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Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード
12c (12.2.1)
E69933-01
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3.10 Upgrade Assistantを使用したスキーマのアップグレード

いずれかのスキーマを持つコンポーネントが含まれているOracleホームからUpgrade Assistantを実行する場合、「スキーマ」アップグレード・オプションが表示されます。Upgrade Assistantにより、スキーマのアップグレード候補のコンポーネントのみがリストされます。コンポーネント・リストからアップグレードするスキーマを選択できます。

アップグレード・アシスタントに次の画面が表示されます。

注意:

表示される画面は、選択するオプションによって異なります。

表4-2 Upgrade Assistant画面: スキーマのアップグレード

画面 画面が表示される状況 説明

ようこそ

常時。

この画面では、アップグレード・アシスタントの概要と、アップグレード前の重要なタスクについての情報が示されます。

スキーマ

常時。

この画面を使用して、実行するスキーマ・アップグレード操作を選択します。画面のオプションは、オブジェクトションごとに変化します。

  • 個別に選択されたスキーマ

  • ドメインで使用されるすべてのスキーマ

使用可能なコンポーネント

「個別に選択されたスキーマ」が選択されている時。

この画面では、アップグレード可能なスキーマがあるインストール済のOracle Fusion Middlewareコンポーネントのリストが提供されます。コンポーネントを選択すると、スキーマとすべての依存関係が自動的に選択されます。

「すべてのスキーマ」のコンポーネント・リスト

「ドメインで使用されるすべてのスキーマ」が選択されている時。

この画面は読取り専用で、指定されたドメイン・ディレクトリで検知され、アップグレードに含められるすべてのコンポーネントおよびスキーマが表示されます。

前提条件

常時。

この画面では、アップグレードを続行する前にすべての前提条件が満たされていることを確認する必要があります。続行する前にボックスを確認してください。

スキーマ資格証明画面

常時。

この画面を使用して、選択したスキーマとそのスキーマをホストするデータベースへの接続に必要な情報を入力します。

画面名は、選択したスキーマ・タイプによって変わります(例: MDSスキーマ)。

リリース12.1.2のUCSUMSスキーマでは、コンポーネントIDまたはスキーマ名が変わるため、UAは、使用可能なスキーマを自動的に認識し、それらをドロップダウン・リストに表示することはありません。テキスト・フィールドに手動で名前を入力する必要があります。名前は、アップグレードの開始点に応じて、prefix_ORASDPMまたはprefix_UMSのいずれかになります。

調査

常時。

この画面には、各コンポーネントを調査し、コンポーネントのアップグレード準備が整っていることを検証するUpgrade Assistantのステータスが表示されます。

注意:

調査フェーズで検出されたエラーは修正可能で、バックアップからリストアする必要はありません。

アップグレード・サマリー

常時。

この画面を使用して、選択したオプションのサマリーをレビューし、アップグレード・プロセスを開始します。

アップグレードの進行状況

常時。

この画面には、アップグレード処理のステータスが表示されます。

アップグレード成功

または

アップグレード失敗

常時。

アップグレードが成功しました。新規インストールでコンポーネントを機能させるために手動で実行する必要のあるタスクが、アップグレード後のアクションのウィンドウに表示されます。

または

特定のコンポーネントのアップグレードが失敗したため、Upgrade Assistantを再起動する必要があります。

注意: UAのログは、<OH>/oracle_common/upgrade/logsに移入されます。

注意:

アップグレードに失敗した場合、アップグレード前の環境をバックアップからリストアし、問題を解決して、アップグレード・アシスタントを再度起動する必要があります。ファイルが変更されているため、単に問題を解決して、アップグレード・アシスタントを再起動することはできません。

SOA SuiteおよびBPMのアップグレードのみの場合:

クローズされているアクティブなSOAインスタンス・データの12c (12.2.1)へのアップグレードは、Upgrade AssistantでのSOAスキーマ・アップグレード・プロセスの一部として自動的に行われます。詳細は、「SOAインスタンス・データのアップグレードの管理と監視」を参照してください。