プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
目次へ移動
目次

前
次

26.4 アクセス・テスター・コンソール、ナビゲーションおよびコントロール

アクセス・テスター・コンソールを使用すると、OAMサーバーへの接続の確立、リソースの保護状態の検証および認証と認可の確認が可能です。

固定サイズのアクセス・テスター・コンソールを図26-3に示します。コンソール・モードでアクセス・テスターを開始した場合、ユーザーはこのウィンドウを通じてアプリケーションとの対話操作を行うことができます。このウィンドウのサイズを変更することはできません。詳細は、図の後に説明します。

図26-3 アクセス・テスター・コンソール

図26-3の説明が続きます
「図26-3 アクセス・テスター・コンソール」の説明

メイン・ウィンドウの最上部にあるメニュー・バーにはメニュー名が表示されています。メニュー・バーの下にはツール・バーがあります。ツール・バーのボタンとして表示されるコマンドはすべてメニュー・コマンドとしても使用可能です。表26-3で説明されているアクセス・テスター・コンソールは4つのパネルに分割されています。

表26-3 アクセス・テスターのコンソール・パネル

パネル名 説明

サーバー接続

OAMサーバー(1つのプライマリ・サーバーと1つのセカンダリ・サーバー)との接続を確立するために必要な情報を入力するためのフィールドと、「接続」ボタンがあります。

関連項目: 「アクセス・テスターとOAMサーバー間の接続の確立」も参照してください。

保護リソースのURI

保護状態を検証する必要のあるリソースに関する情報が表示されます。リソース検証サーバー・リクエストを送信するには、「検証」ボタンを使用します。

関連項目: 「アクセス・テスター・コンソールからリソース保護を検証」

ユーザー・アイデンティティ

資格証明を認証する必要のあるユーザーに関する情報が表示されます。「ユーザーの認証」サーバー・リクエストの送信には「認証」ボタンを使用します。

関連項目: 「アクセス・テスター・コンソールからユーザー認証をテスト」

ステータス・メッセージ

ユーザーのリクエストに対してアプリケーションが表示するメッセージで構成された、スクロール可能なステータス・メッセージ・エリアが表示されます。「ユーザーの認可」サーバー・リクエストの送信には認可ボタンを使用します。

関連項目: 「リクエスト待機時間の監視」も参照してください。

テキスト・フィールドでは、右クリックによる「編集」メニューの表示、およびマウスとカーソルによるドラッグアンドドロップ操作が可能です。

OAMサーバーにテスト・リクエストを送信するために使用する4つのプライマリ・ボタンがあります。それぞれのボタンは、表26-4に示す指定アクションを開始するためのトリガーとして働きます。

表26-4 アクセス・テスター・パネルのコマンド・ボタン

パネル・ボタン 説明

接続

接続情報を送信して接続を開始します。

検証

「保護リソースのURI」パネルに入力された情報を送信して、保護の検証を開始します。

認証

「ユーザー・アイデンティティ」パネルに入力された情報を送信して、認証の確認を開始します。

認可

「ユーザー・アイデンティティ」パネルに入力された情報を送信して、認可の確認を開始します。

26.4.1 アクセス・テスターのメニューとコマンド・ボタン

アクセス・テスター・コンソールのその他のコントロール・ボタンおよびコマンド・ボタンでは、カーソルをボタンの上に置くとヒントが表示されます。

アクセス・テスターのその他のボタンとその使用方法を表26-5に示します。

表26-5 その他のアクセス・テスター・ボタン

コマンド・ボタン 説明

開いたフォルダ

XMLファイル(デフォルトはconfig.xml)に保存された接続構成の詳細をロードします。

このボタンをクリックすると、コンソール内の情報をリフレッシュすることができます。

ディスク

接続構成の詳細をファイル(デフォルト名はconfig.xml)に保存します。このドキュメントの名前は、コマンド行モードで実行中のアクセス・テスターに正しい接続情報を提供するために、入力スクリプトに追加できます。

コンソールの一番下にある「保存」コマンド・ボタンは、「ステータス・メッセージ」パネルの内容をログ・ファイルに保存します。

消しゴム

アイコンを含むパネル上のフィールドをクリアします。ツール・バーのボタンを使用すると、接続がすでに確立されている場合は接続フィールドを除くすべてのフィールドがクリアされます。

青色の上向き矢印

最後に指定されたリクエストを取得し、これに対してOAMサーバーから受信したレスポンスとともに取得キューに入れます。リクエストとレスポンスを組み合せてテスト・ケースが作成されます。

コンソールの一番下にある取得キューのステータスが更新されて、キュー内のテスト・ケースの数が反映されます。

取得キューの内容は保存することができ、「テスト」メニューのスクリプト作成コマンドまたはコマンド・ボタンを使用して、複数のテスト・ケースを含むテスト・スクリプトを作成することができます。

ペーパー・スクロール

現在取得キューに置かれているあらゆるテスト・ケースを含むテスト・スクリプトを作成して、キューをクリアするかどうかの確認を行います。キューは、すべてのテスト・ケースが取得されてテスト・スクリプトに保存されるまでクリアしないでください。

右向きの矢印が付いたペーパー・スクロール

現在のOAMサーバーに対してテスト・スクリプトを実行します。「ステータス」メッセージ・ウィンドウには、スクリプトが各テスト・ケースへ進むのに合わせて実行ステータスが表示されます。

右向きの赤い矢印が付いた地球儀

コピーされたURIを解析後にクリップボードからインポートし、URIパネルのフィールドに表示します。

疑問符

パスワードをクリア・テキストで表示するダイアログを表示します。

アクセス・テスターには表26-6に示すメニューがあります。すべてのメニュー項目にはニーモニックがあり、これはALTキーを押すことによって開くことができます(Windowsシステム上)。また、各メニュー・コマンドに対して定義されたCTRLキーと<文字キー>の組合せを使用して、コマンド・アクセラレータ(キーボード・ショートカット)を利用することもできます。

表26-6 アクセス・テスターのメニュー

メニュー名 メニュー・コマンド

ファイル

  • 構成を開く

  • 構成の保存

  • 終了

ノート: データ入力量をできるだけ少なくするために、「構成の保存」メニューと「構成を開く」メニュー(およびツールバーのコマンド・ボタン)を使用して、特定の接続、URI、およびアイデンティティ情報をファイルに保存したりファイルから読み出したりすることができます。したがって、複数構成の管理がきわめて容易になります。また、コマンド行モードでアクセス・テスターを使用してテスト・スクリプトを実行するときは、構成ファイルをアクセス・テスターへの入力として使用することができます。

編集

フィールドに対して使用できる標準編集コマンドを提供します。

  • 切取り

  • コピー

  • 貼付け

  • すべてのフィールドをクリア

  • 保存したURLからURIフィールドをインポート

テスト

  • 「最後の"..."リクエストを取得」(たとえば「最後の"認可"リクエストを取得」)

  • テスト・スクリプトの保存

  • テスト・スクリプトの実行

ノート: これらの機能を使用し、最後のリクエストと応答を取得してテスト・ケースを作成することができます。これらのテスト・ケースは、テスト・スクリプトに保存して後で実行することができます。

ヘルプ

使用状況情報を表示するAboutコマンドです。