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Oracle® Fusion Middleware Oracle Forms and Reportsのインストール
12c (12.2.1)
E70061-02
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A Oracle Forms and Reportsのサイレント・インストールおよびアンインストール

この付録では、コマンドラインからサイレント・モードでOracle Forms and Reportsをインストールおよびアンインストールする方法について説明します。この付録には、次の項目が含まれます。

A.1 サイレント・インストールとアンインストールについて

Oracle Universal Installerのサイレント・インストール・モードを使用して、グラフィカル・ユーザー・インタフェースを省略し、必要な情報をレスポンス・ファイルで提供できます。この方法は、複数のホストに同じ製品を複数回インストールする場合に最も便利です。レスポンス・ファイルを使用して、インストール・パラメータがわかっている製品のインストールを自動化できます。

サイレント・インストールとアンインストールおよびレスポンス・ファイルの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのサイレント・インストールおよびアンインストールに関する項を参照してください。

A.2 Oracle Forms and Reportsレスポンス・ファイルの使用

サイレント・インストールを実行する前に、インストール固有の情報をレスポンス・ファイルに指定する必要があります。レスポンス・ファイルは、通常はユーザーが対話型インストール・セッション中にOracle Universal Installerユーザー・インタフェースを通じて取得する情報を含む指定ファイルです。それぞれの回答は、レスポンス・ファイルで識別される変数の値として格納されます。たとえば、Oracleホームまたはインストール・タイプの値は、レスポンス・ファイル内で自動的に設定できます。レスポンス・ファイルは、テキスト・エディタで作成または編集可能なテキスト・ファイルです。

レスポンス・ファイルを適切に構成せずにインストールを実行しようとすると、インストーラが失敗します。まずインストールGUIを実行してレスポンス・ファイルを作成してから、「インストール・サマリー」画面で「保存」をクリックすることをお薦めします。このレスポンス・ファイルの名前と作成場所を入力するように求められます。作成されたら、そのファイルを使用して、まったく同じインストールを他のシステムにレプリケートしたり、必要に応じてインストールを修正できます。

Oracle Forms and Reports用のレスポンス・ファイルのテンプレートは、2.1.5項「Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手」でアーカイブ・ファイルを解凍した、Disk1/stage/Response (UNIXオペレーティング・システムの場合)またはDisk1\stage\Response (Windowsオペレーティング・システムの場合)ディレクトリにあります。

A.2.1 Oracle Forms and Reportsのインストール・レスポンス・ファイルの使用

表A-1に、Oracle Forms and Reports用に提供されるインストール・レスポンス・ファイルのテンプレートをリストします。

表A-1 Oracle Forms and Reportsのインストールと構成用のレスポンス・ファイル・テンプレート

テンプレート 説明

configure_only.rsp

すでにソフトウェアがシステムにインストールされており、コンポーネントの構成およびドメインの作成または拡張やクラスタを開くことが必要な場合に、このレスポンス・ファイル・テンプレートを使用します。

詳細は、A.2.1.1項「configure_only.rspレスポンス・ファイルのテンプレートの使用」を参照してください。

install_only.rsp

このレスポンス・ファイル・テンプレートは、システムにソフトウェアをインストールし、構成しない場合に使用します。その後、configure_only.rspテンプレートを使用してサイレント構成を実行し、コンポーネントを構成してください。

GUIを使用して同等の操作を行う場合は、「インストール・タイプ」画面で「ソフトウェアのインストール - 構成なし」オプションを選択します。

詳細は、A.2.1.2項「install_only.rspレスポンス・ファイルのテンプレートの使用」を参照してください。

install_and_configure.rsp

このレスポンス・ファイル・テンプレートは、システムにソフトウェアをインストールして構成する場合に使用します。

GUIを使用して同等の操作を行う場合は、「インストール・タイプ」で「インストールと構成」オプションを選択します。

詳細は、A.2.1.3項「install_and_configure.rspレスポンス・ファイルのテンプレートの使用」を参照してください。


A.2.1.1 configure_only.rspレスポンス・ファイルのテンプレートの使用

表A-2に、configure_only.rspレスポンス・ファイル・テンプレートにあるパラメータを説明します。パラメータは、レスポンス・ファイルに表示される順にリストされていますが、グラフィック・モードで表示されるインストール画面の順序とは必ずしも同じではありません。

表A-2 configure_only.rspレスポンス・ファイル内のパラメータ

対応する画面 パラメータ 説明

構成タイプ

CONFIGURE_FOR_DEVELOPMENT

CONFIGURE_FOR_DEPLOYMENT

使用する構成方法にtrueを指定します。開発モードにはOracle HTTP ServerまたはOracle Enterprise Managerは含まれません。デプロイメント・モードにはOracle HTTP ServerおよびOracle Enterprise Managerは含まれます。これらは相互に排他的なパラメータのため、選択しないオプションはfalseに設定する必要があります。

セキュリティ更新

MYORACLESUPPORT_USERNAME

MYORACLESUPPORT_PASSWORD

最新の製品情報とセキュリティ・アップデートを受信する場合は、My Oracle Supportのユーザー名とパスワードを入力します。

DECLINE_SECURITY_UPDATES

セキュリティ・アップデートを受信しない場合は、このパラメータをtrueに設定します。デフォルトでは、このパラメータはfalseに設定されています。

SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT

MYORACLESUPPORT_USERNAMEおよびMYORACLESUPPORT_PASSWORDに値を指定する場合は、このパラメータをtrueに設定する必要があります。

PROXY_HOST

PROXY_PORT

PROXY_USER

PROXY_PWD

環境でプロキシ・サーバーを使用する場合は、プロキシ・サーバーの情報を入力します。

COLLECTOR_SUPPORTHUB_URL

Oracle Configuration Manager RepeaterのURLです。書式は次のとおりです。

http://repeater_host:repeater_port

または

https://repeater_host:repeater_port

インストールの場所

MW_HOME

Oracleホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。

WL_HOME

WebLogicホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。

ORACLE_HOME

Oracleホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。

INSTANCE_HOME

インスタンス・ホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。

INSTANCE_NAME

インスタンス名を指定します。デフォルト名はasinst_1です。

ドメインの選択

CREATE_DOMAIN

EXTEND_DOMAIN

EXPAND_CLUSTER

コンポーネントをWebLogic Server ドメインに関連付けるときに使用するメソッドにtrueを指定します。これらは相互に排他的なパラメータのため、選択しない2つのオプションはfalseに設定する必要があります。

デフォルトでは、CREATE_DOMAINtrueに設定されています。

DOMAIN_NAME

作成するドメインの名前です(「ドメインの作成」オプション用)。

DOMAIN_LOCATION

ドメインを含むディレクトリへのフルパスです。これは、ドメイン・ホーム・ディレクトリです。インストール時に、指定したDOMAIN_NAMEでドメインがDOMAIN_LOCATIONに作成されます。たとえば、次のように設定した場合、

DOMAIN_NAME=customDomain
DOMAIN_LOCATION=/home/exampleLocation

作成されるドメイン・ホームの場所は次になります。

/home/exampleLocation/customDomain

DOMAIN_LOCATIONを指定しない場合は、ドメイン・ホームは次のデフォルトの場所に作成されます。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME

Windowsオペレーティング・システムの場合:

MW_HOME\user_projects\domains\DOMAIN_NAME

DOMAIN_HOSTNAME

ドメインまたはクラスタが存在するシステムの名前です。

DOMAIN_PORT

ドメインまたはクラスタにアクセス可能なポート番号です。

ADMIN_USER_NAME

管理ユーザーの名前です。デフォルト名はweblogicです。

ADMIN_PASSWORD

管理ユーザーのパスワードです。

ADMIN_CONFIRM_PASSWORD

管理ユーザーのパスワードを確認します(「ドメインの作成」オプション用)。

ポートの構成

AUTOMATIC_PORT_DETECT

STATICPORT INI FILE LOCATION

インストーラにポート番号を自動的に構成させる場合は、AUTOMATIC_PORT_DETECTIONtrueに設定します。

ポート番号を手動で設定する場合は、AUTOMATIC_PORT_DETECTIONfalseに設定し、手動ポート構成ファイル(staticports.iniなど)へのフルパスをSTATICPORT INI FILE LOCATIONパラメータに設定します。

プロキシ詳細

DO NOT USE PROXY SETTINGS

ENABLE PROXY

プロキシ・サーバーを使用するかどうかに応じて、これら2つのパラメータを設定します。

PROXY HOST NAME

PROXY PORT NO

PROXY BY PASS ADDRESS

プロキシ・サーバーを使用する場合は(DO NO USE PROXY SETTING=falseおよびENABLE PROXY=true)、これら3つのパラメータを使用してプロキシ・サーバーの詳細を指定します。

アプリケーション・アイデンティティ・ストア

USE_OID

アプリケーション・レベル・アイデンティティ・ストアを使用するかどうかを指定します。使用する場合はこのパラメータをtrueに設定します(「アプリケーション・アイデンティティ・ストア」画面で「アプリケーション・レベル・アイデンティティ・ストアを使用」を選択するのと同じ)。

OID_HOST

OID_PORT

OID_USERNAME

OID_PASSWORD

アプリケーション・レベル・アイデンティティ・ストアを使用している場合は、Oracle Internet Directoryサーバーに接続の資格証明を指定します。

デフォルトのユーザー名は、cn=orcladminに設定されています。

OID_USE_SSL

Oracle Internet Directoryサーバーに対してSSL接続を構成する場合は、このパラメータをtrueに設定し、構成しない場合はfalseに設定します。

アクセス制御

USE_SSO

USE_OAM

Oracle Internet DirectoryとともにOracle Single Sign-On 10gまたはOracle Access Manager 11gを使用するかどうかを指定します。該当するパラメータにtrueを設定し、もう一方にfalseを設定します。

USE_OAM=trueに設定した場合は、OAM_HOSTOAM_PORTOAM_USERNAMEおよびOAM_PASSWORDの各パラメータに値を指定する必要があります。

OAM_HOST

管理サーバーが稼働しているホスト名を入力します。

OAM_PORT

アプリケーション・サーバーのポート番号を入力します。

OAM_USERNAME

管理者ユーザー名を入力します。デフォルト名はweblogicです。

OAM_PASSWORD

管理者ユーザーのパスワードを入力します。

OAM_USE_SSL

Oracle Access Managerサーバーに対してセキュアな接続を構成する場合は、このパラメータをtrueに設定し、構成しない場合はfalseに設定します。

コンポーネントの構成

CONFIGURE_FORMS

CONFIGURE_FORMS_BUILDER

Oracle Formsを構成する場合は、CONFIGURE_FORMStrueに設定します。

Oracle Forms Builderを構成する場合は、CONFIGURE_FORMS_BUILDERtrueに設定します。Oracle Forms Builderを構成することを選択した場合は、Oracle Forms BuilderはOracle Formsに依存するため、CONFIGURE_FORMStrueに設定する必要があります。

CONFIGURE_REPORTS

CONFIGURE_REPORTS_BUILDER

Oracle Reportsを構成する場合は、CONFIGURE_REPORTStrueに設定します。

Oracle Reports Builderを構成する場合は、CONFIGURE_REPORTS_BUILDERtrueに設定します。Oracle Reports Builderを構成することを選択した場合は、Oracle Reports BuilderはOracle Reportsに依存するため、CONFIGURE_REPORTStrueに設定する必要があります。

CONFIGURE_OHS

Oracle HTTP Serverを構成する場合は、このパラメータをtrueに設定します。

ENTERPRISE_MANAGEMENT

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを構成する場合は、このパラメータをtrueに設定します。


A.2.1.2 install_only.rspレスポンス・ファイルのテンプレートの使用

表A-3に、install_only.rspレスポンス・ファイル・テンプレートにあるパラメータを説明します。パラメータは、レスポンス・ファイルに表示される順にリストされていますが、グラフィック・モードで表示されるインストール画面の順序とは必ずしも同じではありません。

表A-3 install_only.rspレスポンス・ファイル内のパラメータ

対応する画面 パラメータ 説明

インストール・タイプ

INSTALL AND CONFIGURE TYPE

INSTALL AND CONFIGURE LATER TYPE

使用するインストール方法にtrueを指定します。これらは相互に排他的なパラメータのため、選択しないオプションはfalseに設定する必要があります。

デフォルトでは、INSTALL AND CONFIGURE LATER TYPEtrueに設定されています。

インストールの場所

MW_HOME

Oracleホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。

ORACLE_HOME

Oracleホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。

セキュリティ更新

MYORACLESUPPORT_USERNAME

MYORACLESUPPORT_PASSWORD

最新の製品情報とセキュリティ・アップデートを受信する場合は、My Oracle Supportのユーザー名とパスワードを入力します。

DECLINE_SECURITY_UPDATES

セキュリティ・アップデートを受信しない場合は、このパラメータをtrueに設定します。デフォルトでは、このパラメータはfalseに設定されています。

SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT

MYORACLESUPPORT_USERNAMEおよびMYORACLESUPPORT_PASSWORDに値を指定する場合は、このパラメータをtrueに設定する必要があります。

PROXY_HOST

PROXY_PORT

PROXY_USER

PROXY_PWD

環境でプロキシ・サーバーを使用する場合は、プロキシ・サーバーの情報を入力します。


A.2.1.3 install_and_configure.rspレスポンス・ファイルのテンプレートの使用

表A-4に、install_and_configure.rspレスポンス・ファイル・テンプレートにあるパラメータを説明します。パラメータは、レスポンス・ファイルに表示される順にリストされていますが、グラフィック・モードで表示されるインストール画面の順序とは必ずしも同じではありません。

表A-4 install_and_configure.rspレスポンス・ファイル内のパラメータ

対応する画面 パラメータ 説明

セキュリティ更新

SPECIFY_DOWNLOAD_LOCATION

SOFTWARE_UPDATES_DOWNLOAD_LOCATION

ソフトウェア更新がダウンロードされる場所を指定する場合は、SPECIFY_DOWNLOAD_LOCATIONパラメータをtrueに設定します。

次に、SOFTWARE_UPDATES_DOWNLOAD_LOCATIONパラメータを使用して、更新が含まれているローカル・システムのディレクトリを指定します。

SKIP_SOFTWARE_UPDATES

インストーラにソフトウェア更新を確認させない場合は、このパラメータをtrueに設定します。

インストール・タイプ

INSTALL AND CONFIGURE TYPE

INSTALL AND CONFIGURE LATER TYPE

使用するインストール方法にtrueを指定します。これらは相互に排他的なパラメータのため、選択しないオプションはfalseに設定する必要があります。

デフォルトでは、INSTALL AND CONFIGURE TYPEtrueに設定されています。

インストールの場所

WL_HOME

WebLogicホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。

ORACLE_HOME

Oracleホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。

INSTANCE_HOME

インスタンス・ホーム・ディレクトリへのフルパスを指定します。

INSTANCE_NAME

インスタンス名を指定します。デフォルト名はasinst_1です。

構成タイプ

CONFIGURE_FOR_DEVELOPMENT

CONFIGURE_FOR_DEPLOYMENT

使用する構成方法にtrueを指定します。開発モードにはOracle HTTP ServerまたはOracle Enterprise Managerは含まれません。デプロイメント・モードにはOracle HTTP ServerおよびOracle Enterprise Managerは含まれます。これらは相互に排他的なパラメータのため、選択しないオプションはfalseに設定する必要があります。

ドメインの選択

CREATE_DOMAIN

EXTEND_DOMAIN

EXPAND_CLUSTER

コンポーネントをWebLogic Server ドメインに関連付けるときに使用するメソッドにtrueを指定します。これらは相互に排他的なパラメータのため、選択しない2つのオプションはfalseに設定する必要があります。

デフォルトでは、CREATE_DOMAINtrueに設定されています。

DOMAIN_NAME

作成するドメインの名前です(「ドメインの作成」オプション用)。

DOMAIN_LOCATION

ドメインを含むディレクトリへのフルパスです。これは、ドメイン・ホーム・ディレクトリです。インストール時に、指定したDOMAIN_NAMEでドメインがDOMAIN_LOCATIONに作成されます。たとえば、次のように設定した場合、

DOMAIN_NAME=customDomain
DOMAIN_LOCATION=/home/exampleLocation

作成されるドメイン・ホームの場所は次になります。

/home/exampleLocation/customDomain

DOMAIN_LOCATIONを指定しない場合は、ドメイン・ホームは次のデフォルトの場所に作成されます。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME

Windowsオペレーティング・システムの場合:

MW_HOME\user_projects\domains\DOMAIN_NAME

DOMAIN_HOSTNAME

ドメインまたはクラスタが存在するシステムの名前です。

DOMAIN_PORT

ドメインまたはクラスタにアクセス可能なポート番号です。

ADMIN_USER_NAME

管理ユーザーの名前です。デフォルト名はweblogicです。

ADMIN_PASSWORD

管理ユーザーのパスワードです。

ADMIN_CONFIRM_PASSWORD

管理ユーザーのパスワードを確認します(「ドメインの作成」オプション用)。

セキュリティ更新

MYORACLESUPPORT_USERNAME

MYORACLESUPPORT_PASSWORD

最新の製品情報とセキュリティ・アップデートを受信する場合は、My Oracle Supportのユーザー名とパスワードを入力します。

DECLINE_SECURITY_UPDATES

セキュリティ・アップデートを受信しない場合は、このパラメータをtrueに設定します。デフォルトでは、このパラメータはfalseに設定されています。

SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT

MYORACLESUPPORT_USERNAMEおよびMYORACLESUPPORT_PASSWORDに値を指定する場合は、このパラメータをtrueに設定する必要があります。

PROXY_HOST

PROXY_PORT

PROXY_USER

PROXY_PWD

環境でプロキシ・サーバーを使用する場合は、プロキシ・サーバーの情報を入力します。

COLLECTOR_SUPPORTHUB_URL

Oracle Configuration Manager RepeaterのURLです。書式は次のとおりです。

http://repeater_host:repeater_port

または

https://repeater_host:repeater_port

ポートの構成

AUTOMATIC_PORT_DETECT

STATICPORT INI FILE LOCATION

インストーラにポート番号を自動的に構成させる場合は、AUTOMATIC_PORT_DETECTIONtrueに設定します。

ポート番号を手動で設定する場合は、AUTOMATIC_PORT_DETECTIONfalseに設定し、手動ポート構成ファイル(staticports.iniなど)へのフルパスをSTATICPORT INI FILE LOCATIONパラメータに設定します。

アプリケーション・アイデンティティ・ストア

USE_OID

アプリケーション・レベル・アイデンティティ・ストアを使用するかどうかを指定します。使用する場合はこのパラメータをtrueに設定します(「アプリケーション・アイデンティティ・ストア」画面で「アプリケーション・レベル・アイデンティティ・ストアを使用」を選択するのと同じ)。

OID_HOST

OID_PORT

OID_USERNAME

OID_PASSWORD

アプリケーション・レベル・アイデンティティ・ストアを使用している場合は、Oracle Internet Directoryサーバーに接続の資格証明を指定します。

デフォルトのユーザー名は、cn=orcladminに設定されています。

OID_USE_SSL

Oracle Internet Directoryサーバーに対してSSL接続を構成する場合は、このパラメータをtrueに設定し、構成しない場合はfalseに設定します。

アクセス制御

USE_SSO

USE_OAM

Oracle Internet DirectoryとともにOracle Single Sign-On 10gまたはOracle Access Manager 11gを使用するかどうかを指定します。該当するパラメータにtrueを設定し、もう一方にfalseを設定します。

USE_OAM=trueに設定した場合は、OAM_HOSTOAM_PORTOAM_USERNAMEおよびOAM_PASSWORDの各パラメータに値を指定する必要があります。

OAM_HOST

管理サーバーが稼働しているホスト名を入力します。

OAM_PORT

アプリケーション・サーバーのポート番号を入力します。

OAM_USERNAME

管理者ユーザー名を入力します。デフォルト名はweblogicです。

OAM_PASSWORD

管理者ユーザーのパスワードを入力します。

OAM_USE_SSL

Oracle Access Managerサーバーに対してセキュアな接続を構成する場合は、このパラメータをtrueに設定し、構成しない場合はfalseに設定します。

コンポーネントの構成

CONFIGURE_FORMS

CONFIGURE_FORMS_BUILDER

Oracle Formsを構成する場合は、CONFIGURE_FORMStrueに設定します。

Oracle Forms Builderを構成する場合は、CONFIGURE_FORMS_BUILDERtrueに設定します。Oracle Forms Builderを構成することを選択した場合は、Oracle Forms BuilderはOracle Formsに依存するため、CONFIGURE_FORMStrueに設定する必要があります。

CONFIGURE_REPORTS

CONFIGURE_REPORTS_BUILDER

Oracle Reportsを構成する場合は、CONFIGURE_REPORTStrueに設定します。

Oracle Reports Builderを構成する場合は、CONFIGURE_REPORTS_BUILDERtrueに設定します。Oracle Reports Builderを構成することを選択した場合は、Oracle Reports BuilderはOracle Reportsに依存するため、CONFIGURE_REPORTStrueに設定する必要があります。

CONFIGURE_OHS

Oracle HTTP Serverを構成する場合は、このパラメータをtrueに設定します。

ENTERPRISE_MANAGEMENT

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを構成する場合は、このパラメータをtrueに設定します。


A.2.2 Oracle Forms and Reportsのアンインストール・レスポンス・ファイルの使用

表A-5に、Oracle Forms and Reports用に提供されるインストール・レスポンス・ファイルのテンプレートをリストします。

表A-5 Oracle Forms and Reportsのアンインストール用のレスポンス・ファイル・テンプレート

テンプレート 説明

deinstall_managed_instance.rsp

このレスポンス・ファイル・テンプレートを使用して、システムの管理対象インスタンスを削除します。これらの管理対象インスタンスは、Oracleホームを削除する前に削除する必要があります。

GUIを使用して同等の操作を行う場合は、アンインストーラを起動し、「アンインストール・タイプの選択」で「Weblogicドメインにより管理されているASInstanceのアンインストール」オプションを選択します。

詳細は、A.2.2.1項「deinstall_managed_instances.rspファイルの使用」を参照してください。

deinstall_unmanaged_instance.rsp

このレスポンス・ファイル・テンプレートを使用して、システムの管理対象外のインスタンスを削除します。これらの管理対象外インスタンスは、Oracleホームを削除する前に削除する必要があります。

GUIを使用して同等の操作を行う場合は、アンインストーラを起動し、「アンインストール・タイプの選択」で「管理対象外のASInstanceのアンインストール」オプションを選択します。

詳細は、A.2.2.2項「deinstall_unmanaged_instances.rspファイルの使用」を参照してください。

deinstall_oh.rsp

このレスポンス・ファイル・テンプレートを使用して、Oracleホームを削除します。Oracleホームを削除する前に、このOracleホームを使用する管理対象および管理対象外のすべてのインスタンスがすでに削除されていることを確認してください。

GUIを使用して同等の操作を行う場合は、アンインストーラを起動し、「アンインストール・タイプの選択」で「Oracleホームのアンインストール」オプションを選択します。

詳細は、A.2.2.3項「deinstall_oh.rspファイルの使用」を参照してください。


これらの既存のレスポンス・ファイルに加えて、アンインストーラGUIを実行し、「アンインストール・サマリー」(管理対象インスタンス)画面で「保存」をクリックすることで、独自のレスポンス・ファイルを作成できます。このレスポンス・ファイルの名前と作成場所を入力するように求められます。作成した後は、このファイルを使用して、他のシステムに同一のアンインストールを複製することも、必要に応じて変更することもできます。

A.2.2.1 deinstall_managed_instances.rspファイルの使用

表A-6に、deinstall_managed_instances.rspレスポンス・ファイル・テンプレートにあるパラメータを説明します。

表A-6 deinstall_managed_instances.rspレスポンス・ファイル内のパラメータ

対応する画面 パラメータ 説明

アンインストール・タイプの選択

DEINSTALL_IN_ASINSTANCE_MODE

OH_HOME_DEINSTALL

DOMAIN_MANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALL

UNMANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALL

DEINSTALL_IN_ASINSTANCE_MODEおよびDOMAIN_MANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALLパラメータにtrueを指定します。

OH_HOME_DEINSTALLおよびUNMANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALLはどちらもfalseに設定してください。

Weblogicドメインの詳細の指定

DOMAIN_HOST_NAME

WebLogicドメインが存在するシステムの名前を指定します。

DOMAIN_PORT_NO

管理サーバーのポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。

DOMAIN_USER_NAME

管理サーバーのユーザー名を指定します。

DOMAIN_USER_PASSWORD

ユーザーのパスワードを指定します。

管理対象インスタンスの選択

MANAGED_INSTANCE_LIST

削除する管理対象インスタンスのリストを、次の書式で指定します。

単一インスタンスの場合:

InstanceName^LocationOfInstance

複数のインスタンスの場合は、各インスタンスをドル記号($)で区切ります。

InstanceName1^LocationOfInstance1$InstanceName2^LocationOfInstance2

A.2.2.2 deinstall_unmanaged_instances.rspファイルの使用

表A-7に、deinstall_unmanaged_instances.rspレスポンス・ファイル・テンプレートにあるパラメータを説明します。

表A-7 deinstall_unmanaged_instances.rspレスポンス・ファイル内のパラメータ

対応する画面 パラメータ 説明

アンインストール・タイプの選択

DEINSTALL_IN_ASINSTANCE_MODE

OH_HOME_DEINSTALL

DOMAIN_MANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALL

UNMANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALL

DEINSTALL_IN_ASINSTANCE_MODEおよびUNMANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALLパラメータにtrueを指定します。

OH_HOME_DEINSTALLおよびDOMAIN_MANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALLはどちらもfalseに設定してください。

インスタンスの場所の指定

ASINSTANCE_LOCATION_TEXTFIELD

管理対象外インスタンスへのフルパスを指定します。


A.2.2.3 deinstall_oh.rspファイルの使用

表A-7に、deinstall_oh.rspレスポンス・ファイル・テンプレートにあるパラメータを説明します。

表A-8 deinstall_oh.rspレスポンス・ファイル内のパラメータ

対応する画面 パラメータ 説明

アンインストール・タイプの指定

DEINSTALL_IN_ASINSTANCE_MODE

OH_HOME_DEINSTALL

DOMAIN_MANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALL

UNMANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALL

DEINSTALL_IN_ASINSTANCE_MODEおよびOH_HOME_DEINSTALLパラメータにtrueを指定します。

UNMANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALLおよびDOMAIN_MANAGED_ASINSTANCE_DEINSTALLはどちらもfalseに設定してください。


アンインストールするOracleホームを指定するためのパラメータがないため、アンインストーラは起動したOracleホームのみを削除します。