前提条件

HR で後任計画ビジネス プロセスを設定する前に、次の作業を行います。

  1. HCM のコア データを設定します。

  2. HR 職務データを設定します。

  3. 重要ポジションを定義します。

  4. 重要職務コードを定義します。

  5. 重要従業員を特定します。

  6. (オプション) プロファイルを設定します。

  7. (オプション) キャリア プランを設定します。

  8. 適格候補者を特定します。

後任計画ビジネス プロセスに必要な HCM のコア データに関する説明は、PeopleSoft HCM アプリケーションの基礎に記載されています。

「実装のデフォルトの設定」 (「アプリケーションの基礎」) を参照してください。

後任計画ビジネス プロセスに必要な HR の職務データに関する説明は、PeopleSoft HR 人事・労務管理に記載されています。

注: 後任計画のページを使用する前に、「人事・労務管理」のテーブルに従業員の職務データがあることを確認してください。複数のビジネス ユニットとセット ID を設定した場合は、ユーザー ID のビジネス ユニットとセット ID の機能がどのように設定されているかによって、そのユーザーが使用および作成する情報が決まります。

「職務データについて」 (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理人事・労務管理」) を参照してください。

ポジション管理ビジネス プロセスを使用して、社内の重要ポジションを特定し、ポジション階層 (後任計画に必要) を作成します。ポジション階層が作成されると、各重要ポジションの現職者を確認できます。重要ポジションに関する説明は、PeopleSoft ヒューマン リソース管理ポジション管理に記載されています。

「ポジション データの管理」 (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理ポジション管理」) を参照してください。

注: USF ユーザーが「重要ポジション」ページにアクセスするには、「組織計画/管理」、「Successions Planning USF」、「dentify Key Positions」の順にクリックする必要があります。

職務コード テーブル コンポーネントを使用して、社内の重要な職務を指定します。この作業は、職務コード ベースの後任計画を作成する場合にのみ必要です。

「職務の分類」 (「アプリケーションの基礎」) を参照してください。

人事異動サマリ コンポーネントを使用して、重要従業員を特定します。重要従業員の特定は、従業員ベースの後任計画を作成する場合にのみ必要です。

重要従業員は、従業員後任計画タイプのソースとなるよう特別に定義されたタレント プール カテゴリに関連付けられたタレント プールのアクティブ メンバーである必要があります。従業員後任計画タイプのソースにできるタレント プールの数に制限はありません。

「従業員の職務履歴の表示」 (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理人事・労務管理」) を参照してください。

プロファイル管理ビジネス プロセスを使用して、重要従業員およびロールのプロファイルを作成します。ロールとは、ポジションおよび職務コードです。ロールのプロファイルは、特定の職務に関連するコンピテンシーと資格を定義します。後任計画プロセスは、プロファイルの検索/比較コンポーネントを使用して、従業員のコンピテンシーをポジションおよび職務コードのプロファイルのコンピテンシーと比較し、重要ロールの適格候補者の特定とランク付けを行います。プロファイルに関する説明は、PeopleSoft ヒューマン リソース管理プロファイル管理に記載されています。

従業員のプロファイルを簡単に参照できるように、後任計画ビジネス プロセスから個人プロファイル コンポーネントへのアクセスが可能になっています。

「プロファイル管理の概要」 (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理プロファイル管理」) を参照してください。

キャリア プラン ビジネス プロセスを使用して、後任計画の適格候補者を育成します。有望な従業員のために作成したキャリア プランによって、こうした従業員を社内の重要ポジションに異動する準備をすることができます。キャリア プランは後任計画の作成に必須ではありませんが、後任計画をキャリア プランと連動させて使用すると、予定されている異動の準備のための研修と教育を計画できます。

キャリア プランの作成」を参照してください。

重要ポジションの候補者を特定するプロセスは自動化することができます。「後任計画の作成」 (SUCCESSION_PLAN) コンポーネントを使用すると、選択した重要ロールをキャリア パスの中に持っている人のリストが作成されます

「候補者」ページ」を参照してください。

キャリア サマリの確認

キャリア サマリを確認するには、「キャリア」 (CAREER_SUMMARY)、「給与データ」 (COMP_SUMMARY2)、「研修」 (TRN_STUDNT_CRS_SU2) の各コンポーネントを使用します。

候補者のキャリア情報を簡単に確認できるように、キャリア プラン ビジネス プロセスと人事・労務管理ビジネス プロセスのいくつかのデータが、後任計画ビジネス プロセスに表示されます。

注: これらのページは表示専用です。キャリア データ、給与データ、研修データを更新する場合は、キャリア プラン ビジネス プロセス、人事・労務管理ビジネス プロセス、教育・研修管理ビジネス プロセスの該当ページを使用します。

キャリア パスの作成」を参照してください。

「個人および職務情報の更新プロセスについて」 (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理人事・労務管理」) を参照してください。

重要ポジションを特定し、これらのポジションのプロファイルを定義したら、従業員のプロファイルを検索、比較し、適格候補者を特定できます。

「プロファイルの検索と比較」 (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理プロファイル管理」) を参照してください。

社外候補者の採用

後任計画の候補者リストを作成する際には、社外の人材も候補者として考慮します。社外の候補者を後任計画に含める前に、HR に追加して応募者 ID を関連付ける必要があります。

Workforce Administration for PeopleSoft Human Resources インテグレーションについて (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理人事・労務管理」) を参照してください。

人材募集にリストされているコンピテンシーが、重要ロールに必要なコンピテンシーに適合する場合は、その重要ロールの候補者の特定と採用の可能性を高めることができます。