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Oracle® Traffic Directorコマンドライン・リファレンス
11g リリース1 (11.1.1.9.0)
B66437-05
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set-cache-rule-prop

構文

tadm set-cache-rule-prop common_options --config=config_name --vs=vs_name --cache-rule=cache_rule_name (property_name=property_value)+

説明

このコマンドを使用して、キャッシュ・ルールのプロパティを設定します。

オプション

common_optionsの詳細は、helpコマンドを実行してください。

--config|-c

キャッシュ・ルールのプロパティを設定する構成の名前を指定します。

--vs|-s

仮想サーバーを指定します。

--cache-rule|-r

キャッシュ・ルールの名前を指定します。

オペランド

property-name=property-value

定義する1つ以上のプロパティに対してname=valueペアを指定します。name=valueペアは、スペースで区切る必要があります。

キャッシュ・ルールの次のプロパティを設定できます。

enabled: キャッシュ・ルールを有効にするかどうかを指定します。
値: truefalse。デフォルト: false

max-reload-interval: 最新であることを連続的にチェックする間隔として許容される最大時間(秒単位)を指定します。
値: 正の整数。デフォルト: 3600。

min-reload-interval: キャッシュされたドキュメントが最新であることを連続的にチェックする間隔として許容される最小時間(秒単位)を指定します。
値: 正の整数。デフォルトは0です。

last-modified-factor: 失効時間の見積りに使用されるファクタを表します。これにより、最終変更時刻に基づいてドキュメントが最新状態である期間が定義されます。このプロパティは、ドキュメントの明示的な経過期間を使用できない場合にのみ使用します。
値: 浮動小数点数。0から任意の大きい値までの正の浮動小数点値。

min-object-size: キャッシュされるドキュメントの最小サイズ(バイト単位)を指定します。
値: 正の整数。max-object-size未満であることが必要です。

max-object-size: キャッシュされるドキュメントの最大サイズ(バイト単位)。この設定によって、キャッシュされるドキュメントの最大サイズを制限できるため、1つのドキュメントが領域を過剰に占有することがなくなります。この値は、max-heap-object-sizeの値を超えることはできません。
値: 正の整数。

query-maxlen: 問合せ文字列の文字数を指定します。このプロパティを0に設定すると、問合せ文字列を含むURIはキャッシュされません。
値: 正の整数。デフォルト: 0

compression: このプロパティ値をtrueに設定すると、ドキュメントはキャッシュに格納される前に圧縮されます。
値: truefalse。デフォルト: false

cache-https-response: このプロパティ値をtrueに設定すると、HTTPSサーバーからのレスポンスもキャッシュされます。
値: truefalse。デフォルト: false

プロパティをデフォルト値にリセットするには、プロパティ値を指定しないでください。
例: property-name=<empty_string>

tadm set-cache-rule-prop --config=www.example.org 
--vs=soa.example.org --cache-rule=cache-rule-1 max-reload-interval=2 min-object-size=150

終了コード

次の終了値が戻されます。

0: コマンドの実行に成功しました。

>0: コマンドの実行時にエラーが発生しました。

終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。