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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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56.2 Access ManagerによってサポートされているRSA機能

Access Managerは、RSA Authentication Managerと統合し、表56-1に記載する統合機能を提供します。

表56-1 RSA機能に対するAccess Managerのサポート

RSA機能 Access Managerのサポート

認証方式

ネイティブSecurID認証

New PINモード(ユーザー生成PIN)

新規PINと確認を要求します。

トークンは、ユーザーが初めてログインしたときはNew PINモードになっている可能性があります。それ以外の場合は、Authentication Manager管理者がNew PINモードを有効化できます。New PINモードでは、新しいPIN番号は、ユーザーが一連のフォームに入力して定義するか、システムに生成させる必要があります。

オラクル社が提供するNew PINフォームおよび機能は次のとおりです。

  • システム生成PIN (サポートされていません)

  • ユーザー定義(4-8個の英数文字)

  • ユーザー定義(5-7個の数字)

  • 4および8桁PINの拒否

  • 英数字PINの拒否

  • 数値PINの拒否

  • PINの再利用

関連項目: 「SecurID New PIN認証」

Next Tokencode

認証中にAuthentication Managerによって、ユーザーは、割当て済トークンを持っていることを証明するために彼ら自身のSecurIDトークンに表示される次のトークンコードを入力するように指示されることがあります。この操作は、Next Tokencodeモードと呼ばれ、次の状況のいずれかで起動されることがあります。

関連項目: 「SecurID Next Tokencode認証」

パスコード

  • 16桁パスコード

  • 4桁固定パスコード

ロード・バランシング

RSA Authentication Managerレプリカ。

セカンダリ・サーバー・サポート

はい

SecurIDユーザー指定

指定されたユーザー

管理者のSecurID保護

はい

Access Managerの特徴と機能

すべて

表56-2の場合は、Access ManagerはRSA機能をサポートしません。

表56-2 サポートされないRSA機能

RSA機能 Access Managerのサポート対象外

RSA Authentication Manager 7.1 SP2

Active Directoryフォレスト・マルチドメイン環境ではサポートされません。

複数のACEレルム

RSA認証APIでは、自動レスポンス時間ロード・バランシング・アルゴリズムを使用して、認証リクエストの送信先が決定されます。そのようなリクエストは、プライマリRSA Authentication Managerまたはレプリカのいずれかに送信されます。自動アルゴリズムは、sdopts.recという手動ロード・バランシング構成ファイルを作成することでオーバーライドできます。ただし、RSA Authentication Managerを最後の手段のサーバーとして手動で重み設定しても、それとエージェントとの通信が防止されることはありません。そのため、この方法では真のフェイルオーバー・セットアップを実現できません。詳細は、ご使用のRSA Authentication Managerのドキュメントを参照してください。

システム生成PIN

Access Managerでサポートされていません。

フェイルオーバー

OAM SecurIDサーバーではサポートされていません。SecurID認証を実行できるのは1つのOAM SecurIDサーバーのみであるためです。