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Oracle® Traffic Directorコマンドライン・リファレンス
11g リリース1 (11.1.1.9.0)
B66437-05
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create-http-listener

構文

tadm create-http-listener common_options [--no_enabled] 
[--ip=address] [--acceptor-threads=count] [--blocking-io=true|false] [--handle-protocol-mismatch=true|false][--family=[name] [--listen-queue-size=size] [--receive-buffer-size=size]
[--send-buffer-size=size] [--description=text] --listener-port=number --config=config_name --server-name=server_name --default-virtual-server-name=vs_name 
listener_name

説明

このコマンドを使用して、新しいHTTPリスナー・ソケットを作成します。すべての仮想サーバーにおいて、HTTPリスナーが指定されています。新規リクエストが着信すると、Oracle Traffic Directorでは、構成済のHTTPリスナーに基づいて、リクエストの送信先となる仮想サーバーを決定します。

オプション

common_optionsの詳細は、helpコマンドを実行してください。

--no-enabled|-n

実行時にHTTPリスナーを無効にする場合、このオプションを指定します。

--ip|-I

ホスト・コンピュータのIPアドレスを指定します。アスタリスク(*)を指定すると、HTTPリスナーは、ホスト・コンピュータ上で使用できるすべてのIPアドレスをリスニングします。

--acceptor-threads|-a

このリスナーが受信する接続の受入れ専用スレッドの数を指定します。値の範囲は1から128です。

--blocking-io|-b

このオプションを指定すると、HTTPリスナー・ソケットがブロッキング・モードになります。

--handle-protocol-mismatch|-m

このオプションを指定すると、サーバーは、クライアント・リクエストのSecure Sockets Layer (SSL)または非SSLプロトコルの不一致にHTTPリダイレクトまたはSSLアラートで応答します。デフォルトはtrueです。つまり、サーバーは、SSLまたは非SSLプロトコルの不一致を検出しようとし、不一致が検出されるとHTTPリダイレクトまたはSSLアラートを送信します。

--family|-f

IPV4IPV6などのインターネット・プロトコル・ファミリを指定します。デフォルトはIPv4(family=inet)です。IPv6アドレスを使用するには、family=inet6と指定します。

--listen-queue-size|-l

オペレーティング・システムのリスニング・キュー・バックログのサイズ(バイト単位)を指定します。値の範囲は1から65536です。

--receive-buffer-size|-r

オペレーティング・システムのソケット受信バッファのサイズ(バイト単位)を指定します。値の範囲は1から1048576です。

--send-buffer-size|-B

オペレーティング・システムのソケット送信バッファのサイズ(バイト単位)を指定します。値の範囲は1から1048576です。

--description|-D

HTTPリスナーの説明を入力します。

--listener-port|-P

構成のバインド先となり、リクエストをリスニングするポート番号を指定します。値の範囲は1から65535です。

--config|-c

新しいHTTPリスナー・ソケットを作成する構成の名前を指定します。

--server-name|-s

デフォルト・サーバーの名前を指定します。

--default-virtual-server-name|-d

host-patternと一致しないリクエストを処理するデフォルト仮想サーバーの名前を指定します。host-patternでは、新しい仮想サーバーに追加するホストのリストを定義します。複数のURLを指定するには、各URLをカンマ(,)で区切ります。

オペランド

listener-name

作成するHTTPリスナーの名前を指定します。

tadm create-http-listener --user=admin --host=admin.example.com 
--password-file=./admin.passwd --port=8989 
--no-prompt  --listener-port=18033 
--config=www.example.org --server-name=config1.com --default-virtual-server-name=config1 
http-listener-1

終了コード

次の終了値が戻されます。

0: コマンドの実行に成功しました。

>0: コマンドの実行時にエラーが発生しました。

終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。