ePerformance、キャリア プラン、および後任計画の統合について
ePerformance とキャリア プランおよび後任計画の統合により、パフォーマンス管理、キャリア プラン、後任計画のビジネス プロセスが緊密に結びつき、これらのプロセスに関与する管理者や人事部門担当者のユーザー エクスペリエンスが改善されます。このソリューションにより、従業員評価を行っている管理者は、評価記入票から直接、従業員のキャリア プラン データを表示し、1 回のクリックだけで情報を編集できるようになります。後任計画コンポーネントから、管理者は従業員の人事考課や記入票に容易にアクセスでき、候補者の推薦や後任の決定が容易になります。管理者は、評価ボックス チャートで人事考課とキャリア適性評価を確認することによって、候補者どうしの比較も表示できます。
ePerformance 記入票でのキャリア プラン サマリの表示
ePerformance では、キャリア プラン サマリ用に新しいセクション定義が用意されています。これは、パフォーマンス記入票テンプレートとキャリア開発記入票テンプレートの両方に追加できます。実行時に、このセクション (キャリア プラン サマリと呼ばれます) には、管理者が従業員の評価を行っている最中にその従業員のキャリア プランの概要データが表示されます。ePerformance の期間終了日に基づいて、最新のデータが表示されます。たとえば、記入票の終了日が 2011 年 12 月 31 日で、システムにキャリア プランの有効日行が 2 つあり、1 つは 2011 年 10 月 25 日が有効日で、もう 1 つは 2012 年 7 月 8 日が有効日である場合、2011 年 10 月 25 日の日付行からのデータが表示されます。このセクションには、管理者がこの情報を更新する必要がある場合のために、管理者セルフサービスのキャリア プランの管理コンポーネントにアクセスできるリンクも含まれています。変更内容は
管理者が ePerformance 記入票に戻ったときにリアルタイムでキャリア プラン サマリ セクションに反映されます。キャリア プラン サマリは、自分の記入票で作業している従業員は使用できません。
「セクションの定義」、「評価要素の定義ページ」を参照してください。
後任計画での人事考課と記入票へのアクセス
統合により、従業員の後任計画を行っている人事部門担当者と管理者は、従業員およびその後任候補者の人事考課や記入票情報に容易にアクセスできます。後任計画の管理コンポーネントから、管理者と人事部門担当者は従業員の最新の総合評価レベルを表示し、評価レベルのリンクをクリックして、モーダル ウィンドウで対応するパフォーマンス記入票を確認できます。個々の従業員だけでなく、これと同じ機能をタレント プールの管理コンポーネントを使用したタレント プールの管理にも適用できます。
管理者は、自分の直属部下と間接的部下の人事考課と記入票のみにアクセスできます。
『PeopleSoft Human Resources Plan Careers and Successions』「Creating Succession Plans」[英語版]、および『PeopleSoft Human Resources Plan Careers and Successions』「Succession Planning Self-Service」[英語版] を参照してください。
評価ボックス チャートでの人事考課とキャリア適性評価の表示
後任計画の評価ボックス機能は、従業員の相互比較による評価を評価ボックス チャートに視覚的に表示するために使用されます。統合により、人事部門担当者は評価ボックスを設定して、パフォーマンス記入票で使用された評価モデルにマップしたり、トランスレート テーブルで定義されたキャリア適性をマップしたりすることができます。評価ボックス定義の軸設定でいずれかのタイプの評価が選択されると、人事部門担当者はマッピング ページを使用して、定義で定義された軸の評価 (高、中、低など) を、選択した評価統合 (人事考課またはキャリア適性評価) に存在する各評価値にマッピングできます。キャリア適性評価については、トランスレート値が提供されます。人事考課については、マッピングの評価モデルを選択します。
評価ボックス定義で人事考課またはキャリア適性評価が選択されると、[評価の自動ロード] オプションが有効になり、デフォルトで選択されます。ユーザーが評価ボックス ページにアクセスしてこのオプションが有効になっている場合、チャートが表示され、ボックス評価グリッドにチャートで使用される従業員評価があらかじめ移入されます。このオプションが無効になっている場合、ボックス評価チャートはデータなしで表示されます。チャートにデータを表示するには、ユーザーがボックス評価グリッドに手動で評価を入力する必要があります。
[評価の自動ロード] オプションが有効になっているとします。実行時に評価ボックスのどこに従業員を表示するかを決定するために、最初に、後任計画の設定ページの [記入票タイプ] フィールドで選択された記入票タイプが検索されます。次に、後任計画の有効日に基づいて、その従業員の (後任計画の設定の記入票タイプと一致している) 最新の完了済の記入票が検索され、その記入票の総合評価が取得されます。マッピング ページの情報を使用して、その従業員に対応する軸評価が特定され、従業員がチャート内の適切なボックスに配置されます。従業員の総合評価が見つからない場合、その従業員は評価ボックス チャートに表示されません。
『PeopleSoft Human Resources Plan Careers and Successions』「Setting Up Succession Planning」[英語版]、および『PeopleSoft Human Resources Plan Careers and Successions』「Succession Planning Self-Service」[英語版] を参照してください。