用語集

2N

冗長 AC 電源グリッドおよび 3 番目と 4 番目の付属品ラックに電源を供給する PDU。「N+1」および「2N+1」も参照してください。

2N+1

AC の冗長性のための 2 つの PDU。各 PDU は、PDU ごとに N+1 冗長性のための予備の DC 電源装置を備えています。

ADI

自動化ドライブインタフェース。

アドレス解決プロトコル (ARP)

Ethernet アドレスなどの物理アドレスに IP アドレスを変換するネットワーク層プロトコル。アドレス解決プロトコル (ARP) テイクオーバーを使用すると、障害の発生した OSA-Express 接続を別の OSA-Express 接続にリダイレクトできます

AEM

アクセス拡張モジュール」を参照してください。

アクセス拡張モジュール

基本的に、CAP のすべての特性 (オンライン/オフラインの状態、パーティションで共有する機能など) を備えた非常に大きな CAP です。長期にわたるカートリッジの保管には、AEM のカートリッジスロットを使用できません。

アクセスドア

前面ファサードの両側にあるドアであり、サービス担当者はここを通ってライブラリに入ることができます。右のアクセスドアには、オプションの CAP が接続されています。

アクティブ化容量

ライブラリによる使用がアクティブになっているストレージスロットの数。これは設置容量を上回ることはできません。

自動カートリッジシステムライブラリソフトウェア (ACSLS)

ライブラリの内容を管理し、ライブラリハードウェアを制御してテープドライブへのカートリッジのマウントおよびマウント解除を行う、オープンシステムのソフトウェアパッケージ。このアプリケーションはまた、カートリッジの追跡、プール、レポート、ライブラリの制御などのライブラリ管理サービスも提供します。

自動カートリッジシステムライブラリソフトウェア (ACSLS) の高可用性 (HA)

中断なしの SL3000 のライブラリ管理を保証するためにデュアル冗長性、自動回復、および自動フェイルオーバー回復を提供するハードウェア構成およびソフトウェア構成。

監査

ストレージ領域や予約領域内のスロットを含む、ライブラリのすべての領域内のカートリッジの場所のインベントリ処理。監査は、次の場合に実行されます。

  • 電源投入時にライブラリが初期化されたとき。

  • サービス安全ドアをアクティブにせずに、どちらか 1 つまたは両方のアクセスドアが開かれたときと閉じられたとき。

  • 物理的な監査要求は、SL コンソールから発行されます。

基本モジュール

SL3000 ライブラリのエントリレベルの製品を提供します。1 つのフレームで構成され、ライブラリ内のほかのすべてのモジュールのためのインフラストラクチャーを集約しています。このモジュールには、電源ユニット、ロボットユニット、電子制御モジュール、カートリッジアクセスポート、ストレージスロット、テープドライブ、およびオペレータ制御ユニットが含まれています。

一括ロード

たとえば、ライブラリの設置中に、カートリッジをライブラリに手動でロードします。

CAP

カートリッジアクセスポート (CAP)」を参照してください。

CEM

カートリッジ拡張モジュール」を参照してください。

容量

ライブラリのストレージ容量。「アクティブ化容量」および「設置容量」も参照してください。

カートリッジ

磁気テープを保持しているコンテナであり、テープをそのコンテナから分離することなく処理できます。ライブラリは、データ、診断、およびクリーニングカートリッジを使用します。

カートリッジアクセスポート (CAP)

データまたはクリーニングカートリッジの手動挿入または自動取り出しを可能にする、ライブラリのドアパネルに組み込まれた双方向のポート。SCSI やオープンシステムライブラリにおけるインポート/エクスポートメールスロットと同じです。

カートリッジ拡張モジュール

カートリッジスロットの追加容量や拡張を可能にする、ライブラリのオプションモジュール。

クリーニングカートリッジ

テープパスをクリーニングするための特殊な材料を含むテープカートリッジ。

コールドスワップ

システム動作が停止され、システム電源が無効になったあとに (通常は、冗長なバックアップのない論理ボードなどの) システムコンポーネントを取り外して交換すること。

制御データセット (CDS)

自動ライブラリの機能を制御するために ELS/HSC ホストソフトウェアによって使用されるデータセット。ELS ライブラリデータベースとも呼ばれます。

DEM

ドライブ拡張モジュール (DEM)」を参照してください。

dWWN

動的 WWN」を参照してください。

データカートリッジ

テープドライブがデータを書き込むことができるカートリッジ。

診断カートリッジ

診断ルーチンに使用されるデータカートリッジ。

データパス

ホストとテープドライブの間でデータが転送されるパス。

ドライブ拡張モジュール (DEM)

テープドライブをさらに拡張できるようにするモジュール。

ドライブスロット

1 つのテープドライブトレイ構成部品を保持する、テープドライブアレイ構成部品のパーティション分割されたセクション。

ドライブスロットアドレス

ドライブトレイ構成部品が挿入される物理的な場所を表す 2 桁の整数 (01 - 64)。

ドロップオフスロット

カートリッジがロボットハンド内にある間に起こるロボット障害が発生した場合にカートリッジを保持するために使用されるセル。

デュアル TCP/IP

ホストソフトウェア (ACSLS または HSC) とライブラリコントローラの間に 2 つの個別のホスト接続を提供します。

動的 WWN

有効になっている場合、dWWN はデバイスではなく、ライブラリドライブスロットに名前を割り当てます。ドライブが交換されると、新しいドライブには交換されたドライブと同じ名前が与えられるため、システムを再構成する必要はありません。dWWN はデバイスではなく、個々のテープドライブスロットに名前を割り当てます。

ECM

電子制御モジュール」を参照してください。

ELS

エンタープライズライブラリソフトウェア (ELS)」を参照してください。

EPO

緊急電源オフ (EPO)」を参照してください。

取り出し

エクスポート」を参照してください。

電子制御モジュール

HBK カード、HBC/HBCR カード、および HBT カードが含まれているモジュール。次のような構成部品です。

  • ホストシステムからのコマンドの処理

  • ロボットおよびテープドライブのアクティビティーの調整

  • センサーおよびスイッチからのステータス入力のモニター

緊急電源オフ (EPO)

(1) サブシステムまたはシステムの電源を、コンポーネント単位で切断せずに全体として切断することを可能にする安全スキーム。

(2) ユーザーが外部ソースの電源を切ることによってシステムまたはデータセンターの電源装置の電源をただちに切断できるようにする、システム上またはデータセンター内の安全スイッチ。

挿入

インポート」を参照してください。

エンタープライズライブラリソフトウェア (ELS)

メインフレームユーザーのテープ操作を自動化するソフトウェア製品。

エクスポート

オペレータがライブラリからカートリッジを取り外すことができるように、ライブラリがそのカートリッジをカートリッジアクセスポートに配置するアクション。取り出しと同じです。

FRU

現場交換可能ユニット。

フェイルオーバー

プライマリパスに障害が発生した場合に、セカンダリパスまたは冗長パスに移行するアクション。また、ACSLS HA でも、スタンバイ (代替) ACSLS サーバーにフェイルオーバーします。

取得

ロボットがスロットまたはドライブからカートリッジを取得するアクティビティー。

HBC/HBCR カード

SL3000 上のコントローラカード。

HLI/PRC

Host Library Interface/Panel Row Column

ホストソフトウェアコンポーネント (HSC)

ELS のコンポーネント。HSC はメインフレームのオペレーティングシステムに常駐し、ライブラリを制御するソフトウェアです。HSC は、プログラム式インタフェースからの要求を受け取り、コマンドに変換し、制御経路を通じてライブラリに送ります。HSC はライブラリの全体的なマネージャーであり、メインフレームオペレーティングシステムとライブラリ間のインタフェースです。HSC には、制御データセット、各ライブラリに格納されたカートリッジのレコードが保持されます。

ホスト監査

ホスト CDS 内のカートリッジの vol-id と場所を更新するプロセス。この監査は、ホストコマンドによって開始されます。

インポート

ライブラリがカートリッジをストレージスロットに挿入できるように、そのカートリッジをカートリッジアクセスポートに配置するプロセス。

設置容量

ライブラリ内に物理的に存在するストレージスロットの数。

インターロックスイッチ

前面ドアが開かれたときに、ライブラリメカニズム (テープドライブを除く) の電源を切断するスイッチ。

LCM

ライブラリコンテンツマネージャー (LCM)」を参照してください。

LTO

リニアテープオープンフォーマット (LTO)」を参照してください。

LUN

論理ユニット番号」を参照してください。

ライブラリコンテンツマネージャー (LCM)

メインフレームの自動化されたテープ環境のためのコンテンツ管理を提供するソフトウェア。

ライブラリオペレータパネル

タッチスクリーンオペレータ制御パネル」を参照してください。

リニアテープオープンフォーマット (LTO)

さまざまな LTO Ultrium テープドライブベンダー間のデータ交換を可能にするために作成された、一連のテープデータフォーマット標準。これらの標準により、データカートリッジの共有が可能になります。

論理ライブラリ

物理ライブラリの仮想的な表現。仮想ライブラリパーティションと同じです。

論理ユニット番号

物理ストレージ割り当てのための一意の識別子。LUN は、RAID セット全体、1 つのハードディスクまたはパーティション、複数のディスクまたはパーティションのいずれかを指すことができます。物理 LUN とは異なり、仮想 LUN は特定のデバイスまたはストレージスペースの割り当てにマップされるのではなく、実際の使用可能な物理スペースを超えて作成できる仮想化されたスペースにマップされます。

マガジン

カートリッジを保持し、カートリッジアクセスポート (CAP) に配置される取り外し可能なアレイ。

N+1

各 DC バスに 2 つ目の DC 電源装置を追加することによって AC 電源と冗長 DC 電源を提供する電源構成。「2N」も参照してください。

オペレータパネル

タッチスクリーンオペレータ制御パネル」を参照してください。

孤立カートリッジ

割り当てのないスロットまたはドライブ (つまり、どの定義済みパーティションにも割り当てられていないスロットまたはドライブ) 内に配置されている、パーティション分割されたライブラリ内のカートリッジ。カートリッジは、パーティションの境界が変更された場合、パーティションが削除された場合、またはカートリッジが割り当てのないスロットやアクセス不可のスロットに手動で移動された場合に孤立カートリッジになることがあります。

PDU

配電盤 (PDU)」を参照してください。

PEM

配電盤 (PDU)」を参照してください。

PLI

プライマリライブラリインタフェース (PLI)」を参照してください。

パーキング拡張モジュール (PEM)

冗長なロボットを内部にパーキングできる、SL3000 ライブラリで使用可能な追加モジュール。

物理的監査

物理的監査は、ロボットが次を行なったときに実行されます。

  • ライブラリ内のカートリッジの場所のスキャン

  • ボリュームの検証

  • ライブラリの制御カードインベントリの更新

  • カートリッジの場所のステータスに対する true の設定

配電盤 (PDU)

AC ライン電源を 1 つの差し込み口から複数のコンセントに配電するためのデバイス。PDU が複数存在すると、1 つの PDU (または、その PDU が個別の AC 電源を使用している場合はその AC 電源) が電源を失っても電源が維持されるため、より高い可用性が提供されます。

プライマリライブラリインタフェース (PLI)

オペレータパネルとライブラリコントローラの間の通信パス。

配置

ロボットがカートリッジをスロットまたはドライブに置くアクティビティー。

RE

冗長電子装置 (RE)」を参照してください。

レール

(1) 上部ロボットトラック構成部品で、ロボットへの電源供給および通信を行う部分。(2) レールを通してアクセスできるすべてのカートリッジスロットおよびデバイス。

レール構成部品

ロボットがその上で、カートリッジアレイとテープドライブの間を移動するメカニズム。

冗長電子装置 (RE)

エンタープライズライブラリ内のフェイルオーバー保護を提供する機能。RE では、2 セットのライブラリコントローラカードを使用します。常に、1 セットがアクティブで、もう 1 セットがスタンバイです。アクティブなライブラリコントローラは、ACSLS または SL コンソールからのコマンドに応答してスタンバイに対してフェイルオーバーできます。ライブラリカードの障害が発生した場合は、ライブラリが自動フェイルオーバーを開始できます。

ロボット

トラックに沿って水平方向に移動することにより、テープカートリッジをライブラリ内のほかの場所との間で移送するメカニズム。

ルーティング

送信元から送信先にデータパケットを移動するプロセス。ルーティングを使用すると、メッセージを 1 つのデバイスから別のデバイスに渡し、最終的にターゲットに届けることができます。

SSL

Secure Sockets Layer (SSL)」を参照してください。

Secure Sockets Layer (SSL)

通信のセキュリティーを提供する暗号化プロトコル。PLI とリモートオペレータコンソールの間の通信パスは SSL を介して発生します。

TTI

テープトランスポートインタフェース (TTI)」を参照してください。

テープカートリッジ

磁気テープを保持しているコンテナであり、テープをそのコンテナから分離することなく処理できます。ライブラリは、データ、診断、およびクリーニングカートリッジを使用します。これらのカートリッジは相互に交換できません。

テープドライブ

磁気テープを移動し、そのテープとの間でデータの読み書きを行うためのメカニズムを備えている電気機械式デバイス。

テープドライブトレイ構成部品

テープドライブ、ファン構成部品、電源とロジックカード、ケーブル、およびデータケーブルやロジックケーブル用のコネクタが収納されている機械的な構造。ドライブトレイ構成部品と同じです。

テープトランスポートインタフェース (TTI)

テープの移動を制御およびモニターするためのインタフェース。

タッチスクリーンオペレータ制御パネル

タッチスクリーンインタフェースとパネルマウントコンピュータを備えたフラットパネルディスプレイ。この機能は、ライブラリの前面に接続されます。

vol-id

カートリッジに割り当てられたボリューム ID。VOLSER と同じです。

VOLSER

ボリュームシリアル番号。vol-id と同じです。

検証済みの監査

検証済みの監査は SLC から起動され、特定のカートリッジスロットのステータスやスロットの範囲を検証します。

World Wide Name (WWN)

Ethernet インタフェースの MAC アドレスのように、各個別のデバイスやベンダーを一意に識別する 64 ビットアドレス。ファイバチャネルネットワーク上の各ポートには、独自の WWN が必要です。WWN は、単なる物理ハードウェアのアドレスではありません。SAN 上のノードの論理アドレスとしても機能します。つまり、接続されているハードウェアのいずれかが変更されると、SAN の構成も変更されます。デバイスに障害が発生して交換された場合は、そのノードの WWN が変更されるため、SAN が強制的に再構成されます。1 つのドライブベイに付き、Node、Port A、Port B という 3 つの名前が World wide Name として予約されています。