規定外パッケージの作成とエクスポート

ページ名

定義名

用途

規定外パッケージ作成 - パッケージ定義ページ

規定外パッケージのエクスポート - パッケージ定義ページ

GP_NR_PKG_DFN

規定外パッケージに名前を付け、名称とコメントを入力したり、表示します。

規定外パッケージ作成 - パッケージ条件ページ

GP_NR_PKG_CRIT

規定外パッケージのアイテムの選択条件を定義し、パッケージを作成します。

規定外パッケージ作成 - パッケージ レコード ページ

GP_NR_PKG_RECS

パッケージ条件ページで入力した選択条件に基づいてシステムにより作成された SQL ステートメントの Where 句を表示します。必要に応じて編集することもできます。

規定外パッケージのエクスポート - パッケージ レコード ページ

GP_NR_PKG_DATA

  • スクリプトを作成し、パッケージのレコードとエレメント情報をエクスポートします。

  • パッケージ条件ページで入力した選択条件に基づいてシステムにより作成された SQL ステートメントの Where 句を表示します。

規定外パッケージ作成 - パッケージ エレメント ページ

規定外パッケージのエクスポート - パッケージ エレメント ページ

GP_NR_PKG_ELMTS

規定外パッケージのエレメントを表示します。

規定外パッケージのエクスポート - スクリプトの表示ページ

GP_NR_PKG_EXPIMP

規定外パッケージのエクスポート スクリプトとインポート スクリプトを表示します。

規定外パッケージのエクスポート - パッケージ ステータス ページ

GP_NR_PKG_DTTM_SEC

パッケージが作成、エクスポート、インポート、比較、アップグレードされたそれぞれの日時が表示されます。

規定外パッケージには規定外データとエレメント情報が含まれます。規定外データとは、主キーが PIN_NUM ではないレコードに属するデータを指します。

重要 規定外パッケージを作成する際は、移動するレコードに関連するレコードが同じパッケージに含まれることを確認します。関連する一連のデータを全て移動するには、どのレコードが関連しているかを理解している必要があります。

規定外データを移動する前に、規定外データに関連するエレメントがターゲット データベースにあることを確認します。確認するには、移動するデータ レコードに関連付けられたエレメントを含む規定パッケージを作成し、その規定パッケージをターゲット データベースにコピー (アップグレード) します。

たとえば、規定外カレンダー詳細レコードを移動するとします。カレンダー詳細はプロセス番号エレメント (PIN_PRC_NUM) に関連付けられています。カレンダー データを移動する前に、プロセス番号エレメントを含む規定パッケージを作成し、それをターゲット データベースに移動します。ターゲット データベースでは、必要に応じて新しい PIN 番号がエレメントに割り当てられます。規定パッケージをターゲット データベースに移動した後、規定外パッケージを作成して、カレンダー詳細を移動できます。

カレンダー詳細が移動されるときに、ターゲット データベースのプロセス番号エレメントが検索され、規定アップグレード処理中に割り当てられた新しい PIN 番号が取得され、カレンダー詳細レコードのプロセス番号に新たに適用されます。(番号を付け直さなければ、ターゲット データベースに存在しない可能性のある PIN 番号、または、ターゲット データベース内のカレンダーに使用されているエレメントと無関係な PIN 番号がカレンダー詳細に含まれてしまいます。)

規定外パッケージを作成し、エクスポートするには、次の手順に従います。

  1. 規定外パッケージを作成します。

    これには、規定外パッケージ作成コンポーネント (GP_NR_PKG_CREATE) を使用します。

    このコンポーネントで以下を実行します。

    • ソース データベースから移動するレコードの選択条件を定義します。

    • パッケージ作成処理を実行します。

    • 移動するデータに関連する規定 (ルール) を表示します。

  2. 規定外パッケージをエクスポートします。

    これには、"規定外パッケージのエクスポート" コンポーネント (GP_NR_PKG_EXPORT) を使用します。

    規定外パッケージに含まれる規定外データとエレメント情報がエクスポートされます。

注: グローバル ペイロールでは、規定外パッケージのエクスポート処理で使用されるスクリプトのデフォルト ロケーションを指定することができるため、パッケージをエクスポートするたびに同じ基本情報を入力する必要がありません。グローバル ペイロールのインストール設定ページにアクセスし (select [HCM 基本設定], then select [製品/業務別定義], then select [グローバル ペイロール/休暇欠勤管理], then select [システム設定], then select [インストール設定])、スクリプト ロケーションを指定します。

規定外パッケージ作成 - パッケージ定義ページ (GP_NR_PKG_DFN) を使用して、規定外パッケージに名前を付け、名称とコメントを入力したり、表示します。

画像: 規定外パッケージ作成 - パッケージ定義ページ

次の例では、規定外パッケージ作成 - パッケージ定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

規定外パッケージ作成 - パッケージ定義ページ

パッケージの名称とコメントを入力します。

規定外パッケージ作成 - パッケージ条件ページ (GP_NR_PKG_CRIT) を使用して、規定外パッケージのアイテムの選択条件を定義し、パッケージを作成します。

画像: 規定外パッケージ作成 - パッケージ条件ページ

次の例では、規定外パッケージ作成 - パッケージ条件ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

規定外パッケージ作成 - パッケージ条件ページ

フィールドまたはコントロール

定義

パッケージ ID

パッケージ ID が表示されます。

レコード

移動するデータが含まれているレコードを選択します。[データ選択] グループ ボックスが入力可能になります。

Where 句オプション

このページで入力された条件が、パッケージに含まれるエレメントを選択するために SQL に変換されます。

値は以下のとおりです。

[デフォルトの WHERE 句を使用]: デフォルトの Where 句が使用されます。Where 句を変更した後で [デフォルトの WHERE 句を使用] を再度選択すると、SQL コードの変更内容は破棄され、指定された条件に基づく Where 句に戻ります。

[WHERE 句変更]: このページの他のフィールドが全て入力不可になり、パッケージ レコード ページの SQL コードが編集モードになります。

データ選択

[データ選択] グループ ボックスの各フィールドを使用して、移動するデータを指定します。選択条件の入力は必須ではありませんが、入力しなかった場合は、ソース データベースをインポートする前にターゲット データベースで削除処理が実行されません。その結果、インポート処理中にデータ ムーバーからレコードが重複していることを告げるメッセージが返され、アップグレード処理が異常終了する場合があります。

フィールドまたはコントロール

定義

フィールド名

選択条件の基準になるフィールドを選択します。プロンプト テーブル (検索画面) の [キー ポジション] 列を確認し、キー フィールドを選択してください。

フィールド フォーマット

選択したフィールドのフォーマットが表示されます。

演算子

パッケージに含めるデータの選択に適用する演算子を選択します。有効な演算子は、[<]、[<=]、[<>]、[=]、[>]、[>=]、および [LIKE] です。[LIKE] を選択した場合は、右横のフィールドに検索する値の一部、たとえば「S」という文字を入力できます。

[演算子] フィールドの右にあるフィールドには、検索対象の値を入力します。選択したフィールド フォーマットによって、このフィールドのラベルは変化します。

パッケージの作成

選択条件を定義したら、このボタンをクリックしてパッケージを作成します。パッケージが作成されると、規定外パッケージ作成のパッケージ レコード ページに値が入力されます。

パッケージの内容を確認するには、[パッケージ エレメント] タブをクリックします。

規定外パッケージ作成 - パッケージ レコード ページ (GP_NR_PKG_RECS) を使用して、パッケージ条件ページで入力した選択条件に基づいてシステムにより作成された SQL ステートメントの Where 句を表示します。必要に応じて編集することもできます。

画像: 規定外パッケージ作成 - パッケージ レコード

次の例では、規定外パッケージ作成 - パッケージ レコード ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

規定外パッケージ作成 - パッケージ レコード

フィールドまたはコントロール

定義

レコード

選択したフィールドが含まれるレコードが表示されます。

Where 句オプション

Where 句のオプションを選択します。値は以下のとおりです。

[WHERE 句変更]: この値を選択すると、下のフィールド内の SQL コードが編集可能になります。

[デフォルトの WHERE 句を使用]: デフォルトの WHERE 句を使用する場合や、編集した SQL コードを元に戻す場合に選択します。この場合、変更した Where 句の内容は失われ、フィールドは無効になります。

Where 句

[Where 句オプション] フィールドで [デフォルトの WHERE 句を使用] を選択すると、規定外パッケージ作成のパッケージ条件ページでパッケージに対し入力した選択条件に基づいて作成された SQL ステートメントの Where 句が表示されます。この WHERE 句は編集できません。

[WHERE 句変更] を選択すると、SQL が編集可能になります。PIN_NUM を選択条件として指定したり、PIN_NUM が保存される可能性のあるフィールドを使用したりしないでください。(これに反すると、インポート処理時の番号振り直しができなくなります。)

規定外パッケージ作成 - パッケージ エレメント ページ (GP_NR_PKG_ELMTS) を使用して、規定外パッケージのエレメントを表示します。

画像: 規定外パッケージ作成 - パッケージ エレメント ページ

次の例では、規定外パッケージ作成 - パッケージ エレメント ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

規定外パッケージ作成 - パッケージ エレメント ページ

注: このページには、新しいデータベースに移動するレコードで使用される規定エレメントが表示されます。これらは情報用のエレメントです。PIN 番号がフィールドになっていないレコードのデータは表示されません。

規定外パッケージのエクスポート - パッケージ レコード ページ (GP_NR_PKG_DATA) は次の目的に使用します。

  • スクリプトを作成し、パッケージのレコードとエレメント情報をエクスポートします。

  • パッケージ条件ページで入力した選択条件に基づいてシステムにより作成された SQL ステートメントの Where 句を表示します。

画像: 規定外パッケージのエクスポート - パッケージ レコード ページ

次の例では、規定外パッケージのエクスポート - パッケージ レコード ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

規定外パッケージのエクスポート - パッケージ レコード ページ

フィールドまたはコントロール

定義

スクリプト ロケーション

[スクリプト作成] ボタンをクリックしたときにインポート/エクスポート スクリプトを作成する場所のパスを指定します。

スクリプトおよびデータ ファイルの場所は、インポート データベースとエクスポート データベースのインポートおよびエクスポート NT プロセス スケジューラの双方からアクセスできる必要があります。スクリプトの場所をプロセス スケジューラの設定ファイル (psprcs.cfg) に指定してください。

注: スクリプトの場所をプロセス スケジューラの設定ファイルに指定する方法については、「UNIX ディレクトリと NT ディレクトリの関連付け」セクションで説明しています。

UNIX ディレクトリと NT ディレクトリの関連付け」を参照してください。

注: インストール設定ページで、全てのパッケージャ スクリプトに対しデフォルトのスクリプト ロケーションを定義できます。

インストール設定ページ」を参照してください。

レコード

エクスポートするデータを含んでいるレコードの名前が表示されます。

Where 句

エクスポートするデータを選択するための SQL ステートメントの Where 句が表示されます。

スクリプト作成

このボタンをクリックすると、規定外パッケージのインポート スクリプトとエクスポート スクリプト (xxx_elements_imp.dms、xxx_elements_exp.dms、xxx_records_exp.dms、xxx_record_imp.dms) が作成されます。xxx はパッケージ名を表します。これらのスクリプトは、指定したスクリプト ロケーションに作成されます。

エクスポート

スクリプト ロケーションを指定してから、このボタンをクリックしてパッケージをエクスポートします。

規定外パッケージのエクスポート - スクリプトの表示ページ (GP_NR_PKG_EXPIMP) を使用して、規定外パッケージのエクスポート スクリプトとインポート スクリプトを表示します。

画像: 規定外パッケージのエクスポート - スクリプトの表示ページ

次の例では、規定外パッケージのエクスポート - スクリプトの表示ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

規定外パッケージのエクスポート - スクリプトの表示ページ

フィールドまたはコントロール

定義

スクリプト ロケーション

スクリプトの場所が表示されます。この場所には、インポート データベースとエクスポート データベースのインポートおよびエクスポート NT プロセス スケジューラの双方からアクセスできる必要があります。スクリプトの場所をプロセス スケジューラの設定ファイル (psprcs.cfg) に指定してください。

注: スクリプトの場所をプロセス スケジューラの設定ファイルに指定する方法については、「UNIX ディレクトリと NT ディレクトリの関連付け」トピックで説明しています。

UNIX ディレクトリと NT ディレクトリの関連付け」を参照してください。

注: インストール設定ページで、全てのパッケージャ スクリプトに対しデフォルトのスクリプト ロケーションを定義できます。

インストール設定ページ」を参照してください。

パッケージ スクリプト表示

表示するスクリプトのタイプとして、エレメントまたはレコードのエクスポート スクリプトあるいはインポート スクリプトを選択します。データ ムーバーのスクリプトが下のフィールドに表示されます。

規定外パッケージのエクスポート - パッケージ ステータス ページ (GP_NR_PKG_DTTM_SEC) を使用して、パッケージが作成、エクスポート、インポート、比較、アップグレードされたそれぞれの日時を表示します。

画像: 規定外パッケージのエクスポート - パッケージ ステータス

次の例では、規定外パッケージのエクスポート - パッケージ ステータス ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

規定外パッケージのエクスポート - パッケージ ステータス

パッケージが作成、エクスポート、インポート、比較、アップグレードされたそれぞれの日時が表示されます。