共存について
PeopleSoft HCM と Fusion Talent Management および Fusion Workforce Compensation との共存によって、顧客は、事業所用に設定された PeopleSoft HR システムからデータを利用する Fusion アプリケーションを導入して管理できます。このドキュメントでは、共存の PeopleSoft HCM 側を設定および管理する方法に重点を置いて説明します。
共存を構成するメインのデータ転送プロセスは 3 つあります。
PeopleSoft HCM から Fusion へのコア HR データの送信
PeopleSoft HCM から Fusion へのプロファイル データの移行
Fusion からの報酬データの受信
Fusion へのコア HR データの送信
このプロセスを使用して、以下のタイプのコア HR データを変換して Fusion に送信します。
勤務地
HR ビジネス ユニット
部門
職務等級
職務コード
個人/職務
部門ツリー
ポジション
職務等級レート
給与
賞与
PeopleSoft HCM は、このデータ用レコードのシステムとして機能し、このデータと Fusion Talent Management システムとの同期化が定期的 (例: 毎日) に発生します。PeopleTools プロセス スケジューラを使用して、PeopleSoft HCM と Fusion Talent Management 間のデータ同期の周期を管理します。
「Fusion に HR データを送信ページ」を参照してください。
プロファイル データの移行
これは、PeopleSoft HCM 9.2 から Fusion に業績査定データを移行する 1 回のみのプロセスです。このプロセスが実行されると、それ以降は Fusion システムでデータが管理されます。
「プロファイル データの移行ページ」を参照してください。
報酬データの受信
Fusion Workforce Compensation は、このプロセス用レコードのシステムとして機能し、従業員報酬データを確認および更新します。このプロセスによって、Fusion Workforce Compensation はデータを PeopleSoft HCM 9.2 システムに戻し、今後の給与計算処理のために従業員レコードを更新します。
PeopleSoft Variable Compensation アプリケーションに含まれる既存のインテグレーション機能を使用して、Fusion から PeopleSoft 給与計算に賞与情報を渡すことも可能です。
「Fusion からのデータの受信」を参照してください。