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Oracle® Fusion Middleware Oracle Unified Directoryの管理
11g リリース2 (11.1.2.3)
E61945-07
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このガイドの最新情報

ここでは、Oracle Unified DirectoryとOracle Directory Services Manager (ODSM)の前のリリースから新機能と変更された機能を紹介し、詳細情報へのリンクを記載します。次の各項で構成されます:

機能とその使用方法の詳細は、このガイドの参照先を確認してください。このドキュメントは、以前の『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directory管理者ガイド』の新版です。

Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.3)の新機能と変更された機能

この項では、このリリースの新機能の簡単なサマリーを示します。次の各項で構成されます:

Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.3)の新機能

この項では、Oracle Unified Directoryのこのリリースの新機能の簡単なサマリーを示します。内容は次のとおりです。

personエントリへのmemberofユーザー属性の追加のサポート

Oracle Unified Directoryでは、personエントリにmemberofユーザー属性を追加するVirtualMemberofワークフロー要素を提供しています。詳細は、第12.5.3項「personエントリへのmemberofユーザー属性の追加」を参照してください。

レプリケーション・サーバー・データベースでの暗号化のサポート

Oracle Unified Directoryでは、changelogとしても知られている、レプリケーション・サーバー・データベースでの属性の暗号化をサポートしています。第14.5項「レプリケーション・トポロジでの暗号化のサポート」を参照してください。

サーバーの変更が記録される方法の構成

use-authid-for-audit-attrs属性を構成して、プロキシ設定されたユーザーがサーバー変更を行う場合にこれらのユーザーの認証IDを記録できるようになりました。詳細は、第17.1.4.3項「サーバーの変更が記録される方法の構成」を参照してください。

新しい選択的属性キャッシング機能

選択的属性キャッシングを使用して、アクセス頻度に基づいてLDAPエントリ内の属性を区別することによって、大規模なデプロイメントおよび大きいエントリの操作をより適切に管理できるようになりました。詳細は、第18.9項「選択的属性キャッシングの構成」を参照してください。

Password Expiration Time仮想属性のサポート

Oracle Unified Directoryでは、ユーザー・エントリと適用されるパスワード・ポリシーの両方に含まれている情報に基づいてパスワード有効期限を動的に計算するPassword Expiration Time仮想属性が導入されています。


注意:

Password Expiration Time仮想属性とds-pwp-account-expiration-time属性(パスワード有効期限ではなくアカウント有効期限)を混同しないでください。

詳細は、第18.11項「仮想属性の構成」を参照してください。

静的グループのスケーラビリティの強化

静的グループの大幅な強化により、Oracle Unified Directoryでは大量のメンバーを管理できます。

そのため、仮想静的グループを使用して静的グループのスケーラビリティを回避することはお薦めしません。詳細は、第19.3.3項「仮想静的グループの定義」を参照してください。

新しいdsreplicationサブコマンド

dsreplicationコマンドでは、次の新しいサブコマンドを使用できます。

  • list-certsサブコマンドは、サーバーがレプリケーションに使用する証明書をリストします。

  • regenerate-certサブコマンドは、指定したサーバー(またはすべてのサーバー)がレプリケーションに使用する証明書を再生成します。

  • set-certサブコマンドは、サーバーがキーストア内の証明書をレプリケーションに使用するように構成します。このキーストアには、レプリケートされた他のサーバーと通信するために必要な公開キーも格納されます。set-certサブコマンドを使用して、タイプがPKCS11のキーストアの証明書を設定できます。

  • verifyサブコマンドは、レプリケートされたサーバーの証明書を含むレプリケーション構成を検証し、非一貫性が見つかると、それらを修正するために実行する必要があるアクションを要求します(対話モードの場合)。

次の項を参照してください。

Linuxシステムでの暗号化アルゴリズムのサポート

Oracle Unified Directoryでは、LinuxシステムのCRYPTパスワード記憶スキームでユーザー・パスワードを暗号化するための暗号化アルゴリズムをサポートしています。第D.3.15項「暗号化アルゴリズム」を参照してください。

文字セット・パスワード・バリデータの新しいuse-any-ofプロパティ

文字セット・パスワード・バリデータには、パスワードに含める必要がある文字の取得元となる最少数の文字セットを指定するための新しいuse-any-ofプロパティが含まれています。詳細は、第30章「パスワード・バリデータの管理」を参照してください。

データベースの記憶域要件を削減するための新しい最適化

Oracle Unified Directoryには、次の新しい最適化が含まれています。

  • 単一値属性に対する特定のエンコードの使用

    Oracle Unified Directoryは、単一値属性が使用するディスク領域を削減するために最適化されています。この最適化は、多数の単一値属性が使用される場合に最も効率的です。この最適化には、特定の構成変更は必要ありません。

  • RDN属性の重複の回避

    Oracle Unified Directoryサーバーは、データベース・エントリの相対識別名(RDN)属性とその値を複製しません(DNにはすでにこの情報が含まれているため)。この最適化には、特定の構成変更は必要ありません。

  • 属性値のトークンの使用

    Oracle Unified Directoryサーバーが値を圧縮し、トークンを使用してデータベースで参照する属性のリストを指定できます。サーバーは、各エントリのすべての属性値を繰り返すのではなく、データベースにトークンのみを格納します。

    このオプションを構成するには、第18.8.3項「属性値のトークンを使用したデータベース領域の節約」の説明に従って、新しい複数値ds-cfg-compact-attribute-values-using-tokensプロパティを設定します。

新しいprevious-last-login-time属性

previous-last-login-time属性を構成し、新規ログインが発生した場合、Oracle Unified Directoryが既存のlast-login-timeプロパティ値をprevious-last-login-timeにコピーし、last-login-time値を更新して現在のログイン時刻を表示するようにできます。詳細は、例30-2「最終ログインの構成」を参照してください。

監査ログでの属性のマスクのサポート

Oracle Unified Directoryでは、パスワード属性、暗号化された属性、ユーザー指定属性を監査ログに表示する方法に対する追加の制御が提供されます。詳細は、第35.3.4項「監査ログでの属性のマスク」を参照してください。

新しいLDAPコネクタ・モニタリング・パネル

新しいリアルタイムのLDAPコネクタ・モニタリング・パネルを使用して、サーバー・ステータス、各操作タイプの現在のスループットなど、接続プールのステータスをチェックできます。詳細は、第35.8項「プロキシLDAPコネクタのモニタリング」を参照してください。

設定スクリプトに対する変更

コマンド行(CLI)モードでのoud-setupまたはoud-setup.batスクリプトの実行には、次の変更点があります。

  • --serverTuningオプションで、Oracle Unified Directoryサーバーに使用されるシステム・メモリーの割合を指定できるようになりました。

  • --importTuningオプションは、--offlineToolsTuningに名前が変更されました(--importTuningは、下位互換性のために引き続き使用可能です)。

グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)モードでのoud-setupの実行には、次の変更点があります。

  • デフォルトのチューニングで、以前のバージョンよりも積極的なチューニングが提供されます。

  • 「サーバー・チューニング」画面で、オプション数が次の選択肢に削減されました。

    • 「OUDに使用するメモリーを指定中」(デフォルト)は、以前のバージョンのものと同じです。

    • 「実行時オプション」の提供は、メモリーとデータに基づいた以前のオプションの組合せとなっています。

第A.2.14項「oud-setup」を参照してください。

dstuneユーティリティに対する変更

dstuneユーティリティには、次の変更点があります。

  • 非対話モードで、他のオプションを指定しない場合、data-basedサブコマンドはデータベースの現在のコンテンツを使用してOracle Unified Directoryサーバーをチューニングします。

  • data-basedサブコマンドは、提供されたデータに対するメモリーの推奨最小値および最適値を表示します。

  • mem-basedサブコマンドで、Oracle Unified Directoryサーバーに使用されるシステム・メモリーの割合を指定できます。

  • automaticサブコマンドは使用できません(automaticは、下位互換性のために引き続き使用可能です)。

第A.2.7項「dstune」および第36章「パフォーマンス・チューニング」を参照してください。

RDBMSに格納されているアイデンティティ・データへのLDAPクライアント・アクセス

RDBMSワークフロー要素により、LDAPクライアントはLDAPプロトコルを使用してRDBMSに格納されているアイデンティティ・データにアクセスできます。

第12.1.1項「LDAPクライアントからRDBMSに格納されているアイデンティティ・データへのアクセスの有効化」を参照してください。

Active Directoryに格納されているユーザー・パスワードの更新のサポート

Adパスワード更新ワークフロー要素により、LDAPクライアントはMicrosoft Active Directoryに格納されているユーザー・パスワードを更新できます。

第12.4.3項「LDAPクライアントからのActive Directoryに格納されているユーザー・パスワードの更新の有効化」を参照してください。

アップグレード時に大文字と小文字の区別がある値を保持するためのサポート

アップグレードの直前にcompact-encodingフラグの値をfalseに設定しておくと、11.1.2.2から上位のバージョンへのアップグレード時に大文字と小文字の区別がある属性値を保持できるようになりました。

第18.15項「アップグレード時の属性の大文字と小文字の区別の保持」を参照してください。

Oracle Directory Services Manager 11gリリース2 (11.1.2.3)の新機能

この項では、Oracle Directory Services Managerのこのリリースの新機能の簡単なサマリーを示します。内容は次のとおりです。

「ホーム」タブの「OUD統計」表示の修正

Oracle Directory Services Managerの「ホーム」タブの「OUD統計」パネルが修正されました。

詳細は、第16.3.3項「サーバー統計情報の表示」を参照してください。

新しい「メトリック」タブ

Oracle Directory Services Managerに、起動以降の使用状況、現在の使用状況およびキャッシュ使用量を含む、サーバーに関する情報を提供する「メトリック」タブが用意されました。

詳細は、第16.3.7項「サーバー・メトリックの表示」を参照してください。

ODSMで結合ワークフロー要素を作成するための新しいGUI

ODSMの「構成」タブで結合ワークフロー要素を作成できます。詳細は、第17.3.4.1項「ワークフロー要素の作成」を参照してください。

11gリリース2 (11.1.2.3)に関するこのドキュメントにおけるその他の大きな変更

このガイドは、11gリリース2 (11.1.2.3)でいくつかの点が更新されました。次の表に、追加または変更された項を示します。

Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.2)の新機能と変更された機能

この項では、このリリースの新機能の簡単なサマリーを示します。次の各項で構成されます:

Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.2)の新機能

この項では、Oracle Unified Directoryのこのリリースの新機能の簡単なサマリーを示します。内容は次のとおりです:

属性暗号化のサポート

Oracle Unified Directoryで、機密性の高い属性を暗号化できるため、セキュリティを強化できます。

詳細は、第14章「Oracle Unified Directoryにおけるデータ暗号化の理解」を参照してください。

export-ldifコマンドの新しいオプション

新しいオプションの-d, --decryptによって、LDIFデータをエクスポートされたときの状態に復号化できます。

詳細は、第A.3.5項「export-ldif」を参照してください。

dsconfigセキュリティ・サブコマンドの属性暗号化用の新しいオプション

新しいオプションのデータ暗号化によって、属性の暗号化を構成できます。

詳細は、第14.7.3項「dsconfig対話モードを使用した属性の暗号化の構成」を参照してください。

混在デプロイメントのユースケースのサポート

1つのサーバー・インスタンスにプロキシの機能とディレクトリ・サーバーの機能をデプロイできるようになりました。

詳細は、第4章「混在デプロイメントの例」を参照してください。

仮想化のサポート

Oracle Unified Directoryでは、結合ワークフロー要素の定義によって仮想化できるようになりました。

詳細は、第24章「仮想化の構成」を参照してください。

dsconfigセキュリティ・サブコマンドの仮想化用の新しいオプション

新しいオプションのcreate-access-control-group、delete-access-control-groupおよびlist-access-control-groupsによって、アクセス制御グループを構成できます。

詳細は、第A.2.4.13項「セキュリティ・サブコマンド」を参照してください。

仮想ACIによるアクセス制御の適用

Oracle Unified Directoryでは、仮想ACIの定義により、そのデータに誰がアクセスできるか、およびそのデータのどの部分をアクセス可能にするかを決定できるようになりました。

詳細は、第9.7項「仮想ACIの理解」を参照してください。

レプリケーション・ゲートウェイのモニタリング

レプリケーション・ゲートウェイがデプロイされると、OUD dsreplicationコマンドまたはODSEEコンソールを使用してレプリケーション・ステータス情報をモニターできます。

詳細は、第35.7.3項「レプリケーション・ゲートウェイを使用したデプロイメントのOracle Unified DirectoryおよびODSEEレプリケーション・ステータスのモニタリング」を参照してください。

dsreplication statusサブコマンドの新しいオプション

新しいオプションの--dataToDisplayおよび--listDataToDisplayによって、指定したレプリケーション・ステータスのみを表示できます。

詳細は、第A.2.6項「dsreplication」を参照してください。

ターゲット属性でのサブタイプのサポート

ターゲットのエントリに出現する1つ以上の属性を対象にして、エントリに関する情報の一部へのアクセスを拒否または許可できるようになりました。

詳細は、第9.2.2.2項「ターゲット属性」を参照してください。

新しいアラート・タイプ・パラメータ

Oracle Directory Server Enterprise Edition互換のアクセス・コントロール・サブシステムが、新しいアクセス制御タイプ変更アラート・タイプを使用して1つ以上のACIルールの変更を検出した場合、管理者に通知できるようになりました。

詳細は、第35.4.1.3項「サポートされているアラート・タイプ」を参照してください。

構成パラメータの変更

ClearPassowrdScheme構成パラメータを構成するとことにより、パスワードが返されるときに、サーバーで、中カッコで囲んだスキーム名を曖昧化できるようになりました。

詳細は、Oracle Unified Directory構成リファレンスを参照してください。

SaltなしのSHA256およびSHA512のサポート

SaltなしのSHA256およびSHA512パスワード記憶スキームがサポートされるようになりました。

パススルー認証のメカニズムのサポート

認証用のユーザー資格証明がローカルで格納されておらず、パススルー認証メカニズムを使用する場合、リモートのディレクトリ・サーバーにバインド・リクエストをリダイレクトできるようになりました。

詳細は、第12.4.4項「パススルー認証の理解」を参照してください。

パスワードベースのアカウント・ソフト・ロックのサポート

ユーザー・アカウントは、複数のソフト・アカウント・ロックが終了すると、ハードロックされ管理者によるリセットが必要になるようにパスワード・ポリシーを構成できます。

詳細は、第30.6.1項「デフォルト・パスワード・ポリシーの構成」を参照してください。

ローカル・タイムスタンプを使用したログ・ファイルのローテーション名の構成のサポート

ローテーションされたログ・ファイルのファイル名にローカル・タイムスタンプを含めるように、サーバー・インスタンスを構成できるようになりました。

詳細は、第35.3.1.1.6項「ローカル・タイムスタンプを使用したログ・ファイルのローテーション名の構成」

拡張されたパフォーマンス・チューニング

サーバーのパフォーマンスを強化するために、自動モードを使用するか、dstuneコマンド行ユーティリティでその他の基準を使用してサーバーをチューニングできるようになりました。

詳細は、第36.4項「dstuneユーティリティを使用したJava仮想マシン設定のチューニング」を参照してください。

oud-setupコマンドの新しいオプション

新しいオプションの--serverTuningおよび--importTuningによって、サーバーのチューニングを構成できます。

詳細は、第A.2.14項「oud-setup」を参照してください。

新しいdstuneコマンド行ユーティリティ

新しいdstuneコマンドにより、Oracle Unified Directoryサーバーをチューニングできます。

詳細は、第A.2.7項「dstune」を参照してください。

Oracle Directory Services Manager 11gリリース2 (11.1.2.2)の新機能

この項では、Oracle Directory Services Manager (ODSM)のこのリリースの新機能のサマリーを示します。内容は次のとおりです:

データ暗号化の構成のサポート

ODSMでは、データ暗号化を構成できます。詳細は、第17.3.8項「一般的なサーバー構成の変更」を参照してください。

パススルー認証結合ルールのサポート

ODSMでは、パススルー認証ワークフロー要素の作成によりパススルー認証結合ルールを構成できます。詳細は、第17.3.4.1項「ワークフロー要素の作成」を参照してください。

仮想ACIのサポート

ODSMでは、ワークフローの構成により仮想ACIを構成できます。詳細は、第17.3.5.1項「ワークフローの作成」を参照してください。

レプリケーション・ゲートウェイのモニタリング

レプリケーション・ゲートウェイのデプロイ時には、ODSEEコンソールを使用してレプリケーションのステータス情報をモニターできます。詳細は、第35.7.3.2項「DSCCを使用したレプリケーション・ゲートウェイのモニター」を参照してください。

データ・レプリケーションの構成のサポート

ODSMでは、データ・レプリケーションを構成できます。詳細は、第32.3項「ODSMを使用したデータ・レプリケーションの構成」を参照してください。

新しいSkyrosスキン

ODSMでは、最新のユーザー・インタフェース・ビジュアル・デザインのトレンドを組み込んだ新しいルック・アンド・フィールのSkyrosスキンが使用されます。このスキン・ファミリは、グラデーション、ドロップ・シャドウ、角丸などにCSS3を使用します。

Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.1)の新機能と変更された機能

この項では、このリリースの新機能の簡単なサマリーを示します。次の各項で構成されます:

Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.1)の新機能

この項では、Oracle Unified Directoryのこのリリースの新機能の簡単なサマリーを示します。内容は次のとおりです:

ACIにおけるマクロのサポート

Oracle Unified Directoryでは、ACIのターゲット・セクションまたはバインド・ルール・セクション、あるいはその両方で、DNを表すマクロ式をサポートしています。

詳細は、第9.6項「高度なアクセス制御のためのマクロACIの使用」を参照してください。

nsuniqueid仮想属性のサポート

Oracle Unified Directoryでは、nsuniqueid仮想操作属性が導入されています。この属性は、LDAPデータベースとしてOracle Directory Server Enterprise Editionを使用するレガシー・アプリケーションをOracle Unified Directoryに移行する際の名前の競合を解決するために、ディレクトリ・サーバーの各エントリに割り当てられます。

詳細は、第18.11項「仮想属性の構成」を参照してください。

ワークフローでのクリティカル度のサポート

クリティカル度フラグを設定することによって、ワークフロー・レベルでクリティカル度を構成できます。

詳細は、第22.1.5項「dsconfigを使用したワークフローのクリティカル度の構成」を参照してください。

管理操作のロギングのサポート

Oracle Unified Directoryでは、管理トラフィック関連のロギング情報を格納する独立したログ・ファイルに管理操作を記録できます。

詳細は、第35.3.3項「アクセス・ログ・パブリッシャへの操作のロギング」を参照してください。

変換フレームワークの紹介

Oracle Unified Directoryでは、ワークフロー要素のインスタンス作成による変換をサポートしています。

詳細は、第12.7項「変換フレームワークの理解」を参照してください。

外部変更ログ・プロパティの拡張

Oracle Unified Directoryに、外部変更ログ(ECL)の属性を構成するためのプロパティとしてecl-include-del-onlyecl-blacklistが追加されています。

詳細は、第32.7.5項「外部変更ログに含める属性の指定」第32.7.6項「外部変更ログから除外する属性の指定」を参照してください。

Oracle Unified Directoryとエンタープライズ・ユーザー・セキュリティの外部LDAPリポジトリとの統合のサポート

Oracle Unified Directoryでは、次の外部ディレクトリがサポートされています:

  • Microsoft Active Directory

  • Novell eDirectory

  • Oracle Directory Server Enterprise Edition

詳細は、第31章「外部LDAPディレクトリおよびエンタープライズ・ユーザー・セキュリティと連携するためのOracle Unified Directory Proxyの構成」を参照してください。

ルートDSEエントリの再配置のサポート

Oracle Unified Directoryでは、ルートDSEを再配置できます。ルートDSEは、サーバーの名前、バージョン、ネーミング・コンテキストおよびサポートする機能に関する情報を提供する特殊エントリです。

詳細は、第17.1.6.5項「ネットワーク・グループのルートDSEエントリの再配置」を参照してください。

RDN変更のサポート

Oracle Unified Directoryでは、RDNChanging構成を使用して、ソース・ディレクトリからOracle Unified DirectoryにRDN値の名前変更または置換を実行できます。

詳細は、第12.5.5項「プロキシを使用したRDN値の変更」を参照してください。

Directoryプラグインのサポート

Oracle Unified Directoryでは、既存のディレクトリ・サーバー機能を拡張する手段として、DirectoryプラグインAPIをサポートしています。

詳細は、Oracle Unified Directoryのためのプラグインの開発を参照してください。

Oracle Directory Services Manager 11gリリース2 (11.1.2.1)の新機能

この項では、Oracle Directory Services Manager (ODSM)のこのリリースの新機能のサマリーを示します。内容は次のとおりです:

ログ・パブリッシャ構成の拡張

ODSMでは、管理操作をアクセス・ログに記録するための新しいパラメータをサポートしています。

詳細は、第35.3.3.2項「ODSMを使用してアクセス・ログ・パブリッシャにログされた操作の構成」を参照してください。

マクロACIとの統合

ODSMでは、ACIのターゲット・セクションまたはバインド・ルール・セクション、あるいはその両方で、DNを表すマクロ式をサポートしています。

詳細は、第28.4項「 ODSMを使用したマクロACIの管理」を参照してください。

ワークフロー構成におけるクリティカル度フラグのサポート

ODSMでは、ワークフローを構成するためのクリティカル度フラグを新しいパラメータとしてサポートしています。

詳細は、第22.2.1項「ODSMを使用したワークフローのクリティカル度の構成」を参照してください。

仮想属性のサポート

ODSMでは、仮想属性を構成できます。

詳細は、第18.11.2項「ODSMを使用した仮想属性の構成」を参照してください。

変換のサポート

ODSMでは、変換ワークフロー要素の作成を通じて変換を定義できます。

詳細は、第24.6項「変換の構成」を参照してください。

新しいワークフロー要素のサポート

ODSMでは、次のワークフロー要素を作成できます:

  • Kerberos認証プロバイダ・ワークフロー要素

  • RDN変更ワークフロー要素

  • 変換ワークフロー要素

詳細は、第19.5.2項「プロキシ、分散および仮想化機能の構成」を参照してください。

ルートDSEエントリの構成のサポート

ODSMでは、エンタープライズ・ユーザー・セキュリティの構成機能をサポートしています。

詳細は、第17.3.7項「ODSMを使用したネットワーク・グループの構成」を参照してください。

RDN変更ワークフロー要素の構成のサポート

ODSMでは、RDN変更ワークフロー要素を構成できます。

詳細は、第17.3.4項「ODSMを使用したワークフロー要素の構成」を参照してください。

Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.3)の新機能と変更された機能

この項では、このリリースの新機能の簡単なサマリーを示します。次の各項で構成されます:

Oracle Unified Directory 11gリリース2 (11.1.2.3)の新機能

この項では、Oracle Unified Directoryのこのリリースの新機能の簡単なサマリーを示します。内容は次のとおりです:

決定論的アイデンティティ・マッパーの評価順序のサポート

競合を避けるには、ネットワーク・グループ内のアイデンティティ・マッパーの評価順序を定義する必要があります。現在は、競合するアイデンティティ・マッパーの優先度を定義できます。

詳細は、第13.6項「アイデンティティ・マッパーの順序付け」を参照してください。

LDAP参照のサポート

サーバーは、クライアントのリクエストを処理できない場合、トポロジ内の他のサーバーをクライアントに示すリフェラルのリストをクライアントに送信します。その後、クライアントは、リフェラル・リスト内のリモート・サーバーの1つに対して操作を再度実行します。

詳細は、第18.14項「リフェラルの構成」を参照してください。

バインド・モードの新しいパラメータ

現在は、never-bindパラメータとuse-proxy-authパラメータなどの2つの追加パラメータおよび包含リストと除外リストを使用してプロキシLDAPワークフロー要素を構成し、サーバーの動作を調整できます。

詳細は、第20.2.3項「バインド・モードの構成」を参照してください。

Microsoft Active Directoryページングのサポート

Oracle Unified Directoryでは、Microsoft Active Directoryページングをサポートすることによって、Active Directory範囲の取得をサポートしています。

詳細は、第23.1項「Active Directoryサーバーからのすべての属性値の取得」を参照してください。

クリティカル度フラグのサポート

Oracle Unified Directoryにクリティカル度構成が実装されています。クリティカル度構成は、検索操作がホスト・エラーによって失敗した場合に、Oracle Unified Directoryプロキシ・サーバーが途中までのデータをクライアントに返すことを許可します。

詳細は、第22.1.6項「dsconfigを使用したワークフロー要素のクリティカル度の構成」を参照してください。

Oracleのエンタープライズ・ユーザー・セキュリティ(EUS)のサポート

Oracle Unified DirectoryをEUSと統合することによって、Oracle Database認証に使用するユーザーIDをOracle Unified Directoryに保存できます。

このリリースでは、EUSのサポートはパスワード認証に制限されています(証明書認証およびKerberosとの統合は現在のところサポートされていません)。

詳細は、第31章「Oracle Enterprise User SecurityへのOracle Unified Directoryの統合」を参照してください。

ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションのサポートの拡張

ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションに、結合コントロールと近接コントロールの2つの新しいコントロールによるサポートが追加されています。

詳細は、第18.5.3.2項「結合検索制御を使用した検索」第18.5.3.3項「近接検索制御を使用した検索」を参照してください。

外部変更ログを構成するCLIの強化

外部変更ログ(ECL)機能を使用すると、ディレクトリ・サーバー・データベースで発生したすべての変更をパブリッシュでき、LDAPディレクトリと他のサブシステムを同期する場合に特に便利です。

dsreplicationコマンドを使用して外部変更ログを構成するCLIがわかりやすくなっています。

詳細は、第32.7項「外部変更ログの使用」を参照してください。

テスト環境から本番環境への移行のサポート

テスト環境では、Oracle Unified Directoryのインストール、構成、カスタマイズおよび検証を実行できます。システムが想定どおりに機能するようになったら、テスト環境に組み込んだすべての変更内容を再実行するかわりに、サーバーとその構成のコピーをテスト環境から移行することで本番環境を作成できます。

詳細は、第34章「テスト環境から本番環境への移行」を参照してください。

CLIでのパスワード表示の非表示

一部のコマンドには、CLIでパスワードをクリア・テキスト形式で渡すオプションがありました。この場合、UNIXシステムでpsコマンドを使用してパスワードを取得できるので、セキュリティ上の脅威になります。

クリア・テキスト形式は非推奨になり、次のオプションを導入することによって、ファイルベースのオプションを使用してパスワードを格納するようにコマンドが変更されています:

-j, --bindPasswordFile

詳細は、付録A「Oracle Unified Directoryコマンド行インタフェース」を参照してください。

ADSトラスト・ストアPINの暗号化機能

Oracle Unified Directoryでは、ADSトラスト・ストアPINを構成して、提示されている証明書を信頼するかどうかを決定できます。

詳細は、第26.3項「信頼マネージャ・プロバイダの構成」を参照してください。

Oracle Directory Services Manager 11gリリース2 (11.1.2.3)の新機能

この項では、Oracle Directory Services Manager (ODSM)のこのリリースの新機能の簡単なサマリーを示します。内容は次のとおりです:

EUSの接尾辞構成

ODSMでは、Oracle Enterprise User Security (EUS)と連携して動作するための接尾辞を作成および構成できます。

詳細は、第17.3.3項「ODSMを使用した接尾辞の構成」を参照してください。

ルート・ユーザーを構成する新しいユーザー・インタフェース

ODSMでは、ルート・ユーザーを構成するための新しいユーザー・インタフェース(UI)を提供しています。

詳細は、第19.2.2項「ODSMを使用したルート・ユーザーの構成」を参照してください。

キー・マネージャと信頼マネージャの構成

ODSMを使用して、キー・マネージャ・プロバイダと信頼マネージャを構成できます。

詳細は、第26.2.7項「ODSMを使用したキー・マネージャの構成」第26.3.5項「ODSMを使用した信頼マネージャの構成」を参照してください。

オートサジェスト機能

ODSMでは、構成および操作の効率向上に役立つオートサジェスト機能が各タブに実装されています。

詳細は、第18.16項「ODSMを使用したデータの管理」を参照してください。

動的グループのサポート

OSDMでは、LDAP URLを使用する検索条件によってメンバーシップが決定される動的グループを作成できます。

詳細は、第19.3.2項「動的グループの定義」を参照してください。

仮想静的グループのサポート

ODSMでは、仮想静的グループを作成できます。このグループの各エントリは、仮想属性を使用して、静的グループのエントリのように動作します。

詳細は、第19.3.4項「ネストされたグループの定義」を参照してください。

「構成」タブのツリー構造の簡素化

「構成」タブの構成ツリーのデフォルト・ビューが簡素化されて、ネーミング・コンテキスト(または接尾辞)構成がわかりやすく表示されるようになりました。さらに、選択したノードのすべての関連操作を起動できるコンテキスト・メニューにより、ユーザーの操作が簡素化されています。

詳細は、第17.3項「ODSMを使用したサーバー構成の管理」を参照してください。