組合せデータ作成処理の実行
組合せデータ作成処理を実行するには、組合せデータ作成コンポーネント (COMBO_BUILD_REQ) を使用します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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COMBO_BUILD_REQ |
COMBO_DATA_TBL またはマスター セレクタ テーブルを作成する処理を実行します。 |
組合せデータ作成処理 (FS_CEBD) を実行して、次のいずれかを作成します。
COMBO_DATA_TBL。組合せ展開処理によってデータが移入されます。
静的なマスター セレクタ テーブルのセット。
一般会計の仕訳編集処理の一環で仕訳行を編集するのに加え、供給側システムでこれらのテーブルと照らして伝票行や会計入力行を編集できます。組合せ編集はオンライン、バックグラウンドのいずれの場合も、COMBO_DATA_TBL または静的なマスター セレクタ テーブルのセットのいずれかを使用し、特定の編集で両方を使用することはありません。
組合せデータ作成リクエスト ページ (COMBO_BUILD_REQ) を使用して、COMBO_DATA_TBL またはマスター セレクタ テーブルを作成する処理を実行します。
ナビゲーション
画像: 組合せデータ作成リクエスト ページ
次の例では、組合せデータ作成リクエスト ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

注: 有効な組合せを維持するため、展開処理はいつでも実行できます。ただし、PeopleSoft アプリケーションで展開処理を実行する前に、システムの空き容量を確認し、容量を使い果たすことのないようにしてください。
組合せデータ作成処理では、COMBO_DATA_TBL またはマスター セレクタ テーブルへのデータ移入が行われます。
データ テーブルの作成オプションを選択した場合、ビジネス ユニットと元帳グループのルールが分析され、可能なチャートフィールド値の組合せが生成され、データ テーブルに挿入されます。これは COMBO_DATA_TBL の展開と呼ばれています。組合せルールを展開することの利点は、仕訳編集時のパフォーマンス向上を期待できることです。
セレクタ テーブル作成オプションを選択した場合、ルールとツリーが分析されてチャートフィールド値の有効な範囲が生成され、その範囲がマスター セレクタ テーブルに格納されます。マスター セレクタ テーブルの場合はサイズが小さくなるので保守も容易です。
注: マスター セレクタ テーブルで [詳細値を保持] オプションを使用すると、テーブルを維持して再利用できるため、編集のたびにツリー範囲を展開して TAO テーブルに移入することもなく、さらに高い効率性を期待できます。
ビジネス ユニットの詳細元帳グループを定義し、組合せ編集グループをその元帳に関連付けると、組合せデータ作成リクエストの実行準備が整います。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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指定日 |
その特定の日付に存在するチャートフィールドおよびチャートフィールド値について、COMBO_DATA_TBL を作成します。全ての行の [指定日] を更新するには、[更新] ボタンを使用します。 |
処理頻度 |
一括: 組合せデータ作成処理が次回実行されるときに、現在のリクエストを処理する場合に選択します。 しない: 一度実行した後は、処理の頻度はこの値に変更されます。 常時: 組合せデータ作成が実行されるたびに処理する場合に選択します。 |
作成オプション |
データ テーブル作成: これを選択すると、ビジネス ユニットおよび元帳グループに関連付けられていて、組合せ編集オプションで COMBO_DATA_TBL が選択されている組合せグループが処理されます。このオプションでは、組合せルールで定義されている全ての有効な組合せがデータ テーブルに展開されます。通常これにより、仕訳編集処理のパフォーマンスが向上します。ただし、システムの容量を使い果たすことのないよう、作成される組合せの数と空き容量を考慮したうえで、このオプションを使用するかどうかを検討してください。 セレクタ テーブル作成: これを選択すると、ビジネス ユニットおよび元帳グループに関連付けられていて、組合せ編集オプションでマスター セレクタ テーブルが選択されている組合せグループが処理されます。組合せルールおよびツリー定義からチャートフィールド値の範囲が作成され、その範囲がマスター セレクタ テーブルに格納されます。このオプションを選択すると、[指定日] フィールドが [開始日] と [終了日] に置換されます。マスター セレクタ テーブルに含める有効日付きツリーおよびツリー範囲を制限する場合は、[開始日] フィールドと [終了日] フィールドを使用します。 |
ワイルドカード使用 |
組合せデータ テーブルに含める組合せの数を減らす場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、ルールで値必須オプションが選択されているチャートフィールドを表現するために、ワイルドカード文字 % が使用されます。値必須オプションを使用するルールが多数ある場合は、データ テーブルの展開時にこのオプションを選択します。このオプションはマスター セレクタ テーブルの作成時には使用できません。 |
アクティブ値のみを使用 |
COMBO_DATA_TBL の作成時点でアクティブ状態であるチャートフィールド値のみを使用する場合に、選択します。このオプションを選択した場合、使用するチャートフィールド値が取引日時点ではアクティブだったとしても、そのチャートフィールド組合せは無効と見なされます。このオプションは COMBO_DATA_TBL のサイズを減らす場合に使用します。非アクティブ日より前の日付の取引を編集する必要がある場合は、このオプションは選択しないでください。 |
パブリッシュのみ実行 |
このオプションは PeopleSoft HCM アプリケーションがインストールされている場合にのみ使用できます。アプリケーション エンジン プログラム HR_ACCT_CD を実行して、HCM アプリケーションで必要となる組合せ編集情報をパブリッシュできます。組合せ編集作成処理を行わずにパブリッシュ処理のみを実行する場合は、このオプションを選択します。 |
HRMS/SA にパブリッシュ (Human Resources Management System/Services Accounting にパブリッシュ) |
このオプションは PeopleSoft HCM アプリケーションがインストールされているか、特定の取引ソースを処理する場合にのみ使用できます。[プロセス グループ] リンクを選択して別のページ (COMB_BLD_PG_REQ) または COMBO_TRAN_SRC_COB に移動し、パブリッシュまたは処理するプロセス グループを選択します。これによりアプリケーション エンジン プログラム HR_ACCT_CD が実行され、HR_ACCT_CD_LOAD アプリケーション サービスの使用により、選択された COMBO_DATA_TBL 内のデータがパブリッシュされます。 |
COMBO_DATA_TBL を使用している間は実際の編集で組合せルールは考慮されません。そのため、組合せルールのツリー情報を変更したり、チャートフィールドの追加や非アクティブ化を実施したときには、データ テーブルと組合せルールの同期が取れているかを必ず確認するようにしてください。組合せルールまたはツリーに新しいチャートフィールドが追加されても、COMBO_DATA_TBL は自動的に更新されません。勘定科目チャートと整合するようテーブルを再作成する必要があります。
注: ビジネス ユニットに関連付けられている全ての組合せ編集グループの編集オプションが COMBO DATA TABLE であるときに、誤ってそのビジネス ユニットにマスター セレクタ テーブルを作成するオプションを選択した場合、展開処理では何も行われません。
プロセス グループの選択
組合せ作成で特定のビジネス ユニットに対して使用するプロセス グループを選択するには、組合せデータ作成リクエスト ページで [プロセス グループ] リンクを選択します。
画像: パブリッシュするためのプロセス グループの選択ページ
次の例では、パブリッシュするためのプロセス グループの選択ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

処理する個々のプロセス グループを選択します。プロセス グループの [全て選択] または [全て選択解除] をクリックすることもできます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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組合せ編集取引ソース |
取引ソースを選択して、検索を絞り込みます。このフィールドが空白の場合、組合せ編集の取引ソースに関係なく、全てのプロセス グループが表示されます。 |
特定のプロセス グループに定義されている組合せ編集取引ソースを表示するには、[プロセス グループ] リンクをクリックします。
画像: 組合せ編集取引ソース ページ (表示のみ)
次の例では、組合せ編集取引ソース ページ (表示のみ) のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

『PeopleSoft Human Resources Documentation: Manage Commitment Accounting』も参照してください。
『PeopleSoft Payroll for North America Documentation: Setting Up the Payroll Process』も参照してください。