キャッシュ設定の表示
構成の現在のキャッシュ設定を表示するには、次の例に示すようにget-cache-prop
コマンドを実行します。
tadm> get-cache-prop --config=soa
enabled=true
replacement=lru
max-heap-space=10485760
max-entries=1024
max-heap-object-size=524288
仮想サーバーに定義されたキャッシュ・ルールのリストを表示するには、次の例に示すようにlist-cache-rules
コマンドを実行します。
tadm> list-cache-rules --config=soa --vs=soa --verbose --all
rule condition
-------------------------
cache-rule-2 "$uri = '^/images'
cache-rule-1 -
仮想サーバー固有のキャッシュ・ルールの現在の設定を表示するには、次の例に示すようにget-cache-rule-prop
コマンドを実行します。
tadm> get-cache-rule-prop --config=soa --vs=soa --rule=cache-rule-2
enabled=true
last-modified-factor=0
min-object-size=1
cache-https-response=true
condition="$uri = '^/images"
min-reload-interval=0
rule=cache-rule-2
query-maxlen=0
compression=true
max-reload-interval=3600
キャッシュ・メトリックの表示
プレーンテキストperfdump
レポートで、現在のキャッシュ・ヒット率、キャッシュ・ヒープ使用量、およびキャッシュ・エントリの再検証成功率を、次の例に示すように表示できます。
Proxy Cache: --------------------------- Proxy Cache Enabled yes Object Cache Entries 42 Cache lookup (hits/misses) 183/79 Requests served from Cache 22 Revalidation (successful/total) 30/38 ( 78.95%) Heap space used 16495
Proxy Cache Enabled
は、インスタンスに対してキャッシュが有効であるかどうかを示します。
Object Cache Entries
は、キャッシュ内に現在存在するエントリ(URI)の数です。
Cache lookup (hits/misses)
最初の数値は、リクエストされたURIに対してキャッシュ内でエントリが見つかった回数です。
2番目の数値は、リクエストされたURIがキャッシュ内で見つからなかった回数です。
Requests served from Cache
は、Oracle Traffic Directorがキャッシュから提供したリクエストの数です。
Revalidation (successful/total)
最初の番号は、キャッシュされたコンテンツの再検証が成功した回数です。
2番目の数値は、Oracle Traffic Directorが、キャッシュされたコンテンツの再検証を試みた合計回数です。
パーセント値は、再検証試行合計回数に対する再検証成功回数の割合です。
Heap space used
は、現在使用中のキャッシュ・ヒープ領域の量です。