Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer管理者ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51906-01 |
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この章では、Discoverer AdministratorのEULステータス・ワークブックの使用方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。
EULステータス・ワークブックとは、Discoverer End User Layer (EUL)の管理と文書化に役立つレポートを提供するDiscovererワークブックです。EULステータス・ワークブックによってDiscoverer EUL V5ビジネスエリアのフォルダからの情報がクエリーされます。Discoverer PlusまたはDiscoverer ViewerでEULステータス・ワークブックを分析できます。
任意のDiscovererユーザーにEULステータス・ワークブックへのアクセス権を付与できます。ただし、EULステータス・ワークブックの主要な用途は管理です。
Discovererでは、次のEULステータス・ワークブックが提供されています。
EULデータ定義: このワークブックにはEUL内のデータに関する情報が含まれます。
EULクエリー統計: このワークブックにはDiscovererにより収集されるクエリー統計が含まれます。
EULアクセス: このワークブックにはユーザー、データベース・オブジェクトへのアクセス、およびセキュリティに関する情報が含まれます。
EULワークブック管理: このワークブックにはEULに保存されているワークブックおよびワークシートに関する情報が含まれます。
各ワークブックの使用方法は、個別のワークシートに記載されています。
DiscovererではこれらのEULステータス・ワークブックが提供されていますが、デフォルトではインストールされません。ワークブックのインストール方法は、次のようにEULの種類によって異なります。
標準的なEULに対してDiscovererを実行する場合は、「標準的なEULステータス・ワークブックのインストール方法」の指示に従ってください。
Oracle Applications EULに対してDiscovererを実行する場合は、「Oracle ApplicationsのEULステータス・ワークブックのインストール方法」の指示に従ってください。
EULステータス・ワークブックは、<ORACLE_HOME>\discovererディレクトリにインストールされます。
EULステータス・ワークブックをインストールすると、次の処理が可能になります。
Discoverer EUL V5のビジネスエリアの編集
提供されているEULステータス・ワークブックの編集
ユーザー自身のEULステータス・ワークブックの作成
要件に応じてワークブックまたはDiscoverer EUL V5のビジネスエリアを編集できます。また、ユーザー自身のEULステータス・ワークブックを作成することもできます。
Discoverer EUL V5のビジネスエリアは、EUL内のその他のビジネスエリアに似ています。Discoverer EUL V5のビジネスエリア内のフォルダは次のとおりです。
フォルダ | 説明 |
---|---|
ビジネスエリアとフォルダ | EUL内の定義済ビジネスエリアおよびフォルダ |
フォルダとアイテム | EUL内の定義済フォルダおよびアイテム |
ユーザー・クエリー | EULに記録されたユーザー・クエリー |
結合 | EUL内の定義済結合の構造 |
条件 | EUL内の必須およびオプションの条件の構造 |
階層 | 階層の構造 |
アイテム・クラス | アイテム・クラスまたは値リストの構造 |
サマリー・マッピング | フォルダへのサマリー・テーブルのマッピング |
セキュリティ | ビジネスエリアへのユーザー・アクセス |
権限 | ユーザーのDiscoverer権限 |
ワークブック管理 | データベースに保存されたワークブックとそれらのワークブックにアクセスできるユーザーのリスト |
Discoverer EUL V5のビジネスエリアを使用すると、Discovererビジネスエリアの構造の分析と文書化のために独自のワークブックを作成できます。
Discoverer EUL V5の一部のフォルダでは、EUL所有者にDBA_JOBS_RUNNINGデータベース・テーブルへのSELECTアクセス権限が必要であることに注意してください。詳細は、「EULステータス・ワークブックとDBA_JOBS_RUNNINGテーブルに関する注意」を参照してください。
提供されているEULステータス・ワークブックを変更する場合は、異なる名前でコピーを保存し、そのコピーを変更することをお薦めします。そうしないと、提供されているEULステータス・ワークブックがDiscovererの各新規リリースで置き換えられるため、変更が失われることがあります。
標準的なEULに対してDiscovererを実行する場合は、次の手順に従います。
注意: EULをインストールしている必要があります(詳細は、第4章「End User Layerの作成とメンテナンス」を参照)。
標準的なEULステータス・ワークブックをインストールする手順は次のとおりです。
SQL*Plusを起動し(まだ実行されていない場合)、EUL所有者として接続します。
SQL*Plusがすでに実行されている場合は、コマンド・プロンプトで次のように入力します。
SQL> connect jchan/tiger@database;
jchanはEUL所有者、tigerはEUL所有者のパスワードです。
SQLファイルeul5.sqlを実行します。
たとえば、コマンド・プロンプトで次のように入力します。
SQL> start d:\<ORACLE_ HOME>\discoverer\util\eul5.sql
<ORACLE_HOME>はDiscoverer Administratorがインストールされている場所です。
eul5.sqlファイルにより、Discoverer EUL V5のビジネスエリアで必要とされる一部のカスタムPL/SQLファンクションが作成されます。
SQL*Plusセッションを終了します。
Discoverer Administratorを起動します。
ファイルeul5.eexを次のようにインポートします。
「ファイル」→「インポート」を選択すると、「インポート・ウィザード: ステップ1」ダイアログが表示されます。
「ファイルの追加」ボタンをクリックすると、「開く」ダイアログが表示されます。
ファイル <ORACLE_HOME>\discoverer\eul5.eexを選択します。
「開く」をクリックすると、「インポート・ウィザード: ステップ1」ダイアログに戻ります。
選択したSQLファイルeul5.eexがインポート・ファイル・リストに表示されます。
「次へ」をクリックすると、「インポート・ウィザード: ステップ2」ダイアログが表示されます。
デフォルト設定を受け入れます。
「次へ」をクリックすると、「インポート・ウィザード: ステップ3」ダイアログが表示されます。
このダイアログでは、インポートを開始して、各EULオブジェクトが処理されるときの状態を監視できます。
「開始」をクリックして、EULステータス・ワークブックのインポートを開始します。
インポートが完了すると、「インポートに成功しました」というメッセージが表示されます。
「終了」をクリックして、「インポート・ウィザード: ステップ3」ダイアログを閉じます。
EULステータス・ワークブックのインポートが完了すれば、Discoverer PlusまたはDiscoverer Viewerを使用してEULステータス・ワークブックを開くことができます。
注意
Discovererリリース4からアップグレードした場合は、EULにEUL for Discoverer V4と呼ばれるビジネスエリアが含まれることがあります。このビジネスエリアは必要ないので、削除してもかまいません。EUL for Discoverer V4ビジネスエリアを削除する際、関連する次のPL/SQLファンクションも削除します。
EUL4_GET_ANALYZED EUL4_GET_COMPLEX_FOLDER EUL4_GET_HEIRLVL EUL4_GET_HIERORD EUL4_GET_ITEM EUL4_GET_ITEM_NAME EUL4_GET_OBJECT EUL4_GET_OBJECT_NAME EUL4_GET_SIMPLE_FOLDER
ヒント: PL/SQLファンクションの削除方法の詳細は、「Discoverer EUL V5のビジネスエリアのアンインストール方法」を参照してください。
Oracle ApplicationsのEULに対してDiscovererを実行する場合は、次の手順に従います。
注意: Oracle ApplicationsのEULをインストールしている必要があります(詳細は、第17章「Oracle ApplicationsでのDiscovererの使用」を参照)。
Oracle ApplicationsのEULステータス・ワークブックをインストールする手順は次のとおりです。
SQL*Plusを起動し(まだ実行されていない場合)、EUL所有者として接続します。
SQL*Plusがすでに実行されている場合は、コマンド・プロンプトで次のように入力します。
SQL> connect jchan/tiger@database;
jchanはEUL所有者、tigerはEUL所有者のパスワードです。
SQLファイルeul5.sqlを実行します。
たとえば、コマンド・プロンプトで次のように入力します。
SQL> start d:\<ORACLE_ HOME>\discoverer\util\eul5.sql
<ORACLE_HOME>はDiscoverer Administratorがインストールされている場所です。
eul5.sqlファイルにより、Discoverer EUL V5のビジネスエリアで必要とされる一部のカスタムPL/SQLファンクションが作成されます。
SQLファイルeul5_apps.sqlを実行します。
たとえば、コマンド・プロンプトで次のように入力します。
SQL> start d:\<ORACLE_ HOME>\discoverer\util\eul5_apps.sql
<ORACLE_HOME>はDiscoverer Administratorがインストールされている場所です。
eul5_apps.sqlファイルにより、Discoverer EUL V5のビジネスエリアで必要とされる一部のカスタムPL/SQLファンクションが作成されます。
Oracle ApplicationsのFNDNAMスキーマのユーザー名を入力するように要求されます。
FNDNAMスキーマのユーザー名を入力します。
注意: FNDNAMスキーマのユーザー名のみ入力してください。パスワードは入力しないでください。
入力したユーザー名を確認するように要求されます。
入力したユーザー名が正しいことを確認します。
ユーザー名が正しくない場合は、スクリプトを再実行します。
Discoverer Administratorを起動します。
ファイルeul5.eexを次のようにインポートします。
「ファイル」→「インポート」を選択すると、「インポート・ウィザード: ステップ1」ダイアログが表示されます。
「ファイルの追加」ボタンをクリックすると、「開く」ダイアログが表示されます。
ファイル<ORACLE_HOME>\discoverer\eul5.eexを選択します。
「開く」をクリックすると、「インポート・ウィザード: ステップ1」ダイアログに戻ります。
選択したSQLファイルeul5.eexがインポート・ファイル・リストに表示されます。
「次へ」をクリックすると、「インポート・ウィザード: ステップ2」ダイアログが表示されます。
デフォルト設定を受け入れます。
「次へ」をクリックすると、「インポート・ウィザード: ステップ3」ダイアログが表示されます。
このダイアログでは、インポートを開始して、各EULオブジェクトが処理されるときの状態を監視できます。
「開始」をクリックして、EULステータス・ワークブックのインポートを開始します。
インポートが完了すると、「インポートに成功しました」というメッセージが表示されます。
「終了」をクリックして、「インポート・ウィザード: ステップ3」ダイアログを閉じます。
EULステータス・ワークブックのインポートが完了すれば、Discoverer PlusまたはDiscoverer Viewerを使用してEULステータス・ワークブックを開くことができます。
Discoverer PlusでOracle ApplicationsのEULとともにEULステータス・ワークブックを実行するには、Oracle Applicationsのユーザーまたは職責で接続する必要があります。EUL所有者としてEULステータス・ワークブックを実行することはできません。
Oracle ApplicationsのEULステータス・ワークブックを実行する手順は次のとおりです。
EUL所有者としてDiscoverer Administratorを起動します。
Oracle Applicationsのユーザーまたは職責のいずれかに、EUL5ビジネスエリアへのアクセス権限を付与します。
ビジネスエリアへのアクセス権限の付与の詳細は、第7章「情報に対するアクセス制御」を参照してください。
アクセス権限を付与したユーザーまたは職責でDiscoverer PlusまたはDiscoverer Viewerを起動します。
注意
EULステータス・ワークブックはPUBLICユーザーと共有され、EUL所有者により所有されます。つまり、Discoverer EUL V5のビジネスエリアにアクセスできるすべてのユーザーが、EULデータ定義ワークブックおよびクエリー統計ワークブックの両方を実行できます。
Discoverer EUL V5のビジネスエリアをアンインストールする手順は次のとおりです。
EUL所有者としてDiscoverer Plusに接続し、次のワークブックを削除します。
EULデータ定義
EULクエリー統計
EULアクセス
EULワークブック管理
注意: EULステータス・ワークブックがOracle ApplicationsのEULにインストールされている場合は、EULの所有者としてDiscoverer Plusに接続してこのワークブックを削除することはできません。かわりに、Discoverer Administratorのコマンドライン・インタフェースを使用し、コマンド・プロンプトで次のように入力して、ワークブックを削除します。
<ORACLE_HOME1>\bin\dis51adm.exe /connect <eulowner>/password>@<database> /delete /workbook "<workbook name>"
"<workbook name>"は、EULデータ定義、EULクエリー統計、EULアクセスまたはEULワークブック管理のいずれかです。
Discoverer EUL V5のビジネスエリアを含むEULの所有者としてDiscoverer Administratorを起動します。
Discoverer EUL V5のビジネスエリアを開きます。
ワークエリア内のDiscoverer EUL V5のビジネスエリアを強調表示します。
「編集」→「削除」を選択すると、「ビジネスエリア削除の確認」ダイアログが表示されます。
「ビジネスエリアおよび含まれているフォルダを削除」を選択します。
「はい」をクリックして、Discoverer EUL V5のビジネスエリアとその中に含まれているフォルダを削除します。
Discoverer EUL V5のビジネスエリアに関連するPL/SQLファンクションを削除できます。
「ツール」→「PL/SQL関数の登録」を選択すると、「PL/SQL関数」ダイアログが表示されます。
次のファンクション名を持つファンクションを強調表示します。
EUL5_GET_ANALYZED EUL5_GET_APPS_USERRESP EUL5_GET_AUTOGEN_ITEM_NAME EUL5_GET_COMPLEX_FOLDER EUL5_GET_DATEHIER_TMPLT_NAME EUL5_GET_EUL_DETAILS EUL5_GET_FOLDERNAME EUL5_GET_FORJ_ITEMID EUL5_GET_HIER_EXPID EUL5_GET_HEIRLVL EUL5_GET_HIERNODE_EXPID EUL5_GET_HIERORD EUL5_GET_ISITAPPS_EUL EUL5_GET_ITEM EUL5_GET_ITEM_NAME EUL5_GET_JOIN EUL5_GET_JOIN_EXPID EUL5_GET_LINURL EUL5_GET_OBJECT EUL5_GET_OBJECT_NAME EUL5_GET_SIMPLE_FOLDER eul5_post_save_document
各ファンクションについて「削除」をクリックして、Discoverer EUL V5のビジネスエリアに関連するカスタムPL/SQLファンクションを削除します。
EULステータス・ワークブックが削除されます。
EULデータ定義ワークブックにより、EULに含まれるオブジェクトに関するレポートが提供されます。EULデータ定義ワークブックを使用すると、EULオブジェクトの構成方法について詳しく知ることができます。このワークブックは、次のワークシートから構成されます。
ワークシート | 説明 |
---|---|
EULバージョン | 現在使用中のDiscoverer EULのバージョン |
ビジネスエリアとフォルダ | 各ビジネスエリア内のフォルダ |
フォルダとアイテム | 各ビジネスエリア内の各フォルダ内のアイテム |
結合 | 各ビジネスエリア内の定義済結合 |
条件 | 各ビジネスエリア内の定義済条件 |
階層 | 各ビジネスエリア内の定義済階層 |
アイテム・クラス − 値リスト | 各ビジネスエリア内の定義済値リスト |
セキュリティ | ユーザー、ロールまたは職責別の、ビジネスエリアへのアクセス |
権限 | ユーザー、ロールまたは職責別の、アクセス権限 |
サマリー・マッピング | ビジネスエリア別の、サマリーへのフォルダのマッピング |
EULクエリー統計ワークブックには、エンド・ユーザーが実行したクエリーに関する統計情報が表示されます。EULクエリー統計ワークブックを使用すると、エンド・ユーザー・クエリーの特性について詳しく知ることができます。このワークブックは、次のワークシートから構成されます。
ワークシート | 説明 |
---|---|
クエリー統計 | 現在接続しているDiscoverer EULのバージョン |
ユーザーがクエリーを行ったワークブック | ユーザーがクエリーを行ったワークブック |
ワークブック・クエリー統計 | 各ワークブックに関するクエリー統計 |
サマリーを使用したワークブック | サマリーを使用したワークブック |
ユーザーによる非定型なクエリー | クエリーは行われたがデータベースに保存されていないユーザー、フォルダおよびアイテム |
ワークブックによる非定型なクエリー | クエリーは行われたがデータベースに保存されていないワークブック |
サマリーを使用した非定型のクエリー | サマリーを使用した、データベースに保存されていないクエリー |
詳細なクエリー統計 | ユーザーがワークブックおよびワークシートを調整できるクエリー統計
注意: このワークシートは、EULクエリー統計ワークブックの高度なユーザー向けです。 |
EULアクセス・ワークブックにより、データベース・オブジェクトへのユーザーのデータベース・アクセス権限に関する次の情報が提供されます。
ユーザーがアクセス権を持つEULおよびスキーマ
ユーザーがアクセスできるデータベース・オブジェクト
ユーザーが所有するデータベース・オブジェクトに対して付与された権限
他のユーザーのオブジェクトに対してユーザーが持っているアクセス権限
このワークブックは、次のワークシートから構成されます。
ワークシート | 説明 |
---|---|
EULへのアクセス | このデータベース・スキーマおよび他のデータベース・スキーマ内でユーザーがアクセスできるEUL |
データベース・オブジェクトへのアクセス | ユーザーがアクセスできるスキーマおよびオブジェクト |
所有するオブジェクトに付与されたアクセス権限 | ユーザーが所有するデータベース・オブジェクトについて、他のユーザーに付与されたアクセス権限 |
他のユーザー・オブジェクトに付与されたアクセス権限 | 他のユーザー・オブジェクトに付与されたアクセス権限 |
EULワークブック管理ワークブックには、EULに保存されているワークブックおよびワークシートに関する情報が含まれます。このワークブックは、次のワークシートから構成されます。
ワークシート | 説明 |
---|---|
EULリリース | 現在接続しているDiscoverer EULのバージョン |
ワークブック・アクセス | データベースに保存されたワークブックとそれらのワークブックにアクセスできるユーザー |
ワークシートのSQLインスペクタ | データベースに保存されたワークシートのSQL |
ワークブックの依存性 | ワークブックおよびワークシートのアイテム、結合および条件への依存性 |
ワークブックの依存性 − フォルダおよびアイテムの参照 | 現在EULに存在するフォルダおよびアイテムの識別子の参照 |
ワークブックの依存性 − 結合の参照 | 現在EULに存在する結合の識別子の参照 |
ワークブックの依存性 − 条件の参照 | 現在EULに存在する条件の識別子の参照 |
Discoverer EUL V5のビジネスエリア内の一部のフォルダ(特に、EUL5_DBA_JOBS_RUNNINGフォルダ)では、EUL所有者がDBA_JOBS_RUNNINGデータベース・テーブルへのSELECTアクセス権限を持つ必要があります。このテーブルへのSELECTアクセス権限がない場合は、権限が不十分であることを示すORA-01031メッセージが表示されます。
DBA_JOBS_RUNNINGへのSELECTアクセス権限を付与する手順は次のとおりです。
SQL*Plusを起動し(まだ実行されていない場合)、DBA権限を持つユーザーとして接続します。
SQL*Plusがすでに実行されている場合は、コマンド・プロンプトで次のように入力します。
SQL> connect dba_user/dba_password@database;
dba_userはDBA権限のあるユーザー、dba_pwはパスワードです。
コマンド・プロンプトで次のように入力して、DBA_JOBS_RUNNINGへのSELECTアクセス権限をEUL所有者に付与します。
SQL> grant select on dba_jobs_running to <EUL owner>; SQL> commit;
EUL所有者がDBA_JOBS_RUNNINGデータベース・テーブルへのアクセス権限を持っていることを確認する手順は次のとおりです。
SQL*Plusを起動し(まだ実行されていない場合)、EUL所有者として接続します。
SQL*Plusがすでに実行されている場合は、コマンド・プロンプトで次のように入力します。
SQL> connect jchan/tiger@database;
jchanはEUL所有者、tigerはEUL所有者のパスワードです。
コマンド・プロンプトで次のように入力して、DBA_JOBS_RUNNINGデータベース・テーブルを記述します。
SQL> desc DBA_JOBS_RUNNING
EUL所有者がDBA_JOBS_RUNNINGへのアクセス権限を持っている場合、テーブルに列リストが表示されます。持っていない場合、オブジェクトが存在しないことを示すメッセージが表示されます。