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入力イベントの設定

入力イベントを設定するには、入力イベント コード定義コンポーネント (EE_EVENT_CODE_DEFN)、入力イベント プロセス定義コンポーネント (EE_PROCESS_STEP) および入力イベント ソース定義コンポーネント (EE_SRC_DEFN) を使用します。

注: 入力イベント ソース定義、入力イベント プロセスおよびステップは、システムで事前定義されています。この設定は変更しないでください。

ページ名

定義名

用途

入力イベント ソース定義ページ

EE_SRC_DEFN

入力イベント プロセッサによって使用されるデータ構造およびレコードで事前定義された入力イベント ソース取引定義を表示します。

警告 入力イベント ソース取引定義は変更しないでください。

入力イベント プロセス定義ページ

EE_PROCESS_STEP

同様の処理のためにプロセスによってグループ化されている一連の事前定義ステップを表示します。プロセスに含まれている取引タイプごとにステップが事前定義されています。入力イベント プロセッサにより、プロセス内の各ステップが実行されます。これらのステップを変更しないでください。BUDG および PCBUDG プロセスは例外です。詳細については、「入力イベントを使用する PeopleSoft 製品」というタイトルの表を参照してください。

入力イベント コード定義ページ

EE_EVENT_CODE_DEFN

会計取引の一部としてアプリケーションの詳細配布行に選択または入力される入力イベント コードを定義します。

入力イベント ソース定義ページ (EE_SRC_DEFN) を使用して、入力イベント プロセッサによって使用されるデータ構造およびレコードで事前定義された入力イベント ソース取引定義を表示します。

画像: 入力イベント ソース定義ページ

次の例では、入力イベント ソース定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ソース - 入力イベント ソース定義ページ

フィールドまたはコントロール

定義

[入力イベント ソース取引] および [説明]

処理されるドキュメントを指定します。たとえば、購買管理では、調達依頼、発注書、支払レコードおよび支払伝票会計行レコードが区別されます。

ソース レコード

関連 PeopleSoft 製品 (一般会計、買掛金管理、売掛金管理、購買管理、請求管理またはプロジェクト コスト管理) 用に元の会計入力が保管されているレコードを指定します。

ターゲット レコード

入力イベント会計取引が挿入されるレコードを指定します。

一時レコード

一般会計および購買管理で必要な一意の処理の追加レコードを指定します。一般会計では、一時レコードを使用して、仕訳行の再採番および一般会計予算調整の記録を行い、購買管理では、一時レコードを使用して、処理の取消および調整を行います。

注: 入力イベント ソース取引定義は変更しないでください。

入力イベント プロセス定義ページ (EE_PROCESS_STEP) を使用して、同様の処理のためにプロセスによってグループ化されている一連の事前定義ステップを表示します。

プロセスに含まれている取引タイプごとにステップが事前定義されています。入力イベント プロセッサにより、プロセス内の各ステップが実行されます。これらのステップを変更しないでください。BUDG および PCBUDG プロセスは例外です。詳細については、「入力イベントを使用する PeopleSoft 製品」というタイトルの表を参照してください。

画像: 入力イベント プロセス定義ページ

次の例では、入力イベント プロセス定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

入力イベント プロセス定義ページ

フィールドまたはコントロール

定義

[入力イベント プロセス] および [説明]

プロセス名および説明が表示されます。入力イベント プロセスおよびステップは、通常、事前定義されています。ただし、追加または変更された入力イベント コードに対応するため、プロセスおよびステップを変更できます。

入力イベント ステップ (入力イベント ステップ)

Where 句で And 文を作成して、ソース レコードの行を選択します。

説明

入力イベント ステップの説明を入力します。

入力イベント ソース取引

ステップに関連付けるソース取引を選択します。

逆仕訳フラグ

ソース取引を逆仕訳する場合に選択します。

デフォルト配布勘定科目

入力イベント コード定義ページで指定したデフォルト配布勘定科目にプロセスで転記されるようにする場合に選択します。

上方/下方調整ステップ

入力イベント プロセッサが、上方および下方調整に関連付けられている入力イベント コードの処理にこのステップを使用するようにする場合に選択します。

フィールド名

システム ソース取引設定に従って定義されているソース レコードの値のリストからフィールド名を選択します。

フィールド値

フィールド値として APPL_JRNL_ID テンプレートを使用する APPL_JRNL_ID フィールドを除いて全てのフィールドの値を入力します。一般会計ビジネス ユニットの APPL_JRNL_ID 値は、実行時に選択されます。フィールド値マッピングを使用して、さまざまな行を区別して追加のエントリを作成する Where 句が作成されます。リストされている全てのフィールドでは、Where 句に And 文があります。

注: PeopleSoft システムでは、製品のサンプル データ内に、入力イベント プロセスおよびステップが用意されています。ただし、このページを使用して、プロセスとステップを追加、更新および修正できます。

入力イベント コード定義ページ (EE_EVENT_CODE_DEFN) を使用して、会計取引の一部としてアプリケーションの詳細配布行に選択または入力される入力イベント コードを定義します。

画像: 入力イベント コード定義ページ

次の例では、入力イベント コード定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

入力イベント コード定義ページ

フィールドまたはコントロール

定義

セットID

ビジネス ユニットおよびチャートフィールドの設定に使用したセットID と同じセットID を入力します。これにより、入力イベント処理エラーが回避されます。

入力イベント

実行する入力イベント プロセスのタイプを表すコードを作成します。

説明

入力イベント コードの説明を入力します。この説明は、レポート、リストおよび照会に表示されます。

入力イベント プロセス

入力イベント コードに適用される入力イベント プロセスを選択します。

入力イベント ステップ

選択した入力イベント コードに適用されるステップを選択します。

勘定科目

入力イベント プロセス定義ページで使用するデフォルト配布勘定科目を入力します。

ソース レコード仕訳テンプレート

ソース取引で指定した仕訳ジェネレータ テンプレートを入力イベント トランザクションに対して実行する場合に選択します。一部のソース取引レコードには、転記プロセス時に入力される仕訳ジェネレータ テンプレート (APPL_JRNL_ID) があります。一部のドキュメント (予算仕訳など) では、仕訳ジェネレータ テンプレートを使用せず、このチェック ボックスを選択する必要がありません。

仕訳テンプレート

[ソース レコード仕訳テンプレート] オプションを選択しない場合は、取引に使用する仕訳テンプレートを選択する必要があります。ソース レコード仕訳テンプレートと仕訳テンプレートの両方を選択すると、エラーが表示されます。

通常、転記プログラム (伝票転記、支払転記、AR 更新) を使用して転記されるドキュメントでは、仕訳テンプレートが使用されます。転記されないその他のドキュメントには、ドキュメントに入力される仕訳テンプレートはありません。入力イベント プロセッサによって、仕訳生成できるように、入力イベント会計レコードで仕訳テンプレートが移入されます。

注: DEMO データベースには、プロジェクト コスト管理用の EE_PCBUD、購買管理用の EE_PURCH、PeopleSoft 一般会計予算トランザクション用の EE_BUDGET など、デフォルトの仕訳テンプレートが含まれています。データベースでのテンプレート設定のガイドとして、これらの仕訳テンプレートを使用できます。

相殺勘定科目

必要に応じて、勘定科目および代替勘定科目を追加して、処理時にこの入力イベント コードの借方および貸方を入力します。

借方/貸方 (借方および貸方)

入力イベント ジェネレータの実行時に自動的に生成される相殺勘定科目に対して [借方] または [貸方] を入力します。各入力イベント コードには、2 つ以上の借方/貸方ペアを関連付けることができます。

代替勘定科目

該当する場合は、代替勘定科目について借方/貸方を選択します。

注: 1 つのドキュメントの入力イベント コードを別のドキュメントにコピーする場合、この入力イベント コードが、各タイプのドキュメントに関連付けられている入力イベント プロセスの有効なコードとして定義されている必要があります。たとえば、入力イベント コードが発注書に入力され、これが支払伝票にコピー可能な場合、入力イベント コード定義には、発注書の入力イベント プロセスおよび支払伝票の入力イベント プロセスが含まれている必要があります。両方のコードが定義されていない場合、無効な入力イベント コードのため、処理エラーが発生します。