管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、リスナーを変更できます。
注意:
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管理コンソールを使用したリスナーの変更
管理コンソールを使用してHTTPリスナーまたはTCPリスナーを変更するには、次の操作を行います。
2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。
ページの左上隅にある「構成」ボタンをクリックします。
使用可能な構成のリストが表示されます。
リスナーを変更する構成を選択します。
ナビゲーション・ペインで、「リスナー」をクリックします。
「リスナー」ページが表示されます。構成に定義されたHTTP/TCPリスナー・リストが表示されます。
変更するリスナーの名前をクリックします。
「リスナー設定」ページが表示されます。このページで、次の処理が可能です。
リスナーの有効化および無効化。
リスナー・ポート番号とIPアドレスの変更。
HTTPリスナーの場合: サーバー名とデフォルト仮想サーバーの変更。
TCPリスナーの場合: TCPプロキシの変更。
サーバー証明書が構成に作成済の場合、SSL/TLSの有効化と、リスナーのSSL/TLS設定の構成。詳細は、11.2.2項「リスナーのSSL/TLSの構成」を参照してください。
リスナーがリクエストを受け入れる必要があるプロトコル・ファミリ(IPv4、IPv6またはSDP)の変更。
HTTPリスナーの場合: 仮想サーバーのパフォーマンスをチューニングするためのパラメータ(アクセプタ・スレッド数、リスニング・キュー・サイズ、受信バッファ・サイズなど)の構成。詳細は、15.2.2項「HTTPリスナー設定のチューニング」を参照してください。
変更するパラメータを指定します。
画面上のヘルプおよびプロンプトがすべてのパラメータに提供されています。
フィールドの値を変更する、または変更したテキスト・フィールドからタブアウトすると、ページの右上隅にある「保存」ボタンが有効になります。
「リセット」ボタンをクリックすることで、いつでも変更を破棄できます。
必要な変更を行った後、「保存」をクリックします。
更新されたリスナーが保存されたことを確認するメッセージが、「コンソール・メッセージ」ペインに表示されます。
さらに、「デプロイメント保留中」メッセージが、メイン・ペインの上部に表示されます。4.3項「構成のデプロイ」の説明に従い、「変更のデプロイ」をクリックして更新された構成を即座にデプロイすることも、さらに変更を行いその後でデプロイすることもできます。
CLIを使用したリスナーの変更
HTTPリスナーのプロパティを変更するには、set-http-listener-prop
コマンドを実行します。たとえば、次のコマンドを実行すると、構成soa
のリスナーls1
のポート番号が1911
に変更されます。
tadm> set-http-listener-prop --config=soa --http-listener=ls1 port=1911 OTD-70201 Command 'set-http-listener-prop' ran successfully.
HTTPリスナーのSSL/TLSを変更するには、set-ssl-prop
コマンドを実行します。たとえば、次のコマンドを実行すると、構成soa
のリスナーls1
のSSL 3.0サポートが有効化されます。
tadm> set-ssl-prop --config=soa --http-listener=ls1 ssl3=true OTD-70201 Command 'set-ssl-prop' ran successfully.
TCPリスナーのプロパティを変更するには、set-tcp-listener-prop
コマンドを実行します。たとえば、次のコマンドを実行すると、構成soa
のリスナーtcp_ls1
のポート番号が1911
に変更されます。
tadm> set-tcp-listener-prop --config=soa --tcp-listener=tcp_ls1 listen-queue-size=238 OTD-70201 Command 'set-tcp-listener-prop' ran successfully.
TCPリスナーのSSL/TLS設定を変更するには、set-ssl-prop
コマンドを実行します。たとえば、次のコマンドを実行すると、構成soa
のリスナーtcp_ls1
のSSL 3.0サポートが有効化されます。
tadm> set-ssl-prop --config=soa --tcp-listener=ls1 ssl3=true OTD-70201 Command 'set-ssl-prop' ran successfully.
更新された構成を有効にするには、deploy-config
コマンドを使用して、構成をOracle Traffic Directorインスタンスにデプロイする必要があります。
set-tcp-listener-prop
およびset-ssl-prop
コマンドを使用して設定または変更できるプロパティ・リストの詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--help
オプションを付けてコマンドを実行してください。