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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence移行ガイド
12c (12.2.1)
E70078-02
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2.4 BI 12cのConfiguration Assistantを使用したエクスポート・バンドルのインポート

12cシステムをインストール済だが構成していない場合、Oracle BI 12cのConfiguration Assistantを使用して、12cシステムの構成中にエクスポート・バンドルを参照できます。初めて12cシステムを構成している場合のみ、このトピックの手順に従ってください。ただし、すでに12cシステムを構成している場合、BIドメイン・インスタンスおよびBIサービス・インスタンスは作成されています。BI移行スクリプトを使用してエクスポート・バンドルをインポートする手順を実行します。

注意:

Oracle BI 12cのConfiguration Assistantを使用して12cシステムを構成することをお薦めします。
Configuration Assistantを使用してエクスポート・バンドルをインポートするには:
  1. ご使用のオペレーティング・システムに基づき、次のコマンドを使用してbinディレクトリに移動します。
    UNIXコマンド:
    cd Oracle_home/bi/bin
    Windowsコマンド:
    cd Oracle_home\bi\bin
  2. ご使用のオペレーティング・システムに基づき、次のコマンドを使用してConfiguration Assistantを起動します。
    UNIXコマンド:
    ./config.sh
    Windowsコマンド:
    config.bat
    Configuration Assistantが起動し、「ようこそ」画面が表示されます。
  3. インストールするコンポーネントを選択し、「次」をクリックします。

    注意:

    Configuration Assistantは選択を自動的に調整し、一貫性のあるスイートのセットが確実にデプロイされるようにします。
    • Essbase: Essbaseサーバー、キューブ・デプロイメント・サーバーおよび分析プロバイダ・サービスなどのコンポーネントが含まれます。
    • Business Intelligence Enterprise Edition: プレゼンテーション・サービス、ビジュアル・アナライザ、BIコンポーザ、Webサービス、プロアクティブ・インテリジェンス(配信およびアクション)、SOA用Webサービス(WS4SOA)およびモバイル・アプリケーション・デザイナなどのコンポーネントが含まれます。
    • Business Intelligence Publisher: Oracle BI Publisherが含まれます。
    「前提条件チェック」画面が表示されます。
  4. 前提条件のチェック」画面で、エラーが発生せずに前提条件のチェックが完了したら、「次へ」をクリックします。
    前提条件のチェックが失敗すると、短いエラー・メッセージが画面の下方に表示されます。エラーを修正し、「再実行」をクリックして再試行します。エラー・メッセージや警告メッセージを無視してインストールを続ける場合は、「スキップ」をクリックします(このアプローチはお薦めできません)。

    注意:

    前提条件のチェック時にエラー・メッセージまたは警告メッセージの原因となった問題を解決せずに続行すると、構成が正常に動作しなくなる可能性があります。
    「新規ドメインの定義」画面が表示されます。
  5. 「新規ドメインの定義」画面で、次の値を指定し、「次」をクリックします。
    フィールド 説明
    ドメイン・ディレクトリ ドメイン・ディレクトリを設定するパスを指定します。
    ドメイン名 ドメインを指定します。
    ドメイン・ホーム 「ドメイン・ディレクトリ」から自動的に導出され、編集できません。
    ユーザー名 システム管理者のユーザー名を指定します。

    注意:

    このユーザーは埋込みLDAPで作成され、WebLogic管理者権限を付与されます。
    パスワード システム管理者のパスワードを指定します。
    パスワードの確認 再入力してパスワードを確認します。
    「データベース・スキーマ」画面が表示されます。
  6. 「データベース・スキーマ」画面で、該当するオプションをクリックして新しいスキーマを作成するか、既存のスキーマを使用するかを選択します。
    新しいスキーマを作成することを選択した場合には、Configuration Assistantによってスキーマが作成されます。次の情報を指定し、「次へ」をクリックします。
    フィールド 説明
    スキーマ接頭辞 一意のスキーマ接頭辞を指定します。
    スキーマ・パスワード スキーマのパスワードを指定します。
    パスワードの確認 再入力してパスワードを確認します。
    データベース・タイプ ドロップダウン・メニューから使用するデータベースを選択します。
    ユーザー名 スキーマを作成するための権限のあるユーザー名を入力します。
    パスワード 前述のユーザー名のパスワードを入力します。
    単純な接続文字列 データベースの接続文字列をhostname:port:servicenameの形式で指定します。たとえば、

    host1.example.com:1521:pdborcl.example.com

    既存のスキーマを使用することを選択した場合には、RCUを使用してSTB、BIPLATFORM、MDS、OPSSおよびWLSのスキーマを作成する必要があります。次の情報を指定し、「次へ」をクリックします。
    フィールド 説明
    データベース・タイプ ドロップダウン・メニューから使用するデータベースを選択します。
    単純な接続文字列 データベースの接続文字列をhostname:port:servicenameの形式で指定します。たとえば、

    host1.example.com:1521:pdborcl.example.com

    接頭辞 RCUを使用して作成したSTBスキーマの接頭辞を指定します。
    パスワード RCUを使用してSTBスキーマの作成時に指定したパスワードを入力します。
    「ポート範囲」画面が表示されます。
  7. 「ポート範囲」画面で、ポート範囲を指定し、「次」をクリックします。

    注意:

    デフォルトの割り当てられたポート範囲は9500以上9999以下です。デフォルト値をそのままにするか、この範囲内の別の値を指定するかを選択できます。
    「初期アプリケーション」画面が表示されます。
  8. 「初期アプリケーション」画面で、次のオプションを選択します。
    エクスポート・バンドル(.jar)からの自分の既存BIアプリケーション
    このオプションを選択すると、ダイアログ・ボックスが表示され、11g環境で事前に作成したエクスポート・バンドルを選択するよう求められます。
  9. エクスポート・バンドルを参照して選択し、「次」をクリックします
    「サマリー」画面が表示されます。
  10. 「サマリー」画面で、各画面に指定した値を確認します。
    「保存」をクリックして、サイレント・インストールで使用するレスポンス・ファイルを生成します(オプション)。
    「構成」をクリックします。
    構成プロセスが起動し、「構成の進行状況」画面が表示されます。
  11. エラーが発生せずに構成が完了したら、「次」をクリックして「構成完了」画面に進みます。
  12. 「構成完了」画面で構成サマリーを確認します。
    この画面の情報をファイルに保存するには、「保存」をクリックします。
    「終了」をクリックし、Configuration Assistantを終了します。
    ブラウザで、BIアプリケーションが開きます。BIアプリケーション・ホームにログインするように構成する際に指定したログイン資格証明を使用します。

注意:

新しく作成したOracle BI 12cシステムの様々な管理URLをメモし、移行後の手順を完了します。
12cシステムを起動できるようになりました。12cシステムの起動に関する詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のOracle Business Intelligenceプロセスの管理に関する項を参照してください。