日付エレメントの定義
日付エレメントを定義するには、日付コンポーネント (GP_DATE) を使用します。
計算で日付を使用するには、日付エレメントを使用します。また、開始日を取得したり、別の日付を取得するために期間を加算または減算したりして、新しい日付を決める場合も日付エレメントを使用します。
注: 日付エレメントは、特定の日付を定義する際に使用します。ある日付を別の日付から減算して、それらの日付の間の期間を求める必要がある場合は、日付エレメントでなく、デュレーション エレメントを使用します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
---|---|---|
GP_PIN |
エレメント名を付け、基本パラメータを定義します。 |
|
GP_DATE |
日付の定義、または既存の日付に基づいた新しい日付の計算を行います。 |
|
GP_DATE_EXTRACT |
日付の定義ページで入力したエレメントに固有の識別子を割り当て、年、月、日のフィールドの値を個別に、または一緒に再利用できるようにします。 |
日付名ページ (GP_PIN) を使用して、エレメントに名前を付け、基本パラメータを定義します。
ナビゲーション
全てのエレメントについて、エレメント名共通ページでその名称と基本パラメータを定義してください。グローバル ペイロールでは、全てのエレメントのコンポーネントに、エレメント名共通ページ (GP_PIN) という共通ページが含まれています。
日付 - 定義ページ (GP_DATE) を使用して、日付の定義、または既存の日付に基づいた新しい日付の計算を行います。
ナビゲーション
画像: 日付 - 定義ページ
次の例では、日付 - 定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
日付指定 |
日付を指定する場合はこのオプションを選択して、該当する日付を持つエレメントの入力タイプを [開始日タイプ] フィールドに指定します。[開始日] フィールド、または [開始日エレメント] フィールドに、該当する日付、または日付エレメントを定義します。[開始日] フィールドは、[開始日タイプ] フィールドで [カレンダー日] を選択すると表示されます。 |
日付作成 |
このオプションを選択すると、選択したエレメントを基にして日付が作成されます。 [日付作成] を選択すると、[年入力タイプ]、[月入力タイプ]、および [日入力タイプ] の各フィールドが使用可能になります。これらのフィールドを使用して、該当する年、月、日を持つエレメントの入力タイプを定義します。右側のフィールドでそれぞれの日付エレメントを指定します。 |
月の最終日を返す |
このチェック ボックスをオンにすると、月の最終日が値として返されます。 このチェック ボックスは、[日付指定] と [日付作成] の両方のオプションで使用できます。このチェック ボックスをオンにすると、指定または作成された日付は、日付の日の部分がその月の最終日に書き換えられます。 |
作成日付の変更パラメータ (オプション - デフォルトは [なし])
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
なし |
この日付を使って計算を行う必要がない場合は、このオプションを選択します。日付の値は、上のグループ ボックスで定義した値のままになります。 |
追加 |
このオプションを選択すると、[日付作成パラメータ] グループ ボックスで定義した値に加算が行われます。[計算用年入力タイプ]、[計算用月入力タイプ]、および [計算用日入力タイプ] フィールドが利用できるようになり、入力タイプのドロップダウン リストが表示されます。これらの入力タイプ フィールドの右にあるフィールドで、対応するエレメントを指定します。 指定した値が [日付作成パラメータ] グループ ボックスの日付値に加算されます。 |
減算 |
このオプションを選択すると、[日付作成パラメータ] グループ ボックスで定義した値に減算が行われます。[計算用年入力タイプ]、[計算用月入力タイプ]、および [計算用日入力タイプ] フィールドが利用できるようになり、入力タイプのドロップダウン リストが表示されます。これらの入力タイプ フィールドの右にあるフィールドで、対応するエレメントを指定します。 指定した値が [日付作成パラメータ] グループ ボックスの日付値から減算され、変換結果の日付値になります。 |
月の最終日を返す |
このチェック ボックスをオンにすると、月の最終日が値として返されます。このオプションは、加算または減算の実行後に適用されます。[日付作成パラメータ] グループ ボックスの [月の最終日を返す] チェック ボックスとは別のレベルで機能します。 |
例
次の表は、このページの設定に応じて得られる日付値を示しています。
日付指定/日付作成 |
入力タイプ、値 |
月の最終日を返す |
計算オプション |
入力タイプ、値 |
月の最終日を返す |
変換結果値 |
---|---|---|---|---|---|---|
日付指定 |
日付、1999 年 11 月 22 日 |
オフ |
追加 |
月: 数値、2 |
オフ |
2000 年 1 月 22 日 |
日付指定 |
日付、1999 年 11 月 22 日 |
オフ |
追加 |
月: 数値、2 日: 数値、3 |
オフ |
2000 年 1 月 25 日 |
抽出ページ (GP_DATE_EXTRACT) を使用して、日付の定義ページで入力したエレメントに固有の識別子を割り当て、年、月、日のフィールドの値を個別に、または一緒に再利用できるようにします。
ナビゲーション
画像: 抽出ページ
次の例では、抽出ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
年エレメント、月エレメント、日エレメント |
必要に応じて、"年"、"月"、および "日" を抽出する変数を選択します。 たとえば、日付エレメントの変換結果の "年" の値だけが必要だとします。YEAR という変数を作成し、[年エレメント] フィールドで選択します。ここで、日付エレメントが 2008 年 1 月 10 日に変換されるとします。値 2008 が YEAR 変数に格納されます。 値がセットされた YEAR 変数は、新しい日付を作成する日付フォーミュラなどで使用することができます。 |