このセクションでは、Oracle Developer Studio コンパイラを使用してプログラムをコンパイルした場合の特定の OpenMP 実行時ルーチンの動作について説明します。
omp_set_num_threads() の引数が正の整数ではない場合、呼び出しは無視されます。SUNW_MP_WARN が TRUE に設定されているか、sunw_mp_register_warn() の呼び出しによりコールバック関数が登録されている場合には、警告メッセージが表示されます。
Oracle Developer Studio 特有の sunw_mp_sched_reserved スケジュールの動作は、チャンクサイズが指定されていない static の場合と同様です。
omp_set_max_active_levels() がアクティブな並列領域の内部から呼び出された場合、その呼び出しは無視されます。SUNW_MP_WARN が TRUE に設定されているか、sunw_mp_register_warn() の呼び出しによりコールバック関数が登録されている場合には、警告メッセージが表示されます。
omp_set_max_active_levels() の引数が非負整数ではない場合、呼び出しは無視されます。SUNW_MP_WARN が TRUE に設定されているか、sunw_mp_register_warn() の呼び出しによりコールバック関数が登録されている場合には、警告メッセージが表示されます。
omp_get_max_active_levels() はプログラムのどこからでも呼び出すことができます。この呼び出しによって、内部制御変数 max-active-levels-var の値が返されます。