60 歳到達時等賃金証明書の管理
この項では、60 歳到達時等賃金証明書の概要と次のことを実行する方法について説明します。
60 歳到達時等賃金証明書データのロード。
60 歳到達時等賃金証明書データの確認および更新。
60 歳到達時等賃金証明書の印刷。
雇用が終了した従業員が雇用終了前の特定期間の賃金に応じた失業保険給付を受給できるのと同様に、高齢の従業員は 60 歳になるまでの特定期間の賃金に応じた高年齢雇用継続給付を受給できます。60 歳到達時等賃金証明書と離職証明書は、どちらも受給資格を得るために必要です。これらの証明書のフォーマットは、有効日を除いては基本的に同じものです。離職証明書は、雇用終了日における情報に基づいて作成されます。60 歳到達時等賃金証明書は、従業員が 60 歳に到達したとみなされる日付における情報に基づいて作成されます。この日付は、基本的には従業員が 60 歳になる日ですが、厳密には次の両方の条件を満たすようになる最初の日付です。
従業員の年齢が 60 歳以上 65 歳未満であること。
従業員が雇用保険に登録してから少なくとも 5 年経過していること。
60 歳到達時等賃金証明書の有効日の例
受給者の誕生日が 1945 年 5 月 10 日で、雇用保険登録日が 1968 年 4 月 1 日の場合、60 歳到達時等賃金証明書の有効日は 2005 年 5 月 9 日になります。
受給者の誕生日が 1945 年 5 月 10 日で、雇用保険登録日が 2003 年 4 月 1 日の場合、この受給者は 2008 年 3 月 31 日に 60 歳に達するとみなされます。その理由は、この受給者はこの日付において前述の両方の条件を満たすためです。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
---|---|---|
GPJP_RC_UC_LOAD |
60 歳到達時等賃金証明書のデータをロードします。 |
|
GPJP_RC_UC_UPD |
賃金証明書情報を確認および更新します。 |
|
GPJP_RC_UC_RPT |
60 歳到達時等賃金証明書を印刷します。 |
「60歳到達時等賃金証明書ロード JPN」ページ (GPJP_RC_UC_LOAD) を使用して、60歳到達時等賃金証明書のデータをロードします。
ナビゲーション
画像: 「60歳到達時等賃金証明書ロード JPN」ページ
次の例では、「60歳到達時等賃金証明書ロード JPN」ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
「60 歳到達日」および「終了日」 |
この期間中に 60 歳到達時等賃金証明書の受給資格を取得する従業員が、ロード プロセスで選択されます。 |
このページのその他のフィールドは、「離職証明書ロード JPN」ページのフィールドと同じです。
「離職証明書ロード ページ」を参照してください。
「60 歳時賃金証明書の更新 JPN」ページ (GPJP_RC_UC_UPD) を使用して、賃金証明書情報を確認および更新します。
ナビゲーション
「グローバル ペイロール/休暇欠勤管理」、「社会保険」、「60 歳時賃金証明書の更新 JPN」、「60 歳時賃金証明書の更新 JPN」
「60 歳時賃金証明書の更新 JPN」ページは、「離職証明書データの確認および更新」の項で説明した「賃金支払状況」ページと同じように機能しますが、「離職年月日」フィールドのかわりに「資格取得日」フィールドが表示されます。
「「賃金支払状況」ページ」を参照してください。
「60 歳到達時等賃金証明書 JPN」ページ (GPJP_RC_UC_RPT) を使用して、60歳到達時等賃金証明書を印刷します。
ナビゲーション
画像: 「賃金証明書の印刷 JPN」ページ
次の例では、「賃金証明書の印刷 JPN」ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページに表示されるフィールドやパラメータ設定は、前に説明したロード プロセスで使用されているものと同じです。離職証明書データのロードと印刷の両方で同じ設定を使用する場合、同じパラメータを再入力する必要はありません。データ ロードの際にラン コントロール ページで定義した設定を保存して、印刷時にロード時と同じラン コントロール ID を使用できます。
「60 歳到達時等賃金証明書データのロード」を参照してください。