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Oracle® Fusion Middleware Oracle Stream Explorerの使用
12c リリース(12.2.1)
E72531-01
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3 ストリームの使用

この章では、ストリームの詳細、ストリームの作成、およびストリームの編集について詳しく説明します。

この章の構成は、次のとおりです。

3.1 ストリームについて

Oracle Stream Explorerイベント・ストリームは、単一タイプのイベントを生成するOracle Event Processinアダプタ・ノードです。たとえタイプが同じでも、構成が異なれば、異なるソースを表します。

3.1.1 メタデータ

すべてのストリームは、次の組合せのメタデータを持っています。

  • 名前

  • タグ

  • 説明

  • 作成者

  • 作成日時

  • 更新者

  • 更新日時

  • お気に入りか否か。

3.2 ストリームの作成

ユーザーが探査を作成するには、ストリームが必要です。この項では、ストリームを作成する方法を説明します。ストリームの作成画面を次に示します。

図3-1 「ストリームの作成 - ソースの詳細」ダイアログ

「図3-1 「ストリームの作成 - ソースの詳細」ダイアログ」の説明が続きます
「図3-1 「ストリームの作成 - ソースの詳細」ダイアログ」の説明

ストリームを作成する手順:

  1. 「カタログ」に移動します。
  2. 「新規アイテムの作成」メニューの「ストリーム」を選択します。
  3. 「名前」フィールドにストリームの名前を入力します。
  4. 「説明」フィールドに、ユーザーがストリームについて理解するのを助ける説明を入力します。これはオプションのフィールドです。
  5. 「タグ」フィールドに、ストリームに付けるタグを入力します。複数のタグを入力できます。これはオプションのフィールドです。

    注意:

    入力するタグは、Oracle Stream Explorerでサポートされている業種を表す必要があります。既存のタグを使用する必要があります。既存のタグの詳細は、「ホームページ」を参照してください。

  6. 「ソース・タイプ」フィールドから、ストリームに使用するストリーム・タイプを選択します。

    注意:

    ソース・タイプとしてEDNを選択した場合、フラット構造のXML要素のみを使用できます。XMLスキーマは他のスキーマをサポートしません。「ストリーム」ウィザードは、他のタイプのEDNはすべて表示しません。

  7. Exploration Editorを起動して、このストリームをプライマリ・ソースとして利用する場合、このソースで探査を作成(Exploration Editorを起動)を選択します。
  8. 「次へ」をクリックします。「タイプ・プロパティ」画面の次のフィールドに、選択したソース・タイプに基づいてデータを入力する必要があります。

    図3-2 「ストリームの作成 - 「タイプ・プロパティ」ダイアログ

    「図3-2 「ストリームの作成 - タイプ・プロパティ」ダイアログ」の説明が続きます
    「図3-2 「ストリームの作成 - タイプ・プロパティ」ダイアログ」の説明

    ソース・タイプ データ・フィールド

    CSVファイル

    ソース・タイプが「CSVファイル」の場合、次のフィールドにデータを入力する必要があります。

    • ソース・パス - ローカルCSVファイルをアップロードするか、ファイルが存在する場所のURLを入力します。これは必須フィールドです。

    • イベントの間隔 - イベントのリフレッシュ間隔。時間はミリ秒単位です。デフォルト値は、1000ミリ秒(1秒)です。

    • 初期遅延 - データ・ストリーミングが開始されるまでの間隔。時間はミリ秒単位です。デフォルト値は0です。

    • CSVファイルのループ - ファイルの終わりに到達すると、自動的にファイルの最初から再開することで、CSVソースが常に実行していられるようにするオプションです。

    HTTP Subscriber

    ソース・タイプがHTTP Subscriberの場合、次のフィールドにデータを入力する必要があります。

    • サーバーURL - HTTP SubscriberのサーバーURL。これは必須フィールドです。

    • チャネル - HTTP Subscriberのチャネル。これは必須フィールドです。

    • ユーザー名 - HTTP Subscriberにアクセスするユーザー名

    • Password- HTTP Subscriberにアクセスするパスワード

    EDN

    ソース・タイプが「EDN」の場合、次のフィールドにデータを入力する必要があります。

    • URL - EDNにアクセスするURL。これは必須フィールドです。

    • ユーザー名 - EDNにアクセスするユーザー名これは必須フィールドです。

    • Password- EDNにアクセスするパスワードこれは必須フィールドです。

    JMS

    ソース・タイプが「JMS」の場合、次のフィールドにデータを入力する必要があります。

    • URL - JMSにアクセスするURL。これは必須フィールドです。

    • ユーザー名 - JMSにアクセスするユーザー名これは必須フィールドです。

    • Password- JMSにアクセスするパスワードこれは必須フィールドです。

    • JNDI名 - JMSにアクセスするJNDI名(キューまたはトピック)。これは必須フィールドです。

    REST

    ソース・タイプが「REST」の場合、次のフィールドにデータを入力する必要があります。

    • コンテキスト・パス - REST Adapterのコンテキスト・パス。これは必須フィールドです。


  9. 「次へ」をクリックします。「ストリームの作成 - 形状」画面が表示されます。

    図3-3 「ストリームの作成 - 形状」ダイアログ

    「図3-3 「ストリームの作成 - 形状」ダイアログ」の説明が続きます
    「図3-3 「ストリームの作成 - 形状」ダイアログ」の説明
  10. 「形状」画面で手動マッピングまたは形状の選択を実行します。

    手動マッピングを実行する場合、データ・ソースの各フィールドにより表される値に適合する最適なデータ型を決定する必要があります。可能なデータ型は、String、Byte、Integer、Big int、Float、Double、Big decimal、Boolean、Timestampです。

    注意:

    形状名の入力はオプションです。形状を指定しない場合、この形状はドロップダウン・リストで再利用できません。

    形状を選択する場合、既存の構成はストリーム用に使用されます。

  11. 「作成」をクリックしてストリームを作成します。新しいストリームがカタログに表示されます。
  12. 任意の時点で操作を中断するには、「取消」をクリックします。

3.3 ストリームの編集

ストリームを作成したら、いつでもOracle Stream Explorerを使用してストリームを編集できます。

ストリームを編集する手順:

  1. 「カタログ」で、編集するストリームをクリックします。
  2. ソース・ダイアログの「編集」をクリックします。

    図3-4 「ソースの編集」ダイアログ

    「図3-4 「ソースの編集」ダイアログ」の説明が続きます
    「図3-4 「ソースの編集」ダイアログ」の説明
  3. ストリーム・ダイアログで、編集するデータを更新します。
  4. 「ストリームの編集 - タイプ・プロパティ」ダイアログで、CSVファイルのループを選択します。この機能によって、ファイルの終わりに到達すると、自動的にファイルの最初から再開することで、CSVソースが常に実行していられるようにします。

    図3-5 ストリームの編集 — CSVファイルのループ機能

    「図3-5 ストリームの編集 — CSVファイルのループ機能」の説明が続きます
    「図3-5 ストリームの編集 — CSVファイルのループ機能」の説明

    注意:

    この機能は、CSVソースのみに使用でき、他のタイプのソースやターゲットには使用できません。

  5. ストリームの更新または編集が完了したら、「保存」をクリックします。
  6. 任意の時点で操作を中断するには、「取消」をクリックします。
  7. ストリーム・ダイアログで「完了」をクリックして、編集操作を完了します。

3.4 ストリームのリストア

ストリームまたは対応するEvent ProcessingアプリケーションがVisualizerでアンデプロイされている場合、ストリームは無効状態に移行します。Oracle Stream Explorerを使用すると、無効状態にあるストリームをリストアできます。

探査をリストアする手順:

  1. カタログで、無効状態のストリームを特定します。無効状態のストリームは、赤い十字のアイコンによって示されます。
  2. デプロイメントの問題を修正して、ストリームをリストアするには、ストリームの右側にある「リストア」アイコンをクリックします。

    図3-6「リストア」アイコン

    「図3-6「リストア」アイコン」の説明が続きます
    「図3-6「リストア」アイコン」の説明

    リストア操作の結果に関する通知が表示されます。

3.5 ストリームをお気に入りとしてマーク

ストリームをお気に入りとしてマークすることができます。ストリームをお気に入りにマークすると、カタログ上に多数の項目があっても、そのようなストリームを簡単に見つけて、移動できます。

ストリームをお気に入りとしてマークする手順:

  1. カタログで、お気に入りにマークするストリームを特定します。
  2. そのストリームに対応する表の行の右側にある「お気に入り」アイコンをクリックすると、お気に入りとしてマークされます。このアイコンは、トグル・ボタンとして機能します。

    図3-7「お気に入り」アイコン

    「図3-7 「お気に入り」アイコン」の説明が続きます
    「図3-7 「お気に入り」アイコン」の説明
  3. お気に入りからストリームを削除するには、「お気に入り」ボタンをもう一度クリックします。

3.6 ストリームの削除

ストリームが不要であることが確実になった場合、ストリームを削除できます。ストリームが依存関係を持っている場合は削除できません。ストリームが依存関係を持つとは、いずれかのユーザーが使用している公開済探査の一部であることです。依存関係があるストリームを削除するには、先に依存関係を削除する必要があります。

ストリームを削除する手順:

  1. カタログで、削除するストリームを特定します。
  2. それを削除するには、ストリームの右側にある「削除」アイコンをクリックします。

    図3-8「削除」アイコン

    「図3-8「削除」アイコン」の説明が続きます
    「図3-8「削除」アイコン」の説明

    確認のダイアログが表示されます。「OK」を選択すると、ストリームは削除されます。