9 VM Client テープ管理インタフェース

この章では、VM Client テープ管理インタフェース (VMTMI) について説明します。

TapePlex は、実際のカートリッジのライブラリリソースと仮想ボリュームの VSM リソースを含む、StorageTek ソフトウェアによって管理される複合リソースを表します。

TapePlex は単一の HSC CDS によって管理されるハードウェアとして定義されます。VM Client は単一の TapePlex へのアクセスを提供します。VM Client は TCP/IP を使用して、z/OS で実行している HSC サーバーにトランザクションをルーティングします。複数のホスト上の HSC の複数のインスタンスは、冗長性を提供するサーバーとして定義できます。VM Client と HSC サーバーの間のトランザクションは、XAPI と呼ばれる XML ベースの API を使用します。VM Client ソフトウェアは、テープ管理インタフェーストランザクションをサーバーで解釈される XAPI 形式に変換し、これらのトランザクションの出力を応答のための TMI 形式に変換します。

テープ管理インタフェースは、クライアントコンポーネントと対話するようになり、それにより、z/OS 上の HSC (および VTCS) とインタフェースをとるようになったため、以前のリリースでサポートされていた一部の TMI コマンドはサポートされなくなりました。場合によっては、コマンドの機能がクライアント/サーバー環境でサポートされず、ほかのコマンドが将来のリリースでサポートされる可能性があります。

次の TMI コマンドは VM Client 7.3 でサポートされていません。

  • DEFSCRDEFPOOL

    これらのコマンドは、ELS 7.0 で導入された HSC POOLPARM/ VOLPARM 機能に置き換えられています。この機能の詳細については、HSC および VTCS の構成に関するドキュメントを参照してください。

  • QEJECT

  • QREQUEST

  • SETOPER

    VM Client はオペレータの応答をサポートしていません。したがって、すべてのコマンドは、SETOPER コマンドが発行されたものとして処理されます。これまで WTOR メッセージが生成されていたような状況は、エラーメッセージとして返されます。

  • STOP

また、VM Client はメディアおよび記録技法の値の選択については、ジョブ名、ステップ名、プログラム名、データセット名などの TAPEREQ 検索キーの使用もサポートしていません。

テープ管理システム (TMS) と VM Client 間のインタフェースの一般的な説明には、次のトピックが含まれます。

  • TMS の役割

    このセクションでは TMS が提供するサービスについて説明します。

  • TMS の決定ポイント

    このセクションでは、TapePlex との対話が TapePlex 管理リソースに対する TMS サービスに役立つ状況について説明します。

  • TMS に返される TapePlex 情報

    このセクションでは、TapePlex との対話によって返される情報について説明します。

  • IUCV (Inter-User Communication Vehicle) に関する注意事項

    このセクションでは、IUCV マクロで使用されるパラメータについて説明します。

  • TMS と VM Client の対話

    このセクションでは、TMS と VM Client の対話に関するさまざまなシナリオについて説明します。

以降のセクションでは、これらのトピックについて詳しく説明します。

TMS の役割

テープ管理システムには 3 つの主な機能があります。

  • ユーザーインタフェース

  • テープリソースの割り当て

  • オペレータインタフェース

ユーザーインタフェース

通常、エンドユーザーはテープ管理システム (TMS) からサービスをリクエストすることによって間接的に TapePlex 機能をリクエストします。このようなリクエストは、TMS によって VM Client に、さらに TapePlex サーバーにルーティングされます。エンドユーザーと VM Client 間の直接の対話は、エンドユーザーが VM Special Message (SMSG) 機能を使用して VM Client コマンドを直接発行するか、VMTMI を直接呼び出す場合にのみ行われます。例として、配布された VMTMI SAMPLE を参照してください。

テープリソースの割り当て

TMS の制御下にあるリソースには次が含まれます。

  • トランスポート

    TMS は通常 AVR (Automatic Volume Recognition) のトランスポートの所有権を持ち、テープサービスをリクエストしているユーザーにトランスポートを割り当てます。TMS は割り当てリクエストに対して、テープトランスポートの可用性を判断します。さらに、TMS はトランスポートがサポートするメディアタイプと密度も認識します。VM Client は必要に応じて、TapePlex 制御トランスポートの選択で TMS を支援します。

  • データセット

    TMS はデータセットをテープボリュームにマップし、外部ラベルを内部ラベルにマップできます。TapePlex にはそのような情報が含まれていません。

  • スクラッチボリューム

    TMS はボリュームのスクラッチステータスに関する最終権限です。このステータスには、スクラッチサブプールメンバーシップも含まれます。TMS の「不特定」マウント (VOLSER を指定しないスクラッチボリュームのリクエスト) を生成するマウント処理を自動化するため、TapePlex でも独自のスクラッチステータス情報を保持します。TMS スクラッチステータスリストは、使用可能なすべてのスクラッチのリストとみなされませんが、使用可能なスクラッチボリュームの合計数のサブセットとみなされます。

  • 特定のボリューム

    TMS は特定のボリュームにアクセスできるユーザーを制御します。TapePlex は承認されたオペレータまたは TMS のリクエスト時に、それが制御するボリュームを処理します。

オペレータインタフェース

テープのマウント、マウント解除、スクラッチプールの選択は TMS とオペレータ間のメッセージトラフィックを通じて処理されます。VM Client はオペレータへのメッセージ内に提供された情報を使用して、マウント、マウント解除などを指示します。

TMS の決定ポイント

TapePlex サーバーは、TMS が VM Client 経由で TapePlex サービスを使用できるタイミングに関する TMS の決定に影響することがあります。TapePlex サーバーは次のポイントで TMS の決定に影響します。

TMS の初期化

TMS の初期化時に、TMS に VM Client マシンへの IUCV パスを確立させ、VM Client と TapePlex サーバーの両方が動作し、通信しているかどうかを判断します。TMS の起動時に VM Client マシンが動作していない場合は、VM Client および TapePlex の初期化後にできるだけ早く IUCV パスを確立します。接続はトランザクションごとに確立および切断できますが、これにより、不要な処理が発生します。IUCV を効率的に使用するには、TMS 通信セッション全体を通してパスを確立し、維持する必要があります。

ドライブの割り当て

VM Client は、割り当て時に特定のボリュームのメディアと場所およびスクラッチカウントに関する情報を提供できます。TMS はクエリーの結果を使用して、割り当てリクエストに対して互換性のある最適なドライブを選択できます。

スクラッチの割り当て

TMS のリクエストがあれば、MOUNT リクエストの前に VM Client がスクラッチボリュームの VOLSER を提供できます。この選択は拒否することも、それ以降のマウントに使用することもできます。この情報が必要でない場合、不特定の MOUNT リクエストによって、スクラッチボリュームが選択されます。

ボリューム移動

ボリュームのマウント、マウント解除、またはその他の移動が必要な場合、TMS は、TapePlex でアクションを実行するかどうか、または手動操作が必要かどうかを決定します。VM Client はボリューム移動リクエストのステータス情報を返します。

ボリュームをスクラッチステータスに戻す

TMS と TapePlex のスクラッチステータスを同期させておく必要があります。もっとも早い時間はマウント解除時で、もっとも遅い時間は TMS スクラッチプルリストの生成時です。このアクティビティーを調整するために、TMI リクエストと VM Client コマンドを使用できます。

TMS に返される TapePlex 情報

返される TapePlex 情報には次が含まれます。

構成情報

構成情報には次のものが含まれます。

  • 最大の ACS 内のトランスポートの最大数

  • ライブラリ制御下にあるトランスポートの数

  • ACS の数

  • LSM の数

  • レスポンス領域サイズ

ボリュームステータス

ボリュームステータス情報には、次のものが含まれます。

  • セル内のボリューム

  • ドライブ内のボリューム

  • ライブラリ内にないボリューム

  • アクセス不能なボリューム

  • ボリュームの場所が不確実 (エラー)

ボリュームの場所

ボリュームの場所情報には、次のものが含まれます。

  • ACSid

  • LSMid

  • パネルの場所

  • 行の場所

  • 列の場所

適格なドライブ

TapePlex の観点から適格なドライブとは、ボリュームと同じ ACS または VTSS 内にあり、ボリュームと互換性のある記録技法を使用したドライブです。実際のドライブの可用性 (接続可能性、オンラインステータス) は考慮されません。

移動ステータスとエラーコード

ボリュームの移動リクエストは操作が成功したことを示すコードを返します。エラーが発生した場合、オペレータに発行されたメッセージに対応する追加のコードも返されます。

LSM および ACS のステータス

LSM のステータスは、オンラインまたはオフラインです。オンラインは、自動マウントを実行できることを示します。オフラインは手動マウントのみが可能であることを示します。

ACS のステータスは接続または切断です。切断は、ACS にこのホストからアクセスできず、すべてのアクティビティーを別のホストから処理する必要があることを示します。

  • スクラッチ管理用の VOLSER

    スクラッチの選択がリクエストされた場合、TapePlex 制御データセット内のスクラッチとマークされた VOLSER が返されます。この選択により、ボリュームが非スクラッチとマークされます。

  • 仮想ドライブおよびボリュームのライブラリに関する注記

    VM Client を使用することにより、TMS は仮想ドライブおよび仮想ボリュームにアクセスできます。テープ管理インタフェースは、TMS が仮想ドライブおよびボリュームを実際のボリュームのように処理できるように、各 VTSS を ACS ID と一連の LSM ID にマップします。VM Client は VTSS と ACS のマッピングを提供し、VTSS を表す ACS ID が実際の ACS と重複しないようにします。EJECTMOVEENTER などのボリュームの移動操作は、仮想ボリュームには許可されません。

IUCV (Inter-User Communication Vehicle) に関する注意事項

IUCV (Inter-User Communication Vehicle) は IBM が提供する通信インタフェースです。

注:

VMTMISAMPLE は、VM Client テープ管理インタフェースの使用を示すサンプルプログラムです。MAINTSTK ユーザー ID で見つけることができます。

IUCV を使用してリクエストを発行するには、次の手順に従います。

  1. IUCV CONNECT 関数を使用して、VM Client サービスマシンへの接続を確立します。

    • 承認された仮想マシンのみが VM Client サービスマシンへのコマンドを発行できます。権限を取得するために、TMI または VM Client コマンドを発行する仮想マシンは、起動時に SMCPARMS または SMCCMDS ファイルで、または以前に承認されている仮想マシンから、VM Client サービスマシンに発行された VM Client AUTHorize コマンドによって特権が与えられている必要があります。

    • さらに、仮想マシンは、その CP ディレクトリエントリ内の IUCV 制御文によって、CP に対して承認されている必要があります。これは一般に、システムプログラマまたは管理者によって行われます。OPTION MAXCONN が使用できる十分なパスを指定していることを確認します。

    • この IUCV 接続 (パス) を確立するには、IUCV マクロを次のパラメータで発行します。

      IUCV CONNECT,
           PRMLIST=addr,          * address of IUCV parm list
           USERID=addr,           * address of CL8 ’userid’
           USERDATA=addr,         * address of CL16 ’ddname’
           PRMDATA=NO             * no parm data in IPARML
      

      ここでは:

      userid は VM Client サービスマシンの名前を示します。

      ddname は、接続のためにリクエストされる VM Client IUCV インタフェースの名前を示します。これは次のような 16 バイトの領域です。

      DC CL8'SLSTLMS'       ddname
      DC CL8' '       reserved
      

      関数の実行時に、PSW 条件コードを確認します。条件コードが 0 の場合、IPARML 領域からマクロに渡されるパス ID を保存します。プログラムはメッセージを送信する前に、VM Client サービスマシンが保留中の接続を IUCV ACCEPT するまで待機する必要があります。「connection complete」または「path severed」が返されない場合、VM Client がアクティブでないか、完全に初期化されていないか、または IUCV CONNECT リクエスタが無効なパラメータを指定しています。

  2. IUCV SEND 関数を使用して、VM Client サービスマシンにメッセージを送信します。IUCV マクロに次のパラメータを指定します。

    IUCV SEND,
         PATHID=adpid,
         TYPE=2WAY,
         BUFLEN=buflen,
         RBUF=reply,
         RLEN=reply length
    

    ここでは:

    • adpid は IUCV パス ID を含むデータ領域のアドレスです。

    • TYPE=2WAY は IUCV の応答が想定されていることを指定します。

    • buflen は「バッファー」の長さです。

    • reply は、応答を含むバッファーのアドレスです。

    • reply length は応答バッファーの長さです。

  3. VM Client サービスマシンへの接続の使用が完了したら、IUCV SEVER 関数を使用してパスを解放します。

    次の IUCV パラメータはこのインタフェースでサポートされていません。

    TYPE=1WAY

    VM Client によって、IUCV REPLY が発行される必要があります。

    TRGCLS= TRGCLS

    は VM Client によって無視されます。

    DATA=PRMMSG CP

    SEND の実行を許可しません。

    PRMMSG=address

    CP は SEND の実行を許可しません。

    PRTY=YES

    CP はこれを使用して、VM Client サービスマシンへの待ち行列を変更します。VM Client サービスマシンは、メッセージに特別な処理を加えません。

    ほかのすべての IUCV パラメータを必要に応じて使用できます。

その他の考慮事項

IUCV パラメータリスト (IPARML) の 3 つのフィールドは特に注意が必要です。

USERID=

このパラメータは、VM Client を実行しているサービスマシンの名前を指定します。ユーザー ID は容易に変更できるように、ハードコードするよりも、変更可能にすることをお勧めします。

USERDTA=

このパラメータは、TMS 通信 (ACSINT) を受信するサービスマシンの名前を指定します。これは SLSTLMS である必要があります。

UWORD=

このパラメータは割り込み時に R0 に表示される単語を指定します。これは、一般的なデータ領域へのアドレス指定機能を確立する際に役立ちます。これには、別のルーチン内で参照される保留中のリクエスト、パスのステータス、および構成値を一覧表示する領域が含まれます。

IUCV インタフェースおよび上記のパラメータに関する追加情報については、IBM の VM/SP システムのプログラミングの機能または VM/XA CP プログラミングサービスに関するドキュメントを参照してください。

TMS と VM Client の対話

VM Client には、テープ管理システム (TMS) との複数のインタフェースポイントが必要です。

  • TMS から VM Client への初期接続

  • ドライブの割り当て

  • オペレータメッセージ処理

TMS は、VM Client とユーザー間のフロントエンドを提供し、割り当て、データセット、およびスクラッチプールサービスを管理します。VM Client は、TMS のマウント/マウント解除処理およびスクラッチボリュームの選択を可能にし、TapePlex 制御下のそれらのボリュームとドライブの割り当てに影響を与えます。

呼び出しマクロ (ACSRQ) は TMS と VM Client 間で通信するために、IUCV (Inter-User Communications Vehicle) への呼び出しを準備します。IUCV 呼び出し自体は、TMS によって行われます。

次のテープ管理システムの機能が通信をサポートします。

  • 割り当て時にデバイスタイプおよびスクラッチ情報を提供するインタフェース

  • メッセージ時に、通常オペレータに表示されるメッセージを処理するインタフェース

  • トランスポートドライブアドレスおよび対応するメディアと場所の情報のリスト

  • IUCV 割り込みハンドラ

TMS から VM Client への初期接続

初期接続時、一部が長い応答で返されるデータ領域のサイズを決定するために役立ちます。これらは TapePlex 構成によって異なります。これらの領域は使用する必要がある前に割り当てられます。

初期接続ダイアログ

接続時に、QCONFIG リクエストを発行して、ほかのリクエストに必要な応答データ領域のサイズを決定するようにしてください。例:

例9-1 初期接続ダイアログ

TMS                                   VM CLIENT
                        |
ICUV CONNECT     <==============>     IUCV ACCEPT
                        |
ACSRQ QCONFIG           |
IUCV SEND        <==============>     IUCV RECEIVE
                        |             Format return data
                 <==============>     IUCV REPLY
Calculate sizes         |
Store in global area    |

ドライブの割り当て

TMS はドライブの割り当てをすべて担当しますが、VM Client および TapePlex は特定のボリュームおよびスクラッチボリュームのマウントを満たす適合性の順にドライブのリストを提供することによって、このプロセスを支援します。

次のセクションでは、TMS 割り当てインタフェースと VM Client 間の対話について説明します。

割り当ての対話

TMS サービスマシンは仮想マシンからボリュームをマウントするリクエストを受け取り、割り当てインタフェースルーチンを呼び出します。

VM Client サービスマシンへの IUCV パスが確立されていない場合、テープ管理システムがそれを確立しようとします。この試行に失敗した場合、割り当ての支援が行われず、リターンコードにはその状況が示され、特別な割り当てが行われていないためにオペレータのメッセージ処理を実行できないことをメッセージインタフェースに知らせるフラグが設定されることがあります。

割り当てダイアログ

  1. TMS 割り当てインタフェースは IUCV メッセージを使用して、VM Client サービスマシンにリクエストを送信します。

    ACSRQ QDRLIST,VOLSER=voladr
    

    代替のリクエストは次のようになります。

    ACSRQ QDRLIST,VOLSER=voladr,COUNT=,LIST=
    

    上のリクエストには、COUNT=LIST = パラメータが含まれています。これらの 2 つのパラメータは TMS によって適格とみなされるデバイスのリストを示しています。この情報は、VM Client に渡されます。

    TMS                                   VM CLIENT
                            |
    ACSRQ QCONFIG           |
    ICUV SEND        <==============>     IUCV RECEIVE
                            |             Format lists of 
                            |             drives and status
    Select drive     <==============>     IUCV REPLY
                            |             
    
  2. 割り当てインタフェースは、IUCV REPLY を待機します

  3. VM Client ルーチンは、データを収集し、応答をフォーマットして、IUCV REPLY を発行します。IUCV REPLY は、SLX マクロによってマップされます。

  4. TMS IUCV サポート関数は、応答が受信されたことを待機中の割り当てプロセスに通知します。

  5. 割り当てインタフェースルーチンは、応答をドライブ設定リスト (TMS 依存形式) に再フォーマットし、TMS 管理の利用可能なドライブへの応答を比較して、インタフェースを終了します。

  6. スクラッチ選択が必要な場合は、次を発行します。

    ACSRQ SELSCR,DRIVE=drivadr
    

    これは VOLSER を返し、ボリュームを制御データセット内の非スクラッチとしてマークするか、または使用できるスクラッチボリュームがないことを示します。

    TMS                                   VM CLIENT
                            |
    ACSRQ SELSCR            |
    ICUV SEND        <==============>     IUCV RECEIVE
                            |             Select VOLSER and 
                            |             mark nonscratch
    Store VOLSER     <==============>     IUCV REPLY
                            |             
    

割り当てインタフェースの終了

割り当てインタフェースルーチンが処理を完了すると、制御が TMS に戻されます。

操作メッセージ処理

このセクションでは、TMS メッセージインタフェースと VM Client 間の対話について説明します。「オペレータメッセージダイアログ」セクションでは、MOUNT リクエストの処理の概要を示します。その他のメッセージインタフェースポイントリクエスト (DISMOUNTSCRATCH など) は、イベントと同様の順序に従い、個別に説明していません。TMS はプロセスの完了に基づいて、メッセージを抑制または変更することがあります。

DISMOUNT リクエストは、TMS によって検出された、ボリュームのマウント解除を必要とする状況 (たとえば、マウントされたボリュームがリクエストされたものでない) に対応して、または TMS が使用後に常にマウント解除する場合に発行されます。

SCRATCH リクエストは、TMS によって「作業」ボリュームをスクラッチステータスに戻すために発行されます。サーバー上の HSC 制御データセットがこれらの変更を反映して更新されます。

オペレータメッセージの対話

TMS サービスマシンは仮想マシンからボリュームをマウントするリクエストを受け取ります。TMS サービスマシンは、VM Client にコマンドを送信するために、IUCV パスが確立されている必要があります。ドライブはすでに選択されています。

オペレータメッセージダイアログ

  1. メッセージインタフェースコードは、リクエストがドライブに対するものであるかを判断します。

  2. メッセージインタフェースは、IUCV メッセージを使用して VM Client サービスマシンにリクエストを送信し、位置情報を取得できます。

    ACSRQ QVOLUME,VOLSER=voladr
    
  3. メッセージインタフェースは IUCVREPLY を待機します

  4. VM Client は、ボリュームステータスを判断し、場所データを追加して、IUCVREPLY を発行します。ボリュームステータス情報が割り当てルーチンから保持される場合は、前の 4 つの手順を省略できます。

  5. ボリュームが TapePlex にある場合、オペレータメッセージインタフェースは IUCV メッセージを使用してサービスマシンにリクエストを送信し、マウントされるボリュームおよび使用されるドライブを指定します。

    ACSRQ MOUNT,VOLSER=volser,DRIVE=drivadr,PROTECT=
    
  6. メッセージインタフェースは IUCVREPLY を待機します

  7. VM Client MOUNT ルーチンは、サーバーにマウントを実行するようにリクエストし、成功/失敗の応答をフォーマットして、応答を発行します。元のメッセージへの IUCV REPLY は、SLX マクロによってマップされます。

    注:

    アンロードされたボリュームを含むトランスポートドライブに送信された MOUNT リクエストによって、そのボリュームのマウント解除のあとに、リクエストされたマウントが行われます。
  8. TMS IUCV サポートルーチンは、待機中のメッセージインタフェースに、応答を受信したことを通知します。

  9. メッセージインタフェースルーチンは応答を調べて、マウントが成功したかどうかを判断し、適切な戻りコードを設定して、インタフェースを終了します。

オペレータメッセージインタフェースの終了

メッセージインタフェースルーチンが処理を完了すると、制御がテープ管理システムに戻ります。

PROP 検出マウント解除

仮想マシンに接続された StorageTek ドライブが切り離されるか、または仮想マシンがログオフされると、DETACH メッセージが VM システムオペレータに発行されます。ライブラリまたは仮想ボリュームがマウントされている間にドライブが切り離された場合、TMS は通知されず、通常の DISMOUNT メッセージを VM クライアントサービスマシンに発行しません。

マウント解除を正しく処理するには、VM PROP (PRogrammable OPerator) 機能で特定のメッセージをインターセプトし、それに従って処理するようにしてください。

注:

TMS マシンと同様に、PROP マシンは、VM Client サービスマシンによってコマンドに対して承認されている必要があります。PROP RTABLE を使用して呼び出される関数には、利用可能な VM Client サービスマシンの名前が必要です。

SMCPROP EXECLOGTAPE SAMPLERTABLE SAMPLE が例として提供されています。EXEC は変更しないまま、または環境に合わせて変更して使用できます。これらは次の順序のように実行するように設定してください。

  1. PROPDETACH メッセージを検出し、ルーチン (SMCPROP EXEC) を呼び出して、ライブラリ (または仮想) ボリュームがすでにドライブにマウントされている (SMCPROP EXEC を使用して保存されている) かどうかを確認します。その場合は、次のコマンドを実行します。

    CP SMSG vmclientuser DISMOUNT DRIVE cuu
    
  2. SMCPROPEXEC は、CPSMSG インタフェースを使用して、VM Client サービスマシンにコマンドを発行します。

  3. VM Client はマウント解除リクエストを受け取ります。

シナリオ A - 通常のマウント解除

ボリュームがドライブにある場合は、マウント解除が正常に処理され、プロセスが完了します。例:

例9-2 PROP 検出マウント解除シナリオ A - 通常のマウント解除

PROP                               |   VM CLIENT
                                   |
Receive msg:                       |
  .SLS#124I MOUNT OF vvvvv1 ON     |
       DRIVE cuu - COMPLETE        |
Save volume and transport address  |
                                   |
Receive msg:                       |
   TAPE cuu DETACHED ...           |
                                   |
Use drive address to get saved     |
   volume.                         |
                                   |
If a volume was previously saved   |
for the transport, issue dismount: |
CP SMSG smcuser DISMOUNT DRIVE cuu ====> Receive dismount request
                                   |
                                   |   Process dismount
                                   |   DISMOUNT OF vvvvv1 FROM
                                   |   DRIVE cuu COMPLETE
                                   |

シナリオ B - マウント解除の自動処理

ドライブがすでに再割り当てされていて、マウントリクエストが発行された場合、VM Client はドライブ上の以前のボリュームを検出し、そのボリュームのマウント解除処理を自動的に開始します。この自動マウント解除が完了すると、新しいボリュームがマウントされます。例:

例9-3 PROP 検出マウント解除シナリオ B - マウント解除の自動処理

PROP                               |   VM CLIENT
Receive msg:                       |
  .SLS#124I MOUNT OF vvvvv1 ON     |
            DRIVE cuu - COMPLETE   |
                                   |
Save volume and transport address  |
Receive msg:                       |
  TAPE cuu DETACHED ...            |
                                   |   Receive mount for vvvvv2
                                   |   from TMS
Use transport address to get       |
  save volume.                     |
                                   |   Issue msg:
                                   |     .SLS##81I VOLUME vvvvv1
                                   |               FOUND MOUNTED
                                   |               ON DRIVE cuu
                                   |   ATTEMPTING DISMOUNT.
                                   |
                                   |   Process automatic dismount
                                   |   of vvvvvv1
                                   |
                                   |   Process mount of vvvvv2|
Issue dismount:                    |
CP SMSG smcuser DISMOUNT DRIVE cuu ======> Receive dismount for vvvvv1
                                   |     from PROP|
Receive msg:                       |
   .SLS0124I MOUNT OF vvvvv2 ON    |
             DRIVE cuu - COMPLETE  |
                                   |
Save volume and transport address. |
                                   |

ACSRQ マクロ

テープ管理システムインタフェースは、ACSRQ 呼び出しマクロを使用して、VM Client へのリクエストを含む IUCV メッセージを準備します。ACSRQ マクロがその呼び出し元に制御を返したあとに、TMS ルーチンは IUCV SEND を発行する必要があります。

ACSRQ リクエスト

ライブラリとの対話に使用するリクエストのタイプには次が含まれます。

  • クエリー情報

  • 環境パラメータの設定

  • ボリューム処理

ACSRQ マクロ命令を介して、すべての VM Client リクエストを呼び出します。一般に、実行する関数の名前、送信するデータ領域のアドレス (ACSINT)、および必要なその他のキーワードパラメータを指定します。

ACSRQ マクロは ACS インタフェースブロック (ACSINT) を構築し、オプションで IUCV SENDIPARML を構築します。構築された IPARML を参照する IUCV 命令は、ACSRQ マクロのあとにコーディングするようにしてください。ACSINT の受信により、VM Client で正しいルーチンを呼び出し、IUCV REPLY を使用して、送信者に情報を返します。

IBM の VM/SP システムのプログラミング機能および VM/XA CP プログラミングサービスに関するドキュメントに記載されている IUCV の制限が適用されます。データ領域サイズのため、PRMMSG はサポートされていません。BUFLIST および ANSLIST もサポートされていません。

TMS                                   VM CLIENT
                        |
ASRQ xxxxxxx            |
ICUV SEND        <==============>     IUCV RECEIVE
WAIT                    |             Process Request
                 <==============>     IUCV REPLY
(External Interrupt)    |
Check return code       |             
Process reply           |

応答領域のマッピングについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

ACSRQ マクロ構文

ASRQ マクロの構文は次のとおりです。

図9-1 ACSRQ マクロ構文

図9-1 については、周囲のテキストで説明しています。

Function は次のいずれかです。

  • DISMOUNT

  • EJECT

  • MOUNT

  • MOVE

  • QCAP

  • QCONFIG

  • QDRIVES

  • QDRLIST

  • QSCRATCH

  • QVOLUME

  • QVOLUSE

  • SCRATCH

  • SELSCR

Parameter は次のいずれかです。

  • ,ACCT1=acct1addr

  • ,ACCT2=acct2taddr

  • ,CAP=capidaddr

  • ,COL=coladdr

  • ,COUNT=countaddr

  • ,DRIVE=driveaddr

  • ,HOSTID=hostidaddr

  • ,IPARML=YES

  • ,LIST=listaddr

  • ,LSM=lsmidaddr

  • ,MEDIA=medaddr

  • ,MGMTCLS=mgmtcls

  • ,NOTIFY=INSDEL/NOINSDEL

  • ,PAN=paneladdr

  • ,PATHID=pathadr

  • ,PROTECT=YES

  • ,RECTECH=recaddr

  • ,ROW=rowaddr

  • ,RSPADDR=bufadr

  • ,RSPLEN=buflen

  • ,SCRATCH=YES

  • ,SUBPOOL=subpooladdr

  • ,TEXT=textaddr

  • ,TOLSM=lsmidaddr

  • ,TOPAN=paneladdr

  • ,USER=useridaddr

  • ,VOLSER=voladdr

ユーザーが VM Client からのクエリー情報、ボリュームの移動、スクラッチボリューム制御サービスをリクエストできるテープ管理インタフェース (TMI) には、メディアと記録技法を指定できるリクエストが含まれます。

メディアと記録技法情報を使用できるリクエストには、次が含まれます。

  • MOUNT

  • QDRLIST

  • QSCRATCH

  • SELSCR

これらのリクエストは、次のページで説明されています。

TMI は、MEDia および RECtech パラメータを直接使用して、リクエストのメディアと記録技法の値を判断します。

注:

DSECT=YES が指定されている場合、ほかの関数やパラメータは有効ではありません。ACSINTDSECT が構築されます。

DISMOUNT

DISMOUNT リクエストにより、カートリッジが特定のドライブから取り外されます。ライブラリカートリッジが (HSC によって選択された) LSM セルに移動され、将来のリクエストに使用できるようになります。仮想ボリュームは VTSS 内に存在したままになり、MGMTCLAS 定義を使用して、移行、レプリケーション、バッファー常駐ポリシーを決定します。

考慮事項

DISMOUNT リクエストの成功は、ボリュームが REWIND/UNLOAD CCW を受信したかどうかによって決まります。ドライブがまだ REWIND/UNLOAD CCW を受信していない場合は、DISMOUNT リクエストが中止されます。

DISMOUNT リクエストは、同じドライブに対する以前の MOUNT リクエストを取り消すことがあります。

構文

次の図に、ACSRQ DISMOUNT リクエストの構文を示します。

図9-2 ACSRQ DISMOUNT リクエストの構文

図9-2 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

DRIVE=driveaddr

ボリュームをマウント解除するドライブを指定します。このパラメータは必須です。

driveaddr は 2 バイトのドライブ指定のアドレスです (ccua) です。データの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号を指定します。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

VOLSER=voladdr

オプションで、マウント解除されるボリュームの VOLSER を指定します。

voladdr は 6 文字のボリュームラベルのアドレスで、データの RX タイプアドレス、またはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

マウントされたボリュームに別の VOLSER があると、エラーが発生します。

リクエストの応答

DISMOUNT リクエストへの応答は、リクエストに関連付けられたすべてのカートリッジ移動が完了したときに生成されます。応答には応答ヘッダーおよびメッセージテキスト要素が含まれます。応答ヘッダー (SLXSRC) 内の理由コードは、DISMOUNT リクエストが完了したときに発行された HSC メッセージを示すバイナリメッセージ番号です。メッセージテキスト要素には、理由コードに指定されたメッセージの完全なテキストが含まれます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

EJECT

EJECT リクエストは、1 つまたは複数 (最大 500) のカートリッジのライブラリからの取り外しを開始します。オペレータが取り出せるように、カートリッジは LSM セルから、最優先の CAP またはリクエストに指定された CAP に移動されます

考慮事項

仮想ボリューム、または制御データセット内に定義されていないボリュームを取り出すリクエストは無効であるとみなされます。

応答の長さは、リクエストに指定されたボリュームの数によって大幅に異なることがあります。いくつかの値は、特定の EJECT リクエストに適切な回答バッファーの長さの判断に使用する、QCONFIG リクエストからの応答に使用できます。これらの値が含まれます。

  • SLXZEJC1 には単一のボリュームに対する EJECT 応答の長さが含まれます。この値は、EJECT リクエストで VOLSER= または COUNT=1 を指定する場合の回答バッファーの長さに使用します。

  • SLXXVOLL には単一のボリューム情報要素の長さが含まれ、SLXXMSGL には単一のメッセージテキスト要素の長さが含まれます。EJECT リクエストで COUNT=n を指定する場合、回答バッファーの長さは、式 (((n-1)*(SLXXVOLL+SLXXMSGL))+SLXZEJC1) を使用して計算されます。

  • リクエストリストに最大数 (500) の VOLSER が指定されている場合、SLXZEJCT には EJECT 応答の長さが含まれます。この値は、上の数式を使用できない場合、およびリクエスタがリクエストに大量のストレージ (約 78K バイト) をコミットすることを許容できる場合に、回答バッファー長に使用します。

構文

次の図に、ACSRQ EJECT リクエストの構文を示します。

図9-3 ACSRQ EJECT リクエストの構文

図9-3 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

CAP=capidaddr

オプションで、リクエストを満たすために使用される CAP のアドレスを指定します。

capidaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

形式は AALLCC00 で、AA は ACS 番号 (00-99 の 10 進数)、LL は LSM 番号 (00-99 の 10 進数)、および CC は 10 進数の CAP 番号です。これらの識別子は常に後ろに 00 が続きます。

COUNT=countaddr

オプションで、LIST パラメータによって指定されたリスト内の VOLSER の数を格納する 2 バイトフィールドのアドレスを指定します。

countaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

LIST パラメータには COUNT が必要で、VOLSER パラメータと相互に排他的です。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

LIST=listaddr

オプションで、要素のリストのアドレスを指定します。

listaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このリスト内の各要素は、6 バイトの VOLSER です。

このパラメータの特殊な形式の LIST = *ACSRQ に対し、リストがすでに ACSINT データ領域に追加されており、移動する必要がないことを示しています。

COUNT パラメータには LIST が必要で、VOLSER パラメータと相互に排他的です。

LSMID=lsmidaddr

オプションで、ボリュームが取り出される LSMid のアドレスを指定します。指定された LSM で CAP が使用できない場合、リクエストは失敗します。ユーザーが LSM を指定しない場合、HSC はリストの最初のボリュームの ACS 内の単一の CAPid を選択します。LSMid の形式は AALL で、AA は ACS 番号 (10 進数)、LL は LSM 番号 (10 進数) です。たとえば、0102 は ACS 01、LSM 02 です。

lsmidaddr はデータの RX アドレスまたは LSMid のアドレスを格納するレジスタの番号です。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

SEQ=NO|YES

オプションで、CAP の取り出し処理で、CAP セルを順番に充填していくか、ホーム位置の距離によって充填していくかを指定します。

  • NO は、EJECT プロセスで、リクエストされたボリュームをホーム位置によって順序付けることを指定します。EJECT は、CAP までのボリュームホーム位置の距離に従って、CAP またはマガジン (SL8500 の場合) を充填します。つまり、CAP にもっとも近いボリュームが最初に取り出されます。

  • YES は、EJECT プロセスで、使用可能なもっとも上の CAP セルから順番に、カートリッジを CAP に配置することを指定します。

注:

SEQ パラメータは、すべての LSM タイプに有効ですが、主に SL8500 環境に使用されます。ほかの LSM タイプで順番どおりにする必要がある場合は、SEQ=YES とコーディングする必要があります。
TEXT=textaddr

オプションで、リクエストとの関連付けに 32 文字のテキスト文字列を指定します。

textaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

USERID=userisaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

VOLSER=voladdr

オプションで、6 文字のボリュームラベルのアドレスを指定します。

voladdr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

VOLSERLIST および COUNT パラメータと相互に排他的です。VOLSER または LISTCOUNT のどちらかを指定する必要があります。

リクエストの応答

EJECT リクエストからの応答は、1 つの応答ヘッダーと 1 つのボリューム情報要素、およびリクエストに指定された VOLSER ごとに 1 つのメッセージテキスト要素で構成されます。ボリューム情報要素およびメッセージテキスト要素は、リクエスト内の VOLSER と同じ順序で表示されます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

MOUNT

MOUNT リクエストは、ボリュームを特定のドライブにマウントさせます。

考慮事項

自動マウント解除は、アンロードされたカートリッジが含まれているドライブに MOUNT リクエストが送信された場合に行われます。

構文

次の図に、ACSRQ MOUNT リクエストの構文を示します。

図9-4 ACSRQ MOUNT リクエストの構文

図9-4 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ MOUNT リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

DRIVE=driveaddr

ボリュームをマウントするドライブを指定します。2 バイトのドライブ指定のアドレス (ccua)。このパラメータは必須です。

driveaddr データの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

MEDIA=medaddr

オプションで、マウントされるカートリッジのメディアタイプを格納する 8 バイト文字フィールドのアドレスを指定します。

MEDIA が指定されていない場合、メディアタイプに関係なく、次に互換性のあるスクラッチカートリッジがマウントされます。

medaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

MGMTCLAS=mgmtclas

オプションで、左揃えの空白がパディングされた管理クラスを含む 8 文字フィールドのアドレスを指定します。

mgmtclas はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

SUBPOOL が指定されていないが、MGMTCLS が指定されている場合、MGMTCLS は VM Client POOLmap コマンドに基づいて設定できます。

IPARM=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

PROTECT=YES

オプションで、ボリュームを書き込み保護すると指定します。PROTECT=YES が指定されていない場合、サムホイールの物理的な位置によって、ボリュームが書き込み保護されるかどうかが決まります。

PROTECT=YESVOLSER が指定されている場合にのみ有効です。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

SCRATCH=YES

オプションで、リクエストは不特定の (スクラッチ) ボリュームに対するものであることを指定します。スクラッチ VOLSER がこの時点で選択され、指定されたトランスポートにマウントされます。

SCRATCH =YES または VOLSER を指定する必要があります。

SUBPOOL=subpoolname

オプションで、スクラッチサブプールの名前を含む 13 文字フィールドのアドレスを指定します。

subpoolname はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。SCRPOOL (サブプールインデックス) はサポートされなくなります。SUBPOOL パラメータを使用してスクラッチプールを選択する必要があります。

SUBPOOLSCRATCH=YES が指定されている場合にのみ有効です。SUBPOOL が指定されているが、MGMTCLS が指定されていない場合、MGMTCLS は VM Client POOLmap コマンドに基づいて設定できます。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

VOLSER=voladdr

オプションで、6 文字のボリュームラベルのアドレスを指定します。

voladdr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。このパラメータは、マウントされるボリュームの VOLSER を指定します。VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。

リクエストの応答

MOUNT リクエストへの応答は、リクエストに関連付けられたすべてのカートリッジ移動が完了したときに生成されます。応答には、応答ヘッダー、メッセージテキスト要素、およびリクエストに SCRATCH =YES が指定されている場合は、ボリューム情報要素が含まれます。応答ヘッダー (SLXSRC) 内の理由コードは、MOUNT リクエストが完了したときに発行された HSC メッセージを示すバイナリメッセージ番号です。メッセージテキスト要素には、理由コードに指定されたメッセージの完全なテキストが含まれます。ボリューム情報要素は、リクエストに SCRATCH=YES が指定されている場合に存在し、マウントされたスクラッチボリュームについて記述します。

MOVE

MOVE リクエストは、ボリュームを ACS 内の特定の位置に移動させます。

考慮事項

MOVE 関数は、単一のボリュームを ACS 内の別の場所に移動できます。ボリュームの移動先は同じ LSM でも別の LSM でもかまいません。

MOVE 関数は、ボリュームの移動および改善されたテープ管理を制御します。

仮想ボリューム、または制御データセットに定義されていないボリュームを移動するリクエストは無効であるとみなされます。

構文

次の図に、ACSRQ MOVE リクエストの構文を示します。

図9-5 ACSRQ MOVE リクエストの構文

図9-5 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ MOVE リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

VOLSER=volseraddr

オプションで、6 文字のボリュームラベルのアドレスを指定します。

voladdr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。このパラメータは、マウントされるボリュームの VOLSER を指定します。VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。

LSM=lsmaddr

オプションで、LSMid のアドレスを指定します。LSMid の形式は AALL で、AA は ACS 番号 (10 進数) および LL は LSM 番号 (10 進数) です。たとえば、0110 は ACS 01、LSM 10 です。

lsmaddr は LSMid の RX タイプアドレスまたは LSMid のアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

COLPAN、および ROW パラメータには、LSM パラメータを一緒に指定する必要があります。このパラメータは、VOL が指定されていない場合に必須です。

PAN=paneladdr

オプションで、パネル番号のアドレスを指定します。パネル番号の形式は pp で、pp は 10 進数です。

paneladdr はパネルの RX アドレスまたはパネルのアドレスを格納するレジスタ (2-12) です。

LSM が指定されている場合 PAN は必須です。

ROW=rowaddr

オプションで、行番号のアドレスを指定します。行番号の形式は rr で、rr は 10 進数です。

rowaddr は行の RX アドレスまたは行番号のアドレスを格納するレジスタ (2-12) です。

LSM が指定されている場合 ROW は必須です。

COL=columnaddr

オプションで、列番号のアドレスを指定します。列番号の形式は cc で、cc は 10 進数です。

coladdr は列の RX アドレスまたは列番号のアドレスを格納するレジスタ (2-12) です。

LSM が指定されている場合 COL は必須です。

TOLSM=lsmaddr

ボリュームが移動される LSMid のアドレスを指定します。LSMid は形式 AALL の 2 つの 16 進数バイト値で、AA は ACS 番号 (00-FF の 16 進数) および LL は LSM 番号 (LL は 00-17 の 16 進数) です。このパラメータは必須です。

lsmaddr は LSMid の RX タイプアドレスまたは LSMid のアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

TOPAN=paneladdr

オプションで、パネル番号のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

paneladdr はパネルの RX アドレスまたはパネルのアドレスを格納するレジスタ (2-12) です。

リクエストの応答

MOVE リクエストへの応答は、リクエストに関連付けられたすべてのカートリッジ移動が完了したときに生成されます。応答には、応答ヘッダー、メッセージテキスト要素、およびリクエストが成功しなかった場合の 1 つのボリューム情報要素が含まれます。応答ヘッダー (SLXSRC) 内の理由コードは、MOVE リクエストが完了したときに発行された HSC メッセージを示すバイナリメッセージ番号です。メッセージテキスト要素には、理由コードに指定されたメッセージの完全なテキストが含まれます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

QCAP

このリクエストでは CAP の容量およびステータスを照会できます。

考慮事項

ACSIDLSMCAP、または LISTCOUNT が指定されていない場合、返されるデータはすべての CAP に対するものです。

構文

次の図に、ACSRQ QCAP リクエストの構文を示します。

図9-6 ACSRQ QCAP リクエストの構文

図9-6 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ QCAP リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSID=acsidaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

CAP=capidaddr

オプションで、リクエストを満たすために使用される CAP のアドレスを指定します。

capidaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

capidaddr の形式は AALLCC00 で、AA は ACS 番号 (10 進数)、LL は LSM 番号 (10 進数)、および CC は CAP 番号です。これらの識別子は常に後ろに 00 が続きます。

CAP が指定されている場合、指定された CAP についての情報が返されます。

COUNT=countaddr

オプションで、LIST パラメータによって指定されたリスト内の CAPID の数を格納する 2 バイトフィールドのアドレスを指定します。

countaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

LIST パラメータには COUNT が必須です。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

LIST=listitemaddr

オプションで、照会する CAP のリストのアドレスを指定します。

listitemaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

LIST が指定されている場合、リスト内のすべての CAP に関する情報が返されます。

LSM=lsmidaddr

オプションで、LSMid のアドレスを指定します。LSMid の形式は AALL で、AA は ACS 番号 (00-FF の 16 進数) および LL は LSM 番号 (LL は 00-17 の 16 進数) です。たとえば、0102 は ACS 01、LSM 02 です。すべての値が 16 進数形式です。

lsmidaddr は LSMid の RX タイプアドレスまたは LSMid のアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

LSM が指定されている場合、返されるデータは特定の LSM に対するものです。ACSIDLSMCAP、または LISTCOUNT が指定されていない場合、返されるデータはすべての CAP に対するものです。

PATHID=pathidaddr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

リクエストの応答

QCAP リクエストへの応答には、応答ヘッダー、およびリクエストされた各 CAP に関する情報を含む CAP 情報要素が含まれます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

QCONFIG

QCONFIG リクエストでは、TapePlex 構成に関するサマリー情報とその他の TMS インタフェースリクエストの推奨される回答バッファー長を取得できます。

考慮事項

QCONFIG リクエストは、その応答に各タイプの TMS インタフェースリクエストの推奨される回答バッファー長 (応答の長さ) が含まれるため、IUCV 接続が確立されたあとに最初に発行されるリクエストにしてください。

QCONFIG 応答の長さは、リリースごとに異なる場合があります。TMS は QCONFIG リクエストの推奨される回答バッファー長を取得するために、次の手法を使用します。

  1. 10 進数 16 の回答バッファー長で QCONFIG リクエストを発行します。このリクエストからの応答は、16 バイトに切り詰められた応答ヘッダーで構成されます。ヘッダー内のリターンコードは 4 で、回答バッファーが小さすぎて、応答全体が含まれていないことを示します。10 進数 12 のオフセットにある単語の SLXCRLN には、QCONFIG リクエストの推奨される回答バッファー長が含まれます。

  2. 推奨される回答バッファー長を使用して、QCONFIG リクエストを再発行します。

構文

次の図に、ACSRQ QCONFIG リクエストの構文を示します。

図9-7 ACSRQ QCONFIG リクエストの構文

図9-7 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ QCONFIG リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufaddr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

リクエストの応答

QCONFIG 応答には応答ヘッダーおよび構成サマリー要素が含まれます。各タイプの応答要素 (ボリューム要素など) の長さが QCONFIG によって応答ヘッダーで返されます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

QDRIVES

QDRIVES リクエストでは、ライブラリまたは特定の ACS に関連付けられたすべてのトランスポートと LSM に関する詳細情報を取得できます。

考慮事項

なし。

構文

次の図に、ACSRQ QDRIVES リクエストの構文を示します。

図9-8 ACSRQ QDRIVES リクエストの構文

図9-8 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ QDRIVES リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSID=acsidaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

リクエストの応答

QDRIVES の応答は、応答ヘッダー、ドライブ情報セクション、および LSM 情報セクションで構成されます。ドライブ情報セクションには、ライブラリまたは ACS 内のトランスポートごとに 1 つのドライブ情報要素が含まれます。LSM 情報セクションには、ライブラリまたは ACS 内の LSM ごとに 1 つの LSM 情報要素が含まれます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

QDRLIST

QDRLIST リクエストでは、後続の MOUNT リクエストに指定するライブラリトランスポートの TapePlex 推奨事項を取得できます。

考慮事項

VM Client は、最初の要素が使用にもっとも適したトランスポートを示し、2 番目の要素が 2 番目に最適なトランスポートを示すというように順序付けされたドライブ情報要素のリストを返して、その推奨事項を作成します。

QDRLIST リクエストで特定のカートリッジを指定した (つまり、VOLSER が指定された) 場合、ドライブ情報要素は、カートリッジを格納する LSM にもっとも近い (または同じ) LSM 内にあるトランスポートがリストの先頭にくるように配置されます。リストの最後に表示されるトランスポートは、カートリッジを格納する LSM からもっとも遠い LSM 内にあります。カートリッジと同じ ACS 内のトランスポートのみ、ドライブ情報セクションに表示されます。

QDRLIST リクエストでスクラッチボリュームを指定した (つまり、SCRATCH=YES が指定された) 場合、ドライブ情報要素は、もっとも多くのスクラッチボリュームを格納する LSM 内にあるトランスポートがリストの先頭にくるように配置されます。リストの最後に表示されるトランスポートは、もっとも少ないスクラッチボリュームを格納する LSM 内にあります。すべての ACS 内のすべてのトランスポートが、ドライブ情報セクションに表示されます。

特定の仮想ボリュームに対するリクエストの場合、ボリュームが存在するか、取り消し可能な VTSS 内のドライブが返されます。仮想スクラッチボリュームに対するリクエストの場合、リクエストされた管理クラスをサポートしている VTSS 内のドライブが返されます。

VM Client はドライブ情報要素を順序付けるときに、トランスポートがすでにボリュームをマウントしているかどうか、またはオフラインの LSM または ACS 内にあるかどうかを無視します。

QDRLIST リクエストではオプションのトランスポートアドレスのリストを提供できます。リストが提供されている場合、VM Client はその応答の構築時にそれを選別に使用します。ドライブ情報要素は、リストにトランスポートアドレスが存在する場合にのみ、応答に含まれます。

構文

次の図に、ACSRQ QDRLIST リクエストの構文を示します。

図9-9 ACSRQ QDRLIST リクエストの構文

図9-9 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ QDRLIST リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

COUNT=countaddr

オプションで、LIST パラメータによって指定されたリスト内の CAPID の数を格納する 2 バイトフィールドのアドレスを指定します。

countaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

LIST パラメータには COUNT が必須です。

MEDIA=medaddr

オプションで、マウントされるカートリッジのメディアタイプを格納する 8 バイト文字フィールドのアドレスを指定します。

MEDIA が指定されていない場合は、メディアタイプに関係なく、次に互換性のあるスクラッチカートリッジがマウントされます。

medaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

RECTECH=recaddr

オプションで、テープ面へのデータトラックの記録に使用される記録技法を格納する 8 バイトフィールドのアドレスを指定します。

RECtech が指定されていない場合、指定された MEDia タイプに応じて、トランスポートが選択されます。

recaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

有効な記録技法の値のリストについては、記録技法 (RECtech)を参照してください。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

LIST=listaddr

オプションで、要素のリストのアドレスを指定します。

listaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

このリスト内の各要素は、2 バイトのドライブアドレス (ccua) です。

このパラメータの特殊な形式の LIST = *ACSRQ に対し、リストがすでに ACSINT データ領域に追加されており、移動する必要がないことを示しています。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

SCRATCH=YES

オプションで、リクエストは不特定の (スクラッチ) ボリュームに対するものであることを指定します。スクラッチ VOLSER がこの時点で選択され、指定されたトランスポートにマウントされます。

SCRATCH =YES または VOLSER を指定する必要があります。

SUBPOOL=subpoolname

オプションで、スクラッチサブプールの名前を含む 13 文字フィールドのアドレスを指定します。

subpoolname はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。SCRPOOL (サブプールインデックス) はサポートされなくなります。SUBPOOL パラメータを使用してスクラッチプールを選択する必要があります。

SUBPOOLSCRATCH=YES が指定されている場合にのみ有効です。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

VOLSER=voladdr

オプションで、6 文字のボリュームラベルのアドレスを指定します。

voladdr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。このパラメータは、マウントされるボリュームの VOLSER を指定します。VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。

リクエストの応答

QDRLIST の応答には常に応答ヘッダーとドライブ情報セクションが含まれます。VOLSER が指定されている場合、応答にはボリューム情報要素も含まれます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

QSCRATCH

QSCRATCH リクエストでは、ライブラリまたは特定の ACS に関連付けられたすべての LSM に関する詳細情報を取得できます。この情報には、各 LSM 内のスクラッチボリュームの数が含まれています。

考慮事項

ライブラリとその関連付けられた制御データセットが複数の HSC で共有されている場合、ほかのプロセッサの最新のスクラッチボリュームアクティビティーを考慮していないことがあるため、報告されたスクラッチ合計は実際の合計と異なる場合があります。ただし、各 HSC は制御データセットからそのスクラッチボリュームの合計を 5 分ごとにリフレッシュするため、差異がわずかになります。

構文

次の図に、ACSRQ QSCRATCH リクエストの構文を示します。

図9-10 ACSRQ QSCRATCH リクエストの構文

図9-10 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ QSCRATCH リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSID=acsidaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

MEDIA=medaddr

オプションで、リクエストされたスクラッチカートリッジのメディアタイプを格納する 8 バイト文字フィールドのアドレスを指定します。

MEDia が指定されていない場合は、スクラッチカートリッジはメディアタイプに関係なく選択されます。

medaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

有効なメディアタイプ値のリストについては、メディアタイプ (MEDia)を参照してください。

RECTECH=recaddr

オプションで、テープ面へのデータトラックの記録に使用される記録技法を格納する 8 バイトフィールドのアドレスを指定します。

このパラメータはオプションです。RECtech が指定されていない場合、指定された MEDia タイプに応じて、スクラッチカートリッジが選択されます。

recaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

有効な記録技法の値のリストについては、記録技法 (RECtech)を参照してください。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

SUBPOOL=subpoolname

オプションで、スクラッチサブプールの名前を含む 13 文字フィールドのアドレスを指定します。

subpoolname はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号を指定します。SCRPOOL (サブプールインデックス) はサポートされなくなります。SUBPOOL パラメータを使用してスクラッチプールを選択する必要があります。

SUBPOOLSCRATCH=YES が指定されている場合にのみ有効です。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

リクエストの応答

QSCRATCH 応答には応答ヘッダーおよび各 LSM の LSM 情報要素が含まれます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

QVOLUME

QVOLUME リクエストでは、1 つまたは複数 (最大 500) のカートリッジの現在のライブラリステータスを取得できます。

考慮事項

応答の長さは、リクエストに指定されたボリュームの数によって大幅に異なることがあります。いくつかの値は、特定の QVOLUME リクエストに適切な回答バッファーの長さの判断に使用する、QCONFIG リクエストからの応答に使用できます。これらの値が含まれます。

  • SLXZQVOL には単一のボリュームに対する EJECT の応答の長さが含まれます。この値は、QVOLUME リクエストで VOLSER または COUNT=1 を指定する場合の回答バッファーの長さに使用します。

  • SLXXVOLL には単一のボリューム情報要素の長さが含まれます。QVOLUME リクエストで COUNT=n を指定する場合、回答バッファーの長さは、式 (((n-1)*(SLXXVOLL+SLXXMSGL))+SLXZEJC1) を使用して計算されます。

  • リクエストリストに VOLSER の最大数 (500) が指定されている場合、SLXZVOL には QVOLUME の応答の長さが含まれます。この値は、上の式を使用できない場合、およびリクエスタがリクエストに大量のストレージ (約 16K バイト) をコミットすることを許容できる場合に、回答バッファー長に使用します。

構文

次の図に、ACSRQ QVOLUME リクエストの構文を示します。

図9-11 ACSRQ QVOLUME リクエストの構文

図9-11 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ QVOLUME リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

COUNT=countid

オプションで、LIST パラメータによって指定されたリスト内の CAPID の数を格納する 2 バイトフィールドのアドレスを指定します。

countaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

LIST パラメータには COUNT が必須です。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

LIST=listaddr

オプションで、要素のリストのアドレスを指定します。

listaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

このリスト内の各要素は、2 バイトのドライブアドレス (ccua) です。

このパラメータの特殊な形式の LIST = *ACSRQ に対し、リストがすでに ACSINT データ領域に追加されており、移動する必要がないことを示しています。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

VOLSER=voladdrid

オプションで、6 文字のボリュームラベルのアドレスを指定します。

voladdr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。このパラメータは、マウントされるボリュームの VOLSER を指定します。VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。

リクエストの応答

QVOLUME の応答は、応答ヘッダーおよびリクエストに指定された VOLSER ごとのボリューム情報要素で構成されます。リクエスト内の VOLSER と同じ順序でボリューム情報要素が表示されます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

QVOLUSE

QVOLUSE リクエストでは、マウントされたボリュームの現在のステータスを取得できます。

考慮事項

応答の長さは、リクエストによって返されるボリュームの数によって大幅に異なることがあります。

構文

次の図に、ACSRQ QVOLUSE リクエストの構文を示します。

図9-12 ACSRQ QVOLUSE リクエストの構文

図9-12 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ QVOLUSE リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

リクエストの応答

QVOLUSE の応答は、応答ヘッダー、およびリクエストによって返された VOLSER ごとのボリューム情報要素で構成されます。リクエストによって返された VOLSER と同じ順序でボリューム情報要素が表示されます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

SCRATCH

SCRATCH リクエストによって、ボリュームがサーバー制御データセット内のスクラッチステータスに配置されます。

考慮事項

指定されるカートリッジはすでにライブラリ内にある必要があります。SCRATCH リクエストの結果として、カートリッジ移動は発生しません。ただし、SCRATCH リクエスト処理では、その状態を変更するカートリッジを選択する必要があります (つまり、カートリッジの排他的使用を取得する必要があります)。結果として、カートリッジがドライブにマウントされている場合、SCRATCH リクエストは失敗します。

構文

次の図に、ACSRQ SCRATCH リクエストの構文を示します。

図9-13 ACSRQ SCRATCH リクエストの構文

図9-13 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ SCRATCH リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

VOLSER=voladdr

オプションで、6 文字のボリュームラベルのアドレスを指定します。

voladdr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。このパラメータは、マウントされるボリュームの VOLSER を指定します。VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。

リクエストの応答

SCRATCH への応答には、応答ヘッダーのみが含まれます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

SELSCR

SELSCR リクエストは、サーバーにライブラリスクラッチボリュームを選択させて、制御データセット内のスクラッチステータスからそれを削除させます。

考慮事項

ボリュームの移動は発生しません。

ACSIDDRIVE も指定されていない場合、HSC はすべてのライブラリ LSM を検索して、もっとも多くスクラッチボリュームを格納する LSM からスクラッチボリュームを選択します。ACSID が指定されている場合、HSC は、指定された ACS 内でもっとも多くカートリッジを保持する LSM からスクラッチボリュームを選択します。DRIVE が指定されている場合、ドライブが自動モード LSM であれば、HSC はもっとも近い LSM からスクラッチボリュームを選択します。

構文

次の図に、ACSRQ SELSCR リクエストの構文を示します。

図9-14 ACSRQ SELSCR リクエストの構文

図9-14 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ SELSCR リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSID=acsidaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

ACSDRIVE=driveaddr

オプションで、2 バイトのドライブ指定のアドレスを指定します (ccua)。

driveaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。

DRIVEACSID と相互に排他的です。これは、スクラッチボリュームが近いドライブを指定します。

MEDIA=medaddr

オプションで、選択したスクラッチカートリッジのメディアタイプを格納する 8 バイト文字フィールドのアドレスを指定します。MEDia が指定されていない場合は、スクラッチカートリッジはメディアタイプに関係なく選択されます。

medaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

有効なメディアタイプ値のリストについては、メディアタイプ (MEDia)を参照してください。

RECTECH=recaddr

オプションで、テープ面へのデータトラックの記録に使用される記録技法を格納する 8 バイトフィールドのアドレスを指定します。

RECtech が指定されていない場合、指定された MEDia タイプに応じて、スクラッチカートリッジが選択されます。

recaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

有効な記録技法の値のリストについては、記録技法 (RECtech)を参照してください。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

SUBPOOL=subpoolname

オプションで、スクラッチサブプールの名前を含む 13 文字フィールドのアドレスを指定します。

subpoolname はデータの RX タイプアドレスまたはデータのアドレスを格納するレジスタの番号です。SCRPOOL (サブプールインデックス) はサポートされなくなります。SUBPOOL パラメータを使用してスクラッチプールを選択する必要があります。

SUBPOOLSCRATCH=YES が指定されている場合にのみ有効です。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

リクエストの応答

SELSCR への応答には応答ヘッダーおよびボリューム情報要素が含まれます。応答ヘッダーには操作が成功したことを示すリターンコード (SLXCMDRC) が含まれます。ボリューム情報要素は、選択されたボリュームについて記述します。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

UNSCRATCH

UNSCRATCH リクエストによって、ボリュームが制御データセット内のスクラッチステータスから削除されます。

考慮事項

制御データセットに定義されていないボリュームをスクラッチ解除するリクエストは無効であるとみなされます。

実際のボリュームの場合、UNSCRATCH リクエストのため、カートリッジの移動が発生しません。ただし、UNSCRATCH リクエスト処理では、状態を変更するボリュームを選択する必要があります (つまり、ボリュームの排他的使用を取得する必要があります)。結果として、ボリュームが実際のドライブまたは仮想ドライブにマウントされている場合、UNSCRATCH リクエストは失敗します (考慮事項を参照してください)。

構文

次の図に、ACSRQ UNSCRATCH リクエストの構文を示します。

図9-15 ACSRQ UNSCRATCH リクエストの構文

図9-15 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

ACSRQ UNSCRATCH リクエストには次のパラメータが含まれます。

ACSINT=acsintaddr

VM Client サービスマシンに送信されるデータ領域のアドレスを指定します。このパラメータは必須です。

acsintaddr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。ACSRQ は、データの入力時にこのアドレスにある ACSINT を参照します。

HOSTID=hostidaddr

オプションで、左揃えの空白がパディングされた 8 文字のホスト ID のアドレスを指定します。このパラメータが指定されていない場合、リクエストを実行しているホスト ID が使用されます。

hostidaddr は、RX タイプホスト ID アドレスまたはホスト ID アドレスを格納するレジスタ (2) - (12) です。

IPARML=YES

オプションで、リクエスタが IUCV IPARML へのアドレス指定機能を確立していることと IPARML が初期化されていることを指定します。

PATHID=pathadr

オプションで、ライブラリサービスマシンの 2 バイトの IUCV パス ID のアドレスを指定します。

pathadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND PATHID 文で使用されます。

PATHIDIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。PATHID が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPADDR=bufadr

オプションで、IUCV 回答バッファーのアドレスを指定します。

bufadr は RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは IUCV SEND ANSBUF 文で使用されます。

RSPADDRIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPADDR が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。

RSPLEN=buflen

オプションで、IUCV 回答バッファーの長さのアドレスを指定します。

buflen は 2 バイトフィールドの RX タイプデータアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。このデータは、IUCV SEND ANSLEN 文で使用されます。

RSPLENIPARML=YES が指定されている場合にのみ有効です。RSPLEN が指定されていない場合、後続の IUCV SEND でそれを指定する必要があります。応答の長さは、QCONFIG によって、SLXZDISM に返される値以上である必要があります。

USER=useridaddr

オプションで、リクエストのコンソール ID に関連付けられた 8 バイトのユーザー ID を指定します。

useridaddr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

USER が指定されていない場合、リクエストを実行するユーザー ID が使用されます。

VOLSER=voladdr

オプションで、6 文字のボリュームラベルのアドレスを指定します。

voladdr はデータの RX タイプアドレスまたはデータアドレスを格納するレジスタの番号です。

VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。このパラメータは、マウントされるボリュームの VOLSER を指定します。VOLSER または SCRATCH=YES を指定する必要があります。

リクエストの応答

UNSCRATCH への応答には、応答ヘッダーのみが含まれます。

SLX マクロについては、SLX マクロマッピングを参照してください。

インタフェースデータ領域

このセクションでは、SLX マクロのインタフェースデータ領域について説明します。

SLX マクロ

応答は常にヘッダーから始まります。ヘッダーのあとに 1 つ以上のセクションが続く場合があります。各セクションは、特定のタイプの「要素」 (ボリューム情報要素など) の表です。応答ヘッダーがダブルワード境界に整列されている場合、後続のすべてのセクションと要素もダブルワード境界で開始することが保証されます。

応答にいずれかのタイプのセクションが含まれていない場合でも、セクションディレクトリ (数/オフセット/長さ) が、可能なセクションタイプごとに応答ヘッダーに定義されます。ヘッダー内でセクションディレクトリが表示される順序は、ヘッダーのあとのセクションが物理的に配置されている順序には関係ありません。

セクションディレクトリの数は、実際に応答内に存在するそのタイプの要素の数を示します。セクションディレクトリの数がゼロ以外の場合、そのセクションディレクトリのオフセットは、応答ヘッダーの先頭から、そのタイプの最初 (または唯一) の要素までのオフセットを示します。セクションディレクトリの数が 1 よりも大きい場合、そのタイプの 1 つの要素の長さを指定するセクションディレクトリの長さを使用して、そのタイプの 2 つ目以降の要素にアクセスする必要があります。たとえば、2 番目の要素へのオフセットを取得するには、オフセットに長さを追加し、3 番目の要素へのオフセットを取得するには、再度長さを追加するというようになります。各セクション内の要素の数は可変です。次の表に、特定のリクエストで返される応答のセクションを示します。

次の表に、SLS マクロパラメータマトリックスを示します。

表9-1 SLS マクロ - パラメータマトリックス

応答セクション
ヘッダー
構成
CAP ボリューム
ドライブ
LSM メッセージテキスト

DISMOUNT

1

なし

なし

なし

なし

なし

1

EJECT

1

なし

なし

*

なし

なし

*

MOUNT

1

なし

なし

1 (スクラッチの場合)

なし

なし

1

MOVE

1

なし

なし

1 (成功した場合)

なし

なし

1

QCAP

1

なし

1+

なし

なし

なし

なし

QCONFIG

1

1

なし

なし

なし

なし

なし

QDRIVES

1

なし

なし

なし

1+

1+

なし

QDRLIST

1

なし

なし

1 (スクラッチでない場合)

1+

なし

なし

QEJECT

1

なし

なし

なし

なし

なし

なし

QREQUEST

1

なし

なし

なし

なし

なし

なし

QSCRATCH

1

なし

なし

なし

なし

なし

なし

QVOLUME

1

なし

なし

*

なし

なし

なし

QVOLUSE

1

なし

なし

*

なし

なし

なし

SCRATCH

1

なし

なし

なし

なし

1+

なし

SELSCR

1

なし

なし

1

なし

なし

なし

UNSCRATCH

1

なし

なし

なし

なし

なし

なし


注:

  • 1 は 1 であり、1 のみに等しくなります。

  • * (EJECT および QVOLUME) は SLX 応答領域に含まれているボリューム情報要素の数 (最大 500) に制限されます。

  • 1 + は、ライブラリの構成に応じて 1 から n までの数を示します。

SLX マクロマッピング

次の例は、SLX レコード形式の出力を示しています。

例9-4 SLX レコード形式

SLX - VM CLIENT EXTERNAL INTERFACE REPLY
FUNCTION:
MAPS A REPLY AREA RETURNED BY ONE OF THE FOLLOWING VM CLIENT REQUESTS:
DISMOUNT - DISMOUNT A VOLUME
EJECT - EJECT A VOLUME FROM THE LIBRARY
MOUNT - MOUNT A VOLUME
MOVE - MOVE A VOLUME
QCAP - RETURN CAP SUMMARY
QCONFIG - RETURN CONFIGURATION SUMMARY
QDRIVES - RETURN DRIVE AND LSM INFORMATION
QDRLIST - RETURN DRIVE INFORMATION, ORDERED BY PREFERENCE
QSCRATCH - RETURN LSM INFORMATION, ORDERED BY PREFERENCE
QVOLUME - RETURN VOLUME INFORMATION
SCRATCH - CHANGE A VOLUME’S STATUS TO ’SCRATCH’
SELSCR - SELECT A SCRATCH VOLUME

SPECIAL CONSIDERATIONS:
A REPLY ALWAYS BEGINS WITH A HEADER. THE HEADER MAY BE FOLLOWED BY ONE OR MORE ”SECTIONS”. EACH SECTION IS A TABLE OF ”ELEMENTS” OF A PARTICULAR TYPE (E.G. VOLUME INFORMATION ELEMENT). IF THE REPLY HEADER IS ALIGNED ON A DOUBLEWORD BOUNDARY, THEN ALL SUBSEQUENT SECTIONS AND ELEMENTS ARE GUARANTEED TO ALSO BEGIN ON DOUBLEWORD BOUNDARIES.

A SECTION DIRECTORY (NUMBER/OFFSET/LENGTH) IS DEFINED IN THE REPLY HEADER FOR EACH POSSIBLE SECTION TYPE, EVEN THOUGH NO REPLY WILL EVER CONTAIN ALL TYPES OF SECTIONS. THE ORDER IN WHICH THE SECTION DIRECTORIES APPEAR WITHIN THE HEADER HAS NO RELATIONSHIP TO THE ORDER IN WHICH SECTIONS ARE PHYSICALLY ARRANGED AFTER THE HEADER.

A SECTION DIRECTORY’S NUMBER SPECIFIES HOW MANY ELEMENTS OF THAT TYPE ARE ACTUALLY PRESENT IN THE REPLY. IF A SECTION DIRECTORY’S NUMBER IS NONZERO, THEN THAT SECTION DIRECTORY’S OFFSET SPECIFIES THE OFFSET, FROM THE START OF THE REPLY HEADER, TO THE FIRST (OR ONLY) ELEMENT OF THAT TYPE. IF A SECTION DIRECTORY’S NUMBER IS GREATER THAN ONE, THEN THAT SECTION DIRECTORY’S LENGTH, WHICH SPECIFIES THE LENGTH OF A SINGLE ELEMENT OF THAT TYPE, MUST BE USED TO ACCESS THE SECOND AND SUBSEQUENT ELEMENTS OF THAT TYPE: ADD THE LENGTH TO THE OFFSET TO GET THE OFFSET TO THE SECOND ELEMENT; ADD IN THE LENGTH AGAIN TO GET THE OFFSET TO THE THIRD ELEMENT; AND SO ON.

HEADER
DEC    HEX     TYPE          LENGTH     LABEL        DESCRIPTION
0      (0)      STRUCTURE               SLX
0      (0)      AREA          1         SLXRPLY      REPLY HEADER
0      (0)      CHARACTER     3         SLXHID       HEADER IDENTIFIER
3      (3)      A-ADDR        1         SLXCMDRC     RETURN CODE:
0      (00)     CONST                   SLXROK       REQUEST PROCESSED
                                                        SUCCESSFULLY

4      (04)     CONST                   SLXRWARN     REQUEST SUCCESSFUL WITH
                                                     WARNING SLXSRC WILL
                                                     PROVIDE THE SPECIFIC
                                                     REASON FOR THE WARNING

DEC    HEX      TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
8      (08)     CONST                    SLXRBADP    REQUEST FAILED; THE REQUEST
                                                     BLOCK (MAPPED BY ACSINT)
                                                     CONTAINED INVALID DATA (E.G.,
                                                     INCOMPATIBLE OPTIONS); SLXSRC
                                                     (REASON CODE) WILL PROVIDE
                                                     THE OFFSET OF THE ACSINT
                                                     FIELD FOUND TO BE IN ERROR.

DEC    HEX      TYPE          LENGTH     LABEL       DESFRIPTION
12     (0C)     CONST                    SLXRIERR    REQUEST FAILED; AN
                                                     UNRECOVERABLE INTERNAL ERROR
                                                     OCCURRED WHILE PROCESSING THE
                                                     REQUEST.

DEC    HEX      TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
16     (10)     CONST                    SLXRFAIL    REQUEST FAILED; SLXSRC WILL
                                                     PROVIDE THE SPECIFIC REASON
                                                     FOR THE FAILURE.
20     (14)     CONST                    SLXRNHSC    REQUEST FAILED - HSC NOT
                                                     AVAILABLE

44     (2C)     CONST                    SLXRBADL    REQUEST FAILED; REPLY AREA
                                                     PROVIDED BY REQUESTOR WAS TOO
                                                     SMALL TO CONTAIN ALL REPLY
                                                     DATA ASSOCIATED WITH THE
                                                     REQUEST. IF FIELD SLXCRLN IS
                                                     NON-ZERO, IT CONTAINS THE
                                                     LENGTH VALUE THAT SHOULD BE
                                                     SPECIFIED FOR THE REPLY AREA
                                                     FOR THIS REQUEST.

48     (30)     CONST                    SLXRNVCI    VCIRQST AND VCIRESP NOT
                                                     SUPPORTED. EITHER VTCS IS NOT
                                                     INSTALLED - OR - IS NOT AT
                                                     THE REQUIRED LEVEL TO SUPPORT
                                                     THE PGMI VCI RESPONSES.

DEC    HEX      TYPE          LENGTH     LABEL
4      (04)     A-ADDR        1          SLXVERS     REPLY VERSION CODE:
7      (07)     CONST         3          SLXVCODE    THIS IS VERSION 9 OF THE
                                                     REPLY AREA.
5      (5)      HEXSTRING     4          -RESERVED-  RESERVED.
8      (8)      SIGNED-FWORD             SLXSRC      REASON CODE FOR FAILED
                                                     OPERATION.
32818  (8032)   CONST                    SLXTINTR    PGMI TASK INTERRUPTED.
32822  (8036)   CONST                    SLXSANF     SEARCH ARGUMENT NOT FOUND.
32826  (803A)   CONST                    SLXMSTT     MISMATCHED TOKEN TYPES.
32832  (8040)   CONST                    SLXTRNF     TOKEN AREA NOT FOUND.
32848  (8050)   CONST                    SLXSFUL     REPLY AREA FULL.
32849  (8051)   CONST                    SLXDVMM     MEDIA INCOMPATIBLE WITH
                                                     DEVICE TYPE.
12     (C)      SIGNED-FWORD  4          SLXCRLN     IF RETURN CODE (SLXCMDRC) IS
                                                     2C (SLXRBADL), THEN THIS
                                                     FIELD CONTAINS EITHER THE
                                                     MINIMUM ACCEPTABLE REPLY AREA
                                                     LENGTH FOR THE REQUEST, OR 0
                                                     IF THE MINIMUM LENGTH
                                                     COULDN’T BE DETERMINED.
                                                     OTHERWISE (I.E., RETURN CODE
                                                     ISN’T 2C), THIS FIELD
                                                     CONTAINS THE ACTUAL LENGTH OF
                                                     THIS REPLY.
16     (10)     SIGNED-FWORD  4          SLXPEOFF    PARAMETER ERROR OFFSET IF
                                                     SLSXRC <> 0 THEN THIS POINTS
                                                     TO AN ELEMENT IN A LIST WHERE
                                                     PROCESSING STOPPED WHEN THE
                                                     REQUEST WAS ”QCAP”.
20     (14)     LENGTH                   SLXHL       TO MAKE COMPATIBLE WITH MVS
                                                     CODE

CONFIGURATION SUMMARY SECTION DIRECTORY
DEC    HEX      TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
20     (14)     SIGNED-FWORD  4          SLXXCFGN    NUMBER OF CONFIGURATION
                                                     ELEMENTS PRESENT IN THIS
                                                     REPLY.
24     (18)     SIGNED-FWORD  4          SLXXCFGO    OFFSET TO CONFIGURATION
                                                     SECTION, FROM START OF REPLY,
                                                     OR 0 IF REPLY DOESN’T CONTAIN
                                                     ANY CONFIGURATION ELEMENTS.
28     (1C)     SIGNED-FWORD  4          SLXXCFGL    LENGTH OF A
                                                     CONFIGURATION ELEMENT.

VOLUME INFORMATION SECTION DIRECTORY
DEC    HEX      TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
32     (20)     SIGNED-FWORD  4          SLXXVOLN    NUMBER OF VOLUME ELEMENTS
                                                     PRESENT IN THIS REPLY.
36     (24)     SIGNED-FWORD  4          SLXXVOLO    OFFSET TO VOLUME SECTION,
                                                     FROM START OF REPLY, OR 0 IF
                                                     REPLY DOESN’T CONTAIN ANY
                                                     VOLUME ELEMENTS.
40     (28)     SIGNED-FWORD  4          SLXXVOLL    LENGTH OF A VOLUME ELEMENT.




DRIVE INFORMATION SECTION DIRECTORY
DEC    HEX      TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION

44     (2C)     SIGNED-FWORD  4          SLXXDRVN    NUMBER OF DRIVE ELEMENTS
                                                     PRESENT IN THIS REPLY.
48     (30)     SIGNED-FWORD  4          SLXXDRVO    OFFSET TO DRIVE SECTION, FROM
                                                     START OF REPLY, OR 0 IF REPLY
                                                     DOESN’T CONTAIN ANY DRIVE
                                                     ELEMENTS.
52     (34)     SIGNED-FWORD  4          SLXXDRVL    LENGTH OF A DRIVE ELEMENT.

LSM INORMATION SECTION DIRECTORY
DEC    HEX     TYPE           LENGTH     LABEL       DESCRIPTION


56    (38)      SIGNED-FWORD  4          SLXXLSMN    NUMBER OF LSM ELEMENTS
                                                     PRESENT IN THIS REPLY
60    (3C)      SIGNED-FWORD  4          SLXXLSMO    OFFSET TO LSM SECTION, FROM
                                                     START OF REPLY, OR 0 IF REPLY
                                                     DOESN’T CONTAIN ANY LSM
                                                     ELEMENTS.
64    (40)      SIGNED-FWORD  4          SLXXLSML    LENGTH OF AN LSM ELEMENT.

MESSAGE TEXT SECTION DIRECTORY
WARNING: THIS DIRECTORY DOES NOT EXIST WHEN THE VALUE IN THE REPLY VERSION NUMBER FIELD, SLXVERS, IS LESS THAN 2.
DEC    HEX      TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
68     (44)     SIGNED-FWORD  4          SLXXMSGN    NUMBER OF MESSAGE ELEMENTS
                                                     PRESENT IN THIS REPLY.
72     (48)     SIGNED-FWORD  4          SLXXMSGO    OFFSET TO MESSAGE SECTION,
                                                     FROM START OF REPLY, OR 0 IF
                                                     REPLY DOESN’T CONTAIN ANY
                                                     MESSAGE ELEMENTS.
76     (4C)     SIGNED-FWORD  4          SLXXMSGL    LENGTH OF A MESSAGE ELEMENT

QCAP INFORMATION SECTION DIRECTORY
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION

80    (50)      SIGNED-FWORD  4          SLXXCAPN    NUMBER OF CAP ELEMENTS
                                                     PRESENT IN THIS REPLY.
84    (54)      SIGNED-FWORD  4          SLXXCAPO    OFFSET TO CAP SECTION FROM
                                                     START OF REPLY.
88    (58)      SIGNED-FWORD  4          SLXXCAPL    LENGTH OF A CAP ELEMENT.
                                                     CONFIGURATION SUMMARY ELEMENT
                                                     THIS ELEMENT APPEARS IN THE
                                                     REPLY TO A QCONFIG REQUEST
                                                     AND SUPPLIES SUMMARY
                                                     INFORMATION ABOUT THE LIBRARY
                                                     AND ABOUT REPLY LENGTHS
                                                     NECESSARY FOR OTHER TYPES OF
                                                     REQUESTS.
0    (0)        STRUCTURE                SLXSCFG     CONFIGURATION SUMMARY 
                                                     ELEMENT.
0    (0)        CHARACTER     3          SLXLID      ELEMENT IDENTIFIER.
3    (3)        HEXSTRING     1          -RESERVED-  RESERVED.
4    (4)        CHARACTER     8          SLXLHNAM    HOST NAME.
12   (C)        SIGNED-FWORD  4          SLXLHHBT    HOST PULSE VALUE.
16   (10)       SIGNED-FWORD  4          SLXLRSTM    RESERVE TIMEOUT LIMIT.
20   (14)       CHARACTER     8          SLXLQNAM    ENQ MAJOR NAME.
28   (1C)       CHARACTER     8          SLXLEJPS    EJECT COMMAND PASSWORD
                                                     (ENCRYPTED)
36   (24)       CHARACTER     1          SLXLCMPF    COMMAND PREFIX CHARACTER.
37   (25)       A-ADDR        1          SLXLSCLB    LIBRARY DEFAULT SCRATCH LABE
                                                     L TYPE CODE:
1    (01)       CONST                    SLXLLBSL    STANDARD (SL).
2    (02)       CONST                    SLXLLBAL    ASCII (AL).
3    (03)       CONST                    SLXLLBNL    NON-LABELED (NL).
4    (04)       CONST                    SLXLLBNS    NON-STANDARD LABEL (NSL)
38   (26)       A-ADDR        1          SLXLSMF     SMF RECORD TYPE
39   (27)       HEXSTRING     1          -RESERVED-  RESERVED.
40   (28)       SIGNED-FWORD  4          SLXQMDR     LARGEST NUMBER OF DRIVES IN
                                                     ANY ACS.
44   (2C)       SIGNED-FWORD  4          SLXQDRCT    NUMBER OF DRIVES IN THE
                                                     LIBRARY.
48   (30)       SIGNED-FWORD  4          SLXQACNT    NUMBER OF ACSS IN THE
                                                     LIBRARY.
52   (34)       SIGNED-FWORD  4          SLXQLCNT    NUMBER OF LSMS IN THE
                                                     LIBRARY.
56   (38)       SIGNED-FWORD  4          SLXZVOL     MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO A
                                                     QVOLUME REQUEST THAT
                                                     SPECIFIES THE LARGEST
                                                     SUPPORTED NUMBER OF VOLUMES
                                                     (500).
60   (3C)       SIGNED-FWORD  4          SLXZQDRV    MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO A
                                                     QDRIVES REQUEST.
64   (40)       SIGNED-FWORD  4          SLXZQDRL    MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO A
                                                     QDRLIST REQUEST.
68   (44)       SIGNED-FWORD  4          SLXQVOL     MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO A
                                                     QVOLUME REQUEST THAT
                                                     SPECIFIES ONLY 1 VOLUME.
72    (48)      SIGNED-FWORD  4          SLXZGSCR    MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO A
                                                     SELSCR REQUEST.
76    (4C)      SIGNED-FWORD  4          SLXZMDM     MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA 
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO A
                                                     MOUNT REQUEST.
80    (50)      SIGNED-FWORD  4          SLXZQSCR    MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO A
                                                     QSCRATCH REQUEST.
84    (54)      SIGNED-FWORD  4          SLXZDISM    MAXIMUM LENGTH OF REPLY
                                                     DATA RETURNED IN RESPONSE TO
                                                     A DISMOUNT REQUEST.
88    (58)      SIGNED-FWORD  4          SLXZEJCT    MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO AN
                                                     EJECT REQUEST THAT SPECIFIES
                                                     THE LARGEST SUPPORTED NUMBER
                                                     OF VOLUMES (500).
92    (5C)      SIGNED-FWORD  4          SLXZSCR     MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO A
                                                     SCRATCH REQUEST.

WARNING: THE REMAINING FIELDS OF THIS ELEMENT ARE AVAILABLE FOR VERSION(S) 3 AND
ABOVE.
DEC    HEX      TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
108   (6C)      SIGNED-FWORD  4          SLXZMOVE    MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO AN
                                                     MOVE REQUEST.
112   (70)      SIGNED-FWORD  4          SLXZEJC1    MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO AN
                                                     EJECT REQUEST FOR ONLY 1
                                                     VOLUME.
WARNING: THE REMAINING FIELDS OF THIS ELEMENT ARE AVAILABLE FOR VERSION(S) 6 AND ABOVE.
DEC    HEX      TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
116   (74)      A-ADDR        4          SLXQUCSA    MVS -- ADDRESS OF SLSUXCSA.
120   (78)      SIGNED-FWORD  4          -RESERVED-  RESERVED.
124   (7C)      SIGNED-FWORD  4          SLXQLCAP    NUMBER OF CAPS IN LIBRARY.
128   (80)      SIGNED-FWORD  4          SLXEXLM0    ExLM R15
132   (84)      SIGNED-FWORD  4          SLXEXLM1    ExLM R1
136   (88)      SIGNED-FWORD  4          SLXEXLM2    ExLM R2
140   (8C)      SIGNED-FWORD  4          SLXZQCAP    MAXIMUM LENGTH OF REPLY DATA
                                                     RETURNED IN RESPONSE TO A
                                                     QCAP REQUEST.
156   (9C)      SIGNED-FWORD  4          -RESERVED-  RESERVED FUTURE USE.
160   (A0)      SIGNED-HWORD  2          SLXHSCV     HSC VERSION NUMBER
162   (A2)      HEXSTRING     6          -RESERVED-
168   (A8)      CONST                    SLXSCFGL    LENGTH OF A CONFIGURATION
                                                     ELEMENT.

QDSN INFORMATION ELEMENT
THIS ELEMENT APPEARS IN THE REPLY TO A QDSN REQUEST AND SUPPLIES SUMMARY INFORMATION ABOUT THE CURRENT REFERENCED DATASETS USED BY THE HSC.
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
0     (0)       STRUCTURE                SLXDSNIM    DATASET INFORMATION MAP.
0     (0)       CHARACTER     3          SLXQDID     SECTION IDENTIFIER.
3     (03)      BITSTRING     1          SLXDSFLG    DATASET TYPE.
1     (01)      CONST                    SLXDSPRM    CDS PRIMARY.
2     (02)      CONST                    SLXDSSEC    CDS SECONDARY.
3     (03)      CONST                    SLXDSSBY    CDS STANDBY.
4     (04)      CONST                    SLXDSVAT    VOLUME ATTRIBUTES.
5     (05)      CONST                    SLXDSUAT    UNIT ATTRIBUTES.
6     (06)      CONST                    SLXDSTRQ    TAPEREQS.
7     (07)      CONST                    SLXDSPLB    PARMLIB.
8     (08)      CONST                    SLXDSJNP    PRIMARY JOURNAL.
9     (09)      CONST                    SLXDSJNA    ALTERNATE JOURNAL.
9     (09)      CONST                    SLXDSMAX    MAX NUMBER OF QDS RETURNED.
4     (04)      CHARACTER     44         SLXDSNAM    DATASET NAME.
48    (30)      CHARACTER     8          SLXDSMBR    MEMBER NAME.
56    (38)      CHARACTER     6          SLXDSVOL    VOLUME NAME.
62    (3E)      CHARACTER     8          SLXDSUNT    UNIT NAME.
70    (46)      CHARACTER     2          -RESERVED-  RESERVED.
72    (48)      CHARACTER     96         -RESERVED-  RESERVED.
168   (A8)      AREA          8          -RESERVED-  ALIGN
168   (A8)      LENGTH                   SLXDSNEL    LENGTH OF ONE DATASET ENTRY.

CAP INFORMATION ELEMENT
THIS ELEMENT SUPPLIES INFORMATION ABOUT A SINGLE LIBRARY CAP
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
0     (0)       STRUCTURE                SLXSCAP
0     (0)       CHARACTER     4          SLXCID      SECTION IDENTIFIER.
4     (4)       HEXSTRING     1          SLXCACS     ACS ADDRESS.
5     (5)       HEXSTRING     1          SLXCLSM     LSM ADDRESS.
6     (6)       HEXSTRING     1          SLXCCAP     CAP NUMBER.
7     (7)       HEXSTRING     1          -RESERVED-  RESERVED.
8     (8)       AREA          2          SLXCSTAT    CAP STATUS.
8     (8)       BITSTRING     1          SLXCSTB1    CAP STATUS.
                1... .... X’80’          SLXCSTCA    CAP IS ACTIVE.
                .1.. .... X’40’          SLXCSTNR    CAP NEEDS RECOVERY.
                ..1. .... X’20’          SLXCSTAM    CAP IS IN AUTOMATIC MODE.
                ...1 .... X’10’          SLXCSTCL    CAP IS LINKED.
                .... 1... X’08’          SLXCSTCO    CAP IS ONLINE.
9     (9)       BITSTRING     1          SLXCSTB2    CAP MODE.
                1... .... X’80’          SLXCSTIE    CAP IS ENTERING.
                .1.. .... X’40’          SLXCSTID    CAP IS DRAINING.
                ..1. .... X’20’          SLXCSTIJ    CAP IS EJECTING.
                ...1 .... X’10’          SLXCSTIC    CAP IS CLEANING.
                .... 1... X’08’          SLXCSTII    CAP IS IDLE .
10   (A)        BITSTRING     1          SLXTYPE     TYPE OF CAP.
                1... .... X’80’          SLXCTPC     PRIORITY CAP
                .... ...1 X’01’          SLXCTCIM    CIMARRON
                .... ..1. X’02’          SLXCTCLP    CLIPPER.
                .... ..11 X’03’          SLXCTTWS    STANDARD CLIPPER
                .... .1.. X’04’          SLXCTTWO    OPTIONAL CLIPPER
                .... .1.1 X’05’          SLXCTTIM    (9740/TimberWolf)
12   (C)        SIGNED-HWORD  2          SLXCCELL    CELLS IN CAP.
14   (E)        HEXSTRING     1          SLXCNROW    ROWS.
15   (F)        HEXSTRING     1          SLXCNCOL    COLUMNS.
16   (10)       HEXSTRING     1          SLXCCMAG    MAGAZINES.
17   (11)       HEXSTRING     1          SLXCCMGC    CELLS IN MAGAZINE.
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
18    (12)      CHARACTER     8          SLXCJOB     JOBNAME OF OWNER.
26    (1A)      HEXSTRING     6          -RESERVED-  ALIGN TO DOUBLE WORD
32    (20)      CONST                    SLXSCAPL    LENGTH OF A CAP ELEMENT.

VOLUME INFORMATION ELEMENT
THIS ELEMENT SUPPLIES INFORMATION ABOUT A SINGLE VOLUME AND IS REPEATED FOR EACH VOLUME ASSOCIATED WITH A REQUEST. THIS ELEMENT MAY APPEAR IN REPLIES TO THE FOLLOWING REQUESTS:
QDRLIST - RETURN DRIVE INFORMATION, ORDERED BY PREFERENCE
QVOLUME - RETURN VOLUME INFORMATION
SELSCR - SELECT A SCRATCH VOLUME
EJECT - EJECT VOLUMES
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
0     (0)       STRUCTURE                SLXSVOL     VOLUME INFORMATION ELEMENT.
0     (0)       CHARACTER     3          SLXVID      ELEMENT IDENTIFIER.
3     (3)       BITSTRING     1          SLXVSTA     VOLUME STATUS:
                1... .... X’80’          SLXVILB     VOLUME IS IN LIBRARY
                . .1.. .... X’40’        SLXVOHST    VOLUME IS IN USE BY ANOTHER
                                                     HOST
                . ..1. .... X’20’        SLXVSCR     VOLUME IS CONSIDERED SCRATCH
                . ...1 .... X’10’        SLXVMAL     VOLUME IS IN MANUAL-MODE LSM.
                .... 1... X’08’          SLXVDSC     VOLUME IS IN DISCONNECTED
                                                     ACS.
                .... .1.. X’04’          SLXVMNT     VOLUME IS MOUNTED ON A DRIVE.
                .... ..1. X’02’          SLXVERR     VOLUME IS ’ERRANT’ (I.E., ITS
                                                     LOCATION WITHIN THE LIBRARY
                                                     IS UNCERTAIN).
                .... ...1 X’01’          SLXVTV      VOLUME IS A VTCS VIRTUAL
                                                     VOLUME
4     (4)       CHARACTER     6          SLXVSER     VOLUME SERIAL.
10    (A)       A-ADDR        1          SLXVLC      VOLUME LOCATION CODE:
0     (0)       CONST                    SLXVUNK     LOCATION DATA UNAVAILABLE
                                                     (SLXVLOC IS 0).
1     (1)       CONST                    SLXVCEL     LOCATION DATA DESCRIBES A
                                                     CELL.
2     (02)      CONST                    SLXVDRV     LOCATION DATA DESCRIBES A
                                                     DRIVE.
11    (B)       AREA          5          SLXVLOC     VOLUME LOCATION DATA:
11    (B)       A-ADDR        1          SLXVACS     ACS ID.
12    (C)       A-ADDR        1          SLXVLSM     LSM ID.
13    (D)       A-ADDR        3          SLXVPNL     CELL’S PANEL ID, ROW ID,
                                                     COLUMN ID.
13    (D)       A-ADDR        2          SLXVDRIV    DRIVE ADDRESS (0CUU).
15    (F)       BITSTRING     1          SLXVSTA2    MORE VOLUME STATUS: EQU X’E0’
                                                     RESERVED.
                ...1 .... X’10’          SLXVMLMU    VOLUME MEDIA TYPE CAME FROM
                                                     LMU. EQU X’08’ RESERVED.
                .... .1.. X’04’          SLXVMUNR    VOLUME MEDIA TYPE UNREADABLE.
                .... ..1. X’02’          SLXVMVLA    VOLUME MEDIA TYPE CAME FROM
                                                     VOLATTR.
                .... ...1 X’01’          SLXVMDFL    VOLUME MEDIA TYPE DEFAULT
                                                     ASSIGNED.
16    (10)      AREA          8          SLXVTSSN    VTSS NAME
16    (10)      SIGNED-FWORD  4          SLXVDATI    HI-WORD OF TOD AT INSERTION.
20    (14)      SIGNED-FWORD  4          SLXVDATL    HI-WORD OF TOD LAST
                                                     SELECTION.
24    (18)      SIGNED-FWORD  4          SLXVSCNT    SELECTION COUNT.
28    (1C)      SIGNED-FWORD  4          SLXVDATD    HI-WORD OF TOD LAST MOUNT.
32    (20)      CHARACTER     8          SLXVMED     TYPE OF MEDIA.
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
40    (28)      CONST                    SLXSVOLN    LENGTH OF A VOLUME ELEMENT.
40    (28)      CONST                    SLXSVOLL    LENGTH OF A VOLUME ELEMENT.

DRIVE INFORMATION ELEMENT
THIS ELEMENT SUPPLIES INFORMATION ABOUT A SINGLE LIBRARY TAPE DRIVE AND IS REPEATED FOR EACH DRIVE ASSOCIATED WITH A REQUEST. THIS ELEMENT MAY APPEAR IN REPLIES TO THE FOLLOWING REQUESTS:
QDRIVES - RETURN DRIVE AND LSM INFORMATION
QDRLIST - RETURN DRIVE INFORMATION, ORDEREDBY PREFERENCE
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
0     (0)       STRUCTURE                SLXSDRV     DRIVE INFORMATION ELEMENT.
0     (0)       CHARACTER     3          SLXDID      ELEMENT IDENTIFIER
3     (3)       BITSTRING     1          SLXDSTA     LIBRARY STATUS:
                ...1 .... X’10’          SLXDMANU    LSM IS IN MANUAL MODE.
                .... 1... X’08’          SLXDDISC    ACS IS DISCONNECTED.
4     (4)       A-ADDR        1          SLXQDEAC    ACS ID.
5     (5)       A-ADDR        1          SLXQDELS    LSM ID.
6     (6)       A-ADDR        2          SLXQDECU    DRIVE ADDRESS (0CUU).
8     (8)       CHARACTER     8          SLXQDRT     RECORDING TECHNIQUE OF DRIVE
16    (10)      CONST                    SLXSDRVL    LENGTH OF A DRIVE ELEMENT.

LSM INFORMATION ELEMENT
THIS ELEMENT SUPPLIES INFORMATION ABOUT A SINGLE LSM (LIBRARY STORAGE MODULE) AND IS REPEATED FOR EACH LSM ASSOCIATED WITH A REQUEST. THIS ELEMENT MAY APPEAR IN REPLIES TO THE FOLLOWING REQUESTS:
QDRIVES - RETURN DRIVE AND LSM INFORMATION
QSCRATCH - RETURN LSM INFORMATION, ORDERED BY PREFERENCE
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
0     (0)       STRUCTURE                SLXSLSM     LSM INFORMATION ELEMENT
0     (0)       CHARACTER     3          SLXMID      ELEMENT IDENTIFIER.
3     (3)       BITSTRING     1          SLXMSTAT    LIBRARY STATUS:
                ...1 .... X’10’          SLXMANUL    LSM IS IN MANUAL MODE
                .... 1... X’08’          SLXMDISC    ACS IS DISCONNECTED.
4     (4)       A-ADDR        1          SLXMACS     ACS ID.
5     (5)       A-ADDR        1          SLXMLSM     LSM ID.
6     (6)       SIGNED-FWORD  1          SLXMADJN    NUMBER OF ADJACENT LSMS.
7     (7)       A-ADDR        1          SLXMADJ(4)  LIST OF LSM IDS OF ADJACENT
                                                     LSMS (ONLY THE FIRST N IDS
                                                     ARE VALID, WHERE N IS THE
                                                     VALUE IN SLXMADJN).
11    (B)       HEXSTRING     1          -RESERVED-  RESERVED.
12    (C)       SIGNED-FWORD  4          SLXMNSCR    NUMBER OF SCRATCH VOLUMES IN
                                                     THIS LSM.
16    (10)      SIGNED-FWORD  4          SLXMTCEL    TOTAL CELLS IN LSM.
20    (14)      SIGNED-FWORD  4          SLXMFCEL    FREE CELLS IN LSM.
24    (18)      CONST                    SLXSLSML    LENGTH OF AN LSM ELEMENT.

MESSAGE TEXT ELEMENTTHIS ELEMENT SUPPLIES THE COMPLETE TEXT OF THE MESSAGE WHOSE BINARY MESSAGE ID NUMBER IS REPORTED IN HEADER FIELD SLXSRC. THIS ELEMENT MAY APPEAR IN REPLIES TO THE FOLLOWING REQUESTS:DISMOUNT - DISMOUNT A VOLUMEMOUNT - MOUNT A VOLUMEMOVE - MOVE A VOLUMEEJECT - EJECT VOLUMES
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
0     (0)       STRUCTURE                SLXSMSG     MESSAGE TEXT ELEMENT.
0     (0)       CHARACTER     3          SLXGID      ELEMENT IDENTIFIER.
3     (3)       CHARACTER     125        SLXGTEXT    TEXT OF THE MESSAGE WHOSE
                                                     NUMBER IS IN FIELD SLXSRC OF
                                                     THE REPLY HEADER.
0     (0)       STRUCTURE                SLXSMSG
128   (80)      CONST                    SLXSMSGL    LENGTH OF A MESSAGE ELEMENT.

相互参照

次の表に、SLX マクロの相互参照を示します。

表9-2 SLX マクロの相互参照

名前
長さ
オフセット値

SLXCACS

000001

04

SLXCCAP

000001

06

SLXCCELL

000002

0C

SLXCCMAG

000001

10

SLXCCMGC

000001

11

SLXCID

000004

00

SLXCJOB

000008

12

SLXCLSM

000001

05

SLXCMDRC

000001

03

SLXCNCOL

000001

0F

SLXCNROW

000001

0E

SLXCRLN

000004

0C

SLXCSTAM

なし

20

SLXCSTAT

000002

08

SLXCSTB1

000001

08

SLXCSTB2

000001

09

SLXCSTCA

なし

80

SLXCSTCL

なし

10

SLXCSTCO

なし

08

SLXCSTIC

なし

10

SLXCSTID

なし

40

SLXCSTIE

なし

80

SLXCSTII

なし

08

SLXCSTIJ

なし

20

SLXCSTNR

なし

40

SLXCTCIM

なし

01

SLXCTCLP

なし

02

SLXCTPC

なし

80

SLXCTTIM

なし

05

SLXCTTWO

なし

04

SLXCTTWS

なし

03

SLXCTYPE

000001

0A

SLXDDISC

なし

08

SLXDID

000003

00

SLXDMANU

なし

10

SLXDSFLG

000001

03

SLXDSJNA

なし

09

SLXDSJNP

なし

08

SLXDSMAX

なし

09

SLXDSMBR

000008

30

SLXDSNAM

000044

04

SLXDSNEL

なし

A8

SLXDSPLB

なし

07

SLXDSPRM

なし

01

SLXDSSBY

なし

03

SLXDSSEC

なし

02

SLXDSTA

000001

03

SLXDSTRQ

なし

06

SLXDSUAT

なし

05

SLXDSUNT

000008

3E

SLXDSVAT

なし

04

SLXDSVOL

000006

38

SLXDVMM

なし

8051

SLXEND

000008

B0

SLXEXLM0

000004

80

SLXEXLM1

000004

84

SLXEXLM2

000004

88

SLXGID

000003

00

SLXGTEXT

000125

03

SLXHID

000003

00

SLXHL

なし

14

SLXHSCV

000002

A0

SLXL

なし

B0

SLXLCMPF

000001

24

SLXLEJPS

000008

1C

SLXLHHBT

000004

0C

SLXLHNAM

000008

04

SLXLID

000003

00

SLXLLBAL

なし

02

SLXLLBNL

なし

03

SLXLLBNS

なし

04

SLXLLBSL

なし

01

SLXLOCKD

なし

20

SLXLQNAM

000008

14

SLXLRSTM

000004

10

SLXLSCLB

000001

25

SLXLSMF

000001

26

SLXMACS

000001

04

SLXMADJI

000001

07

SLXMADJN

000001

06

SLXMANUL

なし

10

SLXMDISC

なし

08

SLXMFCEL

000004

14

SLXMID

000003

00

SLXMLSM

000001

05

SLXMNSCR

000004

0C

SLXMSTAT

000001

03

SLXMSTT

なし

803A

SLXMTCEL

000004

10

SLXNORSP

なし

28

SLXNTCB

なし

1C

SLXPEOFF

000004

10

SLXQACNT

000004

30

SLXQDEAC

000001

04

SLXQDECU

000002

06

SLXQDELS

000001

05

SLXQDID

000003

00

SLXQDRCT

000004

2C

SLXQDRT

000008

08

SLXQID

000004

00

SLXQJTC

000004

08

SLXQJTD

なし

00

SLXQJTL

なし

18

SLXQJTN

なし

FFFF

SLXQJTS

000002

0C

SLXQJTT

000004

04

SLXQJTV

000006

0E

SLXQLCAP

000004

7C

SLXQLCNT

000004

34

SLXQMDR

000004

28

SLXQUCSA

000004

74

SLXRBADL

なし

2C

SLXRBADP

なし

08

SLXRBTOK

なし

3C

SLXREOV

なし

34

SLXRFAIL

なし

10

SLXRIERR

なし

0C

SLXRNAUT

なし

18

SLXRNHSC

なし

14

SLXRNVCI

なし

30

SLXROK

なし

00

SLXRPLY

000001

00

SLXRVNV

なし

38

SLXRWARN

なし

04

SLXSANF

なし

8036

SLXSCAPL

なし

20

SLXSCFGL

なし

A8

SLXSDRVL

なし

10

SLXSFUL

なし

8050

SLXSID

000004

00

SLXSLSML

なし

18

SLXSMSGL

なし

80

SLXSRC

000004

08

SLXSTPE

なし

EE

SLXSTPK

なし

00

SLXSTPL

なし

10

SLXSTPN

なし

FF

SLXSTPS

000001

09

SLXSTPT

000004

04

SLXSTPY

000001

08

SLXSVOLL

なし

28

SLXSVOLN

なし

28

SLXTINTR

なし

8032

SLXTPROT

なし

24

SLXTRNF

なし

8040

SLXVACS

000001

0B

SLXVCEL

なし

01

SLXVCODE

なし

07

SLXVDATD

000004

1C

SLXVDATI

000004

10

SLXVDATL

000004

14

SLXVDRIV

000002

0D

SLXVDRV

なし

02

SLXVDSC

なし

08

SLXVERR

なし

02

SLXVERS

000001

04

SLXVID

000003

00

SLXVILB

なし

80

SLXVLC

000001

0A

SLXVLOC

000005

0B

SLXVLSM

000001

0C

SLXVMAL

なし

10

SLXVMDFL

なし

01

SLXVMED

000008

20

SLXVMLMU

なし

10

SLXVMNT

なし

04

SLXVMUNR

なし

04

SLXVMVLA

なし

02

SLXVOHST

なし

40

SLXVPNL

000003

0D

SLXVSCNT

000004

18

SLXVSCR

なし

20

SLXVSER

000006

04

SLXVSTA

000001

03

SLXVSTA2

000001

0F

SLXVTSSN

000008

10

SLXVTV

なし

01

SLXVUNK

なし

00

SLXXCAPL

000004

58

SLXXCAPN

000004

50

SLXXCAPO

000004

54

SLXXCFGL

000004

1C

SLXXCFGN

000004

14

SLXXCFGO

000004

18

SLXXDRVL

000004

34

SLXXDRVN

000004

2C

SLXXDRVO

000004

30

SLXXLSML

000004

40

SLXXLSMN

000004

38

SLXXLSMO

000004

3C

SLXXMSGL

000004

4C

SLXXMSGN

000004

44

SLXXMSGO

000004

48

SLXXQDSL

000004

7C

SLXXQDSN

000004

74

SLXXQDSO

000004

78

SLXXQJTL

000004

64

SLXXQJTN

000004

5C

SLXXQJTO

000004

60

SLXXSDL

なし

B0

SLXXSTPL

000004

70

SLXXSTPN

000004

68

SLXXSTPO

000004

6C

SLXXVCIL

000004

88

SLXXVCIN

000004

80

SLXXVCIO

000004

84

SLXXVOLL

000004

28

SLXXVOLN

000004

20

SLXXVOLO

000004

24

SLXZDEFP

000004

60

SLXZDEFS

000004

64

SLXZDISM

000004

54

SLXZEJCT

000004

58

SLXZEJC1

000004

70

SLXZGSCR

000004

48

SLXZMDM

000004

4C

SLXZMOVE

000004

6C

SLXZQCAP

000004

8C

SLXZQDRL

000004

40

SLXZQDRV

000004

3C

SLXZQDSN

000004

98

SLXZQEJT

000004

90

SLXZQSCR

000004

50

SLXZQVOL

000004

44

SLXZSCR

000004

5C

SLXZSETO

000004

68

SLXZSTOP

000004

94

SLXZVOL

000004

38


ACSINT リクエスト DSECT

ACSINT により、TMS と ACS サービスマシン間で情報を渡すことができます。これは、DSECT=YES が指定されており、IUCV を使用して送信される場合に ACSRQ マクロによって構築されます。

注:

次の DSECT には VM Client でサポートされていないいくつかのパラメータが含まれています。これらは、完全性および互換性のためにのみ含まれています。

次の例は、ACSINT レコード形式の出力を示しています。

例9-5 ACSINT レコード形式

ACSINT - TMS INTERFACE REQUEST PARAMETER LIST
FUNCTION: THIS DEFINES THE DATA PASSED TO THE TMS VIA IUCV IT DEFINES THE VARIOUS FUNCTIONS THAT CAN BE REQUESTED AND THE STRUCTURE PASSED.
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
0     (0)       STRUCTURE                ACSINT      TMS INTERFACE PARAMETER LIST:
0     (0)       CHARACTER     4          ACSIHDR     PARAMETER LIST IDENTIFIER.
’ACSI’(C1C3E2C9)CHAR CONST               ACSIID
4     (4)       SIGNED-FWORD  4          ACSILEN     PARAMETER LIST LENGTH.
8     (8)       A-ADDR        1          ACSIVER     PARAMETER LIST VERSION
                                                     NUMBER.
7     (07)      CONST                    ACSIVN      CURRENT VERSION.
9     (9)       A-ADDR        1          ACSIRT      FUNCTION CODE:
0     (00)      CONST                    ACSINOOP    NOOP - NO OPERATION.
1     (01)      CONST                    ASCIRS01    RESERVED - MVS ONLY.
2     (02)      CONST                    ASCIRS02    RESERVED - MVS ONLY.
3     (03)      CONST                    ASCIRS03    RESERVED - MVS ONLY.
4     (04)      CONST                    ASCISTOP    STOP - STOP AN INTERRUPTABLE
                                                     PGMI TASK.
5     (05)      CONST                    ACSISOPR    SETOPER - SET OPERATOR
                                                     INTERACTION MODE.
20    (14)      CONST                    ACSIQCNF    QCONFIG - RETURN
                                                     CONFIGURATION SUMMARY.
21    (15)      CONST                    ACSIQDRV    QDRIVES - RETURN DRIVE AND
                                                     LSM INFO.
22    (16)      CONST                    ACSIQDRL    QDRLIST - RETURN DRIVE
                                                     INFORMATION, X .
23    (17)      CONST                    ACSIQSCR    QSCRATCH - RETURN SCRATCH
                                                     COUNT INFO.
24    (18)      CONST                    ACSIQVOL    QVOLUME - RETURN VOLUME
                                                     INFORMATION.
25    (19)      CONST                    ACSIQEJT    QEJECT - RETURN EJECT STATUS.
26    (1A)      CONST                    ACSIQCAP    QCAP - QUERY CAP STATUS.
27    (1B)      CONST                    ACSIQVLU    QVOLUSE - RETURN MOUNTED
                                                     VOLUMES.
28    (1C)      CONST                    ACSIQRQS    QREQUEST - RETURN PENDING
                                                     REQUESTS.
29    (1D)      CONST                    ACSIQDSN    QDSN - QUERY DATASET.
40    (29)      CONST                    ACSIMNT     MOUNT - MOUNT VOLUME.
41    (29)      CONST                    ACSIMOVE    MOVE - MOVE A CARTRIDGE TO AN
                                                     LSMID X.
42    (2A)      CONST                    ACSIDSM     DISMOUNT - DISMOUNT VOLUME.
43    (2B)      CONST                    ACSIEJCT    EJECT - EJECT A VOL FROM THE
                                                     LIBRARY.
60    (3C)      CONST                    ACSISSCR    SELSCR - SELECT A SCRATCH
                                                     VOLUME.
61    (3D)      CONST                    ACSISCRA    SCRATCH - CHANGE VOL STATUS
                                                     TO ’SCRATCH’.
62    (3E)      CONST                    ACSIUNSC    UNSCRATCH- CHANGE VOLUME
                                                     STATUS TO NOT X.
63    (3F)      CONST                    ACSIDSCR    DEFSCR - SPECIFY NO. OF
                                                     SCRATCH POOLS.
64    (40)      CONST                    ACSIDPOL    DEFPOOL - SPECIFY A SCRATCH
                                                     POOL’S VOLSER RANGE.
10    (A)       BITSTRING     1          ACSIFLG1    FLAG BYTE 1: (PGMI CONTROL 1)
                                                     1
                1... .... X’80’          ACSIF180    RESERVED MVS OPTION=SYNC
                .1.. .... X’40’          ACSIVUSR    USER= SPECIFIED; ACSIUSER
                                                     CONTAINS NAME
                ..1. .... X’20’          ACSIMANO    DIALOG=OFF SPECIFIED.
                ...1 .... X’10’          ACSIWTOR    DIALOG=ON SPECIFIED.
                .... 1... X’08’          ACSINDEL    NOTIFY=INSDEL SPECIFIED.
                .... .1.. X’04’          ACSINNDL    NOTIFY=NOINSDEL SPECIFIED.
                .... ..1. X’02’          ACSIACC1    ACCT1= SPECIFIED ACCOUNTING
                                                     TOKEN.
                .... ...1 X’01’          ACSIACC2    ACCT2= SPECIFIED ACCOUNTING
                                                     TOKEN.
11   (B)        HEXSTRING     1          ACSIFLG2    FLAG BYTE 2: (PGMI CONTROL
                                                     2).
12   (C)        BITSTRING     1          ACSIFLG3    FLAG BYTE 3: (MOVEMENT
                                                     CONTROL 1).
                1... .... X’80’          ACSIVHST    ACSIHOST CONTAINS HOST_ID.
                .1.. .... X’40’          ACSIVACS    ACSIACS CONTAINS AN ACSID.
                ..1. .... X’20’          ACSIVLSM    ACSILSMI CONTAINS LSMID.
                ...1 .... X’10’          ACSIVCAP    ACSICAP CONTAINS CAP_ID.
                .... 1... X’08’          ACSIF308    RESERVED FUTURE USE.
                .... .1.. X’04’          ACSIVVOL    ACSIVOLS CONTAINS A VOLSER.
                .... ..1. X’02’          ACSIVLST    ACSILOFF CONTAINS LIST
                                                     OFFSET.
                .... ...1 X’01’          ACSIVCNT    ACSICNT CONTAINS LIST COUNT.
13   (D)        BITSTRING     1          ACSIFLG4    FLAG BYTE 4: (MOVEMENT
                                                     CONTROL 2).
                1... .... X’80’          ACSIVTLM    ACSITLSM CONTAINS TO LSM_ID.
                .1.. .... X’40’          ACSIVTPN    ACSITPAN CONTAINS TO PANEL.
                ..1. .... X’20’          ACSIF420    RESERVED FUTURE USE.
                ...1 .... X’10’          ACSIF410    RESERVED FUTURE USE.
                .... 1... X’08’          ACSIVPAN    ACSIPAN CONTAINS PANEL NUMBER
                .... .1.. X’04’          ACSIVROW    ACSIROW CONTAINS ROW NUMBER.
                .... ..1. X’02’          ACSIVCOL    ACSICOL CONTAINS COLUMN
                                                     NUMBER.
                .... ...1 X’01’          ACSIVDRV    ACSIDRIV CONTAINS DRIVE
                                                     DEVICE NUMBER.
14   (E)        HEXSTRING     1          ACSIFLG5    FLAG BYTE 5: (MOVEMENT
                                                     CONTROL 3).
15    (F)        BITSTRING    1          ACSIFLG6    FLAG BYTE 6: (MISCELLANOUS
                                                     CONTROL 1).
                1... .... X’80’          ACSIPROT    PROTECT=YES SPECIFIED.
                .1.. .... X’40’          ACSISCR     SCRATCH=YES SPECIFIED.
                ..1. .... X’20’          ACSIVSCP    ACSIPOOL CONTAINS SCRATCH
                                                     POOL NUMBER.
                ...1 .... X’10’          ACSISUBN    ACSISUBP CONTAINS SUBPOOL
                                                     NAME.
                .... 1... X’08’          ACSIVTKN    ACSITKNO CONTAINS TOKEN
                                                     NUMBER.
                .... .1.. X’04’          ACSIVTXT    ACSITEXT CONTAINS TEXT
                                                     STRING.
                .... ..1. X’02’          ACSIF602    RESERVED FUTURE USE.
                .... ...1 X’01’          ACSIF601    RESERVED FUTURE USE.
16    (10)      HEXSTRING     1          ACSIFLG7    FLAG BYTE 7: (MISCELLANOUS
                                                     CONTROL 2).
17    (11)      A-ADDR        1          ACSILABT    SCRATCH LABEL TYPE LTYPE=
                                                     PARAMETER.
                .... .... X’00’          ACSILLDT    LDT (LIBRARY DEFAULT TYPE).
                .... ...1 X’01’          ACSILSL     SL (STANDARD LABEL).
                .... ..1. X’02’          ACSILAL     AL (ANSI LABEL).
                .... ..11 X’03’          ACSILNL     NL (NON-LABELED).
                .... .1.. X’04’          ACSILNS     NSL (NON-STANDARD LABEL).
18    (12)      CHARACTER     8          ACSIUSER    USER NAME USED TO ASSOCIATE
                                                     CONSOLE ID.
26    (1A)      CHARACTER     8          ACSIACT1    ACCOUNTING TOKEN 1.
34    (22)      CHARACTER     8          ACSIACT2    ACCOUNTING TOKEN 2.
42    (2A)      HEXSTRING     2          -RESERVED-  RESERVE SLACK BYTES.
44    (2C)      SIGNED-FWORD  4          -RESERVED-  RESERVED MVS.
48    (30)      HEXSTRING     4          ACSITKNO    PASS THROUGH TOKEN NUMBER.
52    (34)      A-ADDR        4          -RESERVED-  RESERVED MVS.
56    (38)      SIGNED-HWORD  2          ACSICNT     COUNT FROM COUNT= PARAMETER.
58    (3A)      SIGNED-HWORD  2          ACSILOFF    OFFSET, FROM START OF
                                                     PARAMETER LIST, TO START OF
                                                     THE ELEMENT LIST AREA.
60    (3C)      CHARACTER                            CHARACTER 6 ACSIVOLS VOLSER
                                                     FROM VOLSER= PARAMETER.
66    (42)      CHARACTER     8          ACSIHOST    ASSOCIATED HOST FROM HOSTID=
                                                     PARAMETER.
74    (4A)      AREA          4          ACSIALC     ACS / LSM / CAP
                                                     IDENTIFICATION.
74    (4A)      HEXSTRING     1          ACSIACS     ACS ID NUMBER (AA).
74    (4A)      HEXSTRING     2          ACSILSMI    LSM ID NUMBER (AA0L).
74    (4A)      HEXSTRING     4          ACSICAP     CAP ID NUMBER (AA0LCC00).
74    (4A)      HEXSTRING     3          -RESERVED-
77    (4D)      HEXSTRING     1          -RESERVED-  NOT IMPLEMENTED (ALWAYS
                                                     X’00’) .
78    (4E)      HEXSTRING     1          ACSIPAN     PANEL FROM PAN= PARAMETER.
79    (4F)      HEXSTRING     1          ACSIROW     ROW FROM ROW= PARAMETER.
80    (50)      HEXSTRING     1          ACSICOL     COLUMN FROM COL= PARAMETER.
81    (51)      HEXSTRING     1          ACSITPAN    TO PANEL FROM TOPAN=
                                                     PARAMETER.
82    (52)      HEXSTRING     2          ACSITLSM    TO LSM FROM TOLSM= PARAMETER.
84    (54)      A-ADDR        2          ACSIDRIV    DRIVE DEVICE NUMBER FROM
                                                     DRIVE= PARAMETER.
86    (56)      A-ADDR        1          ACSIPOOL    SCRATCH POOL NUMBER, SCRPOOL=
                                                     PARAMETER.
87    (57)      CHARACTER     32         ACSITEXT    TEXT ASSOCIATED WITH REQUEST.
119   (77)      CHARACTER     13         ACSISUBP    NAME FROM SUBPOOL= KEYWORD.

TAPEREQ INPUT KEY VALUES.THE FOLLOWING VALUES ARE USED AS THE KEY IN SEARCHING THE CURRENT TAPEREQ PARAMETER FILE.
DEC   HEX       TYPE          LENGTH     LABEL       DESCRIPTION
132   (84)      BITSTRING     1          ACSIFLG8    FLAG BYTE 8: (TAPEREQ CONTROL
                                                     1).
                1... .... X’80’          ACSIFJOB    ACSIJOBN PRESENT.
                .1.. .... X’40’          ACSIFSTP    ACSISTEP PRESENT.
                ..1. .... X’20’          ACSIFPGM    ACSIPGMN PRESENT.
                ...1 .... X’10’          ACSIFDSN    ACSIDSN PRESENT.
                .... 1... X’08’          ACSIFEXP    ACSIEXPD PRESENT.
                .... .1.. X’04’          ACSIFRET    ACSIRETP PRESENT.
                .... ..1. X’02’          ACSIFVOL    ACSIVOLT PRESENT.
133   (85)      OFFSET                   ACSITRI     TAPEREQ INPUT VALUES.
133   (85)      CHARACTER     8          ACSIJOBN    STRING TO MATCH TAPEREQ
                                                     JOBNAME VALUE.
141   (8D)      CHARACTER     8          ACSISTEP    STRING TO MATCH TAPEREQ
                                                     STEPNAME VALUE.
149   (95)      CHARACTER     8          ACSIPGMN    STRING TO MATCH TAPEREQ
                                                     PROGNAME VALUE.
157   (9D)      CHARACTER     44         ACSIDSN     STRING TO MATCH TAPEREQ DSN
                                                     VALUE.
201   (C0)      HEXSTRING     3          ACSIEXPD    VALUE TO MATCH TAPEREQ EXPDT
                                                     VALUE
204   (CC)      HEXSTRING     2          ACSIRETP    VALUE TO MATCH TAPEREQ RETPD
                                                     VALUE.
206   (CE)      CHARACTER     1          ACSIVOLT    STRING TO MATCH TAPEREQ
                                                     VOLTYPE VALUE.
74    (4A)      LENGTH                   ACSITRIL    TAPEREQ OUTPUT VALUES.

THE FOLLOWING VALUES ARE USED AS OVERRIDE (OR SPECIFIC) VALUES TO THE VALUES FOUND IN THE CURRENT TAPEREQ PARAMETER FILE.
207   (CF)      BITSTRING     1          ACSIFLG9    FLAG BYTE 9: (TAPEREQ CONTROL
                                                     2).
                1... .... X’80’          ACSIFREC    ACSIRECT PRESENT.
                .1.. .... X’40’          ACSIFMED    ACSIMED PRESENT.
208   (D0)      CHARACTER     8          ACSIRECT    RECORDING TECHNIQUE.
216   (D8)      CHARACTER     8          ACSIMED     MEDIA.
224   (E0)      HEXSTRING     256        -RESERVED-  RESERVED FOR FUTURE PARM
                                                     EXPANSION.
480   (1E0)     AREA          8          -RESERVED-  ALIGNMENT.
480   (1E0)     LENGTH                   ACSIHLN     LENGTH OF FIXED AREA.
480   (1E0)     AREA          1          ACSILIST    ELEMENT LIST DESIGNATED BY
                                                     LIST= PARAMETER BEGINS HERE
                                                     (FIELD ACSICNT CONTAINS THE
                                                     NUMBER OF ELEMENTS IN THIS
                                                     LIST).
2     (02)      CONST                    ACSILDRL    LENGTH OF EACH ELEMENT (DRIVE
                                                     DEVICE NUMBER) IN THE LIST
                                                     USED BY THE QDRLIST FUNCTION.
1500  (5DC)     CONST                    ACSIMDRL    MAXIMUM NUMBER OF ELEMENTS
                                                     ALLOWED IN THE LIST USED BY
                                                     THE QDRLIST FUNCTION.
6     (06)      CONST                    ACSILVSL    LENGTH OF EACH ELEMENT
                                                     (VOLSER) IN THE LIST USED BY
                                                     THE QVOLUME FUNCTION.
500   (1F4)     CONST                    ACSIMVSL    MAXIMUM NUMBER OF ELEMENTS
                                                     ALLOWED IN THE LIST USED BY
                                                     THE QVOLUME AND EJECT.
12    (0C)      CONST                    ACSILPOL    LENGTH OF EACH ELEMENT
                                                     (VOLSER RANGE PAIR) IN THE
                                                     LIST USED BY THE DEFPOOL
                                                     FUNCTION.
250   (FA)      CONST                    ACSIMPOL    MAXIMUM NUMBER OF ELEMENTS
                                                     ALLOWED IN THE LIST USED BY
                                                     THE DEFPOOL FUNCTION.
4     (04)      CONST                    ACSILCAP    LENGTH OF EACH ELEMENT (CAP
                                                     IDENTIFIER) IN THE LIST USED
                                                     BY THE QCAP FUNCTION.
500   (1F4)     CONST                    ACSIMCAP    MAXIMUM NUMBER OF
                                                     ELEMENTSALLOWED IN THE LIST
                                                     USED BY THE QCAP FUNCTION.
4     (04)      CONST                    ACSILTOK    LENGTH OF EACH ELEMENT
                                                     (UNIQUE TOKEN) IN THE LIST
                                                     USED BY THE QCAP FUNCTION.
500   (1F4)     CONST                    ACSIMTOK    MAXIMUM NUMBER OF ELEMENTS
                                                     ALLOWED IN THE LIST USED BY
                                                     THE QEJECT/STOP FUNCTIONS.

相互参照

次の表に、ACSINT マクロの相互参照を示します。

表9-3 ACSINT マクロの相互参照

名前
長さ
オフセット値

ACSIACC1

なし

02

ACSIACC2

なし

01

ACSIACS

000001

4A

ACSIACT1

000008

1A

ACSIACT2

000008

22

ACSIALC

000004

4A

ACSICAP

000004

4A

ACSICNT

000002

38

ACSICOL

000001

50

ACSIDPOL

なし

40

ACSIDRIV

000002

54

ACSIDSCR

なし

3F

ACSIDSM

なし

2A

ACSIDSN

000044

9D

ACSIEJCT

なし

2B

ACSIEXPD

000003

C9

ACSIFDSN

なし

10

ACSIFEXP

なし

08

ACSIFJOB

なし

80

ACSIFLG1

000001

0A

ACSIFLG2

000001

0B

ACSIFLG3

000001

0C

ACSIFLG4

000001

0D

ACSIFLG5

000001

0E

ACSIFLG6

000001

0F

ACSIFLG7

000001

10

ACSIFLG8

000001

84

ACSIFLG9

000001

CF

ACSIFMED

なし

40

ACSIFMED

なし

40

ACSIFREC

なし

80

ACSIMED

000008

D8

ACSIMNT

なし

28

ACSIMOVE

なし

29

ACSIMPOL

なし

FA

ACSIMTOK

なし

1F4

ACSIFRET

なし

04

ACSIFSTP

なし

40

ACSIFVOL

なし

02

ACSIF180

なし

80

ACSIF308

なし

08

ACSIF410

なし

10

ACSIF420

なし

20

ACSIF601

なし

01

ACSIF602

なし

02

ACSIHDR

000004

00

ACSIHLN

なし

1E0

ACSIHOST

000008

42

ACSID

なし

’CVAL’

ACSIJOBN

000008

85

ACSILABT

000001

11

ACSILAL

なし

02

ACSILCAP

なし

04

ACSILDRL

なし

02

ACSILIST

000001

1E0

ACSILLDT

なし

00

ACSILNL

なし

03

ACSILNS

なし

04

ACSILOFF

000002

3A

ACSILPOL

なし

0C

ACSILSL

なし

01

ACSILSMI

000002

4A

ACSILTOK

なし

04

ACSILVSL

なし

06

ACSIMANO

なし

20

ACSIMCAP

なし

1F4

ACSIMDRL

なし

5DC

ACSIVTPN

なし

40

ACSIVTXT

なし

04

ACSIVUSR

なし

40

ACSIVVOL

なし

04

ACSIWTOR

なし

10

ACSIMVSL

なし

1F4

ACSINDEL

なし

08

ACSINNDL

なし

04

ACSINOOP

なし

00

ACSIPAN

000001

4E

ACSIPGMN

000008

95

ACSIPOOL

000001

56

ACSIPROT

なし

80

ACSIQCAP

なし

1A

ACSIQCNF

なし

14

ACSIQDRL

なし

16

ACSIQDRV

なし

15

ACSIQDSN

なし

1D

ACSIQEJT

なし

19

ACSIQRQS

なし

1C

ACSIVDRV

なし

01

ACSIVER

000001

08

ACSIVHST

なし

80

ACSIVLSM

なし

20

ACSIVLST

なし

02

ACSIVN

なし

07

ACSIVOLS

000006

3C

ACSIVOLT

000001

CE

ACSIVPAN

なし

08

ACSIVROW

なし

04

ACSIVSCP

なし

20

ACSIVTKN

なし

08

ACSIVTLM

なし

80

ACSIROW

000001

4F

ACSIRS01

なし

01

ACSIRS02

なし

02

ACSIRS03

なし

03

ACSIRT

000001

09

ACSISCR

なし

40

ACSISCRA

なし

3D

ACSISOPR

なし

05

ACSISSCR

なし

3C

ACSISTEP

000008

8D

ACSISTOP

なし

04

ACSISUBN

なし

10

ACSISUBP

000013

77

ACSITEXT

000032

57

ACSITKNO

000004

30

ACSITLSM

000002

52

ACSITPAN

000001

51

ACSITRI

なし

85

ACSITRIL

なし

4A

ACSIUNSC

なし

3E

ACSIUSER

000008

12

ACSIVACS

なし

40

ACSIVCAP

なし

10

ACSIVCNT

なし

01

ACSIVCOL

なし

02


IUB レコード形式

IUB - IUCV リクエストブロック

IUB は、IUCV 操作からの結果としての未処理の IUCV リクエストを記述しています。IUB データ構造体には、リクエストと最終ステータスの両方が格納されます。IUB は、IUCV の、デバイス管理で使用される「IOBLOK」構造体に対応するものです。

次の表に、IUB IUCV リクエストブロックの相互参照を示します。

表9-4 IUB リクエストブロックリファレンス

名前
長さ
オフセット値

ACSIACC1

なし

02

ACSIACC2

なし

01

ACSIACS

000001

4A

ACSIACT1

000008

1A

ACSIACT2

000008

22

ACSIALC

000004

4A

ACSICAP

000004

4A

ACSICNT

000002

38

ACSICOL

000001

50

ACSIDPOL

なし

40

ACSIDRIV

000002

54

ACSIDSCR

なし

3F

ACSIDSM

なし

2A

ACSIDSN

000044

9D

ACSIEJCT

なし

2B

ACSIEXPD

000003

C9

ACSIFDSN

なし

10

ACSIFEXP

なし

08

ACSIFJOB

なし

80

ACSIFLG1

000001

0A

ACSIFLG2

000001

0B

ACSIFLG3

000001

0C

ACSIFLG4

000001

0D

ACSIFLG5

000001

0E

ACSIFLG6

000001

0F

ACSIFLG7

000001

10

ACSIFLG8

000001

84

ACSIFLG9

000001

CF

ACSIFMED

なし

40

ACSIFPGM

なし

20

ACSIFRET

なし

04

ACSIFSTP

なし

40

ACSIFVOL

なし

02

ACSIF180

なし

80

ACSIF308

なし

08

ACSIF410

なし

10

ACSIF420

なし

20

ACSIF601

なし

01

ACSIF602

なし

02

ACSIHDR

000004

00

ACSIHLN

なし

1E0

ACSIHOST

000008

42

ACSIID

なし

’CVAL’

ACSIJOBN

000008

85

ACSILABT

000001

11

ACSILAL

なし

02

ACSILCAP

なし

04

ACSILDRL

なし

02

ACSILIST

000001

1E0

ACSILLDT

なし

00

ACSILNL

なし

03

ACSILNS

なし

04

ACSILOFF

000002

3A

ACSILPOL

なし

0C

ACSILSL

なし

01

ACSILSMI

000002

4A

ACSILTOK

なし

04

ACSILVSL

なし

06

ACSIMANO

なし

20

ACSIMCAP

なし

1F4

ACSIFREC

なし

80

ACSIMED

000008

D8

ACSIMNT

なし

28

ACSIMOVE

なし

29

ACSIMPOL

なし

FA

ACSIMTOK

なし

1F4

ACSIMVSL

なし

1F4

ACSINDEL

なし

08

ACSINNDL

なし

04

ACSINOOP

なし

00

ACSIPAN

000001

4E

ACSIPGMN

000008

95

ACSIPOOL

000001

56

ACSIPROT

なし

80

ACSIQCAP

なし

1A

ACSIQCNF

なし

14

ACSIQDRL

なし

16

ACSIQDRV

なし

15

ACSIQDSN

なし

1D

ACSIQEJT

なし

19

ACSIQRQS

なし

1C

ACSIVDRV

なし

01

ACSIVER

000001

08

ACSIVHST

なし

80

ACSIVLSM

なし

20

ACSIVLST

なし

02

ACSIVN

なし

07

ACSIVOLS

000006

3C

ACSIVOLT

000001

CE

ACSIVPAN

なし

08

ACSIVROW

なし

04

ACSIVSCP

なし

20

ACSIVTKN

なし

08

ACSIVTLM

なし

80

ACSIMDRL

なし

5DC

ACSIVTPN

なし

40

ACSIVTXT

なし

04

ACSIVUSR

なし

40

ACSIVVOL

なし

04

ACSIWTOR

なし

10

ACSIROW

000001

4F

ACSIRS01

なし

01

ACSIRS02

なし

02

ACSIRS03

なし

03

ACSIRT

000001

09

ACSISCR

なし

40

ACSISCRA

なし

3D

ACSISOPR

なし

05

ACSISSCR

なし

3C

ACSISTEP

000008

8D

ACSISTOP

なし

04

ACSISUBN

なし

10

ACSISUBP

000013

77

ACSITEXT

000032

57

ACSITKNO

000004

30

ACSITLSM

000002

52

ACSITPAN

000001

51

ACSITRI

なし

85

ACSITRIL

なし

4A

ACSIUNSC

なし

3E

ACSIUSER

000008

12

ACSIVACS

なし

40

ACSIVCAP

なし

10

ACSIVCNT

なし

01

ACSIVCOL

なし

02


相互参照

次の表に、IUB の相互参照を示します。

表9-5 IUB の相互参照

名前
長さ
オフセット値

IUBCC

000001

31

IUBCONN

なし

10

IUBDABQ

000016

10

IUBDAVL

000001

20

IUBDCBPT

000004

44

IUBECBKY

000001

21

IUBBECBT

000004

34

IUBEXT

000040

78

IUBEXT1

000008

78

IUBEXT2

000008

80

IUBEXT3

000008

88

IUBEXT4

000008

90

IUBEXT5

000008

98

IUBEYE

000004

0C

IUBFLG1

000001

30

IUBFLG2

000001

32

IUBHCOMM

なし

20

IUBIRT

000004

2C

IUBIUBPT

なし

24

IUBLEN

なし

A0

IUBLOK

なし

08

IUBNPOST

なし

40

IUBORGID

000004

3C

IUBPARML

000040

50

IUBPARM1

000008

50

IUBPARM2

000008

58

IUBPARM3

000008

60

IUBPARM4

000008

68

IUBPARM5

000008

70

IUBQ

000016

00

IUBREAD

なし

80

IUBREJCT

なし

08

IUBREPLY

なし

20

IUBSEND

なし

40

IUBSENT

なし

80

IUBTASK

000004

28