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Oracle® VM Server for SPARC 3.4 インストールガイド

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更新: 2016 年 6 月
 
 

ファームウェアおよび OS バージョン

このセクションでは、最新の Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアで使用するシステムファームウェアバージョンおよび Oracle Solaris OS バージョンについて説明します。

Oracle VM Server for SPARC 3.4 ソフトウェアは、少なくとも最小バージョンのシステムファームウェアおよび Oracle Solaris OS とともに実行できます。そのような構成では、最新の Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの一部の機能が使用できない可能性があります。本番環境で最良の結果が得られるように、完全に認定されたシステムファームウェアバージョンに記載されている完全に認定されたシステムファームウェアバージョン、および完全に認定された Oracle Solaris OS バージョンに記載されている Oracle Solaris OS バージョンで実行してください。


Caution

注意  - 個々のシステムファームウェア、Oracle Solaris OS、またはソフトウェアコンポーネントの旧バージョンにダウングレードしないでください。このようなダウングレードは、予期しない動作や障害の原因となる可能性があります。


システムファームウェアのバージョン

最小のシステムファームウェアバージョン

少なくとも次のバージョンのシステムファームウェアが実行されているシステムに最新の Oracle VM Server for SPARC パッケージを適用できます。これは、プラットフォームに固有で、マシン内の CPU の要件に依存します。

  • SPARC S7 シリーズサーバー: 9.7.2

  • Fujitsu M10 サーバー: XCP2012

  • SPARC M7 シリーズサーバー: 9.4.3.d (SPARC M7-8 サーバー)、9.5.2.g (SPARC M7-16 サーバー)

  • SPARC M6 サーバー: 9.5.4

  • SPARC M5 サーバー: 9.5.4

  • SPARC T7 シリーズサーバー: 9.4.3.d (SPARC T7-1 サーバーおよび SPARC T7-2 サーバー)、9.5.2.c (SPARC T7-4 サーバー)

  • SPARC T5 サーバー: 9.5.1

  • SPARC T4 サーバー: 8.8.1

  • SPARC T3 サーバー: 8.3.10

  • UltraSPARC T2 Plus サーバー: 7.4.8.a

  • UltraSPARC T2 サーバー: 7.4.8.a

完全に認定されたシステムファームウェアバージョン

すべての Oracle VM Server for SPARC 3.4 機能を有効にするには、次のプラットフォームで完全に認定されたシステムファームウェアバージョンを実行している必要があります。

  • SPARC S7 シリーズサーバー: 9.7.2

  • Fujitsu M10 サーバー: XCP2280

  • SPARC M7 シリーズサーバー: 9.7.1

  • SPARC M6 サーバー: 9.5.4.b

  • SPARC M5 サーバー: 9.5.4.b

  • SPARC T7 シリーズサーバー: 9.7.1

  • SPARC T5 サーバー: 9.5.4.a

  • SPARC T4 サーバー: 8.8.4

  • SPARC T3 サーバー: 8.3.20

  • SPARC T2 Plus サーバー: 7.4.10.a

  • SPARC T2 サーバー: 7.4.10.a

完全に認定されたシステムファームウェアパッチ

 

Oracle VM Server for SPARC 3.4 のすべての機能を利用するには、Oracle の SPARC T シリーズサーバーまたは M シリーズサーバーが、少なくとも 完全に認定されたシステムファームウェアバージョンに示されているシステムファームウェアバージョンを実行していることを確認してください。Oracle システムのファームウェアダウンロードとリリース履歴のページ (http://www.oracle.com/technetwork/systems/patches/firmware/release-history-jsp-138416.html)からこれらのパッチにアクセスできます。

Oracle Solaris OS のバージョン

最小の Oracle Solaris OS バージョン

Oracle VM Server for SPARC 3.4 制御ドメインでの最小の Oracle Solaris OS バージョンは Oracle Solaris 11.3 SRU 8 です。最小の Oracle Solaris OS バージョンは、物理 I/O にアクセスするすべてのドメインタイプ (制御、サービス、ルート、および I/O) に適用されます。サポートされるサーバープラットフォームでの最小の Oracle Solaris OS バージョンについては、http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/sun-sparc-enterprise/overview/index.html で、使用しているサーバープラットフォームのデータシートを参照してください。


注 - 仮想 I/O のみのゲストドメインでは、プラットフォームでサポートされているすべての OS バージョンを実行できます。

サポートされるサーバープラットフォームの最小の Oracle Solaris OS バージョンについては、http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/sun-sparc-enterprise/overview/index.html を参照してください。


完全に認定された Oracle Solaris OS バージョン

Oracle VM Server for SPARC 3.4 制御ドメインは、Oracle Solaris 10 OS を実行できません。ただし、ゲストドメインでは Oracle Solaris 10 OS を引き続き実行できます。

    Oracle VM Server for SPARC 3.4 ソフトウェアのすべての機能を使用するには、少なくとも次の OS をインストールするか、またはこれらにアップグレードします。

  • 制御ドメイン、I/O ドメイン、ルートドメイン、およびサービスドメイン。Oracle Solaris 11.3 SRU 8 OS

  • ゲストドメインのみ。少なくとも、Oracle Solaris 11.3 SRU 8 OS または Oracle Solaris 10 1/13 OS に加えて、次のパッチ

    Oracle VM Server for SPARC 3.4 の機能を使用するには、すべての Oracle Solaris 10 1/13 ゲストドメインに次のパッチを適用する必要があります。サポートされるサーバープラットフォームでの最小の Oracle Solaris OS バージョンについては、http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/sun-sparc-enterprise/overview/index.html で、使用しているサーバープラットフォームのデータシートを参照してください。

  • 125555-16

  • 146582-05 (fmd)

  • 148322-12 (ixgbe)

  • 148888-05 (カーネル更新)

  • 149167-06

  • 149173-07

  • 149175-10

  • 149638-05

  • 150025-01

  • 150031-15

  • 150107-03 (ds)

  • 150400-34 (動的な I/O 仮想化のためのカーネル更新)

  • 150435-04

  • 150510-03

 


注 - このパッチリストに示しているのは、最小のパッチリビジョンです。インストールされるパッチは、同じパッチの新しいリビジョンである可能性があります。SPARC Oracle Solaris 10 OS の「推奨 OS パッチセット」を見つけるには、https://support.oracle.com/rs?type=doc&id=1283728.1 を参照してください。

Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの場所

少なくとも Oracle Solaris 11.3 SRU 8 OS をインストールするか、またはこれにアップグレードすると、Oracle VM Server for SPARC 3.4 ソフトウェアがデフォルトでインストールされます。

ldomsmanager パッケージは、Oracle Solaris 11.3 Support Repository または My Oracle Support から入手することもできます。

Support Repository Update を使用して Oracle Solaris 11 システムを更新する方法 (http://www.oracle.com/technetwork/articles/servers-storage-admin/o11-018-howto-update-s11-1572261.html)およびUpdating to Oracle Solaris 11.3 の Updating a System to Oracle Solaris 11.3も参照してください。

ドキュメントの場所

この製品の最新情報や既知の問題は、ドキュメントライブラリ (http://www.oracle.com/technetwork/documentation/vm-sparc-194287.html) に含まれています。

Oracle VM Server for SPARC 3.4 のマニュアルページおよび日本語翻訳は、ldomsmanager パッケージの一部としてシステムにインストールされます。

次の表に、Oracle VM Server for SPARC 3.4 リリースで利用できるドキュメントを示します。これらのドキュメントは、特に記載がないかぎり、HTML 形式と PDF 形式で利用できます。

表 1  関連ドキュメント
用途
タイトル
Oracle VM Server for SPARC 3.4 ソフトウェア
Oracle VM Server for SPARC 3.4 drd(1M)、ldmad(1M)、vntsd(1M) マニュアルページ

    『Oracle Solaris 11.3 リファレンスマニュアル』(HTML のみ):

  • drd(1M) マニュアルページ

  • ldmad(1M) マニュアルページ

  • vntsd(1M) マニュアルページ

Oracle Solaris OS: インストールと構成
Oracle VM Server for SPARC および Oracle Solaris OS のセキュリティー

使用しているサーバー、ソフトウェア、または Oracle Solaris OS に関連するドキュメントは、http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html で参照できます。必要なドキュメントや情報を検索するには、「Search」ボックスを使用します。