Oracle WebCenter Sites: サイト・キャプチャ管理対象サーバーを構成した後、サイト・キャプチャ・コンフィギュレータを使用してサイト・キャプチャを構成できます。サイト・キャプチャは、WebCenter Sitesのパブリッシュ・プロセスと統合することもできます。
サイト・キャプチャ・コンフィギュレータは、前提条件タスクが完了した後、対話モードまたはサイレント・モードでサイト・キャプチャを構成するための手順を提供します。
「データベース・スキーマの作成」で説明しているように、リポジトリ作成ユーティリティを使用して必要なデータベース・スキーマを作成します
完全に機能するWebCenter Sitesインスタンスを1つ以上デプロイします。
WebLogic構成ウィザードとOracle WebCenter Sites — Site Capture — 12.2.1.0.0
テンプレートを使用して、サイト・キャプチャの管理対象サーバーを作成します。
WebCenter Sitesドメインのためにまだ実行していない場合は、次のスクリプトを実行して、ORACLE_HOME/wcsites/wcsites_common/lib/sites-security.jar
にOracle Platform Security Services資格証明ストアの読取り、書込みおよび削除のアクセス権限を付与します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
DOMAIN_HOME/wcsites/bin/grant-opss-permission.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
DOMAIN_HOME\wcsites\bin\grant-opss-permission.bat
スクリプトから入力を要求されたら、WebLogic Server管理者のユーザー名とパスワードを使用します。
対話モードでのサイト・キャプチャ・コンフィギュレータの実行
対話モードでコンフィギュレータを実行するための手順:
コマンド・ラインを使用して、ORACLE_HOME/wcsites/sitecapture/
ディレクトリに移動します。
サイト・キャプチャ・コンフィギュレータを実行します: java -jar sites-sitecapture-configurator.jar -configPath DOMAIN_HOME/wcsites/sitecapture/config
コンフィギュレータに表示される指示に従います。
HTTPS環境でクライアントがサイト・キャプチャを実行している場合は、weblogic.xml
のcookie-secure
フラグをtrue
に設定します。
このサイト・キャプチャ・インスタンスのホストである管理対象サーバーを起動します。
サイレント・モードでのサイト・キャプチャ・コンフィギュレータの実行
サイレント・モードでコンフィギュレータを実行するための手順:
DOMAIN_HOME/wcsites/sitecapture/config/wcs_sitecapture_properties_bootstrap.ini
ファイルを編集し、指示を完了します。
コマンド・ラインで、ORACLE_HOME/wcsites/sitecapture/
にディレクトリを変更します。
java -jar sites-sitecapture-configurator.jar -silent DOMAIN_HOME/wcsites/sitecapture/config
を実行します。
サイト・キャプチャの管理対象サーバーを起動します。
サイト・キャプチャの構成の完了
WebCenter Sitesにログインします。
管理インタフェースにアクセスし、「管理」タブをクリックし、「システム・ツール」、「プロパティ管理ツール」に移動します。
カンマ区切りのURLを受け入れるvalid.urls
プロパティを編集します。サイト・キャプチャの場合は、http://sitecapture-host:sitecapture-Port/__admin/*
を追加します。
WebCenter Sites管理対象サーバーを起動します。
サイト・キャプチャのクラスタ構成の完了
クラスタ構成の場合は、サイト・キャプチャ構成ディレクトリをクラスタ内の全ノードで共有する必要があります。プライマリ・ノードのDOMAIN_HOME/wcsites/sitecapture
ディレクトリをマウントし、クラスタ内の他のすべてのノードで共有する必要があります。それはすべてのノードで使用されるフォルダの単一のコピーである必要があります。このディレクトリには、config
およびcrawler
ディレクトリが含まれます。
注意:
DOMAIN_HOME/wcsites/sitecapture/config/wcs_sitecapture_properties_bootstrap.ini
ファイルを手動で編集してWebCenter Sitesパスワード(oracle.wcsites.app.password
)を暗号化されていないクリア・テキスト値に変更した場合は、oracle.wcsites.sitecapture.password.replace
の値をtrue
に設定する必要があります。注意:
WARファイルに加えた変更は、再デプロイ時に保持されないため、WARファイルの変更は、Webアプリケーションの各再デプロイの後にコピーする必要があります。一般に、イメージやスタイルシート・ファイルなどの静的アーティファクトをWebサーバーにデプロイすることをお薦めします。サイト・キャプチャをWebCenter Sitesのパブリッシュ・プロセスと統合した場合、リアルタイム・パブリッシュ・セッションの完了によってサイト・キャプチャをトリガーできます。次の手順では、インストールされたサイト・キャプチャと通信できるように、WebCenter Sitesのパブリッシュ・システムを統合します。
FW_PublishingEventRegistry
表に移動し、リスナーcom.fatwire.cs.crawler.RemoteElementInvokingPublishingEventListener
のブロック値をN
からY
に変更します。