Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer管理者ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51906-01 |
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新規のビジネスエリアにデータをロードしたときに生成される結合および追加オブジェクトを構成するには、このダイアログを使用します。
詳細は、次の項目を参照してください。
結合を作成しますか。
はい、次の基準に基づいて結合を作成します
このチェック・ボックスを使用して、ビジネスエリア内のアイテムの結合を作成します。
主キー/外部キー制約
このオプションを使用して、主キーおよび外部キーの結合を作成します。たとえば、「Regions」に多数の「Stores」が含まれる場合、主キー「Region.Region Name」は、外部キー「Stores.Region Name」と結合されます。
このオプションは、次の場合に使用することをお薦めします。
主キーおよび外部キーの制約がデータベースで定義されている場合
このオプションを使用する理由を次に示します。
結合を手動で作成する必要がありません。
Discovererでは、常に正しい結合が作成されます(マスターとディテールの関係が正しくなります)。
一致している列名
このオプションを使用して、データベース・テーブル内の一致する列名から結合を作成します。たとえば、Oracle以外のデータ・ソースを使用する場合など、主キーおよび外部キー制約が定義されていない場合に、このオプションを使用します。
このオプションが選択された場合、Discovererはロードされるすべてのオブジェクトのすべての列名を、その他のすべての列名と照合します。ロードされる列の数が増加すると、必要な処理量も増加します。この方法の欠点は、作成された結合をロード後にチェックして、結合の有効性を確認する必要があることです。マスターとディテールのフォルダの関係が正しいこと、および結合条件の有効性(同じ名前を使用して、異なる2つの列から誤って作成されていないこと)を確認する必要があります。
その他に作成するオブジェクトを選択します。
作成されたフォルダをベースとしたサマリー
ロード処理後に、このチェック・ボックスで自動サマリー管理(ASM)を使用して、作成されたフォルダに基づいてサマリー・フォルダを作成します。
テーブル構造の分析後に、適切なサマリー・フォルダのセットがASMによって作成されます。このオプションを選択するとビジネスエリア・ロードの継続時間は若干増加しますが、エンド・ユーザーのクエリーのパフォーマンスは向上します。
注意: ASMを実行する予定がある場合、またはデータベースの領域が少ない場合には、このオプションを選択しないでください。
日付階層
このチェック・ボックスを使用して、日付アイテムの日付階層を自動的に作成します。
デフォルトの日付階層フォーマットのドロップダウン・リストから階層を選択します。日付階層は、ビジネスエリア内のすべての日付列に適用されます。ユーザーは日付階層を作成することにより、日付アイテムをドリルアップおよびドリルダウンできるようになります。たとえば、年から四半期または月から日にドリルできます。
日付階層を自動生成すると、追加の(計算された)アイテムがフォルダに挿入されます。つまり、日付階層の各ノードのそれぞれの日付アイテムに対して、新しいアイテムが作成されます。たとえば、年|四半期|月|日を含む日付階層を、3つの日付列を持つテーブルに適用した場合、フォルダの中には新たに12個のアイテムが生成されます。詳細は、「階層の作成とメンテナンス」を参照してください。
データ・ポイントのデフォルト集計
このチェック・ボックスを使用して、数値アイテムのデフォルト集計を指定します。
集計は、ドロップダウン・リストから選択します。デフォルトの集計はSUMです。
アイテムの値リストを作成するデータ・タイプ
このチェック・ボックスを使用して、選択したタイプに基づいて値リストを生成します。このオプションによって、指定したタイプのそれぞれの軸アイテムに対して、値リストが作成されます。ただし、40文字より長い文字アイテムは除きます。値は、データベースの列の値から導出されます。
注意
DECIMAL (NUMBERデータ型)で、スケールがゼロではないアイテムは、データ・ポイントとしてロードされます。整数、すべてのキーおよびその他すべてのデータ型は軸アイテムとしてロードされ、デフォルトの位置は上です。
通常、軸アイテムはワークシートの1つの軸上に表示されます。たとえば、「Monthly Profit」はワークシートの軸アイテムとなります。
軸アイテムは、ディメンションとも呼ばれます。
通常、データ・ポイントはワークシートの本体に表示されます。たとえば、ドル単位の額(例: $2,000)はワークシートの「Monthly Profit」を表すデータ・ポイント・アイテムです。
データ・ポイントは、メジャーとも呼ばれます。
Discoverer Plusでは、アイテムが軸アイテムであるかデータ・ポイントであるかによって、クロス集計ワークシート上のアイテムのデフォルト位置が次のように決まります。
データ・ポイントは、ユーザーが分析する数値を含んでいることがほとんどであるため、デフォルトでは集計関数とともにクロス集計レポートの中央に表示されます。
軸アイテムは値リストを保持できますが、データ・ポイントは保持できません。軸アイテムはデフォルトで、ページ上、クロス集計ワークシートの上または横に表示されます。
ワークシートの軸アイテムまたはデータ・ポイント・アイテムのデフォルトの位置は、Discovererマネージャが決定します。ただし、Discoverer DesktopまたはDiscoverer Plusユーザーは、ワークシートの軸アイテムおよびデータ・アイテムの位置を変更できます。
値リストは、Discovererユーザーがアイテムの隣にあるプラス記号(+)をクリックして、データベースへのクエリーを行った時点で導出されます。リストの値は動的であり、データベース中の値が変化すれば、リストの値も変化します。プラス記号(+)がクリックされると、次のダイアログでアイテム・クラスを作成または編集したときに「接続している間、値リストをキャッシュする」チェック・ボックスが選択解除されていないかぎり、パフォーマンス上の理由から、値はクライアント・マシンにキャッシュされます。
「アイテム・クラス・ウィザード: ステップ4/5」ダイアログ
「アイテム・クラスの編集」ダイアログ: 「オプション」タブ
「接続している間、値リストをキャッシュする」チェック・ボックスを選択している場合、リストに新しい値を表示するには、再接続する必要があります(この設定の詳細は、「「アイテム・クラスの編集」ダイアログ: 「オプション」タブ」を参照)。
多くの値(小数点)を含むアイテムに、値リストを作成しないでください。