Oracle Traffic Director構成の作成時、統計収集はデフォルで有効化され、更新の間隔は5秒に設定されます。管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、統計収集を無効化、有効化および構成できます。
管理コンソールを使用した統計収集設定の構成
管理コンソールを使用して統計収集設定を構成するには、次の操作を行います。
2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。
ページの左上隅にある「構成」ボタンをクリックします。
使用可能な構成のリストが表示されます。
統計収集設定を構成する構成を選択します。
ナビゲーション・ペインで、「詳細設定」を展開し、「監視」を選択します。
「監視設定」ページが表示されます。
ページの「統計収集」セクションに移動します。
変更するパラメータを指定します。
注意: 統計収集の間隔を決定する際は、統計の収集頻度を高くするとパフォーマンスに影響を及ぼすことを考慮に入れてください。 |
画面上のヘルプおよびプロンプトがすべてのパラメータに提供されています。
フィールドの値を変更する、または変更したテキスト・フィールドからタブアウトすると、ページの右上隅にある「保存」ボタンが有効になります。
「リセット」ボタンをクリックすることで、いつでも変更を破棄できます。
必要な変更を行った後、「保存」をクリックします。
更新された構成が保存されたことを確認するメッセージが、「コンソール・メッセージ」ペインに表示されます。
さらに、「デプロイメント保留中」メッセージが、メイン・ペインの上部に表示されます。4.3項「構成のデプロイ」の説明に従い、「変更のデプロイ」をクリックして更新された構成を即座にデプロイすることも、さらに変更を行いその後でデプロイすることもできます。
CLIを使用した統計収集設定の構成
現在の統計収集プロパティを表示するには、次の例に示すようにget-stats-prop
コマンドを実行します。
tadm> get-stats-prop --config=soa
enabled=true
interval=15
profiling=true
統計収集プロパティを構成するには、set-stats-prop
コマンドを実行します。
たとえば、次のコマンドでは、構成soa
で統計が更新される間隔が10秒に変更されます。
tadm> set-stats-prop --config=soa interval=10OTD-70201 Command 'set-stats-prop' ran successfully.
更新された構成を有効にするには、deploy-config
コマンドを使用して、構成をOracle Traffic Directorインスタンスにデプロイする必要があります。
get-stats-prop
およびset-stats-prop
の詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--help
オプションを付けてコマンドを実行してください。