定義する1つ以上のプロパティに対してname=valueペアを指定します。name=valueペアは、スペースで区切る必要があります。
次のHTTPプロパティを設定できます。
version: サーバーでサポートするHTTPプロトコルの最高バージョンを指定します。
値: デフォルトのHTTPバージョン文字列はHTTP/1.1
server-header: サーバーのソフトウェアやバージョンなどのサーバー・ヘッダー情報を指定します。
etag: サーバーのレスポンスにEtagヘッダー・フィールドを含めるかどうかを示します。
値: true、false。デフォルト: true。
request-header-buffer-size: HTTPリクエスト・ヘッダーを読み取るために使用するバッファのサイズ(バイト単位)を指定します。
値: 0 - 2147483647
strict-request-headers: サーバーで一定の不正なHTTPリクエスト・ヘッダーを拒否するかどうかを示します。
値: true、false。デフォルト: false。
case-sensitive-headers: HTTPリクエスト/レスポンス・ヘッダーの大文字と小文字をサーバーが維持するかどうかを示します。
値: true、false。デフォルト: false。
max-request-headers: HTTPリクエスト・ヘッダーのヘッダー・フィールドの最大数を指定します。
値: 1 - 512
output-buffer-size: HTTPレスポンスのバッファのサイズ(バイト単位)を指定します。
値: 0 - 2147483647
max-unchunk-size: サーバーがチャンクを解除する、チャンク済HTTPリクエスト本文の最大サイズ(バイト単位)を指定します。
値: 0 - 2147483647
unchunk-timeout: チャンク済HTTPリクエスト本文の到着をサーバーで待機する最大時間(秒単位)を指定します。
値: 0 - 3600、またはタイムアウトなしの場合は-1。デフォルト: 60
io-timeout: サーバーで個々のパケットを待機する最大時間(秒単位)を指定します。
値: 0 - 3600、またはタイムアウトなしの場合は-1。
request-body-timeout: サーバーで完全なHTTPリクエスト本文を待機する最大時間(秒単位)を指定します。
値: 0 - 604800、またはタイムアウトなしの場合は-1。
request-header-timeout: サーバーで完全なHTTPリクエスト・ヘッダーを待機する最大時間(秒単位)を指定します。
値: 0 - 604800、またはタイムアウトなしの場合は-1。デフォルト: 30。
ecid: サーバーで実行コンテキストを生成、伝播および記録するかどうかを指定します。ECIDの値は、同じリクエスト実行フローの一部として個々のイベントを相互に関連付けるために使用できる一意の識別子です。
たとえば、特定のリクエストに関連するものとして識別されるイベントは、通常、同じECID値を持ちます。ただし、ECID文字列自体の形式は、変更される可能性のある内部メカニズムによって決定されるため、その形式に依存することはできません。
値: true、false。デフォルト: true
websocket-strict-upgrade: Webソケット・アップグレード・リクエスト時のRFC 6455への厳格な順守を有効または無効にします。websocket-strict-upgradeがtrueの場合、RFC 6455で規定された追加ルールがチェックされ、RFC 6455を厳格に順守しているクライアントのみが許可されるようになります。
値: true、false。デフォルト: false。
プロパティをデフォルト値にリセットするには、プロパティ値を指定しないでください。
例: property-name=<empty_string>
例
tadm set-http-prop --user=admin --host=admin.example.com --password-file=./admin.passwd --port=8989 --no-prompt --config=www.example.org server-header=OTD-server-header request-header-buffer-size=278
終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。