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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalのインストールと構成
12c (12.2.1)
E70075-02
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4 Oracle WebCenter Portalドメインの構成

Oracle WebCenter Portalドメインを作成し構成すると、データベース・スキーマが作成され、高可用性への拡張が可能なWebLogicドメインが構成されます。

構成を開始する前に、Oracle Fusion Middleware Infrastructureと同じOracleホームにOracle WebCenter Portalソフトウェアのインストールが完了していることを確認してください。詳細は、Oracle WebCenter Portalソフトウェアのインストール」を参照してください。

4.1 データベース・スキーマの作成

Oracle WebCenter Portalドメインを構成する前に、このリリースのOracle Fusion Middlewareで使用する動作保証されたデータベースに必要なスキーマをインストールする必要があります。

これらのスキーマを、この項の手順に従ってインストールします。

4.1.1 動作保証されたデータベースのインストールと構成

動作保証されたデータベースがインストールおよび構成され、そのデータベースが稼働中であることを確認する必要があります。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のデータベースおよびデータベース・スキーマのインストールに関する項を参照してください。

4.1.2 リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の起動

RCUを起動するには、JDK環境変数が正しく設定されている必要があります。

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動する手順:

  1. 対象のシステムで、ORACLE_HOME/oracle_common/binディレクトリに移動します。
  2. JAVA_HOME環境変数が、ご使用のシステム上の動作保証済JDKの場所に設定されていることを確認します。この場所は、binディレクトリより上の階層にする必要があります。たとえば、JDKが/home/Oracle/Java/に配置されている場合は、次のようになります。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    setenv JAVA_HOME /home/Oracle/Java/jdk1.8.0_60

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    set JAVA_HOME=C:\home\Oracle\Java\jdk1.8.0_60

    これらの例にあるJDKの場所は、ご使用のシステムの実際のJDKの場所に読み替えてください。

  3. RCUを起動します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    ./rcu
    

    Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:

    rcu.bat

4.1.3 スキーマ作成のためのRCU画面のナビゲート

この項のトピックでは、スキーマを作成するためのタスクについて説明します。

4.1.3.1 RCUの概要

「次へ」をクリックします。

4.1.3.2 スキーマ作成の方法の選択

対象のデータベースに対するDBAアクティビティの実行に必要なパーミッションと権限が付与されている場合は、「システム・ロードおよび製品ロード」を選択します。この手順は、必要なSYSDBA権限が付与されていることを前提としています。

データベースに対するDBAアクティビティの実行に必要なパーミッションまたは権限が付与されていない場合は、この画面で、「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択する必要があります。このオプションによって生成されるSQLスクリプトをデータベース管理者に提出できます。『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のシステム・ロードと製品ロードの理解に関する項を参照してください。

4.1.3.3 データベース接続の詳細の指定

RCUがデータベースに接続できるようにするために、データベース接続の詳細を指定します。

続行するには「次」をクリックし、データベース接続の成功を確認するダイアログ・ウィンドウで「OK」をクリックします。

4.1.3.4 カスタム接頭辞の指定とスキーマの選択

Oracle WebCenter Portalは、MDS、STB、OPSS、IAU、IAU_APPENDおよびIAU_VIEWERスキーマに依存します。使用するOracle WebCenter Portalコンポーネントに応じて、Oracle WebCenter Portalインストールで、WEBCENTER、DISCUSSIONS、ACTIVITIESおよびPORTLETスキーマが必要になる場合もあります。

  • MDS: WebCenter Portalは、構成データを格納するためにOracle Metadata Services (MDS)リポジトリを使用し、Oracle WebLogicフレームワーク内のJDBCデータ・ソースとしてMDSリポジトリにアクセスします。

  • STB: Fusion Middleware製品に共通インフラストラクチャ・サービスを提供します。このスキーマは、ドメインの構成中に「データソース接続デフォルト」画面のために存在する必要があります。

  • OPSS、IAU、IAU_APPENDおよびIAU_VIEWER: これらのスキーマは、プラットフォーム・セキュリティ・サービスを提供するために使用されます。

  • WEBCENTER: WebCenter Portal固有のWEBCENTERスキーマが存在する必要があります。

  • DISCUSSIONS: ディスカッションを使用している2つのWebCenter Portalインスタンスは、単一のディスカッション・サーバーを使用できます。ディスカッション・サーバーは、単一のDISCUSSIONSスキーマに接続されます。ただし、ディスカッション・フォーラム接続を構成するときに、各インスタンスに固有のカテゴリIDを設定する必要があります。カテゴリIDの設定については、『WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンス』のWebCenter PortalカスタムWLSTコマンドに関する項で、setDiscussionForumServicePropertyを使用してapplication.root.category.idを設定する方法を参照してください。

  • ACTIVITIES: Analyticsは、ドメイン内の単一のアプリケーションでのみ使用することができ、このスキーマのインスタンスは、任意のドメインに1つのみ存在できます。

  • PORTLET: 単一のカスタム・サービス・プロデューサ管理対象サーバーに多数のポートレット・プロデューサ・アプリケーションをデプロイできます。ポートレット・プロデューサ・アプリケーションは、単一のPORTLETスキーマを共有できます。

  1. 「新規接頭辞の作成」を選択します。
  2. カスタム接頭辞を指定します。
    カスタム接頭辞は、これらのスキーマを論理的にグループ化して、このドメイン内でのみ使用することを目的としています。複数のドメイン間でのスキーマの共有はサポートされていないため、ドメインごとに固有のスキーマのセットを作成する必要があります。

    ヒント:

    ここに入力するカスタム接頭辞は、メモしておく必要があります。このカスタム接頭辞は、後述するドメイン作成のプロセスで必要になります。カスタム接頭辞の詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のカスタム接頭辞の理解に関する項を参照してください。

    マルチドメイン環境のスキーマを構成する方法の詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のスキーマの作成計画に関する項を参照してください。

  3. WebCenterポータル・スキーマを選択します。この操作により、次のスキーマが依存関係として自動的に選択されます。
    • メタデータ・サービス
    • Oracle Platform Security Services
    • 監査サービス
    • 監査サービス追加
    • 監査サービス・ビューア
    • ポータルおよびサービス
    • ポートレット・プロデューサ
    • アナリティクス
    • ディスカッション
    共通インフラストラクチャ・サービス・スキーマも自動的に作成されます。このスキーマはグレー表示され、選択または選択を解除することはできません。このスキーマを使用すると、ドメインの構成中にRCUから情報を取得できるようになります。詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のサービス表スキーマの理解に関する項を参照してください。

    注意:

    WebCenter Portalと一緒にWebCenter Contentをインストールする場合は、WebCenter Contentスキーマも選択する必要があります。
  4. 「次へ」をクリックして先に進み、スキーマ作成の前提条件チェックが成功したことを確認するダイアログ・ウィンドウの「OK」をクリックします。

4.1.3.5 スキーマ・パスワードの指定

スキーマのパスワードをデータベースに設定する方法を指定してから、パスワードの指定と確認を行います。

ヒント:

この画面で設定するパスワードは、メモしておく必要があります。このパスワードは、後述するドメイン作成のプロセスで必要になります。

4.1.3.6 カスタム変数の指定

Oracle WebCenter Portalには、1つのカスタム変数Analyticsがあります。「値」をデフォルトの「N」から「Y」に変更すると、このスキーマのためにOracleデータベース・パーティショニングを使用できます。

注意:

Analyticsデータをパーティション化できるようにするには、データベースのパーティション化が有効である必要があります。

エンタープライズ・デプロイメントの場合は、Analyticsデータをパーティション化することをお薦めします。これは、月ごとにAnalyticsデータをパーティション化します。パーティション化された環境でデータをパージするには、単に不要となった月ベースのパーティションを削除することをお薦めします。

関連項目:

  • 『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebCenter PortalのAnalyticsデータのパーティション化に関する項

  • 『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のカスタム変数に関する項

4.1.3.7 スキーマの作成の完了

RCU画面の残りの部分を先に進めて、スキーマ作成を完了します。「完了サマリー」画面に到達したら、「閉じる」をクリックしてRCUを終了します。

4.2 Oracle WebCenter Portalドメインの構成

この項では、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成手順を説明します。ドメインを作成するためのその他の方法の詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のWebLogicドメインの作成、拡張および管理のためのその他のツールに関する項を参照してください。

ドメインを作成して構成するには、次の作業を実行します。

4.2.1 構成ウィザードの起動

ドメインの構成を開始するには、ORACLE_HOME/oracle_common/common/binディレクトリに移動して、WebLogic Server構成ウィザードを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./config.sh

Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:

config.cmd

4.2.2 ドメインを作成するための構成ウィザード画面のナビゲート

この項では、トポロジのドメインを作成して構成する方法について説明します。

注意:

この手順を使用して既存のドメインを拡張できます。ニーズが手順の指示と一致しない場合は、それに応じて選択を行い、詳細についてサポート・ドキュメントを参照してください。

ドメインの作成と構成には、次のタスクが含まれます。

4.2.2.1 ドメイン・タイプとドメイン・ホームの場所の選択

このタスクでは、ドメイン・ホーム・ディレクトリの場所を選択する必要があります。このディレクトリに最適な場所は、Oracleホーム・ディレクトリの外部です。

ドメイン・ホームの場所は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項のディレクトリ構造に従って、Oracleホーム・ディレクトリの外に配置することをお薦めします。このディレクトリ構造は、ソフトウェアのアップグレードや再インストールが必要になった場合に問題が発生しないようにするのに役立ちます。

ドメイン・タイプおよびドメイン・ホーム・ディレクトリを指定する手順:

  1. 「構成タイプ」画面で、「新規ドメインの作成」を選択します。
  2. 「ドメインの場所」フィールドで、使用するドメイン・ホーム・ディレクトリを指定します。

この画面上のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成タイプに関する項を参照してください。

4.2.2.2 Oracle WebCenter Portalの構成テンプレートの選択

「テンプレート」画面で、「製品テンプレートを使用してドメインを作成」が選択されていることを確認し、次のテンプレートを選択します。

  • Oracle WebCenter Portal - 12.2.1.0 [wcportal]

    このテンプレートを選択すると、次の項目が依存関係として自動的に選択されます。

    • Oracle Enterprise Manager - 12.2.1 [em]

    • Oracle WSM Policy Manager - 12.2.1.0 [oracle_common]

    • Oracle JRF - 12.2.1 [oracle_common]

    • WebLogic Coherence Cluster Extension - 12 2.1 [wlserver]

また、次の表に示された任意のOracle WebCenter Portal製品を選択できます。これらのすべてのテンプレートを選択する必要はなく、後でドメインに製品を追加するために、いつでも構成ウィザードを再び実行できます。

表4-1 構成できるOracle WebCenter Portal製品

製品

依存関係

Oracle WebCenter Portalページレット・プロデューサ - 12.2.1.0 [wcportal]

Oracle WSM Policy Manager - 12.2.1.0 [oracle_common]

Oracle JRF - 12.2.1 [oracle_common]

Oracle WebCenter Portalポートレット・プロデューサ - 12.2.1.0 [wcportal]

Oracle WSM Policy Manager - 12.2.1.0 [oracle_common]

Oracle JRF - 12.2.1 [oracle_common]

Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバー - 12.2.1.0 [wcportal]

Oracle WSM Policy Manager - 12.2.1.0 [oracle_common]

Oracle JRF - 12.2.1 [oracle_common]

Oracle WebCenter Portal Analyticsコレクタ - 12.2.1.0 [wcportal]

Oracle JRF - 12.2.1 [oracle_common]

注意:

ポータルと一緒にWebCenter Contentをインストールする場合は、WebCenter Contentをインストールするために選択する必要のあるドメイン拡張テンプレートについて、『Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』のOracle WebCenter Contentの構成テンプレートの選択に関する項を参照してください。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のテンプレートに関する項を参照してください。

4.2.2.3 アプリケーション・ホームの場所の選択

「アプリケーションの場所」画面で、ドメインに関連するアプリケーションを保存する場所(アプリケーション・ホーム・ディレクトリとも呼ばれる)を選択します。

アプリケーション・ホームの場所は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項のディレクトリ構造に従って、Oracleホーム・ディレクトリの外に配置することをお薦めします。このディレクトリ構造は、ソフトウェアのアップグレードや再インストールが必要になった場合に問題が発生しないようにするのに役立ちます。

ヒント:

アプリケーション・ホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のアプリケーション・ホームの選択に関する項を参照してください。

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のアプリケーションの場所に関する項を参照してください。

4.2.2.4 管理者アカウントの構成

「管理者アカウント」画面では、ドメインに対するデフォルトのWebLogic管理者アカウントにユーザー名とパスワードを指定します。

この画面に入力するユーザー名とパスワードは、メモしておいてください。これらの資格証明は、このドメインの管理サーバーの起動とそのサーバーへの接続で、後で必要になります。

4.2.2.5 ドメイン・モードとJDKの指定

「ドメイン・モードおよびJDK」画面では、次の操作を実行します。

  • 「ドメイン・モード」フィールドで、「本番」を選択します。

  • 「JDK」フィールドで、Oracle HotSpot JDKを選択します。

ヒント:

この画面上のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のドメイン・モードとJDKに関する項を参照してください。

4.2.2.6 データベース構成タイプの指定

「RCUデータ」を選択して、この画面に示されるフィールドをアクティブ化します。「RCUデータ」オプションは、構成ウィザードがデータベースおよびサービス表(STB)スキーマに接続し、ドメインの構成に必要なスキーマのスキーマ情報を自動的に取得することを指定します。

注意:

この画面で「手動構成」を選択した場合は、「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面でスキーマのパラメータを手動で入力する必要があります。

「RCUデータ」を選択してから、次の各フィールドに入力します。

フィールド 説明

DBMS/サービス

データベースのDBMS名(サービス・タイプ・ドライバを選択している場合はサービス名)を入力します。

ホスト名

データベースをホストするサーバーの名前を入力します。

ポート

データベースがリスニングするポート番号を入力します。

スキーマ所有者

スキーマ・パスワード

データベースのサービス表スキーマに接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。これは、RCUの「スキーマ・パスワード」画面でサービス表コンポーネントに入力したスキーマ・ユーザー名とパスワードです(「スキーマのパスワードの指定」を参照)。

デフォルトのユーザー名はprefix_STBです。prefixは、RCUで定義したカスタム接頭辞です。

データベース接続情報の指定を完了したら、「RCU構成の取得」をクリックします。「接続結果ログ」の次の出力は、操作が成功したことを示しています。

Connecting to the database server...OK
Retrieving schema data from database server...OK
Binding local schema components with retrieved data...OK

Successfully Done.

ヒント:

「RCUデータ」オプションの詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のサービス表スキーマの理解に関する項を参照してください。

この画面上のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のデータソースのデフォルトに関する項を参照してください。

4.2.2.7 JDBCコンポーネント・スキーマ情報の指定

「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面に示される値が、すべてのスキーマに対して適切であることを確認します。前の画面で「RCUデータ」を選択した場合、スキーマ表はすでに適切に移入されている必要があります。

ヒント:

高可用性環境の場合は、Oracle RACデータベースのデータ・ソース構成に関する追加情報について、『高可用性ガイド』の次の項を参照してください。

  • Oracle RACでのGridLinkデータ・ソースの構成

  • マルチ・データ・ソースの構成

この画面のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の「JDBCコンポーネント・スキーマ」に関する項を参照してください。

4.2.2.8 JDBC接続のテスト

「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面を使用して、構成したデータソース接続をテストします。

「ステータス」列に示される緑色のチェック・マークは、テストが成功したことを表します。問題が発生した場合は、この画面の「接続結果ログ」セクションに示されるエラー・メッセージを確認し、問題を修正してから接続テストを再試行してください。

デフォルトでは、スキーマの作成時に指定したパスワードが、各スキーマ・コンポーネントのスキーマ・パスワードです。スキーマ・コンポーネントに応じて異なるパスワードを使用する場合は、各行の「スキーマ・パスワード」列に使用するパスワードを入力することにより、手動で編集します。パスワードを指定した後、パスワードを変更したスキーマに対応するチェック・ボックスを選択し、再度接続をテストします。

ヒント:

この画面上のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のJDBCコンポーネント・スキーマのテストに関する項を参照してください。

4.2.2.9 拡張構成の選択

目的のトポロジに応じたドメインの構成を完了するには、「拡張構成」画面で次のオプションを選択します。

  • 管理サーバー

    管理サーバーのリスニング・アドレスを適切に構成するために必要です。

  • ノード・マネージャ

    ノード・マネージャを構成するために必要です。

  • 管理対象サーバー、クラスタおよびCoherence

    Oracle WebCenter Portal管理対象サーバーを構成するために必要です。

4.2.2.10 管理サーバーのリスニング・アドレスの構成

「管理サーバー」画面で、「リスニング・アドレス」の横にあるドロップダウン・リストを選択し、管理サーバーが存在するホストのIPアドレスを選択します。「すべてのローカル・アドレス」を使用しないでください。

管理サーバーにサーバー・グループは指定しないでください。

4.2.2.11 ノード・マネージャの構成

「ノード・マネージャ」画面では、構成するノード・マネージャのタイプと、そのノード・マネージャの資格証明を選択します。

ノード・マネージャのタイプには「ドメインごとのデフォルトの場所」を選択し、ノード・マネージャの資格証明を指定します。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のノード・マネージャに関する項を参照してください。

ノード・マネージャ・タイプの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』のノード・マネージャの概要に関する項を参照してください。

4.2.2.12 Oracle WebCenter Portalの管理対象サーバーの構成

「管理対象サーバー」画面では、WC_Collaboration、WC_PortletおよびWC_Portalという新しい管理対象サーバーが自動的に作成されます。

これらのサーバー名は、このドキュメント全体で引用されるため、別の名前を選択したときには、それらの名前を必要に応じて置換してください。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の管理対象サーバーに関する項を参照してください。

  1. 「リスニング・アドレス」ドロップダウン・リストで、管理対象サーバーが存在するホストのIPアドレスを選択するか、単一のIPアドレスにマップするシステム名またはDNS名を使用します。「すべてのローカル・アドレス」は使用しないでください。
  2. 次のサーバー・グループが、すでに各サーバーに選択されています。
    • WC_Collaborationには、WebCenter Portalディスカッション管理対象サーバーが選択されています。

    • WC_Portletには、WebCenter Portalページレット・プロデューサ管理対象サーバーとWebCenter Portalポートレット・プロデューサ管理対象サーバーが選択されています。

    • WC_Portalには、WebCenter Portal Analytics管理対象サーバーとWebCenter Portal管理対象サーバーが選択されています。

    サーバー・グループは、定義済アプリケーション・サービス・グループを各定義済サーバー・グループにマップすることにより、Fusion Middlewareアプリケーションおよびサービスを1つ以上のサーバーにターゲット指定します。必要に応じて、特定のアプリケーション・サービス・グループを複数のサーバー・グループにマップできます。特定のサーバー・グループにマップされた任意のアプリケーション・サービスは、そのグループに割り当てられたすべてのサーバーに自動的にターゲット指定されます。詳細は、『ドメイン・テンプレート・リファレンス』のアプリケーション・サービス・グループ、サーバー・グループおよびアプリケーション・サービス・マッピングに関する項を参照してください。

  3. 他の製品をインストールする場合は、より多くの管理対象サーバーが表示される場合があります。必要に応じて、「追加」をクリックして新しい管理対象サーバーを作成し、名前を付けます。管理対象サーバーとOracle WebCenter Portalコンポーネントの関連については、「Oracle WebCenter Portalの管理対象サーバーの理解」を参照してください。
  4. 「次へ」をクリックします。

複数の管理対象サーバーの構成は、高可用性向けに標準トポロジを構成するために必要な手順の1つです。高可用性の標準トポロジの詳細は、『高可用性ガイド』のFusion Middleware標準HAトポロジの理解に関する項を参照してください。

ドメインを構成した後、高可用性の準備のための次のステップの詳細は、「高可用性のための環境の準備」を参照してください。

4.2.2.13 Oracle WebCenter Portalのクラスタの構成

「クラスタ」画面を使用して、新しいクラスタを作成します。

  1. 「次へ」をクリックします。
  2. 「クラスタ名」フィールドに、wcp_cluster_1を指定します。
  3. 「クラスタ・アドレス」フィールドは、空白のままにしておきます。
  4. 手順1–3を繰り返して、合計3つのクラスタを追加します。

デフォルトでは、クラスタ内のサーバー・インスタンスは、ユニキャストを使用して相互に通信します。マルチキャストを使用するようにクラスタの通信を変更する場合は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のユニキャストまたはマルチキャストを選択する際の考慮事項に関する項を参照してください。

Fusion Middleware Controlでクラスタを作成することもできます。このケースでは、新しいクラスタを作成するときに、クラスタの通信(ユニキャストまたはマルチキャスト)を設定できます。詳細は、『Oracle WebLogic Server Administration Consoleオンラインヘルプ』のクラスタの作成と構成に関する項を参照してください。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のクラスタに関する項を参照してください。

4.2.2.14 クラスタへのOracle WebCenter Portal管理対象サーバーの割当て

「サーバーのクラスタへの割当」画面を使用して、新しいクラスタに管理対象サーバーを割り当てます。

  1. 「クラスタ」ペインで、サーバーを割り当てるクラスタを選択します。この例では、wcp_cluster_1です。
  2. 「サーバー」ペインで、次のいずれかを実行して、WC_Collaborationwcp_cluster_1に割り当てます。
    • WC_Collaborationをクリックして選択し、右矢印をクリックして、「クラスタ」ペインで選択したクラスタ(wcp_cluster_1)の下に移動します。

    • WC_Collaborationをダブルクリックして、「クラスタ」ペインで選択したクラスタ(wcp_cluster_1)の下に移動します。

  3. WC_PortalおよびWC_Portletをそれぞれwcp_cluster_2およびwcp_cluster_3に割り当てるために繰り返します。
GUID-377465F2-65D8-4EAB-99F0-03469AAE2DE2-default.pngの説明が続きます
図GUID-377465F2-65D8-4EAB-99F0-03469AAE2DE2-default.pngの説明

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のサーバーのクラスタへの割当てに関する項を参照してください。

4.2.2.15 Coherenceクラスタの構成

「Coherenceクラスタ」画面を使用して、ドメインに自動的に追加されるCoherenceクラスタを構成します。Coherenceクラスタのリスニング・ポートとして、デフォルトのポート番号の0をそのまま使用します。

注意:

ユニキャストのリスニング・ポートを0に設定すると、管理対象サーバーの各ポート番号にオフセットが作成されます。オフセットは5000で、管理対象サーバーのポート番号として割当て可能な最大許容値は65535ではなく、60535です。

Coherence構成の詳細と次の手順については、表8-2 を参照してください。

注意:

Coherenceのライセンス情報については、ライセンス情報のOracle Coherenceに関する項を参照してください。

4.2.2.16 新しいOracle WebCenter Portalマシンの作成

「マシン」画面を使用して、ドメイン内に新しいマシンを作成します。ノード・マネージャがサーバーを起動および停止するには、マシンが必要です。

ヒント:

高可用性環境を作成する計画があり、ターゲット・トポロジに必要なマシン・リストを把握している場合は、この項の指示に従って、ここですべてのマシンを作成できます。詳細は、『高可用性ガイド』のオプションのスケール・アウト手順に関する項を参照してください。

  1. 「追加」をクリックして、新しいマシンを作成します。
  2. 「名前」フィールドに、wcp_machine_1を指定します。
  3. 1「ノード・マネージャ・リスニング・アドレス」フィールドで、管理対象サーバーを構成しているマシンのIPアドレスを選択します。

    localhostではなく、特定のインタフェースを選択する必要があります。これにより、Coherenceクラスタのアドレスが動的に計算されます。

  4. 「ノード・マネージャ・リスニング・ポート」フィールドのポート番号を確認します。

    この例に示されているポート番号5556は、このドキュメントの別の例でも引用されることがあります。このポート番号は、必要に応じて各自のポート番号に置換してください。

  5. 手順1–4を繰り返して、合計3つの新しいマシン(wcp_machine_1wcp_machine_2およびwcp_machine_3)を追加します。

注意:

既存のドメインを拡張している場合は、既存のマシンにサーバーを割り当てることもできます。新しいマシンが不要な場合は、マシンを作成する必要はありません。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のマシンに関する項を参照してください。

4.2.2.17 Oracle WebCenter Portalマシンへのサーバーの割当て

「サーバーのマシンへの割当」画面を使用して、作成したばかりの新しいマシンに管理サーバーと管理対象サーバーを割り当てます。

  1. 「マシン」ペインで、サーバーを割り当てるマシンを選択します。この例では、wcp_machine_1です。
  2. 「サーバー」ペインで、次のいずれかを実行して、WC_Collaborationwcp_machine_1に割り当てます。
    • WC_Collaborationをクリックして選択し、右矢印をクリックして、「マシン」ペインで選択したマシン(wcp_machine_1)の下に移動します。

    • WC_Collaborationをダブルクリックして、「マシン」ペインで選択したマシン(wcp_machine_1)の下に移動します。

  3. WC_PortalおよびWC_Portletをそれぞれwcp_machine_2およびwcp_machine_3に割り当てるために繰り返します。
GUID-19DE0A59-9389-4A29-ABC4-A9879A4CF41F-default.pngの説明が続きます
図GUID-19DE0A59-9389-4A29-ABC4-A9879A4CF41F-default.pngの説明

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のマシンへのサーバーの割当てに関する項を参照してください。

4.2.2.18 構成の指定内容の確認とドメインの構成

「構成サマリー」画面には、作成しようとしているドメインの詳細な構成情報が表示されます。画面上の各項目を検討し、情報が正しいことを確認します。

変更するには、「戻る」ボタンをクリックするか、ナビゲーション・ペインの画面を選択していずれかの画面に戻ります。

ドメインの作成は、「作成」をクリックするまで開始されません。

ヒント:

この画面上のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成サマリーに関する項を参照してください。

4.2.2.19 ドメイン・ホームと管理サーバーURLの記録

「構成に成功しました」画面には、構成したドメインに関する次の項目が表示されます。

  • ドメインの場所

  • 管理サーバーURL

これらの項目は後で必要になるため、メモしておく必要があります。ドメインの場所は、ノード・マネージャと管理サーバーの起動スクリプトにアクセスするために必要であり、管理サーバーにアクセスするにはURLが必要です。

「終了」をクリックして、構成ウィザードを閉じます。

4.3 サーバーの起動

構成が完了したら、次の手順を実行して、ドメインの管理に使用できる各ツールにアクセスします。

注意:

ドメイン管理に使用する追加のツールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middleware管理ツールの概要に関する項を参照してください。

4.3.1 ノード・マネージャの起動

ドメインごとのノード・マネージャを起動するには、DOMAIN_HOME/binディレクトリに移動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合は、次に示すように、nohupとサンプル出力ファイルnm.outを使用してノード・マネージャを起動します。

nohup ./startNodeManager.sh > $LOG_DIR/nm.out&

このコマンドのLOG_DIRは、ログ・ファイルを格納するディレクトリの場所になります。

Windowsオペレーティング・システムの場合は、次のコマンドを実行します。

startNodeManager.cmd

注意:

Windowsオペレーティング・システムでは、ノード・マネージャをスタートアップ・サービスとして、ノード・マネージャを構成することをお薦めします。これによって、システムが再起動されるたびに、ノード・マネージャが自動で起動されます。

詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』の起動サービスとしてのノード・マネージャの実行に関する項を参照してください。

ノード・マネージャの追加の構成オプションの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』を参照してください。

4.3.2 管理サーバーの起動

管理サーバーを起動するには、DOMAIN_HOME/binディレクトリに移動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合は、次のコマンドを実行します。

./startWebLogic.sh

Windowsオペレーティング・システムの場合は、次のコマンドを実行します。

startWebLogic.cmd

「ドメイン・モードとJDKの指定」の「ドメイン・モードおよびJDK」画面で「本番モード」を選択した場合、「管理者アカウントの構成」の「管理者アカウント」画面に表示されたように、管理者ユーザーのログイン資格証明のプロンプトが表示されます。

ヒント:

管理サーバーの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』で管理サーバーの起動と停止に関する項を参照してください。

本番モードでは、起動アイデンティティ・ファイルを作成することで、管理サーバーの起動時に必要なユーザー名とパスワードの指定を省略できます。詳細は、『Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』の管理サーバー用の起動アイデンティティ・ファイルの作成に関する項を参照してください。

管理サーバー・コンソールにアクセスすることで、管理サーバーが稼働中であることを確認できます。URLは「ドメイン・ホームおよび管理サーバーURLを書き込む」の「構成に成功しました」画面のURLに指定されます。

注意:

製品スキーマをホストしているデータベースが稼働中であり、管理サーバーからアクセスできることを確認してください。

http://administration_server_host:administration_server_port/console

デフォルトの管理サーバーのポート番号は7001です。

管理コンソールの使用方法については、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebLogic Server管理コンソールの使用のスタート・ガイドを参照してください。

4.3.3 Oracle WebCenter Portal管理対象サーバーの起動

管理サーバーを起動するには:

  1. Oracle Fusion Middleware Controlにログインします。
    http://administration_server_host:administration_server_port/em
    

    管理サーバーのホストおよびポート番号は「構成に成功しました」画面のURLにありました(「ドメイン・ホームおよび管理サーバーURLを書き込む」)。デフォルトの管理サーバーのポート番号は7001です。

    アクセスしているドメインの名前は、ログイン・プロンプトの上に表示されています。WebCenter Portalのために構成したドメインにログインしていることを確認してください。

    ログイン資格証明は「管理者アカウントの構成」の「管理者アカウント」画面で指定されました。

  2. ランディング・ページに、構成された管理対象サーバーのリストが表示されます。Enterprise Managerへの初回のログイン時には、AdminServer以外のすべてのサーバーが停止ステージにあります。
  3. WC_CollaborationWC_PortalおよびWC_Portletを選択します。
    1. 左クリックして1つの管理対象サーバーを選択します。
    2. [Shift]キーを押しながら複数の管理対象サーバーを選択します。
  4. 管理対象サーバーのリストの上のリボン・メニューの「コントロール」を選択します。次に、ドロップダウン・メニューの「起動」を選択します。
  5. 正常に起動された後、各管理対象サーバーは「実行中」と表示されます。

4.4 構成の確認

ドメインが適切に構成されていることを確認するには、「追加ドメイン構成タスクの実行」を参照してください。ドメインが適切に構成されていることを確認するために、この項に記載されているタスクについて理解し、それらを実行する必要があります。

4.5 外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアの設定

Oracle WebCenter Content ServerおよびOracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーは、外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアに依存します。したがって、ドキュメント、ディスカッションまたはお知らせをポータルに含む必要がある場合は、外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアをインストールおよび構成する必要があります。

Oracle WebCenter Portalがインストールされている場合、デフォルトで、ユーザー・アカウントおよびグループの格納にはOracle WebLogic Serverの組込みLDAPアイデンティティ・ストアを使用し、ポリシー付与および資格証明の格納にはデータベース・ベースのポリシー・ストアおよび資格証明ストアを使用するように構成されます。組込みLDAPアイデンティティ・ストアはセキュアではありますが、本番クラスのストアでありません。企業の本番環境用には、Oracle Internet Directoryなど、外部LDAPベースのアイデンティティ・ストアでそれを置き換える必要があります。それに加え、ポリシー・ストアと資格証明ストアを外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアまたはデフォルト・データベースに再度関連付ける必要があります。ファイルベースのLDAPを高可用性環境または製品環境では使用しないでください。
  1. Oracle Internet Directoryなど、外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアをインストールします。
    Oracle Identity Managementのインストール方法の詳細は、『Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』を参照してください。
  2. デフォルトの組込みLDAPではなく、外部LDAPベースのアイデンティティ・ストアを使用するようにOracle WebCenter Portalを構成します。
    詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』の外部LDAPサーバーとアイデンティティ・ストアの再関連付けに関する項を参照してください。

    注意:

    ドメインの作成時に、weblogic以外のユーザーをドメイン管理者に指定した場合は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のWebCenter Portal管理者ロールの付与に関する項の説明に従って、WebCenter Portalの非デフォルト・ユーザーに管理者ロールを手動で付与する必要があります。
  3. Oracle WebCenter Portalのポリシー・ストアと資格証明ストアを外部のLDAPサーバーまたはデータベースに再度関連付けします。

    注意:

    セキュリティ・ポリシーを格納するためにデータベースを使用することをお薦めします。
    詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のポリシーおよび資格証明ストアの構成に関する項を参照してください。

外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアを構成する場合、WebCenter Portalや、Oracle WebCenter Portalの任意のツールおよびサービスに対して構成されるすべてのバックエンド・コンポーネントで、同じ外部のLDAPベース・アイデンティティ・ストアを使用する必要があります。表4-2 で、共有の外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアが使用される場合に、バックエンド・コンポーネントで追加の構成が必要かどうかを説明します。

Oracle WebCenter Portalのツールおよびサービスのバックエンド・コンポーネントのインストールおよび構成の詳細は、「WebCenter Portalのツールおよびサービス用のバックエンド・コンポーネントの準備」を参照してください。

表4-2 共有される外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアのバックエンド・コンポーネントの構成

バックエンド・コンポーネント

組込みサポート

追加の構成要件

Oracle WebCenter Portalのディスカッション・サーバー

組込みLDAPストア

Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーでは、外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアを使用するために他の構成を行う必要はありません。

コンテンツ・サーバー

データベース

Oracle WebCenter Portalと同じ外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアを使用するように、Content Serverを構成します。

詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』の外部LDAPサーバーとアイデンティティ・ストアの再関連付けに関する項を参照してください。

Oracle SES

なし

Oracle WebCenter Portalと同じ外部のLDAPベースのアイデンティティ・ストアを使用するように、Oracle SESを構成します。

Oracle SESにおけるLDAPの構成の詳細は、Oracle SESのバージョンに応じて次の項を参照してください。

Oracle SES 11.2.2.2をインストールしている場合は、次のOTNのSecure Enterprise Searchオンライン・ドキュメント・ライブラリ11gリリース2 (11.2.2.2)にある『Oracle Secure Enterprise Search管理者ガイド』のOracle Secure Enterprise Searchのセキュリティに関する項を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/search/oses/documentation/index.html

Oracle SOA Suite (BPELサーバー)

組込みLDAPストア

Oracle WebCenter Portalと同じ外部のLDAPベース・アイデンティティ・ストアを使用するようにOracle SOA Suiteを構成します。次を参照してください。

  • LDAP認証プロバイダの構成については、『Oracle WebLogic Serverセキュリティの管理12c (12.2.1)』の認証プロバイダの構成に関する項を参照してください。

  • Oracle Internet Directoryを最初の認証プロバイダとして表示する方法については、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』のOracle Internet Directoryを最初の認証プロバイダとして表示する方法に関する項を参照してください。

Oracle WebCenter Portalでは、ポータルで複数のアイデンティティ・ストアを使用できるようにするためにlibOVDを使用できます。複数のアイデンティティ・ストアを使用するサイトでは、libOVDを使用することによりユーザー・プロファイル情報を集約できます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のlibOVDを使用した複数のアイデンティティ・ストアLDAPサーバーの集約に関する項を参照してください。