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影響を受ける従業員職務と給与計算データの更新

ERE イベントの影響を受ける全ての従業員の職務と給与計算データを適切に調整するには、PeopleSoft HCM および PeopleSoft Global Payroll for Spain の最大 5 個の個別のコンポーネントを更新する必要があります。これらの更新を全て自動的に実行できるバッチ処理が用意されています。この処理によって、処理中の ERE のタイプと、ERE データ処理アクション ESP ページで定義したデータ アクションに基づいて更新が実行されます。

無期限 ERE

無期限 ERE の影響を受ける従業員に対しては、ERE データ処理 (ERE_UDTA_ESP) プロセスで次の変更が行われます。

  • ERE データ処理アクション ESP ページで無期限 ERE に対して指定した異動区分と理由を使用して、職務データ コンポーネントの勤務地ページに新しい行を作成します。この異動区分には、ERE イベントに対して定義された雇用終了日の翌日と同じ有効日が指定されます。

  • ERE イベントに対して定義された雇用終了日と同じ契約終了日を使用して、契約更新コンポーネントの契約ステータス/内容ページに新しいレコードを作成します。

  • ERE データ処理アクション ESP ページで無期限 ERE に対して指定した雇用終了理由を使用して、雇用終了管理 ESP ページに新しいレコードを作成します。レコードの有効日は、ERE イベントに対して定義された雇用終了日と同じです。さらに、退職金を計算するために、年/日数と最大期間数の法定値が使用されます。

  • グローバル ペイロールがインストールされている顧客に対しては、次の値を計算して、それらを無期限 ERE 従業員データ ページに入力します。

    • 一般的偶発事故ベース

    • 負担日数

    • 日次拠出ベース

停職 ERE

停職 ERE の影響を受ける従業員に対しては、ERE データ処理 (ERE_UDTA_ESP) プロセスで次の変更が行われます。

  • ERE データ処理アクション ESP ページで停職 ERE に対して指定した異動区分と理由を使用して、職務データ コンポーネントの勤務地ページに新しい行を作成します。この異動区分には、ERE イベントに対して定義された開始日と同じ有効日が指定されます。

  • 契約更新コンポーネントの契約ステータス/内容ページの既存のレコードに対して、ERE データ ESP - 給与計算ページで ERE イベントに対して定義された減額 ID を使用して減額を追加します。減額の有効日は、ERE イベントに対して定義された開始日と同じです。

  • ERE データ処理アクション ESP ページで停職 ERE に対して指定した休暇取得エレメントを使用して、休暇欠勤イベント ESP ページの休暇欠勤イベント入力ページに行を作成します。休暇欠勤イベントの開始日および終了日は、ERE イベントに対して定義された開始日および終了日と同じです。

  • グローバル ペイロールがインストールされている顧客に対しては、次の値を計算して、それらを停職 ERE 従業員データ ページに入力します。

    • 一般的偶発事故ベース

    • 負担日数

    • 日次拠出ベース

勤務時間短縮 ERE

勤務時間短縮 ERE の影響を受ける従業員に対しては、ERE データ処理 (ERE_UDTA_ESP) プロセスで次の変更が行われます。

  • ERE データ処理アクション ESP ページで勤務時間短縮 ERE に対して指定した異動区分と理由を使用して、職務データ コンポーネントの勤務地ページに新しい行を作成します。この異動区分には、ERE イベントに対して定義された開始日と同じ有効日が指定されます。

  • 契約更新コンポーネントの契約ステータス/内容ページの既存のレコードに対して、ERE データ ESP - 給与計算ページで ERE イベントに対して定義された減額 ID を使用して減額を追加します。減額の有効日は、ERE イベントに対して定義された開始日と同じです。

  • ERE データ処理アクション ESP ページで勤務時間短縮 ERE に対して指定した休暇取得エレメントを使用して、休暇欠勤イベント ESP コンポーネントの休暇欠勤イベント入力ページに行を作成します。休暇欠勤イベントの開始日および終了日は、ERE イベントに対して定義された開始日および終了日と同じです。さらに、勤務短縮 ERE ページの時間指定フィールドに値を入力した場合は、休暇欠勤イベントの時間指定が入力されます。

  • グローバル ペイロールがインストールされている顧客に対しては、次の値を計算して、それらを勤務短縮従業員データ ページに入力します。

    • 一般的偶発事故ベース

    • 負担日数

    • 日次拠出ベース

勤務日短縮 ERE

勤務日短縮 ERE の影響を受ける従業員に対しては、ERE データ処理 (ERE_UDTA_ESP) プロセスで次の変更が行われます。

  • ERE データ処理アクション ESP ページで勤務日短縮 ERE に対して指定した異動区分と理由を使用して、職務データ コンポーネントの勤務地ページに新しい行を作成します。この異動区分には、ERE イベントに対して定義された開始日と同じ有効日が指定されます。

  • 契約更新コンポーネントの契約ステータス/内容ページの既存のレコードに対して、ERE データ ESP - 給与計算ページで ERE イベントに対して定義された減額 ID を使用して減額を追加します。減額の有効日は、ERE イベントに対して定義された開始日と同じです。

  • ERE データ処理アクション ESP ページで勤務日短縮 ERE に対して指定した休暇取得エレメントを使用して、休暇欠勤イベント ESP コンポーネントの休暇欠勤イベント入力ページに行を作成します。休暇欠勤イベントの開始日および終了日は、ERE イベントに対して定義された開始日および終了日と同じです。

  • グローバル ペイロールがインストールされている顧客に対しては、次の値を計算して、それらを勤務短縮従業員データ ページに入力します。

    • 一般的偶発事故ベース

    • 負担日数

    • 日次拠出ベース

ページ名

定義名

用途

ERE データ処理アクション ESP ページ

ERE_UDTA_ACTN_ESP

ERE データ アクションを定義します。

ERE データ処理 ESP ページ

ERE_RC_UPD_DTA_ESP

ERE データを処理します。

ERE データ処理アクション ESP ページ (ERE_UDTA_ACTN_ESP) を使用して、ERE データ アクションを定義します。

画像: ERE データ処理アクション ESP ページ

次の例では、ERE データ処理アクション ESP ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ERE データ処理アクション ESP ページ

このページを使用して、ERE アクションのタイプごとに、従業員の職務と給与計算データの更新方法を決定します。

フィールドまたはコントロール

定義

ERE 更新アクション タイプ

定義する ERE 更新アクション タイプを選択します。有効な値は、[勤務時間短縮][無期限][停職] および [勤務日短縮] です。

雇用終了理由

ERE データ処理 (ERE_UDTA_ESP) プロセスを実行したときの雇用終了管理 ESP ページの更新時に使用される雇用終了理由を選択します。通常、[無期限] の ERE 更新アクション タイプに対してのみ、このフィールドの値を選択します。

異動区分

ERE データ処理 (ERE_UDTA_ESP) プロセスを実行したときの職務データ コンポーネントの勤務地ページの更新時に使用される異動区分を選択します。

異動理由

ERE データ処理 (ERE_UDTA_ESP) プロセスを実行したときの勤務地ページの更新時に使用される理由を選択します。

休暇欠勤エレメント

ERE データ処理 (ERE_UDTA_ESP) プロセスを実行したときの休暇欠勤イベント入力ページの更新に使用される休暇取得エレメントを入力します。

次の ERE 休暇取得が用意されています。

  • ERE DSMPL PARCIAL: これは、勤務時間短縮の ERE アクション タイプにマッピングされる必要があります。

  • ERE DSMPL TOTAL: これは、停職および勤務日短縮の ERE アクション タイプにマッピングされる必要があります。

ERE データ処理 ESP ページ (ERE_RC_UPD_DTA_ESP) を使用して、ERE データを処理します。

画像: ERE データ処理 ESP ページ

次の例では、ERE データ処理 ESP ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ERE データ処理 ESP ページ

このページを使用して、ERE データ処理 (ERE_UDTA_ESP) プロセスを実行します。

フィールドまたはコントロール

定義

ERE ID

プロセスを実行する ERE イベントを選択します。

従業員タイプの選択

プロセスを実行する ERE のタイプを選択します。

フィールドまたはコントロール

定義

無期限

無期限 ERE の影響を受ける従業員の職務と給与計算データを更新する場合に選択します。

停職

停職 ERE の影響を受ける従業員の職務と給与計算データを更新する場合に選択します。

勤務スケジュール短縮

勤務スケジュールの短縮 ERE の影響を受ける従業員の職務と給与計算データを更新する場合に選択します。

コンポーネント更新

ERE の影響を受ける従業員の更新プロセスが必要なコンポーネントを選択します。

フィールドまたはコントロール

定義

職務データ

勤務地ページを更新する場合に選択します。

契約データ

契約ステータス/内容ページを更新する場合に選択します。

休暇欠勤イベント ESP

休暇欠勤イベント入力ページを更新する場合に選択します。

雇用終了管理 ESP

雇用終了管理 ESP ページを更新する場合に選択します。

BRD 計算

無期限 ERE 従業員データ ページ、停職 ERE 従業員データ ページ、および勤務短縮従業員データ ページの次のフィールドを更新する場合に選択します。

  • 一般的偶発事故ベース

  • 負担日数

  • 日次拠出ベース