プロファイルの検索と比較

次の各トピックでは、プロファイルの検索/比較およびスコアの概要を示し、プロファイルを検索および比較する方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

「プロファイルの検索」ページ

JPM_SRCH_TRANSFER

管理責任者に定義されている検索クエリーのリストから選択します。プロファイル管理責任者、従業員および管理者用の検索を設定するには、「検索設定」ページを使用します。

「プロファイルの検索」ページ

JPM_COM_PROF_SRCH

検索条件のソースとして使用するプロファイルを選択します。選択するソース プロファイルによって、デフォルトの検索条件が提供されます。このページが表示されるのは、選択した検索の条件ルールが「デフォルト値使用/変更不可」または「デフォルト値使用/変更可」であり、かつソース プロファイル タイプが非個人プロファイル タイプの場合のみです。条件ルールがデフォルト値なし/条件指定の場合は、「検索条件」ページで検索条件を手動で入力します。

「個人検索 - 単純」ページ

HR_PSS_SEARCH

検索条件のソースとして使用する個人プロファイルを選択します。

このページが表示されるのは、選択した検索の条件ルールが「デフォルト値使用/変更不可」または「デフォルト値使用/変更可」であり、かつソース プロファイル タイプが個人プロファイル タイプの場合のみです。

「検索条件」ページ

JPM_SRCH_CRITERIA

検索/比較の検索条件を表示および変更します。

「プロファイルの検索」ページで選択した検索の条件ルールが「デフォルト値使用/変更可」または「デフォルト値なし/条件指定 (アドホック)」の場合、検索の実行前にこのページが表示されます。条件ルールが「デフォルト値使用/変更不可」の場合、「検索条件」ページを表示せずに検索が実行されます。

関連アイテム条件ページ

JPM_SRCH_RELITMS

検索条件として含める関連アイテムを入力します。これらは、コンテンツ カタログに関連アイテムとともに定義された親アイテムからのものです。

「検索結果」ページ

JPM_SRCH_RESULT

検索結果を表示します。

「希望任務リストに追加 - 確認」ページ

JPM_INT_CONFIRM

「検索結果」ページで選択した非個人プロファイルが、個人の希望任務リストに追加されたことを確認します。

「希望任務リストに追加」ボタンを使用できるのは、実行した検索のターゲット プロファイル タイプが非個人プロファイル タイプであった場合のみです。

「プロファイルの比較」ページ

JPM_COMPARE_MAIN

比較するソースおよびターゲットのプロファイル タイプを選択します。

「比較結果」ページ

検索結果

JPM_COMPARE_RESULT

選択したプロファイルの比較のサマリを表示します。

プロファイルの検索/比較機能を使用すると、従業員、管理者、プロファイル管理責任者は選択した検索条件に一致するプロファイルを検索し、プロファイルを比較することができます。検索を実行する前に、索引を構築し、「検索設定」ページで使用可能な検索クエリーを定義する必要があります。

注: プロファイル タイプの一部のプロパティでは、索引にコードベースのデータしか保存されません。これらの索引では、プロパティ データでのみ一致する検索語をサポートしています。

各検索タイプに定義する項目は次のとおりです。

  • ソースおよびターゲットのプロファイル タイプ。

    ソースおよびターゲットとは、検索で比較される 2 つのプロファイル タイプのことです。ソースは検索条件の基準となるプロファイル タイプであり、ターゲットは一致するプロファイルを検索する対象となるプロファイル タイプです。

    注: ソースおよびターゲット プロファイル タイプには、検索可能な共通のコンテンツ セクションが少なくとも 1 つ必要です。

  • 条件ルール。

    「条件ルール」フィールドで、検索の動作を管理します。条件ルールには次の 3 つのタイプがあります。

    • デフォルト値使用/変更不可: この検索では、ソース プロファイルに基づいてデフォルトの検索条件が使用され、検索条件は表示されません。

    • デフォルト値使用/変更可: この検索では、ソース プロファイルに基づいてデフォルトの検索条件が使用されますが、検索の実行前にユーザーが検索条件を表示および調整することができます。

    • デフォルト値なし/条件指定 (アドホック): この検索ではデフォルトの検索条件を使用せず、ユーザーが手動で検索条件を定義します。このタイプの検索の場合、ソースおよびターゲットのプロファイル タイプは設定で必須ではありません。ただし、それらのフィールドを空欄にした場合は、検索条件を定義する前にソースおよびターゲットのプロファイル タイプを選択する必要があります。

  • 検索に関連付けられるロール。

    ユーザーが実行できるのは、ユーザーのロールに定義されている検索のみです。

プロファイルの検索/比較について」を参照してください。

画像: プロファイルの検索/比較プロセスにおける検索条件の選択

次の図は、それぞれの検索タイプにおけるプロファイルの検索/比較の手順を示したものです。各手順については、これ以降のトピックで詳細に説明します。

プロファイルの検索/比較プロセスにおける検索条件の選択

検索の選択

プロファイル管理責任者は、2 つの方法でプロファイルの検索/比較を実行できます。

  • 「プロファイル」メニューからプロファイルの検索/比較コンポーネントを選択する。

  • 「個人プロファイル」ページまたは「非個人プロファイル」ページの「プロファイル アクション」フィールドで「プロファイルの検索/比較」を選択する。

どちらの方法を使用しても、プロファイル管理責任者ロールに対して設定されている検索のみが表示されます。ロールは、「検索設定」ページで検索に関連付けられています。また、「個人プロファイル」ページまたは「非個人プロファイル」ページからプロファイルの検索/比較を実行する場合、検索のリストは、表示しているプロファイルに一致するソース プロファイル タイプのものに限定されます。

従業員と管理者がプロファイルの検索/比較に使用できるセルフサービス オプションの詳細は、「eDevelopment-人材開発」のドキュメントを参照してください。

ソース プロファイル ID の選択

「デフォルト値使用/変更不可」または「デフォルト値使用/変更可」の条件ルールで検索を選択した場合、検索と比較にデフォルトの検索条件を提供するソース プロファイル ID を選択する必要があります。検索で選択できるプロファイル タイプは、「検索設定の定義」ページの「ソース プロファイル」フィールドによって定義されます。

注: プロファイル ページから検索を実行する場合は、表示していたプロファイルが自動的にソース プロファイル ID として使用されるため、ソース プロファイル ID の指定は必要ありません。

「デフォルト値使用/変更不可」の条件ルールを使用する検索では、ソース プロファイル ID の選択後に検索が自動的に実行されます。このタイプの検索の場合、検索条件はソース プロファイルによるデフォルトのプロファイル アイテムに基づいて設定されるため、検索の実行前に条件を調整することはできません。

検索条件の定義

「デフォルト値使用/変更可」または「デフォルト値なし/条件指定 (アドホック)」の条件ルールで検索を実行する場合、「検索条件」ページを使用して検索条件を定義または変更します。

「デフォルト値使用/変更可」の条件ルールで検索を実行する場合、設定で定義されているソース プロファイル タイプに基づいてデフォルトの条件が表示されます。検索の実行前に、デフォルト検索条件の変更、および他の条件の追加が可能です。

「デフォルト値なし/条件指定 (アドホック)」の条件ルールを使用する検索では、デフォルトの条件はありません。「検索条件」ページを使用して、ターゲット プロファイルで検索するアイテムを定義します。ソースおよびターゲットのプロファイル タイプが検索に定義されていない場合は、指定するよう求められます。「検索条件」ページがリフレッシュされて、検索に使用できるコンテンツ セクションと検索フィルタが表示されます。

「検索条件」ページには、「検索フィルタ」グループ ボックスのセクションがあります。検索フィルタを使用すると、検索を特定のプロファイル グループ、現在の勤務地の従業員、または希望出張地がある従業員に絞り込むことができます。「現在の勤務地」「希望出張地」が、ターゲット プロファイル タイプのコンテンツ セクションとして定義されている場合は、これらのセクションが追加のフィルタとして自動的に表示されます。

検索条件を定義したら、「検索」ボタンをクリックして検索を実行します。

検索結果の表示

検索条件に一致したプロファイルは、「検索結果」ページにリストされます。一致したプロファイルは、システムで計算されるプロファイル スコアに従ってランク付けされます。プロファイル スコアの範囲は 0 から 100 までで、検索条件をすべて満たすプロファイルはスコアが 100 になります。プロファイルのスコアについては、このトピックの後の方で説明します。希望出張地や現在の勤務地のフィルタは、ターゲット プロファイルの候補の絞込みに使用されますが、全体的な検索スコアには影響しません。

注: 検索結果には、アクセス権限のあるプロファイルのみがリストされます。

プロファイルの検索/比較のスコアについて」を参照してください。

検索条件を調整して検索を再実行する場合は、「検索条件の変更」リンクをクリックして「検索条件」ページに戻ります。「プロファイルの検索」リンクをクリックして新しく検索を実行することもできます。

プロファイルの比較

「検索結果」ページに表示されるプロファイル スコアから、各プロファイルがどの程度検索条件に一致するかを概略で知ることができます。しかし、スコアの詳細をアイテムのレベルで確認することもできます。「検索結果」ページから、次のことができます。

  • スコアをクリックして、検索結果に表示されたプロファイルの各アイテム スコアを検索条件と比較します。

  • 検索結果にリストされたプロファイルを最大 10 件まで、検索条件と比較します。比較対象のプロファイル (1 から 10 個のプロファイル) を選択し、「プロファイルの比較」ボタンをクリックします。

注: プロファイルの比較コンポーネントは、「プロファイル」メニューからも使用できます。

プロファイル管理の検索/比較とのインターフェイス

PeopleSoft プロファイル管理には、他のビジネス プロセスで検索/比較を実行するために、次のインターフェイスが用意されています。

  • 従業員セルフ サービスのキャリア進捗チャート

    従業員のプロファイルとその任務プロファイルを比較します。

  • 後任計画の管理 - 後任 360 度

    従業員のプロファイルとその任務プロファイルを比較します。

これらのトピックでは、次の項目について説明します。

  • スコアの計算。

  • プロパティ スコアとアイテム スコアの計算。

  • 「重要度」フィールドに基づくアイテム加重の計算。

  • 評価プロパティ スコアの計算。

  • 関心レベル プロパティ スコアの計算。

  • 必須アイテムのアイテム スコアの計算。

スコア計算の概要

このトピックでは、検索条件に最も一致するプロファイルを決定するための、ターゲット プロファイルのスコアの計算方法について説明します。プロファイルの検索/比較では、どのプロファイルが検索条件に最も一致するかの判定に、SES 検索エンジンを使用します。SES 検索クエリーは、検索条件の各プロファイル アイテムのプロパティから生成される検索エレメントで構成されます。全文検索が実行され、一致するプロファイルがその一致率を示すスコアとともに返されます。スコアは、一致率の最も高いプロファイルから降順で表示されます。

ターゲット プロファイルのスコアを算出するために、次の計算が行われます。

  • アイテムに関連付けられた各プロパティのプロパティ スコア。

    検索条件は、ターゲット プロファイル内で検索したい一連のプロファイル アイテムで構成されています。しかし、検索条件のアイテムが複数のプロパティを持つ場合があります。たとえば、検索条件にコンピテンシーを追加する場合、そのコンピテンシーの基準評価も指定することができます。あるいは、語学力を追加する場合、その言語に必要な作文能力を指定できます。コンピテンシー評価と作文能力は、それぞれがコンピテンシーと語学力というプロファイル アイテムのプロパティです。検索条件で指定した各プロパティのプロパティ スコアが計算され、それがアイテム スコアの計算に使用されます。

  • 検索条件の各アイテムのアイテム スコア。

    アイテム スコアは、アイテムに関連付けられているプロパティのプロパティ スコアの平均です。

  • 「重要度」フィールドに基づいて加重されたアイテム スコア。

    「重要度」フィールドは、検索条件の各アイテムの相対的な重要度を示すために使用されます。アイテムに割り当てられた「重要度」の値を反映する加重がアイテム スコアに適用されます。「重要度」フィールドのデフォルトは「3 - 平均」ですが、これは変更可能です。

  • 加重されたアイテム スコアの合計。

    全体的なプロファイル スコアは、加重されたアイテム スコアの合計です。「検索結果」ページに表示されるのは、この値です。

プロファイル スコアは、「必須」チェック ボックスの設定によっても異なります。これについては、このトピックの後の「必須アイテムのアイテム スコアの計算」で説明します。

プロパティ スコアとアイテム スコアの計算

プロパティ スコアは、プロパティに応じて異なります。ほとんどのプロパティでは、一致するプロパティを持つプロファイルはスコアが 100、持たないプロファイルはスコアが 0 になります。しかし、評価プロパティや関心レベル プロファイルなどの評価基準があるプロパティの場合、スコアはソースとターゲットの一致する程度に応じて 0 から 100 の範囲で変化します。これについては、このトピックの後の「評価プロパティの計算」で説明します。

アイテム スコアは、次のようにプロパティ スコアの平均として計算されます。

合計プロパティ スコア/プロパティ数

この例では、次のコンテンツ タイプの 3 つのプロファイル アイテムを持つソース プロファイルを考えてみます。

コンテンツ タイプ

アイテム ID

他のプロパティ

学位

BA (文学士)

国: USA

言語

DU (オランダ語)

 

テスト/検査

1006 (会計適性試験)

 

学位アイテム BA (文学士) については、アイテム ID と国の 2 つのプロパティが検索されます。したがって、学位のアイテム スコアは次のように計算されます。

(アイテム ID のプロパティ スコア + 国のプロパティ スコア)/2

これで、アイテム スコアが 100 になるのは、学位が「BA」で国が「アメリカ」のプロファイルのみとなります。

プロパティ スコアの計算方法を示すために、次の例では Nicola Edwards、Rachel Norris、Helen Scott という 3 つの個人プロファイルでソース プロファイルを比較してみます。

次の表は、Nicola Edwards の個人プロファイルにあるアイテムの一覧です。

コンテンツ タイプ

アイテム ID

他のプロパティ

学位

BA (文学士)

国: USA

テスト/検査

1006 (会計適性試験)

 

次の表は、Rachel Norris の個人プロファイルにあるアイテムの一覧です。

コンテンツ タイプ

アイテム ID

他のプロパティ

言語

DU (オランダ語)

 

テスト/検査

1006 (会計適性試験)

 

次の表は、Helen Scott の個人プロファイルにあるアイテムの一覧です。

コンテンツ タイプ

アイテム ID

他のプロパティ

学位

BA (文学士)

国: GBR

テスト/検査

1006 (会計適性試験)

 

次の表は、個人プロファイルごとのアイテム スコアの一覧です。

アイテム ID

国プロパティ

個人プロファイル

   
   

Nicola Edwards

Rachel Norris

Helen Scott

BA

USA

100 = (100+100)/2

0

50 = (100+0)/2

DU (オランダ語)

 

0

100

0

1006

 

100

100

100

「重要度」フィールドに基づくアイテム加重の計算

検索条件には各アイテムの「重要度」フィールドが自動的に含められ、そのデフォルト値として「3 - 平均」が割り当てられます。つまり、各アイテムの重要度は同等です。検索タイプに応じて、デフォルトの重要度を変更し、各プロファイル アイテムの相対的な重要度を指定することができます。検索を実行すると、アイテムに割り当てた重要度に応じた加重が各アイテムに適用されます。その結果、重要度の高いアイテムを含むプロファイルの方が、重要度の低いアイテムしか含まないプロファイルよりスコアが高くなります。

各アイテムの加重は、次のように計算されます。

重要度 % = (アイテムの重要度/合計重要度) × 100

この計算方法を示すために、検索条件で各アイテムに次のような重要度を指定すると仮定します。

コンテンツ タイプ

アイテム ID

重要度

学位

BA (文学士)

4 - 標準以上

言語

DU (オランダ語)

3 - 平均

テスト/検査

1006 (会計適性試験)

1 - 低

この例では、重要度の合計が 8 (= 4 + 3 + 1) です

検索条件の各アイテムに対して、加重は次の表のように計算されます。

アイテム ID

重要度

加重

BA (文学士)

4 - 標準以上

4/8 × 100 = 50%

DU (オランダ語)

3 - 平均

3/8 × 100 = 37.5% = 38 (四捨五入)

1006 (会計適性試験)

1 - 低

1/8 × 100 = 12.5% = 13 (四捨五入)

アイテム加重の値を使用して、加重後のアイテム スコアは次の公式で計算されます。

アイテム スコア (加重後) = アイテム スコア × 重要度 %

前述の例と同じ個人プロファイルを使用して、加重後の全体的なスコアを示します。次の表は、Nicola Edwards のアイテム スコアと加重後のスコアの一覧です。

アイテム

アイテム スコア

アイテム スコア (加重後)

BA (文学士)/USA

100

50 = 100 × 50%

DU (オランダ語)

0

0

1006 (会計適性試験)

100

12.5 = 100 × 12.5% = 13 (四捨五入)

Nicola の合計スコアは、次のように加重アイテム スコアの合計になります。

合計スコア = 50 + 12.5 = 62.5 (四捨五入して 63)

注: スコアは、最も近い整数値に四捨五入されます。

次の表は、Rachel Norris のアイテム スコアと加重後のスコアの一覧です。

アイテム

アイテム スコア

アイテム スコア (加重後)

BA (文学士)/USA

0

0

DU (オランダ語)

100

37.5 = 100 ×37.5% = 38 (四捨五入)

1006 (会計適性試験)

100

12.5 = 100 × 12.5% = 13 (四捨五入)

合計スコア = 37.5 + 12.5 = 50

次の表は、Helen Scott のアイテム スコアと加重後のスコアの一覧です。

アイテム

アイテム スコア

アイテム スコア (加重後)

BA (文学士)/USA

50

25 = 50 × 50%

DU (オランダ語)

0

0

1006 (会計適性試験)

100

12.5 = 100 × 12.5% = 13 (四捨五入)

合計スコア = 25 + 12.5 = 37.5 (四捨五入して 38)

評価プロパティ スコアの計算

検索条件に評価プロパティまたは関心レベル プロパティ (JPM_RATING1、JPM_RATING2、JPM_RATING3、JPM_INTEREST_LEVEL) が含まれている場合、このプロパティ スコアの計算方法が他のプロパティの場合と異なります。100 か 0 かのスコアではなく、ターゲット プロファイルにおける評価または関心レベルが、検索条件で指定された評価または関心レベルにどの程度一致するかに応じたスコアが割り当てられます。

次のユースケースでは、検索のソースおよびターゲット プロファイル タイプのプロファイルの種類 (PERSON および JOB) に関連付けられたスコア処理の方法について説明します。

  1. 個人に適合する職務を探す:

    • ターゲット (任務) プロファイルで、一致するアイテムがあり、その評価レベル値がより高い場合、スコアは < 100% になります。

    • ターゲット (任務) プロファイルで、一致するアイテムがあり、その評価レベル値が同じまたはより低い場合、スコアは 100% になります。

    • ターゲット (任務) プロファイルで、一致するアイテムがあり、その評価レベル値がより低い場合は、そのターゲット プロファイル アイテムの「比較」ページに、資格範囲外の個人を示す記号が表示されます。

  2. 職務に対する適性が最も一致する個人を採用する必要がある:

    • ターゲット (個人) プロファイルで、一致するアイテムがあり、その評価レベル値が同じまたはより高い場合、スコアは 100% になります。

    • ターゲット (個人) プロファイルで、一致するアイテムがあり、その評価レベル値がより低い場合、スコアは < 100% になります。

    • ターゲット (個人) プロファイルで、一致するアイテムがあり、その評価レベル値がより高い場合は、そのターゲット プロファイル アイテムの「比較」ページに、資格範囲外の個人を示す記号が表示されます。

  3. 特定の資格を持つ人を探す: (差異スコア処理を使用する)

    • ターゲット (個人) プロファイルで、一致するアイテムがあり、その評価レベル値が同じである場合、スコアは 100% になります。

    • ターゲット (個人) プロファイルで、一致するアイテムがあり、その評価レベル値がより低いかより高い場合、スコアは < 100% になります。

    • 「比較」ページでは、資格範囲外の個人を示す記号は該当しないため、凡例に表示されません。

  4. 特定の条件がある職務を探す: (差異スコア処理を使用する)

    • ターゲット (任務) プロファイルで、一致するアイテムがあり、その評価レベル値が同じである場合、スコアは 100% になります。

    • ターゲット (任務) で、一致するアイテムがあり、その評価レベル値がより低いかより高い場合、スコアは < 100% になります。

    • 「比較」ページでは、資格範囲外の個人を示す記号は該当しないため、凡例に表示されません。

関心レベル プロパティについては、このトピックの後の「関心レベル プロパティ スコアの計算」で説明します。

評価プロパティのスコアは、アイテムに定義されている評価モデルのレベル数に基づいて計算されます。

重要 検索と比較を実行する際、ソースとターゲットのプロファイルでは、プロファイル アイテムに使用される評価モデルの評価レベル数が同じである必要があります。評価モデルが一致しない場合、スコアが正確に計算されません。

次の表に、検索と比較で割り当てられる評価モデルと評価レベルの例を示します。

評価

説明

評価レベル

A

優秀

5

B

4

C

3

D

2

E

不可

1

検索と比較でプロファイル アイテムに評価を割り当てると、要求されている評価と、ターゲットの評価レベルが比較されます。この例では、ソース プロファイルに次のアイテムとその評価が指定されているとします。

アイテム ID

評価

評価レベル

0102 (概念的思考力)

B (優)

4

次の表は、同じアイテムとそのアイテムの評価を含むターゲット プロファイルの一覧です。

プロファイル

アイテム ID

評価

評価レベル

01000

0102 (概念的思考力)

B (優)

4

02000

0102 (概念的思考力)

A (優秀)

5

03000

0102 (概念的思考力)

C (良)

3

基準評価レベル (ソース プロファイル) と、ターゲット プロファイルにおける実際の評価レベルとの差異は、次のように計算されます。

ABS (基準評価レベル - 実際の評価レベル)

ABS (絶対値) とは、(基準評価レベル - 実際の評価レベル) で計算された結果の正負の符号を無視するという意味です。このように差異を計算して実際の評価が基準評価より高い場合でも、評価スコアの計算に負の数値は使用されません。

注: この ABS 計算は、後述するユースケース 3 および 4 にのみ適用されます。ユースケース 1 および 2 では、別の計算アルゴリズムを使用します。

この例では、評価プロパティを使用する検索クエリーを示します。評価モデルには、考課基準に次のエントリが含まれています。

1 - 少

2 - 可

3 - 良

4 - 優秀

増分加重 = 4 基準エントリ / 100 = .25

検索条件によって、評価が 3 - 良と一致するアイテムがあるプロファイルを探します。

  1. ユースケース 1: 個人に適合する職務を探す

    このユースケースでは、職務要件が個人の資格とどの程度一致するかを評価し、個人の技能レベルが職務要件を超えるアイテムについて、資格範囲外であることを示します。

    加重を割り当てるためのデフォルトのロジックは次のとおりです。

    • 基準でエントリ番号を探します (つまり、3 は 3 番目の基準エントリです)。

    • 各基準エントリの増分加重を計算します。基準エントリ合計 / 100 = n% (つまり、4/100 = .25) となります。

    • 目標評価レベルが基準評価を超える (>) 場合は、次のようにスコアが計算されます。

      1 - [(目標評価レベル - 基準評価) * 増分加重]

    • 目標評価レベルが基準評価以下 (<=) の場合は、スコアとして 100% が割り当てられます。

    検索条件評価値 3 - 良に基づいて生成されるスコアは次のとおりです。

    1 - 少の目標評価レベル = 100%

    2 - 可の目標評価レベル = 100%

    3 - 良の目標評価レベル = 100%

    4 - 優秀の目標評価レベル = 1 - [(4 - 3) * .25] = 75%

  2. ユースケース 2: 職務に適合する個人を探す

    このユースケースでは、個人の資格が職務要件とどの程度一致するかを評価し、個人の技能レベルが職務要件を超えるアイテムについて、資格範囲外であることを示します。

    検索条件評価値 3 - 良に基づいて生成されるスコアは次のとおりです。

    1 - 少の目標評価レベル = 1 - [(3 - 1) * .25] = 50%

    2 - 可の目標評価レベル = 1 - [(3 - 2) * .25] = 75%

    3 - 良の目標評価レベル = 100%

    4 - 優秀の目標評価レベル = 100%

    • 増分加重を計算します。基準エントリ合計 / 100 = n% (つまり、4/100 = .25) となります。

    • 目標評価レベルが基準評価以上の場合、スコアとして 100% が割り当てられます。

    • 目標評価レベルが基準評価未満の場合、スコア計算は次のとおりです。

      1 - [(基準評価 - 目標評価レベル) * 増分加重]

  3. ユースケース 3 および 4: 個人と個人または職務と職務を比較する。

    このユースケースでは、複数の個人の資格がどの程度一致するか、または複数の職務の要件がどの程度一致するかを評価します (つまり、差異スコア処理)。

    スコア処理アルゴリズムは、次のように計算できます。

    • 増分加重の計算 = 基準エントリ合計 / 100 = n% (つまり、4/100 = .25)。

    • スコア = 1 - (ABS(目標評価レベル - 基準評価レベル) * 増分加重)

    検索条件評価値 3 - 良に基づいて生成されるスコアは次のとおりです。

    目標の評価 = 1 - 少: 1 - (ABS(1 - 3) * .25) = 50%

    目標の評価 = 2 - 可: 1 - (ABS(2 - 3) * .25) = 75%

    目標の評価 = 3 - 良: 1 - (ABS(3 - 3) * .25) = 100%

    目標の評価 = 4 - 優秀: 1 - (ABS(4 - 3) * .25) = 75%

    次の表は、このプロファイル例における基準評価と実際の評価の差異の一覧です。

プロファイル

アイテム ID

基準評価レベル

実際の評価レベル

ABS (基準評価 - 実際の評価)

01000

0102

4

4

0

02000

0102

4

5

1

03000

0102

4

3

1

この差異の値を使用して、評価スコアは次の公式で計算されます。

評価スコア = 100 - ABS (基準評価レベル - 実際の評価レベル) × 評価加重

評価加重の計算方法は次のとおりです。

評価加重 = 100/ (評価モデルにおける評価レベルの合計数)

この例の評価モデルでは評価レベルの合計数が 5 なので、評価加重は 20 (= 100/5) です。

次の表は、この例の各プロファイルに対する評価スコアの一覧です。

プロファイル

アイテム ID

ABS (基準評価 - 実際の評価レベル)

評価スコア

01000

0102

0

100

02000

0102

1

80

03000

0102

1

80

評価スコアの最高値は 100 となり、これはソースとターゲットの両方でアイテムの評価が一致する場合にのみ適用されます。ターゲットでの実際の評価が基準評価より低い、または高い場合、評価スコアは 100 より低くなります。この例のプロファイル 02000 と 03000 では、評価が異なっていても評価スコアは同じになることがわかります。これは、基準評価と実際の評価との差異が 2 つのプロファイルで同じであるためです。

評価モデル プロパティを持つアイテムに対する加重の適用方法は、評価モデル プロパティを持たないアイテムに対する加重の場合と同様です。

この計算方法を示すために、次の例では、評価モデル プロパティを持つアイテムでのスコアの計算方法を示します。次の表に示すように、この例では求人検索条件に 3 つのコンピテンシー アイテムと基準評価があり、重要度の値も設定されています。

アイテム ID

評価

評価レベル

重要度

0102 (概念的思考力)

C (良)

3

2 - 標準以下

0110 (勤務時間管理)

A (優秀)

5

4 - 標準以上

0203 (信頼度と成熟度)

B (優)

4

3 - 平均

検索と比較におけるターゲット プロファイルは個人プロファイルです。次の表は、Nicola Richardson のコンピテンシー評価です。

アイテム ID

評価

評価レベル

0102 (概念的思考力)

B (優)

4

0110 (勤務時間管理)

A (優秀)

5

0203 (信頼度と成熟度)

D (可)

2

この検索/比較では、各アイテムについて 2 つのプロパティ スコアが計算されます。

  • アイテム ID。

    同じコンピテンシー アイテムを持つプロファイルはスコアが 100 となります。コンピテンシーを持たない場合、スコアは 0 となります。

  • 評価プロパティの評価スコア。

検索/比較の最初のステップでは、各コンピテンシー アイテムのプロパティ スコアが計算されます。次の表は、Nicola Richardson のプロパティ スコアの一覧です。

アイテム ID

評価レベル

アイテム ID スコア

評価スコア

0102

4

100

80 = 100 - [ABS(3-4) × 20]

0110

5

100

100 = 100 - [ABS(5-5) × 20]

0203

2

100

60 = 100 - [ABS(4-2) × 20]

次に、次の値が計算されます。

  • プロパティ スコアの合計。

    各アイテムのプロパティ スコアの合計は、アイテム ID と評価に対するプロパティ スコアの合計です。

  • アイテム スコアの平均。

    計算方法は次のとおりです。

    合計プロパティ スコア/プロパティ数

    この例では、プロパティ数は 2 (アイテム ID と評価) です。

次の表は、Nicola のアイテム スコアの一覧です。

 

プロパティ スコア

     

アイテム ID

アイテム ID スコア

評価スコア

プロパティ スコアの合計

アイテム スコアの平均

0102

100

80

180 = 100 + 80

90 = 180/2

0110

100

100

200 = 100 + 100

100 = 200/2

0203

100

60

160 = 100 + 60

80 = 160/2

次に、アイテム スコアの平均に加重が適用されます。そのために、アイテムに割り当てられた重要度に基づいて、次の公式で各アイテムの加重が計算されます。

重要度 % = (アイテムの重要度/合計重要度) × 100

この例では、重要度の合計が 9 (= 2 + 4 + 3) です。

次の表は、コンピテンシー アイテムの加重の一覧です。

アイテム ID

重要度

重要度 %

0102

2

22.22% = 2/9 × 100

0110

4

44.44% = 4/9 × 100

0203

3

33.33% = 3/9 × 100

加重後のアイテム スコアは、次のように計算されます。

アイテム スコア (加重後) = アイテム スコア × 重要度 %

次の表は、Nicola の加重後のアイテム スコアの一覧です。

アイテム ID

アイテム スコアの平均

アイテム スコア (加重後)

0102

90

20 = 90 × 22.22%

0110

100

44 = 100 × 44.44%

0203

80

27 = 80 × 33.33%

最後に、加重後のアイテム スコアをすべて合計して、プロファイル スコアの合計が計算されます。

合計プロファイル スコア = 91 = 20 + 44 + 27

関心レベル プロパティ スコアの計算

検索条件に関心レベル プロパティ (JPM_INTEREST_LEVEL) が含まれている場合も、プロパティ スコアの計算方法は評価プロパティの場合と同様です。関心レベルのプロパティ スコアは、ターゲット プロファイルにおける関心レベルが、検索条件で指定された関心レベルにどの程度一致するかに基づいて決定されます。

関心レベル スコア = 100 - ABS (基準関心レベル - 実際の関心レベル) × 評価加重

評価加重の計算方法は次のとおりです。

評価加重 = 100/ (評価モデルにおける評価レベルの合計数)

標準の関心レベル モデル (評価モデルとして提供されている) には 5 つのレベルがあるので、評価加重は 20 (100/5) となります。

必須アイテムのアイテム スコアの計算

各アイテムの「必須」チェック ボックスは、自動的に検索条件に追加されます。アイテムのこのチェック ボックスを選択すると、そのアイテムを含むプロファイルと、そのアイテムに指定されているすべてのプロパティが検索対象になります。プロファイルが検索条件に含まれるためには、プロファイルにこのアイテムが含まれ、かつ指定のアイテム プロパティが正確に一致している必要があります。アイテム プロパティの異なるプロファイルは含まれません。

次の表に示す例では、検索条件に 2 つのコンピテンシー アイテムと学位が指定されています。

アイテム ID

評価

必須

0110 (勤務時間管理)

3

 

Y

0203 (信頼度と成熟度)

4

 

N

BA (文学士)

 

CAN

N

次の表は、ターゲット プロファイルでのアイテムとそのアイテム スコアの一覧です。

アイテム ID

評価

アイテム スコア (加重なし)

0110 (勤務時間管理)

2

 

0

0203 (信頼度と成熟度)

4

 

100

BA (文学士)

 

USA

50

注: アイテム 0110 に対するターゲット プロファイルのスコアは 0 になります。これは、評価が検索条件と一致せず、アイテムが必須に指定されているためです。必須アイテムのスコアが 0 の場合、検索結果としてこのプロファイルは返されません。

検索条件のソースとして使用するプロファイルを選択するには、「プロファイルの検索」ページ (JPM_COM_PROF_SRCH) を使用します。

選択するソース プロファイルによって、デフォルトの検索条件が提供されます。このページが表示されるのは、選択した検索の条件ルールが「デフォルト値使用/変更不可」または「デフォルト値使用/変更可」であり、かつソース プロファイル タイプが非個人プロファイル タイプの場合のみです。条件ルールがデフォルト値なし/条件指定の場合は、「検索条件」ページで検索条件を手動で入力します。

画像: 「プロファイルの検索」ページ

次の例では、「プロファイルの検索」ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

「プロファイルの検索」ページ

基本検索条件

フィールドまたはコントロール

定義

タイプ

検索のソースとして定義されているプロファイル タイプが表示されます。ソースおよびターゲットのプロファイル タイプは、「検索設定の定義」ページで設定します。

プロファイル ID

プロファイルを選択するか、プロファイル ID の一部を入力します。

プロファイル名

プロファイル名またはその一部を入力するか、名称の一致するプロファイルを検索します。

ステータス

「アクティブ」などの特定ステータスのプロファイルのみをリストする場合はステータスを選択します。

旧バージョン プロファイル ID

HR の旧バージョンで存在していたプロファイルを検索したい場合は、旧バージョン プロファイル ID を入力します。旧バージョン プロファイル ID は、アップグレードの際にプロファイルに割り当てられます。

検索

このボタンをクリックすると、検索条件に一致するプロファイルがリストされます。

クリア

このボタンをクリックすると、ページからすべての検索条件または検索結果がクリアされます。

プロファイル検索結果

このスクロール領域に、選択した検索条件に一致するプロファイルがリストされます。検索および比較のソースとして使用するプロファイル名をクリックします。検索タイプに応じて、検索条件ページが表示されるか、選択したプロファイルを使用して検索が実行されます。検索の条件ルールが「デフォルト値使用/変更可」の場合、検索条件ページが表示されて、検索の実行前に検索条件を変更することができます。検索の条件ルールが「デフォルト値使用/変更不可」の場合、検索が実行されて、検索結果ページに結果が表示されます。

検索/比較の検索条件を表示および変更するには、「検索条件」ページ (JPM_SRCH_CRITERIA) を使用します。

「プロファイルの検索」ページで選択した検索の条件ルールが「デフォルト値使用/変更可」または「デフォルト値なし/条件指定 (アドホック)」の場合、検索の実行前にこのページが表示されます。条件ルールが「デフォルト値使用/変更不可」の場合、「検索条件」ページを表示せずに検索が実行されます。

画像: 「検索条件」ページ (1/2): ページの「検索フィルタ」セクション

次の例では、「検索条件」ページの「検索フィルタ」セクションのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

個人を検索するための「検索フィルタ」セクションが表示される「検索条件」ページ

画像: 「検索条件」ページ (2/2): ページの「検索条件」セクション

次の例では、「検索条件」ページ (2/2) の「検索条件」セクションのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

「検索条件」ページ (2/2)

このページで、検索条件を定義します。選択した検索の条件ルールが「デフォルト値使用/変更可」の場合、プロファイルの検索ページまたは個人検索ページで選択したソース プロファイルに基づいて、デフォルトの検索条件が自動的に表示されます。必要に応じて、検索条件を確認し変更します。

一方、選択した検索にプロファイル タイプが定義されていない場合は、まず使用するソースおよびターゲットのプロファイル タイプを指定してから、検索条件を手動で定義します。

注: このページにリストされるコンテンツ タイプと、各コンテンツ タイプのフィールドは、選択した検索タイプ、プロファイル タイプ定義、およびコンテンツ タイプ定義によって異なります。

プロファイルの検索/比較について」を参照してください。

プロファイル タイプの設定」を参照してください。

コンテンツ タイプとプロパティの設定」を参照してください。

フィールドまたはコントロール

定義

「ソース プロファイル タイプ」および「ターゲット プロファイル タイプ」

検索で使用するプロファイル タイプを選択します。ソース プロファイル タイプは、検索条件の基準として使用されます。ターゲットは、一致するプロファイルを検索する対象となるプロファイル タイプです。

これらのフィールドは、「検索設定」ページでソースまたはターゲットのプロファイル タイプを定義していないアドホック検索で表示されます。

各フィールドに値を指定すると、検索に使用できるコンテンツ セクションと検索フィルタが表示されます。

検索

クリックすると、このページで指定した条件に基づいて検索が開始されます。検索が実行され、一致するプロファイルが「検索結果」ページに表示されます。

クリア

検索条件をクリアする場合は、このボタンをクリックします。

検索フィルタ

フィルタには、プロファイルの設定に応じて、プロファイル グループ、現在の勤務地、希望出張地などが含まれます。選択したプロファイルに検索を限定する場合は、「プロファイル グループ」グループ ボックスを使用します。「プロファイル グループ」グループ ボックスが表示されるのは、ターゲット プロファイル タイプが検索可能なプロファイル グループに属している場合のみです。ターゲット プロファイル タイプのプロファイル タイプ設定に現在の勤務地と希望出張地のコンテンツ セクションが含まれる場合は、これらのフィルタのグループ ボックスも表示されることがあります。

フィルタのデータは、ターゲット プロファイルの候補の絞り込みに使用されますが、全体的な検索スコアには影響しません。たとえば、情報システム管理者の職務の要件に最も一致し、パリ オフィスに在籍している従業員を検索するとします。「現在の勤務地」のフィールドを使用して、パリ オフィスに在籍していない候補者を除外しますが、候補者のスコアは、情報システムの管理者の任務プロファイルにどの程度一致するかに基づいて決まります。候補者が見つからない場合は、「転勤可」「海外勤務可」などの「希望出張地」のプロパティをフィルタとして使用し、パリ オフィス在籍者以外の候補者を検索できます。PERSON プロファイル タイプは、個人についてこれらのプリファレンスを入力できる「勤務地変更」コンテンツ セクションに標準で用意されています。

「プロファイル グループ タイプ」ページ」を参照してください。

検索条件

このセクション内のフィールドは、プロファイル タイプの設定によって異なります。

フィールドまたはコントロール

定義

重要度

プロファイル アイテムの重要度を示す値を選択します。デフォルト値は「3 - 平均」です。「重要度」の値は、プロファイルが検索条件にどの程度一致するかを決定する際に使用されます。高い重要度を選択した場合、そのプロファイル アイテムを含むプロファイルの方が、同じプロファイル アイテムを含まないプロファイルより高い程度で一致するとみなされます。

必須

一致するプロファイルが必ず特定のプロファイル アイテムを含むようにする場合は、それらのアイテムのチェック ボックスを選択します。検索を実行すると、必須のアイテムに一致し、検索条件での指定と同じアイテム プロパティを持つターゲット プロファイルが検索されます。たとえば、検索条件に必須のコンピテンシー アイテムを含め、そのコンピテンシーの能力レベル評価も指定した場合、そのコンピテンシー アイテムおよび同じ能力レベル評価を持つプロファイルのみが検索結果に表示されます。

関連アイテム

「関連アイテム」ページにアクセスし、検索の一部にする関連アイテムを入力する場合は、このアイコンを選択します。

このアイコンは、コンテンツ アイテムを関連アイテムで設定している場合に使用可能になります。

検索条件として含める関連アイテムを入力するには、関連アイテム条件ページ (JPM_SRCH_RELITMS) を使用します。

画像: 関連アイテム条件ページ

次の例では、関連アイテム条件ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

関連アイテム条件ページ

検索に特定の関連アイテムを含めるには、「関連アイテムの追加」リンクを選択します。このアイテムが検索に含める必須のアイテムかどうかを指定してください。検索条件に必須の関連アイテムを含めると、検索結果にはその関連アイテムがあるターゲット プロファイルのみが含まれます。

検索結果を表示するには、「検索結果」ページ (JPM_SRCH_RESULT) を使用します。

画像: 「検索結果」ページ (1/2)

次の例では、「検索結果」ページ (1/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

「検索結果」ページ (1/2)

画像: 「検索結果」ページ (2/2)

次の例では、「検索結果」ページ (2/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

「検索結果」ページ (2/2)

重要 検索/比較の実行時に、索引を特定できない場合、検索用索引が見つからないことを示すメッセージが表示されます。つまり、索引を作成するための検索用索引のスケジューリング (SES) プロセスが実行されていないか、または SES 環境にアクセスできません。

索引を特定できても、検索条件に一致するプロファイルが見つからない場合は、検索の結果が返されなかったことを示すメッセージが表示されます。

検索結果

フィールドまたはコントロール

定義

選択

プロファイルを選択する場合は、このチェック ボックスを選択します。これにより、プロファイルが「選択済プロファイル」セクションに追加され、比較プロセスで使用されるようになります。比較には最大 10 のプロファイルを選択できます。

スコア

スコアのリンクをクリックすると、「検索結果」ページが表示されます。このページには、検索条件のアイテムと、選択したプロファイルで対応するアイテムの検索スコアがリストされます。

プロファイル名

プロファイル名 をクリックするとプロファイルが表示されます。プロファイル タイプに応じて、「個人プロファイル」ページまたは「非個人プロファイル」ページが表示されます。

選択済プロファイル

フィールドまたはコントロール

定義

プロファイルの比較

比較を実行する場合は、このボタンをクリックします。比較には 1 から 10 個のプロファイルを含めることができます。「比較結果」ページが表示され、検索条件のアイテムと、選択したプロファイルで対応するアイテムがリストされます。

希望任務リストに追加

このボタンをクリックすると、選択したプロファイルが個人の希望任務リストに追加されます。

このボタンは、検索のターゲット プロファイル タイプが非個人プロファイル タイプの場合に表示されます。

検索条件の変更

検索条件を変えて検索を再実行する場合は、このリンクをクリックして検索条件を表示および変更します。「検索条件」ページが表示されます。

プロファイルの検索に戻る

新しい検索を実行するには、このリンクをクリックします。「プロファイルの検索」ページに戻り、使用可能な検索がすべてリストされます。

比較するソースおよびターゲット プロファイル タイプを選択するには、「プロファイルの比較」ページ (JPM_COMPARE_MAIN) を使用します。

画像: 「プロファイルの比較」ページ

次の例では、「プロファイルの比較」ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

「プロファイルの比較」ページ

フィールドまたはコントロール

定義

ソース プロファイル タイプ

比較のソースとして使用するプロファイル タイプを選択します。

ソース プロファイル ID

ターゲット プロファイルと比較する対象のプロファイルを選択します。

ターゲット プロファイル タイプ

ターゲット プロファイルを選択するプロファイル タイプを選択します。

「ターゲット プロファイル ID」または「従業員 ID」 (従業員の識別)

プロファイル ID を選択します。ターゲット プロファイルは、「ソース プロファイル ID」フィールドで選択したプロファイルと比較されます。

プロファイルの追加

別のターゲット プロファイルを追加する場合にクリックします。

選択したプロファイルの比較のサマリを表示するには、「比較結果」ページ (JPM_COMPARE_RESULT) を使用します。

画像: 「比較結果」ページ

次の例では、「比較結果」ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

「比較結果」ページ

このページには比較の結果が表示されます。このページには、「検索結果」ページや「プロファイルの比較」ページからアクセスするか、または「希望任務リスト」ページで「比較」ボタンをクリックしてアクセスします。左側の列には、ソース プロファイルまたは検索条件にあるコンテンツ セクションとコンテンツ アイテムが表示されます。関連アイテムは、関連するアイテムの下にインデントされたアイテムとして表示されます。残りの列には、対応するターゲット プロファイルのデータが表示されます。各ターゲット プロファイルのアイテム スコアが表示されます。プロファイル アイテムに関する詳細を表示するには、スコアのリンクを選択します。

フィールドまたはコントロール

定義

コンテンツ セクションの表示

プロファイルのすべてのセクションをリストする場合は「全てのセクションを表示」を選択し、1 つのコンテンツ セクションのみについて情報を表示する場合はそのセクションを選択します。デフォルトは「全てのセクションを表示」です。