プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
目次へ移動
目次

前
次

13.6 実行時のポリシー評価キャッシュの管理

Access Managerの共通の実行時ポリシー評価キャッシュ設定は管理者によって管理され、ポリシー評価キャッシュは実行時のポリシー評価中に必要になります。

この節では、以下のトピックについて説明します。

13.6.1 実行時のポリシー評価キャッシュの設定

「リソース一致キャッシュ」と「認可結果キャッシュ」が設定されており、実行時のポリシー評価で必要となります。

図13-4に、「Access Managerの設定」ページの「ポリシー」セクションを示します。

図13-4 共通ポリシー評価キャッシュ

図13-4の説明が続きます
「図13-4 共通ポリシー評価キャッシュ」の説明

表13-8は、すべてのサーバーおよびリクエストに適用されるこれらのグローバル設定の概要を示します。

表13-8 ポリシー評価キャッシュ

要素 説明

リソース一致キャッシュ

リクエストされたURLと、そのURLに適用されるリソース・パターンを保持するポリシー間のマッピングをキャッシュ化します。

デフォルト値:

  • 最大サイズは100000で、ゼロでキャッシュが無効になります。

  • 存続時間(秒) 3600。ゼロは存続時間が無効になります。

認可結果キャッシュ

リクエストされたURLおよびユーザーのポリシー決定をキャッシュ化します。

デフォルト値:

  • 最大サイズは100000で、ゼロでキャッシュが無効になります。

  • ユーザー当たりの最大サイズは100で、ゼロでキャッシュが無効になります。

  • 存続時間(秒) 3600。ゼロは存続時間が無効になります。

関連項目: パフォーマンスのチューニング

13.6.2 実行時のポリシー評価キャッシュの管理

管理者は、Access Managerの共通する実行時のポリシー評価キャッシュ設定を管理します。

  1. Oracle Access Managementコンソールで、ウィンドウの上部にある「構成」をクリックします。
  2. 「構成」コンソールで、「設定」セクションの「表示」メニューから「Access Manager」を選択します。
  3. 「ポリシー」セクションを開きます。
  4. リソース一致キャッシュ: 詳細を指定して「適用」をクリックします(表13-8)。
  5. 認可結果キャッシュ: 詳細を指定して「適用」をクリックします(表13-8)。
  6. 「適用」をクリックして変更を送信し、確認ウィンドウを閉じます(または変更を適用しないでページを閉じます)。

関連項目:

  • 『高可用性ガイド』

  • パフォーマンスのチューニング