Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービス管理対象サーバーを設定した後、ブラウザ・ベースの訪問者サービス・コンフィギュレータを使用して訪問者サービスを構成できます。訪問者サービス・ランタイムは、visitors-webapp
アプリケーション(WARファイル)、config
ディレクトリ、データベース・インスタンス、サンプル・バンドル・コード、プロバイダおよびvisitorsクライアントで構成されています。
次のトピックでは、訪問者サービスの構成について説明します。
訪問者サービス・コンフィギュレータは、サイレント・モードと対話モードをサポートします。
サイレント・モードで訪問者サービスを構成する手順:
DOMAIN_HOME/wcsites/visitorservices/config/wcs_svs_properties_bootstrap.properties
ファイルを編集し、Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスの詳細によって更新します。
Javaメッセージング・サービス(JMS)を構成する必要がある場合は、JMSの詳細を更新します。そうでない場合は、visitors.jms_service_in_use=false
を保持します。
訪問者サービス管理対象サーバーを起動します。
次のURLを使用して、訪問者サービスのブートストラップ・プロセスを完了します: http://visitorservices-server:visitorservices-port/visitorservices-webcontext/bss
訪問者サービス管理対象サーバーを再起動します。
Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスのOAMIdentityProvider
は、Oracle Access Manager 11.1.2.2.0および11.1.2.3.0をサポートします。
Oracle Access Managerのインストールの詳細は、Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイドを参照してください。
OAMIdentityProvider
を使用してvisitorId
値を取得する手順:
WebCenter Sites(http://site-host:site-port/sites/
)にログインします。
AdminSite、管理インタフェース・アイコンの順に選択し、「左側のナビゲーションの非表示」、「管理」、「アイデンティティ・プロバイダ・リスト」の順にクリックします。
構成フィールドに適切な構成データが指定された、ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providers/identity-providers/
下に配置されたidentity-provider-oam.jar
ファイルをアップロードします。
ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providersConfig/identity-provider-oam/identity-provider-oam.properties
下に配置された構成をコピーします。
Profile Provider List
をクリックします。
Oracle Access Managerのユーザー・プロファイルのためのユーザー・アイデンティティ・ストアが構成されていることを確認します。ユーザー・アイデンティティ・ストアの構成の詳細は、Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイドを参照してください。
構成フィールドに適切な構成データが指定された、ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providers/profile-providers/
下に配置されたprofile-provider-ldap.jar
ファイルをUserIdentityStore1
という名前でアップロードします。
ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providersConfig/profile-provider-ldap/profile-provider-ldap.properties
下に配置された構成をコピーします。
get visitorId for user ex
テストは、RESTクライアントの次のURLを使用しているOracle Access Manager組込みLDAPに属します:
http://OHS-host:OHS-port/visitor-services-context/rest/v1/visitor/getId
content-type
およびapplication/x-www-form-urlencoded
ヘッダーを追加し、リクエスト本文を入力します。
request={ "parameters":"{}", "headers":"{}", "cookies":"[{}]" "header":"{\"oam_identity_domain\":\"UserIdentityStore1\",\"oam_remote_user\":\"test\"}" }
SampleIdentityProvider
を使用してvisitorId
値を取得する手順:
WebCenter Sites (http://sites-host:sites-port/sites/
)にログインします
AdminSite、管理インタフェース・アイコンの順に選択し、「左側のナビゲーションの非表示」、「管理」、「アイデンティティ・プロバイダ・リスト」の順にクリックします。
構成フィールドに適切な構成データが指定された、ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providers/identity-providers/
下に配置されたidentity-provider-oam.jar
ファイルをアップロードします。
ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providersConfig/identity-provider-sample/identity-provider-sample.properties
下に配置された構成をコピーします。
Profile Provider List
をクリックします。Oracle Internet Directoryまたは他のLDAP認証プロバイダがインストールされ、構成されていることを確認します。
ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providersConfig/profile-provider-ldap/profile-provider-ldap.properties
下に配置されたprofile-provider-ldap.jar
ファイルをアップロードします。
ORACLE_HOME/wcsites/visitorservices/providersConfig/profile-provider-ldap/profile-provider-ldap.properties
下に配置された構成をコピーします。
get visitorId for user
テストは、RESTクライアントの次のURLを使用しているOracle Internet Directory LDAPに属します:
http://visitorservices-host:visitorservices-port/visitorservices-context/rest/v1/visitor/getId
content-type
およびapplication/x-www-form-urlencoded
ヘッダーを追加し、リクエスト本文を入力します。
request={ "parameters":"{\"external_id\":[\"ssoid1\"]}", "headers":"{}", "cookies":"[{}]" "header":"{}" }
訪問者サービスは完全にステートレスなWebアプリケーションであるため、クラスタ・レベルのセッション・レプリケーションまたはセッション管理は必要ではありません。訪問者サービスのクラスタの構成には、主に構成データの処理が含まれます。
最初のノード(プライマリ・クラスタ・ノード)を作成した後、他のすべてのノードは、プライマリ・クラスタ・ノードの構成ファイルを使用する必要があります。特に重要なのはvisitors.properties
ファイルです。訪問者サービスの主要な構成ファイルはvisitors.properties
です。このファイルには、訪問者サービス・データベース内のデータ・ソースの詳細、JMSオブジェクトおよびWebCenter SitesインスタンスへのURLが含まれています(1つのノードのURL、またはWebCenter Sitesクラスタがある場合はロード・バランサのURL)。セカンダリ・ノードは、次のいずれかの方法で、プライマリ・クラスタ・ノードからのvisitors.properties
ファイルを使用できます。
訪問者サービス・クラスタ内のすべてのノードは、そのクラス・パスに、同じ訪問者サービス・ファイルの複製を持つことができます。
すべてのノードは、共有フォルダ内にファイル・パスを持つ単一のvisitors.properties
ファイルを指すことができます。
訪問者サービス・クラスタ全体のための単一のデータベースがあります。各ノードのvisitors.properties
ファイル内のデータ・ソース・プロパティは、この単一のデータベースを指す必要があります。
他の訪問者サービスの構成ファイルの修正は必要ではありません。それらは現状のまま、プライマリ・ノードからセカンダリ・ノードにコピーしてください。
JMSはオプションですが、JMSの使用をお薦めします。各ノードが同じJMSオブジェクトを指している必要があります。ノードで異なるJMSキューが構成されると、そのノードが停止した場合にそのキューに存在するメッセージが損なわれるので、そのように構成しないでください。
visitors-cache.xml
ファイルは、訪問者オブジェクトのキャッシュを管理する分散キャッシュ構成を提供します(identity provider
、access provider
、profile provider
、aggregation templates
およびvisitor configuration
)。これは分散キャッシュであるため、このファイル内ですべてのノードが次のプロパティに対して同じ値を持つ必要があります。
multicastGroupPort
multicastGroupAddress
これらのプロパティの値は、プライマリ・クラスタ・ノード上のvisitors-cache.xml
ファイルで設定し、各セカンダリ・ノードにファイルをコピーすることをお薦めします。または手動により、各セカンダリ・ノードでローカル・ファイルに変更を加えることもできます。
visitors-logging.xml
ファイルは、様々なログ出力のログ・レベル設定を提供します。ノード全体に一貫したロギング操作を提供するために、すべてのノードが同じファイルを使用するか、1つのノードで行った変更をすべてのノード上のこのファイルのローカル・コピーに手動で伝播することをお薦めします。
注意:
WARファイルに加えた変更は、再デプロイ時に保持されないため、WARファイルの変更は、Webアプリケーションの各再デプロイの後にコピーする必要があります。一般に、イメージやスタイルシート・ファイルなどの静的アーティファクトをWebサーバーにデプロイすることをお薦めします。