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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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50.2 ソーシャル・アイデンティティの構成の理解

「Mobile and Socialへようこそ - ソーシャル・アイデンティティ構成ページは個別のパネルに分れていて、パネルの左上隅の矢印ボタンをクリックすると開いたり折りたたんだりできます。

次の各項では、ソーシャル・アイデンティティの各パネルについて詳細に説明します。

50.2.1 ソーシャル・アイデンティティ・プロバイダ

ソーシャル・アイデンティティ・プロバイダ・パネルは、Google、Facebook、Twitterなどのアイデンティティ・プロバイダの(事前構成されている)構成の詳細を編集するために使用します。これらの設定は、一度確立した後はそれほど頻繁に変更する必要はありません。

Javaインタフェースoracle.security.idaas.rp.spi.IdentityProviderを実装することで、ユーザー自身を追加するソーシャル・アイデンティティ・プロバイダの構成の詳細を定義することもできます。ソーシャル・アイデンティティ・プロバイダの追加の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management開発者ガイド』の「Mobile and Socialサーバーの機能の拡張」を参照してください。

ソーシャル・アイデンティティ・プロバイダの詳細は、次を参照してください。

「ソーシャル・アイデンティティ・プロバイダの定義」を参照してください。

50.2.2 サービス・プロバイダ・インタフェース

サービス・プロバイダ・インタフェースは、指定したアプリケーション・プロファイルの認証フローを制御する一連のルールを指します。

Mobile and Socialは、次のサービス・プロバイダ・インタフェースを提供します。

  • DefaultServiceProviderInterface: Javaに準拠したアプリケーション・サーバーで実行されるWebアプリケーションのサポートを提供します。

  • OAMServiceProviderInterface: Access Managerサービスで実行されるWebアプリケーションのサポートを提供します。

サービス・プロバイダ・インタフェースの詳細は、「サービス・プロバイダ・インタフェースの定義」を参照してください。

ノート:

Java開発者は、1つ以上のアイデンティティ・プロバイダ・インタフェース・コントラクトのカスタム実装を作成できます。「サービス・プロバイダ・インタフェース」セクションは、開発者が作成したカスタム・サービス・プロバイダを追加する必要がある場合にのみ使用します。

50.2.3 アプリケーション・プロファイル

アプリケーション・プロファイルでは、Mobile and Socialサーバー上のソーシャル・アイデンティティ・プロバイダ・サービスを使用するアプリケーションを定義します。

このパネルを使用して、モバイル・アプリケーション、Javaに準拠したアプリケーション・サーバーで実行されるWebアプリケーション、およびAccess Managerと統合されるWebアプリケーションで、ソーシャル・アイデンティティを使用するように構成できます。

  • WebアプリケーションがAccess Managerと統合されていない場合は、ソーシャル・アイデンティティのログイン・ページをWebアプリケーションと統合します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Access Management開発者ガイド』の「ソーシャル・アイデンティティ・クライアントSDKを使用したアプリケーションの開発」を参照してください。

  • WebアプリケーションがAccess Managerに統合されている場合は、OAMApplicationという名前の事前構成済のアプリケーション・プロファイルを編集します。Oracle Access Managementのインストール時に、Access ManagerとMobile and Socialを同時にインストールすると、両方の製品が信頼されたパートナとして登録され、事前構成済のアプリケーション・プロファイルが含まれます。そのため、Access Managerとソーシャル・アイデンティティに統合されているWebアプリケーションを統合するために、コードを記述する必要はありません。Mobile and Socialに組み込まれているOAMApplicationアプリケーション・プロファイルは、Access Managerと連動するように事前構成済であり、わずかな構成変更を実行するだけで、使用している環境で動作するようになります。

アプリケーション・プロファイルの詳細は、「アプリケーション・プロファイルの定義」を参照してください。