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Oracle® VM Server for SPARC 3.4 インストールガイド

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更新: 2016 年 6 月
 
 

Oracle Solaris OS のアップグレード

システムに Oracle Solaris 11 OS がすでにインストールされている場合は、Oracle VM Server for SPARC 3.4 ソフトウェアに関連付けられた OS のバージョンにアップグレードする必要があります。Oracle Solaris OS のバージョンを参照してください。Oracle Solaris OS の詳細なアップグレード手順については、Oracle Solaris 11.3 情報ライブラリ (http://docs.oracle.com/cd/E53394_01/)を参照してください。

Oracle Solaris 11.3 SRU 8 OS をインストールすると、Oracle VM Server for SPARC 3.4 ソフトウェアがインストールされ、デフォルトで有効になります。

制御ドメインが 3.3 より前のバージョンの Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアを実行している場合は、最初にすべてのドメインから threading プロパティー設定を削除する必要があります。threading プロパティーを削除する方法を参照してください。

threading プロパティーを削除する方法

threading プロパティーは、Oracle VM Server for SPARC 3.3 リリースから削除されました。そのため、3.3 より前の Oracle VM Server for SPARC バージョンから Oracle VM Server for SPARC 3.4 にアップグレードする前に、すべてのドメインから threading=max-ipc プロパティー設定を削除します。

このプロパティー設定を削除しない場合は、ldmd デーモンの再起動後はコアあたり 1 つの仮想 CPU しか残らないため、コア全体の制約が失われます。

  1. すべてのドメインから threading=max-ipc プロパティー設定を削除します。
    primary# ldm set-dom threading=max-throughput domain-name
  2. ldm set-core コマンドを使用して、コア全体の制約を復元します。
    primary# ldm set-core n domain-name