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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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34.6 Dominoセキュリティ(DSAPI)フィルタのインストール

DominoセキュリティAPIフィルタ(DSAPI)は、DLLをDomino Webサーバーに登録するための認証方法です。この場合、認証のリクエストが発生すると、Webサーバーは、SSLまたは基本認証を使用するかわりにWebGate DLLをコールしてユーザーを認証します。Access Manager DSAPIフィルタを使用する場合、Domino内の認証はオプションです。認証においてデフォルトのWebサーバーではサポートされていない特定の側面を実装できます。

タスクの概要: WebGateとフィルタのインストールの完了:

  1. WebゲートをDomino Webサーバーにインストールする前に、前述のステップをすべて完了してください。
  2. WebゲートのインストールおよびWebサーバーの更新を完了します。

    「Access Manager 11g用の最新の10g Webゲートの検索およびインストール」を参照してください。

  3. notes.ini ファイルでObWebGateInstallDir=$WEBGATE_INSTALL_DIRを設定します。
  4. 次のトピックの説明に従って、いずれかのオプションを選択します。

    「WebGateインストールの完了」を参照してください。

34.6.1 WebGateインストールの完了

Domino WebサーバーでWebゲートDLLを使用できるようにする必要があります。サーバー・ドキュメントの「Internet Protocols」タブの下の「HTTP」タブにある「DSAPI filter file names」フィールドで、認証のためにコールされるDLL (DSAPIライブラリ)の名前を編集または入力する必要があります。

次のフィルタのいずれかを選択して、そのフィルタをインストールできます。

  • Webブラウザとnames.nsfを使用(オプション1)

  • Lotus NotesワークステーションとAddress Bookを使用(オプション2)

オプション1: names.nstにアクセスするためにDSAPIフィルタを設定するには:

  1. names.nsfのURLに移動してログインします。次に例を示します。

         http://hostname:port/names.nsf
    
  2. 「Server-Servers」リンクをクリックします。

    Javaアプレットがロードされます。

  3. リストからサーバーを選択します。

  4. 「Edit Server」リンクをクリックして「Edit」モードにします。

  5. 「Internet Protocols」リンクをクリックします。

    デフォルトでは「HTTP」タブが選択され、情報が「Edit」モードで表示されます。

  6. 「DSAPI filter file names:」でDSAPIを探し、libwebgate.soファイルの絶対パスを入力します。

  7. 変更を保存します。

  8. Domino httpサーバー・タスクを再起動します。

オプション2: Lotus Notesを介してAddress Bookにアクセスする手順:

  1. Domino Name and Address bookを開きます。次のように選択します。

    「File」→「Database」→「Open」を選択し、「Address Book」をクリックします。

  2. サーバー表示に切り替えて、サーバー・ドキュメントを開きます。
  3. サーバー・ドキュメントを編集します。
  4. 「Internet Protocols」タブをクリックします。

    デフォルトでは「HTTP」タブが選択され、情報が「Edit」モードで表示されます。

  5. 「DSAPI filter file names:」でDSAPIを探し、libwebgate.soファイルの絶対パスを入力します。
  6. 変更を保存します。
  7. Domino httpサーバー・タスクを再起動します。