Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer管理者ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51906-01 |
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この章では、Discoverer Administratorを使用してビジネスエリアを作成およびメンテナンスする方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。
ビジネスエリアとは、Discovererエンド・ユーザー固有のデータ要件に一致するように設計されたテーブルまたはビュー(あるいはその両方)を概念上グループ化したものです。たとえば、会計部門は予算と財務に関するデータを表す会計ビジネスエリアを必要とします。一方、人事部門のマネージャは、部門と従業員情報専用のビジネスエリアを必要とします。
Discoverer Administratorでは、ビジネスエリアは「ワークエリア」の「データ」タブにファイルとして表示されます。ビジネスエリアを開いて、ビジネスエリアのフォルダとアイテムを表示できます(詳細は、「フォルダ」および「アイテム」を参照)。
ロード・ウィザードを使用して、Discoverer Administratorにビジネスエリアを作成します(詳細は、「ロード・ウィザード」を参照)。ロード・ウィザードを起動する前に、ビジネスエリア設計の概略を作成して準備します。Discovererエンド・ユーザーの目的に合ったビジネスエリアを設計するために、Discovererエンド・ユーザーの要件を意識するようにしてください。
次のガイドラインを使用してください。
ユーザーの要件を明確に理解するために、ユーザーに質問をします。ユーザーへの質問のガイドラインとして、「Discoverer Administratorを使用するための前提条件」の質問リストを使用します。
データ・ソースを識別して、その設計を明確に理解します。
必要なテーブル、ビューおよび列を識別します。複数のビジネスエリアに含まれる可能性のあるテーブル、ビューおよび列を識別します。たとえば、「Employee」フォルダは「Sales」および「Human Resources」ビジネスエリアの両方で必要な場合があります。
必要な結合を調べ、それらの結合がデータベースに存在するか、あるいはDiscoverer Administratorを使用して作成する必要があるかを判断します。結合が主/外部キー制約でデータベースに事前定義されている場合もあれば、異なるテーブル内の列名の一致の仕方によって目的に合った結合条件が決まる場合もあります。詳細は、第10章「結合の作成とメンテナンス」を参照してください。
セキュリティ問題とアクセス権限を識別します。ビジネスエリアの対象となるユーザー名を含めてください。
オブジェクトを追加すると、ビジネスエリアは便利で効率的な分析ツールになりますが、設計も変化します。概略を作成しておくと、ビジネスエリアの変更および作成のためのフレームワークが提供されます。
ロード・ウィザードではビジネスエリア作成のためのわかりやすいインタフェースが提供され、次の操作を迅速に行うことができます。
ビジネスエリアの命名と説明
ビジネスエリアへのメタデータのロード
次の操作の自動実行
データのフォーマット
テーブル間の既存の関係からの、結合の作成
注意: Oracleデータベース(リリース9.2.0.7以降)からバルク・ロードを行う場合は、ビュー間の既存の関係(ビューの制約など)から結合を作成することも可能です。
サマリーの作成
日付アイテムに対する日付階層の作成
データポイント・アイテムに対するデフォルト集計の作成
アイテムの値リストの作成
フォルダとアイテムのソート
Discoverer Administratorに接続済の場合
「挿入」→「ビジネスエリア」→「データベースから新規ビジネスエリアを作成...」を選択して、次のステップ2に進みます。
Discoverer Administratorに接続したばかりの場合
「新規ビジネスエリアを作成」をクリックします(Discoverer Administratorに接続したときにのみ表示される条件付きオプション)。
注意: Discoverer Administratorに接続し、ユーザー名にEULへのアクセス権がある場合は、ロード・ウィザードが自動的に起動されます。
次のオプションのいずれかを選択してメタデータのロード元を指定します。
オンライン・ディクショナリ(詳細は、「オンライン・ディクショナリからのロード」を参照)
ゲートウェイ(詳細は、「ゲートウェイからのロード」を参照)
オンライン・ディクショナリとゲートウェイの詳細は、「「ロード・ウィザード: ステップ1」ダイアログ」を参照してください。
「次へ」をクリックして、「ロード・ウィザード: ステップ2」ダイアログを表示します。
次の警告ダイアログが表示されます。
「はい」をクリックすると、「ロード・ウィザード: ステップ2」ダイアログが表示されます。
「ロード・ウィザード: ステップ2」ダイアログでは、新規ビジネスエリアにロードするユーザー・オブジェクトを定義できます。
注意: 「ロードするテーブルを所有するユーザーを選択してください」リストに表示される最大行数を変更するには、Discovererのレジストリ設定MaxNumListRowsの値を編集します(詳細は、第21章「Discovererのレジストリ設定」を参照)。
「データベース・リンクを選択してください」ドロップダウン・リストから、データベース・リンクを選択します。
現行ユーザーIDのデフォルト・データベースが表示されます。ドロップダウン・リストには、ユーザーがアクセス権を持つプライベート・データベース・リンクまたはパブリック・データベース・リンクに基づいて、現行ユーザーIDが接続できるデータベースのみが表示されます。
(各データベース・ユーザーの)チェック・ボックスを選択して、選択された各データベース・ユーザーが所有するデータベース・オブジェクトのデータ・ディクショナリ定義をビジネスエリアにロードします。
表示されるデータベース・ユーザーは、選択したデータベースに存在するデータベース・ユーザーです。
(オプション)「パターン・マッチングによる絞り込み」フィールドに、ビジネスエリアにロードされるユーザーのオブジェクトが一致する必要のあるパターンを指定します。
%記号がデフォルトで表示されますが、これは任意の文字または文字列に一致するワイルドカードです。データベースからロードできるスキーマ・オブジェクトの数を減らすには、次のようにワイルドカードを他の文字と組み合せて使用します。
ロードするスキーマ・オブジェクト | 入力する文字 |
---|---|
すべてのスキーマ・オブジェクトを検索します | % |
Dで始まるすべてのスキーマ・オブジェクトを検索します | D% |
ANDで終わるすべてのスキーマ・オブジェクトを検索します | %AND |
Aで始まり、5文字の名前を持つすべてのオブジェクトを検索します(各アンダースコアは文字を表しています) | A _ _ _ _ |
(オプション)「オプション」をクリックしてロードするテーブルの種類を指定します(詳細は、「「オンライン・ディクショナリ・オプション」ダイアログ」を参照)。
たとえば、パブリックまたはプライベート、選択したユーザーが所有しているか、あるいは選択したユーザーによってアクセス可能かなどです。
デフォルトでは、ロード・ウィザードは次の項目のみをロードします。
指定されたユーザーが所有するテーブル
プライベート・テーブル
「次へ」をクリックすると、「ロード・ウィザード: ステップ3」ダイアログが表示されます。
「ロード・ウィザード: ステップ2」ダイアログでは、新規ビジネスエリアにロードするスキーマ・オブジェクトを定義できます。
「データベース・リンクを選択してください」ドロップダウン・リストから、データベース・リンクを選択します。
「データベース・リンクを選択してください」フィールドには、現行ユーザーIDのデフォルト・データベースが表示されます。このドロップダウン・リストには、現行ユーザーIDが接続できるデータベースのみが表示されます。
ビジネスエリアにロードする各スキーマのチェック・ボックスを選択します。
表示されるスキーマは、選択したデータベースに存在するスキーマです。
ビジネスエリアにロードされるスキーマ・オブジェクトが一致する必要のあるパターンを(「パターンマッチングによる絞り込み」フィールドに)指定して、「次へ」をクリックします。
%記号がデフォルトで表示されますが、これは任意の文字または文字列に一致するワイルドカードです。データベースからロードできるスキーマ・オブジェクトの数を減らすには、次のようにワイルドカードを他の文字と組み合せて使用します。
ロードするスキーマ・オブジェクト | 入力する文字 |
---|---|
すべてのスキーマ・オブジェクトを検索します | % |
Dで始まるすべてのスキーマ・オブジェクトを検索します | D% |
ANDで終わるすべてのスキーマ・オブジェクトを検索します | %AND |
Aで始まり、5文字の名前を持つすべてのオブジェクトを検索します(各アンダースコアは文字を表しています) | A _ _ _ _ |
「ロード・ウィザード: ステップ3」ダイアログでは、ビジネスエリアにロードするテーブルとビュー(スキーマ・オブジェクト)を選択できます。
「選択可能」リストには、ユーザー(オンライン・ディクショナリを介して)またはスキーマ(ゲートウェイを介して)の階層リストと、ビジネスエリアへのロードに使用できるテーブルとビューが表示されます。「+」および「-」記号をクリックすると、階層レベルを開いたり、閉じたりできます。
テーブルまたはビューを選択してビジネスエリアにロードする手順は、次のとおりです。
ビジネスエリアにロードするテーブルまたはビューを「選択可能」リストから「選択済」リストに移動します。
[Ctrl]キーを押しながら他のテーブルまたはビューをクリックすると、一度に複数のテーブルまたはビューを選択できます。
「次へ」をクリックすると、「ロード・ウィザード: ステップ4」ダイアログが表示されます。このダイアログで、Discoverer Administratorによる結合の作成方法およびDiscoverer Administratorが新規ビジネスエリアに対して生成する追加オブジェクトを指定できます。
「ロード・ウィザード: ステップ4」ダイアログでは、結合、サマリー・フォルダ、日付階層、データポイントのデフォルト集計および値リストに関して、Discoverer Administratorがビジネスエリアに対して作成する項目を決定できます。
Discoverer Administratorがビジネスエリアに対して作成する項目を指定する手順は、次のとおりです。
Discoverer Administratorが結合を作成するかどうか、作成する場合は適切な結合オプションを選択します。
作成する追加オブジェクトを選択します(このダイアログのリファレンス情報は、「「ロード・ウィザード: ステップ4」ダイアログ」を参照)。
「次へ」をクリックすると、「ロード・ウィザード: ステップ5」ダイアログが表示されます。
「ビジネスエリアの命名、オブジェクト名およびソート・オプションの指定」に進んでください。
「ロード・ウィザード: ステップ5」ダイアログでは、名前と説明を入力して、Discoverer Administratorによるオブジェクト名の生成方法とビジネスエリアでソートするオブジェクトを指定できます。
ビジネスエリアを命名して、フォルダとアイテム、命名およびソートのオプションを指定する手順は、次のとおりです。
名前と説明を指定し、Discoverer Administratorによるフォルダ名とアイテム名の命名基準およびビジネスエリアのフォルダまたはアイテムをソートするかどうかに関するチェック・ボックスを選択して「終了」をクリックします。
(条件付きステップ)このステップ(および次のステップ)は、「ロード・ウィザード: ステップ4」で「作成されたフォルダをベースとしたサマリー」チェック・ボックスを選択した場合にのみ適用されます。
注意: Discoverer Administratorでは、自動サマリー管理(ASM)によって作成されるサマリー・フォルダに関する情報を提供する「推奨サマリー」ダイアログが表示されます(サマリー・フォルダの詳細は、「「サマリー・ウィザード(ASM): 推奨サマリー」ダイアログ」および第14章「サマリー・フォルダの管理」を参照)。
「作成」をクリックして選択内容を確定します。
Discoverer Administratorには、新規ビジネスエリア(またはサマリー)の作成中に進行状況バーが表示されます。完了すると進行状況バーが消えて、「ワークエリア」の「データ」タブに新規ビジネスエリアが表示されます。
注意: メタデータを他のソースからロードした場合は、ビジネスエリアをリフレッシュしてから使用してください。詳細は、「ビジネスエリアとデータベースの同期化方法」を参照してください。
注意: ユーザー・アクセス
新規ビジネスエリア(および含まれるデータ)には、そのビジネスエリアの作成に使用されたユーザーIDのみがアクセスできます。他のユーザーIDにアクセス権限を付与する方法の詳細は、「ビジネスエリアにアクセスできるユーザーまたはロール(職責)の指定方法」を参照してください。
注意: Discoverer Administratorに接続すると、ロード・ウィザードが自動的に起動されます。
Discoverer Administrator接続時に既存ビジネスエリアを開く手順は、次のとおりです。
「ロード・ウィザード: ステップ1」ダイアログで「既存のビジネスエリアを開く」をクリックすると、接続先データベースのEULにあるすべてのビジネスエリアが表示されます。
開くビジネスエリアのチェック・ボックスを選択するか、「すべて選択」をクリックしてすべてのビジネスエリアを選択します。
「終了」をクリックすると、選択されたビジネスエリアが開きます。
Discoverer Administratorに接続済の場合に既存ビジネスエリアを開く手順は、次のとおりです。
「ファイル」→「開く」を選択すると、「ビジネスエリアを開く」ダイアログが表示されます。
開くビジネスエリアを「選択可能」リストから「選択済」リストに移動します。
[Ctrl]キーを押しながら他のビジネスエリアをクリックすると、一度に複数のビジネスエリアを選択できます。
「OK」をクリックすると、選択されたビジネスエリアが開きます。
1つのEULから他のEUL (開発システムから本番システムなど)にビジネスエリアをコピーするには、最初のEULからビジネスエリアをエクスポートして2番目のEULに再接続し、ビジネスエリアのエクスポート・ファイルを2番目のEULにインポートする必要があります。
ビジネスエリアをファイルにエクスポートするには、「エクスポート・ウィザードによる選択されたビジネスエリアのエクスポート方法」で説明されている手順に従います。
「ファイル」→「接続」を選択します。
ビジネスエリアの移動先となるEULに接続します。
「ファイル」→「インポート」を選択します。
(前述のステップ1でエクスポートされた)ビジネスエリアを現行EULにインポートするには、「インポート・ウィザードによるファイルからのEULオブジェクトのインポート方法」で説明されている手順に従います。
注意
「エクスポート」オプションでは、ビジネスエリアの定義のみがエクスポートされます。データベース、EULテーブル、ワークブックまたはビジネスエリア定義によって参照されるデータベース・オブジェクトはエクスポートされません。
ビジネスエリアのプロパティを編集する手順は、次のとおりです。
「ワークエリア」の「データ」タブでビジネスエリアをクリックし、「編集」→「プロパティ」を選択して、「ビジネスエリア・プロパティ」ダイアログを表示します。
必要に応じて、ビジネスエリアの名前と説明を設定します。
警告: EULオブジェクト間の関係に影響する可能性があるため、識別子は変更しないでください。変更の影響を理解している場合を除き、識別子は変更しないでください。たとえば、本番環境にインポートするEULパッチをテスト環境で開発している場合などです。
「OK」をクリックして変更内容を確定します。
ビジネスエリアを削除する手順は、次のとおりです。
「ワークエリア」の「データ」タブでビジネスエリアをクリックし、「編集」→「削除」を選択して「ビジネスエリア削除の確認」ダイアログを表示します。
必要とする削除の適用範囲を指定します。
「ビジネスエリアを削除」オプションを選択すると、ビジネスエリアが削除されます。フォルダは削除されず、EULに残ります。
注意: フォルダはEUL内に存在できますが、ビジネスエリアには属していません(親なしのフォルダ)。
「ビジネスエリアおよび含まれているフォルダを削除」オプションを選択すると、ビジネスエリアとそのビジネスエリアに含まれるフォルダがすべて削除されます。
注意: 他のビジネスエリアの一部であるフォルダは削除されません。
注意: これはデフォルト・オプションで、通常はこのオプションをお薦めします。
(オプション)このビジネスエリアの削除によって影響を受ける可能性があるオブジェクトを確認する手順は、次のとおりです。
「影響」をクリックして、「影響」ダイアログを表示します。
「影響」ダイアログでは、ビジネスエリアの削除による影響を受ける可能性のある他のEULオブジェクトを確認できます。
注意: 「影響」ダイアログには、ファイル・システム(dis
ファイル内)に保存されたワークブックに対する影響は表示されません。
(オプション)行を選択すると、現在の処理がEULオブジェクトに与える影響を示すテキストが、リストの一番下に表示されます。
ビジネスエリアの削除による影響を確認し終えたら、「閉じる」をクリックして「影響」ダイアログを閉じます。
「はい」をクリックすると、選択されたビジネスエリアが選択内容に基づいて削除されます。
リフレッシュ・コマンドを使用して、データベース・スキーマが変更されるたびにビジネスエリアとソース・ディクショナリを同期化します。
典型的なデータベース変更の例は、次のとおりです。
テーブルの追加
列の追加
結合の追加
テーブルの所有者の変更
ビジネスエリアとデータベースを同期化する手順は、次のとおりです。
「ワークエリア」の「データ」タブで、リフレッシュするビジネスエリアを選択します。
「ファイル」→「リフレッシュ」を選択して、「リフレッシュ・ウィザード」ダイアログを開きます。
次の「ビジネスエリアのリフレッシュを行います。比較の元となる基準を指定してください。」オプションから、いずれかを選択します。
オンライン・ディクショナリ
ゲートウェイ
「終了」をクリックすると、ビジネスエリアのリフレッシュ処理が開始されます。
最後のリフレッシュ以降にオブジェクトが変更されている場合は、Discoverer Administratorによって「ビジネスエリアのリフレッシュ」ダイアログが表示されます。
「ビジネスエリアのリフレッシュ」ダイアログには、次の項目が表示されます。
最後のリフレッシュ以降に変更されたオブジェクト名
最後のリフレッシュ以降にオブジェクトで発生した変更の種類
リフレッシュがオブジェクトに与える影響
各オブジェクトをリフレッシュするかどうかを決定する手順は、次のとおりです。
リフレッシュする各オブジェクトの隣にあるチェック・ボックスを選択します。
リフレッシュしない各オブジェクトの隣にあるチェック・ボックスを選択解除します。
(オプション)このビジネスエリアのリフレッシュによって削除されるオブジェクトを確認できます。リフレッシュの潜在的な影響を表示する手順は、次のとおりです。
「影響」をクリックして、「影響」ダイアログを表示します。
ビジネスエリアのリフレッシュによる影響を確認し終えたら、「閉じる」をクリックして「影響」ダイアログを閉じます。
Discoverer Administratorの「OK」をクリックすると、ビジネスエリアまたは選択されたオブジェクトがリフレッシュされます。
ビジネスエリアを作成しても、Discovererエンド・ユーザーがビジネスエリア(またはビジネスエリア内のフォルダ)を参照できない場合があります。ユーザーがビジネスエリアまたはビジネスエリア内のフォルダを参照するには、次の条件がすべて満たされている必要があります。
ユーザーはEULへのアクセス権を持っている必要があります。ユーザーがEUL所有者でない場合は、EULがパブリックにアクセス可能であるか、あるいはユーザーがEULに対する明示的なアクセス権を付与されている必要があります。また、ユーザーがアクセスしているEULが、ビジネスエリアが作成されたEULであることを確認してください。
ユーザーはビジネスエリアへのアクセス権を持っている必要があります。ビジネスエリアへのアクセス権限付与の詳細は、次の項目を参照してください。
ユーザーは、ビジネスエリアのフォルダの基となるテーブルまたはビューへのデータベースSELECTアクセス権を持っている必要があります。
ヒント: 特定のユーザーが特定のデータベース・テーブルまたはビューに対するアクセス権を持っているかどうか不明な場合は、そのユーザーとしてSQL*Plusにログインし、次のように入力します。
select count(*) from <ownername>.<objectname>;
各要素は、次のとおりです。
<ownername>は、テーブルまたはビュー所有者のデータベース・ユーザー名です。
<objectname>は、テーブルまたはビューの名前です。
ユーザーがデータベース・テーブルまたはビューに対するアクセス権を持っていない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
ビジネスエリアのフォルダは、現行データベース・テーブルまたはビューの定義に基づいている必要があります。テーブルまたはビューの定義が変更されている場合は、ビジネスエリアをリフレッシュする必要があります(詳細は、「ビジネスエリアとデータベースの同期化方法」を参照)。