザードでは、ホストされたデータにアクセスするデータ・コントロールを作成できます。Oracle Java CloudにデプロイされたSOAP WebサービスのWSDL URLを使用してこのデータ・コントロールを作成します。このURLがわからない場合は、アプリケーションのコンテキスト・ルートにWebサービスのポート名および?wsdl
を追加して、WSDLドキュメントへのURLを作成する必要があります。
始める前に:
Oracle Java Cloud ServiceにデプロイされているSOAP Webサービス・アプリケーションへのアクセス権を持つ必要があります。このアプリケーションは、Oracle Java Cloud Service Controlホームページにある「アプリケーション」ペインを経由して利用可能にする必要があります。さらに、図24-2のHCMMobileServiceアプリケーションで示されるように、その「ステータス」および「状態」それぞれが「↑」および「アクティブ」である必要があります。
Webサービス・データ・コントロールを作成するには:
Oracle Cloud上でホストされたWebサービスのアプリケーション・コンテキスト・ルートを次のように取得します。
「ファイル」→「新」→「その他」を選択して、「新」ダイアログを開きます。
「Oracle」→「モバイル・アプリケーション・フレームワーク」を展開し、「データ・コントロール」を選択して「次へ」をクリックします。
図24-4に示すように、「新規データ制御」ウィザードでプロジェクトを選択し、「Webサービス」
を「タイプ」として選択します。
図24-5に示すように、「URL」の横のをクリックして、データ・コントロール・ソース・ダイアログを開きます。
「URL」フィールドで、Oracle Cloud Java Serviceにデプロイされている(さらに現在実行されている) SOAPベースのWebサービスのURLを貼り付けて「OK」をクリックし、データ・コントロール・ソース・ページで「次へ」をクリックします。
ウィザードのデータ・コントロールの詳細ページで、新規データ・コントロールのIDを設定し、「次へ」をクリックします。
ウィザードの「Webサービス・データ・コントロール」ページで、目的のサービスを選択し、「次へ」をクリックします。
ウィザードの「サマリー」ページで、選択したオプションを確認し、「終了」をクリックします。
Oracle Cloud上で保護されるSOAPベースのWebサービスに対してポリシーを構成する必要があります。第15.5項「セキュアなWebサービスへのアクセス」の説明に従い、データ・サービス・コントロール・ポリシーの編集ダイアログを使用して、oracle/wss_http_token_over_ssl_client_policy
を選択できます。この(および他の)ポリシーの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Web Services Managerを使用したWebサービスの保護とポリシーの管理の「使用する優先ポリシーの決定」および「事前定義済ポリシー」の各章を参照してください。
注意: SOAPベースのWebサービスには、oracle/wss_http_token_over_ssl_client_policy のみがサポートされます。RESTful Webサービスでは、MAFは基本認証およびSSLポリシーをサポートしています。 |