プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Traffic Director管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.9)
B66436-05
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
次
 

8.7 Oracle Traffic Directorにおけるキャッシュ

頻繁にリクエストされるデータをキャッシュすることで、クライアントがレスポンスを待機する時間が削減されます。また、頻繁にアクセスされるURLがメモリー内に格納される場合、オリジン・サーバーの負荷は大幅に削減されます。

キャッシュを有効にするには、キャッシュ・ルールを構成する必要があります。

クライアントが最初にオブジェクトをリクエストすると、Oracle Traffic Directorはリクエストをオリジン・サーバーに送信します。このリクエストはキャッシュ・ミスになります。リクエストされたオブジェクトがキャッシュ・ルールに一致する場合、Oracle Traffic Directorオブジェクトをキャッシュします。同じオブジェクトの後続のリクエストについて、Oracle Traffic Directorはそのキャッシュのオブジェクトをクライアントに提供します。このようなリクエストは、キャッシュ・ヒットとなります。

Oracle Traffic Directorのキャッシュの動作は、RFC 2616の13項の仕様と整合性が取れています。詳細は、http://www.w3.org/Protocols/rfc2616/rfc2616-sec13.htmlを参照してください。